拙作ブログの中間報告その4
こんにちは。
拙作ブログをご覧いただきありがとうございます。
今回は、拙作ブログの中間報告その4です。
拙作ブログは、お陰様で開設以来、
約10ヶ月となりました。
初回記事公開 : 2018年10月24日
といっても、今でも、
まだまだ「よちよち歩き」です。
手探りの毎日です。
ということで、
丁度よい機会ですので、
ここで立ち止まって、
少し過去を振り返ってみようと思います。
同じ境遇のかたもいるかもしれません。
何かの参考になればと思っています。
- 1.中間報告その4
- 1-1.主な変化
- 1-2.ハードとソフトが拮抗
- 2.アクセス傾向の変化
- 3.まだアクセス数が少ない
- 4.ブログの概要、目的など
- 5.現状
- 6.公開までの手順
- 7.工夫してきたこと
- 8.「はてなブログ」の良いところ
- 9.これから
- 10.過去の記事にも注目
- 【関連記事】
- ※更新履歴※
1.中間報告その4
◇報告日 : 2019年8月25日
◇実績 : 241記事、213日経過
上記「213日」は正味の日数です。
つまり、
記事を公開した述べ日数です。
よって、
241÷213≒1.1は投稿頻度(記事/日)となります。
つまり、
1日に1.1件の記事を投稿していることになります。
(最近は、このペースは下がり気味です。
現在の投稿頻度:1回/週)
1-1.主な変化
1)アクセス数がほぼ1.5倍に。
アクセス数が、ほぼ1.5倍になりました。
2019年5月初めごろ:約100件/日
↓
現在(2019年8月中旬):約150件/日
2)アクセス元が「検索サイト」に固定。
これは、前回(2019年3月ごろ)からの傾向ですが、
アクセス元が検索サイトに固定化してきました。
検索サイトからのアクセスが上位を占めています。
①Google検索 : 約55%
②Yahoo検索 : 約25%
検索サイトからのアクセスが約80%です。
それだけ、
検索エンジンに拙作記事が認知されて来たという
ことでしょうか。
つまり、
拙作記事が検索時にヒットするようになったということです。
これはうれしいことです。
だって、それだけ検索エンジンに認められたということですからね。
一方で、「ツイッター」などは5%程度と、
ひところに較べたら低下しています。
(2019年5月ごろは15%)
これは相対的な現象で、
それだけ検索エンジンのウエイトが高くなったということでしょう。
1-2.ハードとソフトが拮抗
一方、テーマ別に分析してみました。
アクセス件数の多いテーマを見ていくと、
これまでと違って、
ハードとソフトが拮抗しています。
第1位 : 写真の撮り方
第2位 : Canon EOS 40D(デジタル一眼レフカメラ)
第3位 : サンニッパ(F2.8の300ミリレズ)
第4位 : 高校野球
一方、社会問題を取り扱った記事は、
一時的には上位に出てきますが、
それも1ヶ月程度で、すぐに下火になります。
(長続きしません)
ただ下記記事だけは長く続いています。
これは「高校野球」という共通キーワードを持っている
からではないかと推測しています。
(詳細は後述)
①「児童虐待」
許せない子供の虐待、千葉県野田市で起きた10歳女児死亡を追う - 知って得・あなたの生活をもっと豊かに!
児童虐待を検証する、千葉県野田市で起きた10歳女児死亡 - 知って得・あなたの生活をもっと豊かに!
虐待に負けないで、虐待経験者からの投稿 - 知って得・あなたの生活をもっと豊かに!
②「子供の自殺」
卒業式を控えてたのに、小6女児2名が飛び降り(愛知県豊田市) - 知って得・あなたの生活をもっと豊かに!
「生きているだけで苦痛」、高2野球部員が首つり自殺・福岡(いじめが原因) - 知って得・あなたの生活をもっと豊かに!
③「政治家の不祥事」
「遺憾」という言葉、バカな政治家ほどよく使う - 知って得・あなたの生活をもっと豊かに!
『子どもを産まない』発言、麻生大臣のバカさ加減を検証する - 知って得・あなたの生活をもっと豊かに!
2.アクセス傾向の変化
アクセス傾向に変化が出ています。
全体的に件数が増えているのは、上述のとおりですが、
ここに来て、
「ハード」、「ソフト」に分類出来なくなってきました。
たしかに、
記事を分類すると、
「ハード関連」と「ソフト関連」に別れますが、
アクセスの傾向では両者には優劣がなくなってきました。
◆別の分類をしてみました。
そこで別の分類をしてみました。
すると下記のようになりました。
①写真関連 : 約40%
②高校野球関連 : 約50%
上記2項目が上位に来ています。
上記2項目は、
私が力を入れてきたものですので、
当然と言えば当然ですが、
ある意味、読者に認められて来たのかなと思っています。
あとは、
絶対数として、アクセスをもう少し増やしたいと思っています。
3.まだアクセス数が少ない
現状の悩みの最大はアクセス数です。
もちろん、昔に較べてアクセスは増えて来ました。
ただ、私としては、
最低でも300件/日は欲しいと思っています。
※欲を出すと切りがありませんが。。
1)まだアクセス数が少ない。
⇒ 300件/日は欲しい。
2)今ひとつ、安定感に欠ける。
アクセス数が日によって50%程度も変動します。
(120件/日前後から180件/日前後に変動)
この変動は、
他者様のブログでもあり得ることかも知れません。
つまり、読者が変動するからです。
①固定読者 : ほぼ毎日見てくれる読者
②変動読者 : たまたま検索でヒットしてアクセスした読者
この読者の種類はどのブログでも同じです。
あとは、①と②の比率の問題です。
出来るだけ①を多くすれば、
それだけ安定することになります。
通常は①から入って、②になりますが、
ブログが面白くないと、①で止まったりします。
(②までいかないのです)
これで、
アクセス数に変動が発生するのです。
ということは、
アクセス数を安定させるには、
面白い(興味をひく)ブログにする
ということです。
その面白い(興味をひく)ブログが、
とりもなおさず、
アクセス数のアップにもつながります。
4.ブログの概要、目的など
まず拙作ブログの概要です。
1)開設年月日:2018年10月24日
2)初回記事:書いてみたいこと(下記抜粋)
3)ブログサービス:はてなブログ(2013年正式オープン)
4)プラン:無料プラン
(有料プランもありますが、拙作ブログは無料プランです)
5)ブログの目的:(下記)
①自分録。
自分の歴史を記録に残すために開設しました。
私は昨年(2018年)「定年退職」しました。
その間、社会人として、
それなりの人生経験をして参りました。
その人生経験を整理する意味で、
ブログを執筆したいと思いました。
②世間様のお役に。
おこがましいようですが、
できれば、世間様のお役に立てればと思いました。
人生や生活上のノウハウ的なものを書き残したいと思いました。
③脳の活性化。
これは、自分自身のためです。
仕事を辞め、脳への刺激が激減しました。
これでは、すぐにぼけてしまう。
と危機意識をもち、
毎日少しでも頭をつかおうと思ったのが、
ブログ書きの一つの動機です。
5.現状
1)アクセス件数:150件/日程度
開設当初は、1日10件程度を低迷していましたが、
徐々にアクセス件数が増えてきました。
2)ピーク:11月末、約600回/日
◆小枝監督の効果?
これは、
小枝(こえだ)監督さん(拓大紅陵)の効果と思っています。
下記記事を公開したころから、
アクセス数が一気に上がりました。
①勝つことより、勝った後の方が大事(拓大紅陵・小枝監督) - 知って得・あなたの生活をもっと豊かに!
②地獄の早朝練習(拓大紅陵・小枝監督) - 知って得・あなたの生活をもっと豊かに!
③中学生にも分け隔てなく(拓大紅陵・小枝監督) - 知って得・あなたの生活をもっと豊かに!
しかし、これも一時的なものでした。
打ち上げ花火です。
あっという間に下がってしまいました。(涙)
世間の厳しさを、
思い知らされました。
3)投稿記事数:
241記事、投稿正味213日
(2019年8月25日現在)
当初は1日2件を投稿していましたが、
半年後(2019年5月)には2日1件に、
現在は、週1件にペースダウンしました。
量より質を重視するようにしました。
原稿1件あたりの所要時間:
約5時間(正味)
4)原稿文字数:
約2,000文字~3,000文字
⇒ 平均2、500文字を維持しています。
※最近では多いものは、
1万文字~3万文字の記事もあります。
6.公開までの手順
基本は下記の手順で原稿を書いています。
①ストーリーを構想(ほとんど頭の中で)
↓
②骨格(もくじ)作成
↓
③肉付け(文章埋め込み)、④同時に写真素材収集
↓
④粗推敲 前日:完成度90%
↓
⑤最終推敲 次の朝:完成度100%
※公開は、必ず翌朝にしています。
そのほうが、
頭がさえて、
推敲精度が上がるからです。
↓
⑤公開
7.工夫してきたこと
ここで、
拙作ブログで、工夫してきたことを紹介しておきます。
一応、他者様のブログを見させていただき、
私なりに、いろいろと考えた結果です。
1)文章は分かりやすく。
当然ですよね。
文章が命ですので、
文章は分かりやすくなければいけません。
【ポイント】
①正確:読者全員が同じ理解をするような表現にする。
②曖昧さの排除:読者全員が同じ範囲で理解すること。
足さない、引かない⇒書き手の意図を適確に伝える。
2)カタカナや難しい用語は避ける。
小学生程度の読解力があれば理解できること。
3)箇条書きを多用。
「読みやすく」にするには、
「箇条書き」に限ります。
これしかありません。
とにかく、
短い文章を箇条書きにすることに注力しました。
4)文字修飾を多用。(メリハリ化)
これも読みやすくするためのものです。
【記事例】
下記のように、
箇条書きと文字修飾を多用しました。
反省:多用過ぎると、
逆に、ごちゃごちゃして読みにくくなります。
なにごとも、
「ほどほど」が大事ですね。
8.「はてなブログ」の良いところ
1)原稿レベルで、
最終イメージがチェックできる。
他のブログサービスは分かりませんが、
「はてなブログ」は、かなり書きやすいと思いました。
①写真の貼り付け、移動が簡単。
②レイアウト確認がその場でできます。
(原稿を書きながら、その場で確認できます)
③文字修飾(サイズや色指定)が簡単。
④原稿文字数がリアルタイムで(その都度)表示されます。
2)下書き保存が可能。
(100件程度は可能か?)
特筆すべきは、下書き保存ができることです。
しかも、記事管理がしっかりしていますので、
下書き記事をすぐに取り出すことができます。
3)コピーや、やり直しもできる。
(かゆいところに手が届く、って感じ)
その記事管理ですが、オプション機能も豊富です。
しかも秀逸です。
記事の編集はもちろんのこと、
記事全体の複写や履歴管理が充実しています。
4)目次設定も容易。
文章のあとから目次を再生成することが出来ます。
これで、全体のストーリーの再チェックができます。
5)バックアップも可能。
記事が多くなると、記事の「消滅」が気になるところです。
ある程度自力でバックアップをとっていますが、
この「はてなブログ」にも記事のバックアップ機能があります。
ただし、
バックアップできるのは文章(記事)だけです。
よって、
写真類は自力でバックアップしておきましょう。
9.これから
ということで、
拙作ブログの中間報告その4をさせていただきました。
今後も節目節目で、
このような中間報告をしていきたいと思っています。
そこで、拙作ブログのこれからですが、
基本は、いままでどおりです。
これしか(というかこれ以上は)、
私にできることはありません。
高望みをしてもメッキは剥げます。
長続きもしません。
①自分史中心の記事にする。
②そのなかで、少しだけ、
他のかたにも役に立ちそうなものを盛り込む。
③肩肘(かたひじ)をはらず、
自分らしさを出す。
④表現は分かりやすく、
メリハリをつける。
1)原点に戻る。
この半年間で少しだけ分かって来たことがあります。
それは、下記です。
①自分のやりたいことをする。
②人の目を気にしない。
③自分の得意な分野を追究する。
そうなんです。
結局は、
自分にもどることなのです。
自然体でいくことなのです。
ということで、
今後は下記でいきます。
2)写真、野球に特化。
私にできることはコレしかありません。
写真、野球。
この二つしかありません。
よって、
この二つで勝負します。
好きこそものの上手でしょうか。
いえ上手とは言えませんが、
私にはこれしかありませんので・・。
3)社会風刺にも挑戦。
社会のできごとや、政治、社会情勢などを、
自分の切り口で書きます。
マスコミとは違った切り口です。
この歳になると、
もう恐れるものはありません。
言いたいことを、
どんどん書きます。
ただし、
誹謗中傷は絶対にしません。
社会に役立つことだけを
目指します。
10.過去の記事にも注目
今後についての補足です。
今後は、記事の追加もそうですが、
それ以上に、
過去の記事に注目したいと思っています。
いわゆる「反省」と「見直し」です。
1)目的は完成度アップ。
その目的は完成度のアップです。
その記事を書いているときは必死でしたし、
そのときの「思い」を活字にしてきました。
その記事を約半年以上経過したところで、
見直すのもいいのじゃないかと思えて来たのです。
目的は「記事の完成度」です。
公開当初は無我夢中でしたが、
少し冷静になって下記を見直したいと思っています。
①自分の言いたいことが表現されているか。
②書き足らないことはないか。
③誤解されるようなところはないか。
2)対象記事の選別。
見直し記事の対象ですが、
もちろん全記事を対象にします。
ただ、
その順番には優先度をつけるつもりです。
基本的には、
下記の順番で行いたいと思います。
①アクセス数の多い記事から。
②未完成度の高い記事から。
②の判断は、記事の「文字数」を考えています。
「2,000文字」以下の記事を未完成記事とします。
(あくまでも主観評価です)
本作業は既に始めています。
最後までお読みいただき、
ありがとうございました。
【関連記事】
※更新履歴※
【更新】2019年8月28日
中身(文章)をマイナー修正しました。
【更新】2019年8月26日
下記項目を追加しました。
「10.過去の記事にも注目」
【関連記事】を追加しました。
アフィリエイトで夢を叶えた元OLブロガーが教える 本気で稼げる アフィリエイトブログ 収益・集客が1.5倍UPするプロの技79
ビジネスを加速させる 専門家ブログ制作・運用の教科書
ブログ飯 個性を収入に変える生き方
#001 2014年11月 とつぜんブログをはじめる。 画廊SACO
ブログの成功技術:ブログ記事の書き方究極のガイドブック ブログSEOの入門書:個人ブロガーが勝てる唯一の戦略
世界一やさしい ブログの教科書 1年生
人気ブログの作り方: 5ヶ月で月45万PVを突破したブログ運営術
ブログの書き方講座: 個人ブログ月間100万PVの手法
はてなブログ Perfect GuideBook
高校球児の素顔を追う、私の見た高校野球(その10)
こんにちは、
拙作ブログをご覧いただきありがとうございます。
今回は、
「私の見た高校野球(その10)」です。
今後もこのシリーズを続けるつもりです。
私がやってきた野球取材の総括です。
取材期間 :
2000年~2014年(15年間)
その間に撮りためた写真が、
100万枚を超えました。
その写真1枚1枚は、
高校球児たちの歴史と同時に、
私の歴史でもあります。
写真ですので、
その瞬間、
私が高校球児たちと同じ場所に、
いなければなりません。
その時間と空間の中から、
私の感性で切り取ったのが、
この写真集です。
だから、
この写真の中には、
私の気持ちが入っています。
それは「こだわり」と、
いったほうがよいかもしれません。
その「こだわり」を集大成したものが、
今回のシリーズ「私の見た高校野球」です。
なお、素材は下記HPからの抜粋となります。
- 1.行けーっ!一気に三塁を回りホームへ
- 2.優勝おめでとう、秋季千葉県大会
- 3.勝利の瞬間、やったね!
- 4.バックホーム、その豪快さに「脱帽」
- 5.ああっ打ちそこないだぁ
- 6.シルエットが詩的(素敵)、夕焼けをバックにビデオ撮影
- 7.限界に挑戦、捕れるっ!
- 8.ジャンプ!、ライナー性の打球に飛びつく
- 9.グラウンドでの借りはグラウンドで返そう
- 10.単調な練習でも自分のためだ、チームのためだ!
- 11.まとめ
- 【関連記事】
- ※更新履歴※
- ※CMリンク※
1.行けーっ!一気に三塁を回りホームへ
一打逆転のチャンスで長打が出ました。
二塁走者に続いて、
一塁走者も三塁を回る。
へたをすると、
後ろの一塁走者が
前の二塁走者を追い抜きそうです。
行け行けのシーンです。
それにしても、
一塁走者の速いこと。
(写真) 2003年10月4日 我孫子 千葉県野球場にて撮影
2.優勝おめでとう、秋季千葉県大会
秋季県大会の表彰式です。
優勝校(拓大紅陵)の、
整然とした整列が印象的です。
ここでも、
「勝っておごらず」が徹底されています。
きれいです。
かっこいいです。
(写真) 2003年10月5日 拓大紅陵 千葉県野球場にて撮影
3.勝利の瞬間、やったね!
勝利の瞬間です。
明暗を分けたシーンです。
後ろで、
首をうなだれている選手がかわいそう。
勝負の世界はきびしい。
だから頑張れるのです。
負けたチームへ。
今度は君たちが喜ぶ番だよ。
(写真) 2007年9月11日 東海大市原望洋 袖ヶ浦球場にて撮影
4.バックホーム、その豪快さに「脱帽」
練習試合の1シーンです。
シートノックでしょうか。
外野手がバックホームした瞬間です。
外野手のバックホームは、
この瞬間が一番絵になります。
帽子を飛ばしたその豪快さに、
こちらも「脱帽」です。
(すみません、またダシャレです・・笑)
(写真) 2007年9月15日 長狭 君津高校にて撮影
5.ああっ打ちそこないだぁ
打ちそこないでしょうか。
平凡なフライを打ち上げたようです。
「しまったーっ!」
と、そんな声が聞こえてきそうです。
すみません。
こんな写真を撮ってしまって。
次は、
ナイスバッティングを撮らせていただきます。
(写真) 2007年9月23日 銚子商 千葉県野球場にて撮影
6.シルエットが詩的(素敵)、夕焼けをバックにビデオ撮影
野球の撮影しながら、
ふと観客席に目を向けました。
ところがどうでしょうか。
雲ひとつない空が夕焼けに染まっていました。
そこにビデオ撮影の人が・・。
その光景が詩のようでしたので、
シャッターを押させていただきました。
緊張している試合の一服の清涼剤ですね。
(写真) 2007年9月22日 袖ヶ浦球場にて撮影
7.限界に挑戦、捕れるっ!
ショートの守備練習です。
むずかしい球を必死に捕ろうとしています。
無理だとあきらめたら、
そこでおしまいです。
挑戦しないと限界は超えられません。
やるなら命がけ、
いつも死にものぐるいです。
(写真) 2005年8月13日 片倉高校(東京)
袖ヶ浦球場にて撮影
8.ジャンプ!、ライナー性の打球に飛びつく
ライナー性の打球に飛びつくも、
残念ながら捕れませんでした。
しかし、その挑戦する姿勢に、
拍手をおくりたいと思います。
その挑戦をやっているうちに、
きっと捕れるようになります。
神様は見ています。
神様はいつも挑戦する人の味方です。
(写真) 2005年8月21日 長狭高校
9.グラウンドでの借りはグラウンドで返そう
断っておきますが、
この写真はピンぼけではありません。
あえて遠方にフォーカスしました。
(手前のショートの選手には悪いことをしました。
ごめんなさい)
負傷した選手でしょうか。
外野のすみでひとり、
「ゴミ拾い」をしていました。
つらいでしょうね。
でも、今は我慢のしどころだよ。
早くよくなって、
このグラウンドで借りを返すんだよ。
(写真) 2005年7月31日 君津商 同校にて撮影
10.単調な練習でも自分のためだ、チームのためだ!
シーズンオフです。
オープン戦もなく、
単調な練習が続きます。
面白くない、
やる気が出ない、
と言わないで欲しい。
すべてが自分のためです。
チームのためです。
(写真) 2003年2月22日 志学館にて撮影
11.まとめ
どうでしたか。
今回も厳粛な思いを込めて、
私の見た高校野球(その10)をお届けしました。
どの写真も思い出深いものです。
写真ですので、
その瞬間に私(カメラマン)が、
そこにいたことになります。
つまり、球児達と、
時間と、場所を共有したのです。
しかも、
その瞬間は永遠に止まったきりです。
色あせることもありません。
その瞬間が永遠に存在するのです。
そう考えると、
そこに居合わせたことに感謝しなければ。
そう思いつつ本稿を閉じます。
最後までお読みいただき、
ありがとうございました。
【関連記事】
※更新履歴※
【更新】2020年2月17日、11月24日、2021年9月18日、2022年11月6日
少しだけ校正させていただきました。
【更新】2019年8月26日
中身(文章)をマイナー修正しました。
※CMリンク※
ことだま 野球魂を熱くする名言集
人を育てる渡辺メモ 高校野球名将の金言
高校野球脳を鍛える 実戦プレー問題集
フォトコン別冊 スポーツ写真テクニック 2013年 10月号 [雑誌]
写真上達コーチングブック (玄光社MOOK)
まるごとわかる! 撮り方ブック スポーツ編
Canon 望遠ズームレンズ EFレンズ EF70-300mm F4-5.6 IS II USMフルサイズ対応 EF70-300IS2U
Canon デジタル一眼レフカメラ「EOS Kiss X9」ダブルズームキット (ブラック) EOSKISSX9BK-WKIT
Nikon デジタル一眼レフカメラ D5600 ダブルズームキット ブラック D5600WZBK
Nikon デジタル一眼レフカメラ D3400 ダブルズームキット ブラック D3400WZBK
池中玄太80キロ、このドラマには時代を超えた何かが
こんにちは、
拙作ブログをご覧いただきありがとうございます。
今回は、
テレビドラマを話題にしたいと思います。
そのドラマのタイトルは、
池中玄太80キロです。
このドラマを見たことがなくても、
この歌は聞いたことはあると思います。
もしもピアノが弾けたなら
主役・池中玄太に扮する西田敏行さんが歌っています。
ちなみに、
この「もしもピアノが弾けたなら」は、
パートⅡの主題歌です。
パートⅠの主題歌は下記です。
風に抱かれて
こちらも西田敏行さんが歌っています。
このドラマはめちゃくちゃ古いです。
1980年ごろに放送されたものです。
昭和の最盛期ごろですね。
しかし、
中身はちっとも古くはありません。
確かに、映像は4:3の古いタイプです。
(今のは、ワイドといって16:9です)
しかも、
画質は粗い(SD画質)です。
今のテレビ放送はHV画質ですので雲泥の差です。
◆人間味あふれたドラマ。
このドラマをひと言で言い表すと、
「人間味あふれた」となります。
とにかく主人公の池中 玄太(いけなか げんた)が
最高に「人間くさい」のです。
・まじめ
・誠実
・一途
・男らしい
・やさしい
・涙もろい
少し悪い言い方をすると、こうなります。
・不器用
・頭が固い
・ださい
・鈍くさい
・単細胞
・どじ
・短気
・おっちょこちょい
でも、そんなところをひっくるめて、
「人間味」あふれているとなるのです。
ちなみに、
池中玄太に扮している「西田敏行」さんも、
なかなか個性の強い役者さんですよね。
◆周りの人たちも温かい。
池中玄太以外にも、
周りの人たちがみんな「温かい」人ばかりです。
いろんな問題点や悩み事を、
自分のことのように考えてくれます。
間違っても、
興味本位や野次馬根性で口を挟むのではありません。
しかも、
その優しさがそれぞれ個性があるのです。
女性たちは普通のやさしさで接します。
ところが、
男性陣は、ちょっと(いえ、かなり)冷たいです。
「てめえのことだろう」
「だったら、てめえで何とかしろよ」
と、けんか腰です。
しかし、
その言い方には何となく愛情があふれているのです。
男同士のやさしさとでもいいましょうか。
不思議ですね。
言葉は荒々しいし冷たいのですが、
気持ちは温かいのです。
では、そのドラマを見ていきましょう。
- 1.概要
- 2.登場人物
- 3.私が見始めたきっかけ
- 4.第1話「ハロー!娘たちよ」
- 5.第2話「忘れてた!入学式」
- 6.第3話「やったぜ!特ダネ」
- 7.第4話「育てられなきゃ産むな!」
- 8.第6話「父に贈るカーネーション」
- 9.第7話「あたし、赤ちゃんが欲しい」
- 10.第14話「お母さんは一人だけ」
- 11.まとめ
- 12.寅さんに似ている
- 13.山崎銀次郎にも
- 【関連記事】
- ※更新履歴※
- ※CMリンク※
1.概要
このドラマは、
日本テレビ系列の「土曜グランド劇場」で放送されました。
(毎週土曜日21:00 - 21:54)
パートIは1980年4月5日から6月28日まで。
パートIIは1981年4月4日から8月29日まで。
パートIIIは1989年4月8日から5月6日まで。
スペシャル版は1982年と1986年、そして1992年に放送されました。
2.登場人物
池中玄太 - 西田敏行
池中鶴子 - 丘みつ子
池中絵里(長女) - 杉田かおる
池中未来(みく)(次女) - 有馬加奈子
池中弥子(やこ)(三女) - 安孫子里香
鳴山暁子(あきこ)・・アッコ - 坂口良子
楠英政(楠公(なんこう)さん)/大京通信社写真部長→大京グラフ編集長 - 長門裕之
前川秀也(ヒデ) - 三浦洋一
鳴山春江(あきこの母) - 丹阿弥谷津子
本城理三郎(鳥の研究家) - 宇野重吉
3.私が見始めたきっかけ
私がこのドラマを見たのは途中からです。
パートⅡからです。
ですので、
玄太の奥さん(鶴子さん)は既に亡くなっていました。
3-1.動機はカメラ(Canon F-1)
しかも動機が変わっていました。
ドラマの中に出てくるカメラに興味があったからです。
当時、私はカメラに興味を持っていました。
ドラマを見る直前に、
高級一眼レフカメラを買ったのです。
Canon F-1
このカメラは、
キヤノンの技術の総力を結集した、
最高級一眼レフカメラでした。
値段は、
たしか10万円はしたと思います。
1970年代ですのでかなりの価格でした。
このカメラを、
玄太をはじめ写真部の連中が使っていました。
丹頂鶴の撮影もこのカメラでした。
「カシャカシャ」という、
モータードライブの連写音がたまりませんでした。
3-2.しかし徐々にのめり込んでいった
最初の動機は不純でしたが、
徐々に中身に引き込まれていきました。
それは主人公の優しさです。
それと、
その父親をささえる3人の娘たちの「けなげさ」です。
「いいなあ」
と思ったのは1回だけではありません。
毎回ドラマが終わるころには目には涙であふれていました。
鼻水まで出てしまう始末です。(汚くてごめん)
4.第1話「ハロー!娘たちよ」
第1話です。
鶴子と結婚してから、死別するまでと、
残された子供たちとどう向きあっていくか、
玄太の苦悩の話です。
4-1.鶴子との出会い
鶴子のとの出会いは、
まさに「鶴」がきっかけでした。
出会いは、
玄太が「鳥」のことでお世話になっている研究家の家でした。
鶴子はそこで「家政婦」をやっていました。
その鶴子を見た玄太は「一目惚れ」してしまったのです。
(正確には、最初に出会ったのは研究家の近くの路地でした)
上の写真は鶴子にプロポーズしているところです。
このときの会話がおかしいのです。
鶴子「私には子供がいます」
玄太「いいよ、いいよ。そのほうが手間が省ける」
鶴子「3人もいるのよ」
玄太「子供は多い方が楽しくていいよ」
それで、
二人は教会で結婚式を挙げました。
ここでも、
泣き虫の玄太は、うれしくて泣き出す始末です。
ちなみに、仲人は職場の上司・編集長でした。
4-2.鶴子との別れ
ところが、
結婚して20日も経たないうちに鶴子は亡くなるのです。
死因は「脳内出血」でした。
4-3.子供たちが戻ってくる
さて、問題はこれからです。
残された3人の子供たちをどうするかです。
玄太一人では育てられません。
だって、
仕事もあるし家事もしなければならないからです。
いきなり3人の子供の面倒をみることなんて出来ません。
そこで、
親戚同士が話し合った結果、
親戚同士が分担して子供たちを引き取ることにしました。
やっぱり3人一緒は無理です。
だから、
3人を別々に引き取ることになったのです。
このシーンは残酷でした。
お父さんの玄太は、
この場には立ち会わなかったようです。
いえ、立ち会えなかったのでしょう。
会社でボーッとしているだけでした。
誰もいなくなった家で玄太は独りぼっち。
鶴子の遺影を見ながら寂しそうです。
でも、玄太は決断しました。
子供たちをバラバラにしてはいけない。
自分がなんとかするから、
もう一度この家でやり直そう。
「父さんと呼んでくれなくてもいいよ」
「無理することなんかないよ」
「最初は友だちでいこう」
「それでいいだろ」
これでまた4人が揃いました。
玄太は嬉しそうです。
ここでも、
玄太は泣き出してしまいました。
その晩、玄太は妻の鶴子に報告するのでした。
すると、鶴子はほほえんでくれました。
5.第2話「忘れてた!入学式」
さて、次は「ヤコちゃん」(末っ子)の入学式です。
末っ子の「ヤコちゃん」が初めて小学校に行くのです。
はちゃめちゃな玄太のことです。
何か問題でも起きなければいいのですが・・。
5-1.ヤコの机とランドセル
初めての小学校です。
いろんな道具が必要になってきます。
机、ランドセル、文房具、洋服・・
本人も周りも、
うきうき、そわそわです。
◆机は「お古」、ランドセルは親戚一同から。
机は高いので、大家さんからもらったのを使うことにしました。
その「お古」には、最初は抵抗があったのですが、
お姉ちゃん(絵里ちゃん)が説得してくれました。
そしてランドセルは親戚一同で買ってくれました。
当初は机も新品となったのですが、
「勿体ない」と玄太が断りました。
5-2.昔の苗字が忘れられない
問題はこれからです。
「ヤコちゃん」は昔の生活が忘れられません。
なので、名前を「あだち(旧姓) やこ」と言っています。
このことを玄太は編集長に相談しました。
◆子供たちを本当に愛しているか?
そこで編集長が言いました。
編集長「玄太は本当に子供たちを愛しているのか?」
編集長「子供たちを通して、
鶴子さんを愛しているのではないのか?」
編集長「お前は子供たちのために死ねるか?」
玄太は改めて考えました。
そして、
子供たちをもっと愛さなくてはと思ったのです。
5-3.入学式で
入学式の日になりました。
入学式には、
玄太と長女の絵里ちゃんが行きました。
(写真のセーラー服の女の子が絵里ちゃんです)
そこで、一騒動が起きるのです。
先生が出席をとります。
名前を呼ばれた子は大きな声で返事をします。
先生「いけなかやこさん」
先生「あれ?」、「いけなかやこさん?」
そこで玄太が言います。
玄太「あのかわいい子が、うちのヤコです」
先生がヤコちゃんのそばに行きます。
先生「どうして返事が出来ないの?」
そこで、玄太が説明します。
前の父親が亡くなって、
今は玄太と結婚して名前が変わったことを。
そして、
玄太と結婚した母親は、
まもなく死んでしまったことも。
そして言うのです。
玄太「私はこの子に悪いことをしたと思っています」
玄太「この子は本当に寂しい思いをしているのです」
といいながら、
また泣き出してしまいました。
「みっともないからやめて」
長女の絵里ちゃんが止めに入りました。
(みんなの前で泣くお父さんが気の毒になったのです)
そうなんです。
玄太は必死なのです。
子供の気持ちになって、
その気持ちを説明しているうちに、
自分が何を言っているのか分からなくなってしまったのです。
5-4.お父さんの気持ちが通じた
その晩、ヤコちゃんはお父さんにあやまります。
そのときの場面です。
ヤコ「ごめんさい」
玄太「いいんだよ」
ヤコ「私って、そんなにかわいい?」
そうなんです。
あの入学式の日、
みんなの前で玄太が言った言葉を覚えていたのです。
「あのかわいい子がうちのヤコです」
子供心に、その言葉が響いたのでしょうね。
いえ、言葉ではありません。
「お父さんの心」が響いたのです。
「お父さんの気持ち」が、
ヤコちゃんに通じたのです。
そうして二人は抱き合います。
5-5.今度は大きな声で返事が出来た
そして翌日の学校です。
先生が出席を取ります。
玄太は心配で、家を早く出て学校に行きました。
教室の窓から見ています。
その様子は先生には気づいていました。
先生「いけなかやこさん」
ヤコちゃん「は~い」
今度は出来ました。
大きな声です。
先生も、ほっとしました。
良かったね。
こういう先生や親だったら「いじめ」なんかないよね。
「虐待」もないよね。
良かった。
本当に良かった。
6.第3話「やったぜ!特ダネ」
次は『特ダネ合戦』です。
玄太と娘たちの争いです。
(といっても、たまたま起きた事件ですけどね)
結局、玄太はヘマをやってしまい、
娘たちは表彰を受けてテレビにも出演しました。
見事、娘たちの「勝ち」となりました。
6-1.玄太、屋根から宙づり
玄太は特ダネを狙って他人の家の屋根に。
そこからスクープ写真を撮るつもりだったのです。
と、思いきや足を踏み外してしまいます。
顔は屋根の上。
足は部屋の中。
その部屋には若いお嬢さんが、
クラシック音楽を聴きながら、
絵を描いていました。
6-2.変わったお嬢さん
そのお嬢さんが変わっていました。
全然驚きません。
玄太と普通に会話をするのです。
しかも、楽しそう。
玄太とお嬢さんの会話です。
玄太「ちょっと怒るか、びっくりしてくださいよ」
お嬢さん「・・」(楽しそう)
玄太「変な家に入ってしまったなあ」
◆この場面を私なりに考えてみました。
この場面を私なりに考えてみました。
たしかに、
この場面の「やりとり」は通常では考えられません。
しかし、こと玄太に限れば、
そんなに不自然なことではないのです。
このお嬢さんも、
そのことが分かったのでしょう。
玄太のやさしさ、人間らしさ・・
というか、
あの、おっちょこちょい振りが・・。
その人なつっこさが、
お嬢さんを楽しくさせたのでしょう。
だから、びっくりもしなかったし、
怒りもしなかったのでしょう。
えっ?、漫画みたいだって?
そうなんですよ。
玄太って、漫画みたいなんですよ。
だから、
人を楽しくするのです。
だから、この場面は、
ちっとも不自然ではないのです。
6-3.半ペラが助けに
そこで、
何とかお嬢さんを通じて、
半ペラ(玄太の部下)と連絡がとれました。
その半ペラが助けに。。
半ペラが肩を貸して玄太を救出します。
その瞬間、二人は床に・・
6-4.編集長とまた口論
社に戻った玄太は編集長に大目玉。
そこで、いつもの口論が始まりました。
玄太「なんこうさんが『特ダネ、特ダネ』とあおるからですよ」
編集長「バカーっ、オレは他社を抜けと言ったが、
天井を抜けとは言ってないよ」
玄太「抜いたのは天井ではありません!屋根ですっ!」
まるで「子供のケンカ」です。
いえ、
「子供のケンカ」よりバカバカしいのです。
でも、かわいいですよね。
6-5.池中家にドロボーが
そのころ、玄太の家にドロボーが・・。
すぐに警察が来て、状況見聞を。
「犯人の顔や服装は?」
と聞かれても、何にも覚えていません。
そのドロボーと遭遇したのは長女と次女です。
絵里ちゃんとミクちゃんです。
6-6.ミクちゃんのお手柄
そのとき、
ひとりの警官が、
庭に落ちていたカメラを持って来ます。
それを見たミクちゃん(次女)が言います。
「あっそれ、私のカメラ」
「そうだ、このカメラにドロボーが写ってる」
「私、とっさにドロボーの顔を撮ったの」
早速、警察署で記者会見です。
玄太も顔を出すのですが「バツ」が悪そうです。
それもそのはずです。
プロの自分はヘマをやり、
素人の子供たちは手柄を上げたのですから。
6-7.ミクちゃんと絵里ちゃんがテレビに
そのお手柄の二人(ミクちゃんと絵里ちゃん)は、
テレビに出ることになりました。
しかし、
二人は最初はテレビ出演に躊躇(ちゅうちょ)していました。
お父さんに悪いと思ったからです。
(玄太に気遣っていたのです)
しかし、
玄太のすすめもあってテレビに・・。
そして、
二人は玄太の撮った鶴の写真を紹介するのです。
「これ、お父さんが撮りました」
やっぱりお父さんのことを思っていたのですね。
いい子供たちです。
こっちまで泣けてきました。
7.第4話「育てられなきゃ産むな!」
第4話は少し難しい話です。
シングルマザーが、
自分の子供の幸せを選ぶか、自分の幸せの選ぶかの問題です。
こういう二者択一の問題は現実にもあります。
さて、玄太はどうするでしょうか?
7-1.幼い男の子が捨てられた
テレビに流れていた「捨て子」の話を、
例によって玄太は「なんとかしなけりゃ」と思いました。
その結果、
「捨て子」の話題を新聞に取り上げれば、
母親が名乗り出てくるのでは、と思ったのです。
早速、その子をあずかっている「児童相談所」に、
取材に行くことになりました。
しかし、編集長の「なんこう」さんは玄太ではなく、
ヒデさんに行かせました。
玄太は子供のことになると、
「力み」すぎると”読んだ”からです。
7-2.記事のネタに
しかし、
ヒデさんの子供嫌いが災いして、
写真は撮れませんでした。
「こっちを向けよ!」
と、どなる始末です。
それでなくても、
母親に捨てられて傷ついている小さな坊やです。
結局、ヒデさんには無理でした。
7-3.玄太が坊やの写真を
こうなったら玄太しかいません。
といっても、
編集長から許可が出るわけがないので、
勝手に児童相談所へ行きました。
そこで、坊やと接触するのです。
いきなりカメラを向けるのではなく、
鳥の話から切り出しました。
ここは、玄太の人柄(ひとがら)の勝ちです。
すぐに坊やは打ち解けました。
◆不審に思った児童相談所は新聞社に電話
ここで面白い話を・・。
玄太の一連の行為を不審に思ったのでしょうか。
(普通の神経だったらそう思いますよね。
特に児童相談所のようなところではね)
児童相談所が新聞社に問合せの電話を入れたのです。
児童相談所の電話に出たデスクはこう答えるのです。
デスク「取材ですって?今日は誰もそちらに行かせていませんよ」
デスク「えっ鳥の話?」
(ここでピンと来た)
デスク「ああ、それひょっとして・・」
デスク「ずっくりむっくりの?」
デスク「一見、じゃがいも風の」
(玄太だ!!)
ここは笑えました。
「じゃがいも風」ですからね。
しかし、社内では大騒動です。
社会部と写真部のケンカになったのです。
まあ、これもいつものパターンですけどね。
7-4.お母さんが名乗り出た
そのとき、
児童相談所にお母さんが来ました。
坊やの母親です。
まずは、
児童相談所がその母親に話を聞きます。
母親「子供が出来たときに、男は別の女と出て行きました」
母親「子供育てることを、親や親戚に相談しました」
「しかし、そんな子供は面倒見られないと」
そんな話をドア越しに聞いていた玄太はいきりたちます。
突然、部屋の中に入ってきたのです。
「なんだとーっ!」
でも、お母さんは話を続けます。
母親「いい再婚話だったのです」
母親「でも子持ちはダメというのです」
母親「それで、じっくり考えました」
玄太「その結果が捨て子かーっ?!」
玄太「それって、勝手が良すぎるんじゃありませんか?」
母親「でも、これしか方法がなかったの」
「一度は二人で死のうとも思ったわ」
◆母親と坊やの再会。
母親と坊やの再会の場面です。
最初は坊やは反応をしませんでした。
子供なりに自分を捨てたということが分かっていたのでしょう。
しかし、玄太が坊やの気持ちをやわらげました。
そして、やっと親子の再会が果たせたのです。
◆しかし、玄太はシャッターが押せない。
その再会シーンを写真におさめるべきところを、
玄太はできませんでした。
ファインダーが涙で曇って、ピントが合わないのです。
7-5.親子の記事は没に
折角取材に成功した親子の再会でしたが、
これを新聞記事にするのは中止になりました。
アッコがそう決めたのです。
アッコ「この記事、中止にしよう」
アッコ「こんな記事出しちゃうと世間はどう思うか」
アッコ「母親は一生ダメになるよ」
アッコ「そっとしてあげようよ」
アッコ「お母さんも被害者なのかもね」
7-6.ヤコちゃんのパーティー
話は変わって、
玄太の家では飾り付けの真っ最中です。
ヤコちゃん(末っ子)のためにパーティーをすることにしたのです。
ヤコちゃんが学校でお友だちがいないのを玄太たちが聞いて、
パーティーでお友だちを呼ぼうということになったのです。
7-7.玄太とヤコちゃんは坊やのところに
ところが、
パーティー直前に玄太に電話がかかって来ました。
児童相談所からです。
あの坊やが夕べから泣いてばかりで、
困っているというのです。
しかも、
おじさん(玄太)に会いたがっているというのです。
しかたがないので、玄太は児童相談所へ・・。
そのときいいアイディアが思い浮かびました。
「そうだ、ヤコも連れて行こう」
7-8.なんこうさんが坊やを引き取る?
児童相談所で事情を聞いた玄太は、
もっと坊やがかわいそうに思えてきました。
このままではいけない。
誰かこの子を引き取ってあげなければ・・。
そのときに浮かんだのが「なんこうさん」です。
あの人ならきっと引き受けてくれる。
7-9.結局お母さんが
そこにお母さんがやってきました。
やっぱり坊やと別れることが出来なかったのです。
再婚よりも坊やとの生活をとったようです。
この場面をよく見てください。
母親と坊やが抱き合うシーンではありません。
ヤコちゃんが泣いているシーンです。
◆ヤコちゃんの涙の意味。
ヤコちゃんが泣いている意味を考えました。
1)坊やがお母さんに会えて良かった。
2)自分(ヤコちゃん)の母親を思い出した。
3)自分(ヤコちゃん)は坊やより恵まれていることが分かった。
どうでしょうか?
お分かりになったでしょうか?
とくに私が分かってもらいたいのは、
3)です。
学校でお友だちが出来ないと泣いていたヤコちゃんですが、
坊やのことを考えたら、
自分はもっと恵まれているではないか。
それがヤコちゃんに分かったのです。
それに気づかせるために、
玄太はヤコちゃんを、
坊やのところに連れて行ったのです。
そうなんです。
玄太という人は、
そんな人なんです。
バカで怒りっぽい人ですが、
こういうところには、
ものすごく敏感なんです。
普通の人とは違う能力を持っているのです。
能力とかそんなかっこういいものはなく、
単なる『野生の本能』でしょうけどね。
◆みんなが自分の家族のように思い合う。
どうでしょうか。
今回も心温まる話だったですね。
玄太の周りの人たちが、
みんな自分のことはそちのけで、
やさしく接してくれています。
うらやましいですよね。
えっ?
「これはドラマだから」
ちがいますよ。
昔は、どこでもこうだったのです。
だから、虐待やいじめはなかったのです。
8.第6話「父に贈るカーネーション」
第6話も難しい話です。
玄太が父親として、前の父親との葛藤に苦しみます。
なお、第5話は割愛させていただきました。
第5話は脚本の掘り下げが不十分だったからです。
8-1.亡くなったお父さんの墓参り
絵里ちゃんたちは、
亡くなったお父さんのお墓参りに行きました。
玄太には内緒のようです。
絵里「今日のことはお父さんには内緒よ」
二人「どうして?」
絵里「どうしても」
絵里ちゃんは玄太に気を遣っているようです。
(ここも、絵里ちゃんの優しさです)
ただ、
この気遣いが玄太には気に入らないようです。
8-2.絵里ちゃんが大事にしている写真
その絵里ちゃんが大事にしている写真があります。
前のお父さんとのツーショットです。
玄太には悪いと思いつつ、捨てきれないようです。
机の引き出しに大事にしまっています。
◆玄太がその写真を見つける。
その写真を玄太が見てしまったのです。
勝手に絵里ちゃんの引き出しを開けたからです。
それを見た玄太はびっくり。
と、同時に嫉妬の気持ちがわいてきた。
8-3.前のお父さんは立派だった
亡くなった鶴子の同級生が焼香にやってきました。
玄太は、その同級生に前の父親のことを聞くのです。
玄太「どうでしたか、前のお父さんは」
同級生「どうして聞くのすか?」
玄太「いや、なんか子育ての参考になると思ってね」
同級生「それは出来た人でした」
「エリート官僚で、仕事も出来たようです」
同級生「でも、必ず1日に1回は子供たちと会話をしていたようです」
玄太「そんなのどこの親でもやってるよね」
同級生「学校であったことを熱心に聞いていたようですよ」
玄太「で、人柄とかは?」
同級生「それが、話題が豊富で、説得力もあり、信念を持っていて、
それは素敵な男の人でした」
玄太「・・・」
8-4.ヒデさんの母親が上京してくる
母の日を前に、
ヒデさんのお母さんが名古屋から上京してきました。
真っ先に来たのがヒデさんの会社です。
お土産をいっぱい持って来ました。
息子がお世話になっているお礼なんですね。
母親らしいですね。
その晩、ヒデさんのアパートで親子水入らず。
ヒデ「母ちゃん、ちょっとやせたんじゃないの?」
母「そんなことありゃせん。
お前の手が大きくなっただけじゃろ」
この会話だけで親子の愛情が伝わってきます。
私の大好きなシーンです。
8-5.前のお父さんのことで口論
絵里ちゃんとまたケンカです。
理由は玄太の偏見です。
「子供たちはオレを本当のお父さんと思っていない」
と、思ったのでしょう。
しかも、例の写真のこともしゃべったのです。
「絵里は写真のお父さんのほうがいいんだろう」
言った玄太は、また後悔します。
「いやなことを言ってしまった」
「オレって、いつもどうしてこうなんだろう」
すっかり気落ちした玄太は鶴子に話しかける。
8-6.ヤコちゃんの授業参観日
翌日は母の日で、ヤコちゃんの授業参観日でした。
玄太のうちはお母さんがいないので玄太が学校に行きました。
ここで、また一騒動起きるのです。
来てくれた親たちはみんなお母さんなのに、
ヤコちゃんのおうちだけが「お父さん」でした。
それを見た男の子がいいました。
「おまえんとこの母ちゃん、ヒゲぼうぼう」
それを聞いたヤコちゃんは怒って、
その男の子を押します。
それを見た男の子のお母さんがいきり立ちます。
「大丈夫?」
「なんなんでしょうね、この子は?」
「にくたらしい子だね」
「まるで『すけばん』だよ』
それを聞いた玄太は・・
自分の子を『すけばん』と呼ばれた玄太はもう我慢できません。
その母親とケンカに・・。
ムキなるところが玄太らしいですよね。
◆補足(この強引な展開を考える)
読者のみなさんもお気づきになったと思います。
この授業参観の場面です。
少し不自然で、
強引過ぎる感じがしますよね。
①父親がいるのに、
お母さんたちに「ありがとう」と、
言わせる先生の配慮のなさが不自然。
②男の子がヤコちゃんの悪口をいう。
「おまえの母ちゃん、ヒゲぼうぼう」
③ヤコちゃんに突っつかれた男の子の母親が、
ヤコちゃんのことをぼろくそに言う。
『すけばん』だと。
たしかに、
強引なところもありますが、
決して「非現実」とまでは言えないと思っています。
その背景がよく分からないからです。
先生や男の子、男の子の母親の設定次第では、
こういう展開もあり得ると思っています。
むしろ、
一番不自然なのが玄太の言動です。
この不自然さがゆえに、
このドラマが成り立っています。
「許せない!」
と思ったら、もう止まりません。
ヤコちゃんに『すけばん』と言った母親が、
許せなかったのです。
こいういうストレートな大人がいることが不自然なのです。
しかし、
そこが玄太のいいところです。
そこが玄太の真骨頂です。
むしろ、
この玄太の言動を引き出す布石として、
こんな状況を作ったのだと私は思っています。
整理しますね。
玄太が怒るまでの経緯は決してやり過ぎでもなければ、
不自然でもありません。
むしろ、玄太がみんなの前で怒って、
あの母親に「外に出ろ!」と言った方が、
やり過ぎで、不自然です。
と言いながら、
私はスッキリしていますけどね。
そうなんです。
不自然イコール、こんな人はいない。
となりますが、
そこがうらやましいのです。
そこが、
ジーンとくるのです。
8-7.子供たちとケンカ
その晩、
また子供たちとケンカをしてしまいました。
絵里「あんなケンカはやめて」
玄太「あれはケンカなんかじゃないよ」
「だって正当な理由があるもん」
絵里「恥をかくのはヤコちゃんなのよ」
玄太「・・・」
8-8.ヒデさんのお母さんが
居場所を失った玄太は外で酒を飲んだあと、
ヒデさんのアパートに。
そこに、ヒデさんの帰りを待つ母親がいました。
母親「玄太さん、私は何にも分かっていませんが・・」
「あんたも、子供さんも、
お互いに好きだからケンカしているのと違うの?」
「私にはそう見えるのよ」
母親「私は親としては失格かも知れません」
「しかし、7人の子供を育ててきました」
母親「そのなかでやってきたことは一つだけ」
母親「子供たちに好きなことをやらせたこと」
「親はそれをじっと見ているだけだよ」
ここで、玄太は何かを悟ったようです。
8-9.子供たちからのプレゼント
バツが悪そうに家に帰って来た玄太は、
部屋の様子が少し違うのに気がつく。
「ふとんをしいただけで騙されるもんか」
といって、
枕元を見ると何かが置いていました。
絵里ちゃんの大事な写真と、
手紙と、
赤いカーネーションが3本。
ただ、
絵里ちゃんの大事な写真には×印が書かれていました。
絵里ちゃんの決断でしょう。
「昔のお父さんのことは忘れる」という決断なんでしょう。
◆手紙を読んで泣きながら写真を修復
手紙はヤコちゃんからでした。
母の日の作文です。
そこには、こう書かれていました。
「わたし、お父さんがだーいすき」
これを読んだ玄太は大泣きしました。
そばには3本のカーネーションが置かれていました。
多分、作文は絵里ちゃんがヤコちゃんに言い聞かせたのでしょう。
ということは、
絵里ちゃんは玄太を許したのですね。
そして、絵里ちゃんの写真を丁寧に修復しました。
バツ印を消したのです。
これで、玄太は吹っ切れました。
オレにはオレの愛し方がある。
それしか出来ないんだ。
よかったね。
今回も沢山泣きました。
ありがとう玄太。
そしてみんな。
9.第7話「あたし、赤ちゃんが欲しい」
第7話も難しい話です。
男女間の話です。
絵里ちゃんが大人になっていく過程を描いています。
絵里ちゃんにボーイフレンドが出来たのです。
それを知った玄太の慌てよう。
その前にキーワードを紹介しておきます。
『空中分解』
この言葉を覚えておいてくださいね。
面白いですから。
9-1.絵里ちゃんにボーイフレンドが
絵里ちゃんにボーイフレンドが出来ました。
ひょんなことから、
そのことを知った玄太は心配でたまりません。
さっそく、
それを確かめるために絵里ちゃんのあとを付けていくことに。
途中、バスにも乗り込みます。
玄太らしいですよね。
途中見つからなければ良いのですが・・。
◆ボーイフレンドが乗ってくる。
途中、ボーイフレンドがバスに乗ってきました。
絵里ちゃんが嬉しそうです。
本の貸し借りをしているようです。
「どう?この前の本面白かった?」
「うん、とっても面白かった」
「じゃ、こんな本はどうかな?」
◆因数分解。
途中から勉強の話に・・
高校生「算数、いま何習ってるの?」
絵里「因数分解よ」、「難しくって」
高校生「オレ、教えてやるよ」、「算数だけは得意なんだ」
絵里「ありがとう」
それを聞いていた玄太は面白くなさそう。
「因数分解???」
9-2.ボーイフレンドの学校に乗り込む
とうとう玄太はボーイフレンドの学校に乗り込みました。
担任を呼び出して話をしたのです。
玄太「何とかしてくださいよ」
玄太「おたくの生徒がうちの娘に手を出して」
先生「何か悪いことでもしたのですか?」
玄太「何かあったからでは遅すぎますよ」
玄太「お宅の学校はどんな指導をしているのですか?」
「『空中分解』とか・・」
先生「『空中分解』??」
「あっ、因数分解のことですね」
玄太は因数分解のことを『空中分解』と
間違ったのですね。
これには笑いました。
今でも思い出しては笑っています。
ということで、
その生徒を呼んで事実を確認することに。
そこで、
やましいことはしていないことが分かりました。
しかし、
玄太の家庭事情を考えて、当面は付き合うことをやめるように、
とその生徒を指導しました。
生徒は分かったようです。
玄太も一安心です。
9-3.絶交宣言
その生徒は、さっそく絵里ちゃんに会いました。
絶交宣言をするためです。
高校生「そういうことなので、付き合うことは止めよう」
絵里「なんで?私たち何もやましいことはしていないのに」
高校生「俺、トラブルに巻き込まれるのはイヤなんだ」
絵里「・・・」
9-4.その晩、ケンカに
その晩、絵里ちゃんと玄太はケンカをしてしまいました。
もちろん、悪いのは玄太です。
ボーイフレンドと絶交になったこと。
それが玄太のせいだということも。
絵里「どうして彼の学校まで行ったの?」
玄太「親が子の心配するのがどこが悪いのか?」
絵里「私を自分の子と思ってないくせに」
「父親だったら私を信用してよ」
「信用していないから干渉なんかするのでしょう」
玄太「バカーっ」
勢い余って、絵里ちゃんをなぐってしまいました。
そのあと、玄太は謝ろうとしますが時既に遅しです。
◆おばさんちで・・
絵里ちゃんはおばさんちに行って、泣きました。
「かわいそうにね」
「いままで、随分と我慢してきたからね」
9-5.ボーイフレンドに土下座
その夜、玄太はヒデさんのアパートに泊まりました。
家では絵里ちゃんが玄太の帰りを心配そうに待っています。
(このころから、
絵里ちゃんは少しずつ心の変化が出てきたようです)
一方、
池中玄大は翌朝早くバス停にいました。
ボーイフレンドに会って、
絵里ちゃとの再交際をお願いするためです。
「ねえ、お願いです」
「また絵里と付きあってください」
「お願いです」
池中玄大は、
ご覧のように土下座してまでお願いしました。
◆自分のことより絵里ちゃんのことが。
そうなんです。
池中玄大は自分のことなんか、これぽっちも考えていません。
絵里ちゃんのことで頭が一杯なのです。
だから、
周りのことなんか一切気にしません。
目に入りません。
だから、みんなが見ているなかで、
平気で「土下座」ができるのです。
それだけ必死なのですね。
自分のことより、
絵里ちゃんのことが大事なのです。
池中玄大という人はそういう人なのです。
9-6.絵里ちゃんが少し大人に
その様子を後ろのバスから見ていた絵里ちゃんは、
バスから降りて行って玄太に言ったのです。
絵里「もういいのよお父さん」
玄太「・・・」
絵里「お父さんって何て人なの?」
「やっとお母さんの気持ちが分かってきたような気がするわ」
「今度は、もっと素敵な男を探すわ」
「お父さんみたいにガンバル人をね」
◆このシーンを見逃さないでね。
ところで、このシーンをみてくれたでしょうか。
絵里ちゃんがバスから降りて、玄太に会いに行く場面です。
このときに、
絵里ちゃんは頬に手をやりました。(下の写真)
これは、
夕べ、お父さんにたたかれたことを思い出したからです。
あのたたかれたことで目を覚ましたのです。
彼からの絶交のことを納得したのです。
だから、
あの最後のセリフになったのです。
「もういいのよお父さん」
◆監督の指示?
あの絵里ちゃんの動作(ほおに手をあてるしぐさ)は、
監督の指示だと思います。
細かいことですが、このしぐさが生きています。
見逃したかたは今度よく見てくださいね。
◆絵里ちゃんの心境の変化。
ここで、
絵里ちゃんの心境の変化について解説しておきます。
絵里ちゃんが彼から絶交宣言されたときに、
絵里ちゃんは彼のことをあきらめていました。
しつこく交際を求めようとしませんでした。
なにかぴんとくるものがあったのでしょう。
それは父親(池中玄大)との比較でした。
玄太だったら、
彼のように周りの意見や抵抗に屈することはありません。
先生から言われたからといって、
交際をやめることなんかしません。
絵里ちゃんのことが本当に好きだったら、
あきらることなんて出来ません。
高校生の絶交の理由は、
「トラブルに巻き込まれるのがイヤ」
でした。
それはないでしょう。
そんな薄っぺらな気持ちで絵里ちゃんと付きあっていたのですか?
あのとき、絵里ちゃんは分かったのです。
彼の本心が・・。
父(池中玄大)とは較べものになりません。
それが証拠に、
最後の場面で絵里ちゃんがいいましたよね。
「お父さんみたいにガンバル人を探すわ」
そして、
お母さんの気持ちが分かってきたと。
やっぱり、
絵里ちゃんには玄太しかいません。
玄太が最高のお父さんだし、
最高の「彼」なのです。
良かったね、池中玄大。
10.第14話「お母さんは一人だけ」
第14話は親子の話です。
子供を捨てた母親がその子供を引き取りに来る話です。
少し考えさせられる話です。
昨今の児童虐待の問題にも通じます。
なお、この14話だけはパートⅡです。
よって、
主題歌が「もしもピアノが弾けたなら」に変わっています。
10-1.光男のお母さんが玄太をたずねてくる
池中玄大は他人の子供を預かっていました。
母親が子供をおいて、男と逃げて行ったからです。
その子の名前は光男(みつお)と言います。
とても聞き分けの良い男の子です。
聞き分けがいい分、玄太は気になっていました。
光男が周囲に気を遣っているように見えたからです。
子供なりに、
自分のおかれている状況が分かっていたからなのでしょう。
だから、
光男がかわいそうで仕方がありません。
◆ある日、母親が玄太を訪ねてくる。
ある日、玄太のところに光男の母親がやってきました。
光男を引き取るつもりです。
母親は改心したようです。
母親「光男はどうしていますか?」
玄太「元気でいるよ」
母親「じゃ、あのまま預かってくれたのですね」
玄太「昌代さん(母親の名前)、あなたには言いたいことが沢山あるよ」
玄太「あんたと一緒に逃げたあの男は?」
母親「帰ちゃったの、奥さんのところに」
母親「それで、やっと目が覚めたの」
「光男に会いたくなったの」
「今度こそ真面目に働いて光男を引き取ろうと思ってるの」
玄太「働くって、どうせ水商売だろう」
玄太「そんな女に光男を渡せるか」
(ここで昌代(母親)が泣く)
玄太「そんなんでごまかされやしないよ」
母親の真剣さは理解はしたものの、
今までのことがあるし、
それ以上に、光男が大好きな玄太としては、
複雑な気持ちでした。
10-2.光男の顔を見にお母さんが
母親が玄太の家の前に。
そっと光男の様子を見に来たのです。
そこで近所の奥さんに見つかり、光男のことを聞く。
母親「ここにいる男の子だけど」
近所の奥さん「ああ、あの男の子かい」
「別の女と出来た子なのかい?」
「やっぱりね」
「自分の子なんだね」
「よく可愛がっているわよ」
「ほかの3人は、自分の子ではないらしいわよ」
この近所の奥さんの話を聞いて、
昌代(母親)は玄太のやさしさが分かったようです。
光男のことを
我が子のように可愛がっている。
そのことが分かったのです。
10-3.玄太はお母さんの仕事ぶりを見に
玄太は玄太で、その母親のことが心配です。
同僚のヒデさんと一緒に母親の仕事振りを見に来ました。
それはビルの清掃でした。
そこで黙々と働く母親を見つけました。
前のような「水商売」ではありません。
ここで、
玄太は確信したようです。
「これだったら光男を預けることが出来る」
10-4.玄太が光男をさとす
その晩、母親を玄太の家に招待します。
その日は光男の誕生日で、
家では誕生日パーティーをする予定でした。
その前に、
玄太は光男を別の部屋につれていきます。
そこで二人だけで話をします。
玄太「お母さんが迎えに来たよ」
「お母さんのところに戻れ」
光男「お母さんなんか嫌いだよ」
(ここで光男があばれて玄太に当たります)
玄太「よく聞け。これは男同士の話なんだ」
玄太「お母さんを嫌うのはよく分かる」
玄太「でも、お母さんはあやまっているんだよ」
玄太「お母さんは、一生かけて光男にあやまると言っているんだ」
玄太「だからお母さんを許してやろう」
聞き分けのいい光男です。
玄太の話をすぐに理解しました。
◆聞き分けがいいんじゃない。
これは私の意見です。
光男が玄太の話を聞いて、
母親を許すことになったのは、
決して、
光男が聞き分けのいい子だからではないと思っています。
話をした相手が池中玄大だったからです。
玄太の真剣な話が、光男の心を動かしたのです。
それは、
そのときの話しぶりだけではありません。
それまでの玄太の光男への接し方が、
玄太への信頼となっていたのです。
光男は玄太をお父さんのように慕っていました。
お父さんのような玄太だから、
光男は納得したのです。
10-5.お母さんと再会
光男は玄太の話が分かったらしい。
みんなのいるところに戻って、お母さんに会います。
さあ、みんな揃いました。
今日は光男くんの誕生日です。
みんなで光男くんの誕生日を祝います。
ケーキのローソクに火が入り、
楽しいパーティーが始まりました。
お母さんもうれしそうです。
◆玄太は複雑。
部屋に戻った玄太は一人で泣いています。
光男が母親のところに戻ることはうれしいことです。
でも、そうなると光男と別れなければならなくなります。
そのうれしいことと、さびしい気持ちが交錯して、
玄太は複雑な気持ちなのです。
そうなんです。
この出来事は光男を成長させただけでなく、
池中玄大も成長させたのです。
もちろん、三人の子供たちも。
11.まとめ
どうでしたか。
いいドラマでしょう。
このドラマ、
今のように、そんなにお金は使っていません。
しかし、視聴率は良かったようです。
視聴率 : 20~30%
しかし、この高視聴率は不思議ではありません。
この内容でしたら当然です。
今のドラマより、しっかりしています。
だから、
40年前のドラマですが、ちっとも古くさくないのです。
◆撮影場所は屋内で限られている。
お金をかけていないと思われるのは、
撮影場所が「屋内」で、
その場所も限られているからです。
<主な撮影場所>
①池中家
②池中家が借りている大家さんのお家
③通信社(池中玄太の勤務場所)
④通信社が入っているビルの中にある「喫茶店」
※その他、ストーリーごとにいくつかの追加場所があります。
(鳥の研究家のお家など)
◆脚本が練られている。
私が一番関心させられたのは、脚本が練られていることです。
題材は一般家庭にあるようなものです。
それを、丁寧に扱かっています。
ホント、バカがつくぐらい真面目に扱っています。
たしかに、
展開的には「出来すぎ」なところもあります。
しかし、
これは、
脚本家の「理想」を描いていると思っています。
「世の中がこうだったらいいなあ」
との思いがあふれています。
だから、
私的には決して違和感はありませんでした。
むしろホッとしています。
「いいなあ」と思っています。
◆役者がいい。
役者が個性的でいいですね。
脚本の意図を完璧に理解しています。
だから、ドラマなんだけどドラマらしくない。
いたって自然です。
泣くシーンなんか、実際に泣いているようです。
真に迫っています。
◆アドリブがふんだん。
そして、アドリブがふんだんです。
とくに男同士で言い合うシーンです。
◇編集長と池中玄大
◇池中玄大と仕事仲間の「ヒデ」
それぞれ口が悪いのですが、非情に温かみがあります。
その温かみの裏返しとして相手を「ぼろくそ」にいうのですが、
その裏に「やさしさ」があるので、ちっとも冷たくありません。
◆パワハラなんてない。
「パワハラ」なんてありません。
このドラマは「パワハラ」とは、まったく別な世界なのです。
しかし、口は悪いですよ。
でも、口の悪さが、こんなにも心地よいものかと思ったのは、
このドラマが初めてです。
不思議です。
パワハラとは無関係な世界です。
◆子供の虐待とは無縁。
このドラマを見ながら考えました。
それは子供の虐待です。
親が子供を虐待する。
こんな理不尽なことはありません。
絶対に間違っています。
こんな理不尽な子供の虐待を考えると、
その対策のヒントがこのドラマにはあるように思えてなりません。
①相手を思いやる。
②自分のことは二の次。
③今の自分に感謝。
このことが出来れば虐待はなくなります。
とにかく一度見てください。
きっと幸せな気分になります。
「そんな人間、いないよ」
そうですよね。
そうかも知れません。
こんな出来過ぎな人っていないかもしれません。
だから、うらやましいのです。
だから、「いいなあ」と思うのです。
たしかに、現実は厳しいものです。
だから、
だからこそ、理想にあこがれるのではないでしょうか。
だからこそ、
その理想に夢と希望を見るのではないでしょうか。
12.寅さんに似ている
前から思っていました。
池中玄太って、誰かに似ているなあと。
やっと、その答えが分かりました。
それは、
「男はつらいよ」の「寅さん」です。
二人とも昭和を駆け抜けた人です。
自由奔放に生きた人です。
◆似ているところ。
似ているところといえば、
下記ではないでしょうか。
①二人とも「バカ」がつくほど親切。
そうなんですね。
寅さんも玄太も本当にお人好しなんです。
自分のことは、これっぽちも考えていません。
いつも他人の事ばっかりを心配しています。
②性格が素直。
次に性格が素直なところも似ています。
まあ「素直」といえば聞こえはよいのですが、
ハッキリ言って「幼い」って感じです。
子供なんですね。
③行動がストレート。
これは上記の「素直」と似ていますが、
やることに「迷い」がありません。
常に思ったことを、そのまま行動に出します。
時には、思う前に行動しているときさえあります。
裏を返せば、
「おっちょこちょい」となりますでしょうか。
この変が人間らしいとか、分かりやすいとか、
かわい~とかになります。
④涙もろい。
これもうなづけますよね。
感情がそのまま行動にでるのと同じで、
感情がそのまま「涙」になります。
泣き出したらもう止まりません。
人前であろうがかまわずに、
すぐにえーん、えーんと泣き出します。
⑤周りにやさしい人たちがいる。
ここも大事なところです。
玄太にも寅さんにも周りにやさしい人たちが大勢います。
たまにはケンカもしますが、根はやさしい人ばかりです。
◆ちょっと違うところ。
一方、違うところと言えば下記になります。
①結婚の有無。
玄太は結婚しています。
(すぐに奥さんを亡くしますが)
一方、寅さんは結婚していません。
(結婚するところまで行くのですが、
いつも振られます)
②子供の有無。
玄太には子供がいます。
といっても、奥さん(鶴子)の連れ子です。
三人いて、みんな女の子です。
一方、寅さんには子供はいません。
いわゆる隠し子もありません。
(映画の中では隠し子ではと、
誤解されるシーンもありましたが)
③親兄弟。
玄太の親兄弟は不明です。
多分いないのではないかと思います。
天涯孤独のようです。
一方で寅さんにはかわいい妹がいます。
(さくら)
「おじちゃん」、「おばちゃん」もいます。
④職業。
この職業が面白いのです。
玄太は定職についています。
新聞社のカメラマンです。
立派なサラリーマンです。
一方、寅さんは「テキヤ」といって、
道ばた家業です。
定職とは言えません。
給料もボーナスもありません。
その日暮らしです。
⑤住所。
玄太は自分の家があります。
そこで娘3人と暮らしています。
一方、寅さんには決まった家がありません。
住所不定です。
いつも、あてもない旅をしています。
たまに故郷の柴又に帰って来ると、
「おじちゃん」の家に居候(いそうろう)します。
このように、おかれた状況はかなり違います。
状況が違うがため、日常の出来事が違ってきます。
その日常の出来事の中で、
玄太や寅さんが、
どんなふうに対応(生きて)いくのかを見るのが楽しいのです。
その対応ぶり(生き様)が、見る人の心をとらえるのです。
13.山崎銀次郎にも
似ている人物で、もうひとり思い出しました。
こちらは、漫画の主人公です。
「山崎銀次郎」です。
天涯孤独で、めっぽうケンカの強い男です。
親兄弟はいないが、
とにかく、明るくて、やさしくて、強い。
まさに「太陽の子」といった感じです。
もちろん、池中玄大とはおかれている状況は違いますが、
共通点も多いのではないかと思っています。
詳しくは山崎銀次郎の漫画をみてください。
多分、みなさんも共感すると思いますよ。
最後までお読みいただき、
ありがとうございました。
【関連記事】
※更新履歴※
【更新】2019年11月20日、21日、2020年1月8日、2月16日、3月2日、6月27日、10月26日、11月23日、2021年4月12日、9月17日、2022年11月5日
少しだけ校正させていただきました。
【更新】2020年1月6日
タイトルを少し変更しました。
【更新】2019年9月29日
一部加筆修正しました。
※CMリンク※
池中玄太80キロ全シリーズ Vol.1 [Blu-ray]
池中玄太80キロ 全4巻 + II 全6巻 + III 全1巻 + ビッグスペシャル + スペシャル + さよならスペシャル [レンタル落ち] 全14巻セット [マーケットプレイスDVDセット商品]
池中玄太80キロ全シリーズ Vol.5 [Blu-ray]
池中玄太80キロDVD-BOX II
池中玄太80キロ II Vol.1 [DVD]
池中玄太80キロ全シリーズ Vol.2 [Blu-ray]
池中玄太80キロDVD-BOX III
池中玄太80キロDVD-BOX I
池中玄太80キロ全シリーズ Vol.3 [Blu-ray]
池中玄太80キロ全シリーズ Vol.4 [Blu-ray]
池中玄太80キロ Vol.1 [DVD]
池中玄太80キロ ビッグスペシャル [DVD]
池中玄太80キロ スペシャル [DVD]
池中玄太80キロ III [DVD]
球児達に贈る(その12)、私の野球取材生活を総括する
こんにちは、
拙作ブログをご覧いただきありがとうございます。
今回は、
「球児達に贈る(その12)」です。
今後もこのシリーズを続けるつもりです。
私がやってきた野球取材の総括です。
取材期間 :
2000年~2014年(15年間)
その間に撮りためた写真が、
100万枚を超えました。
その中から、
印象に残ったものをピックアップしました。
私の独断と偏見です。
このへんができるのがブログの良いところですかね。(笑)
よって、読者の皆様には、
「物足りない」
と感じるかもしれません。
そのへんのところはご容赦ください。
1)球児達に贈る(その12)。
本稿の球児達に贈る(その12)は、
下記HPからの抜粋となります。
- 1.早く復帰を
- 2.もっと強くなれる
- 3.よく頑張った
- 4.まなざし
- 5.一生懸命にかなうものなし
- 6.負傷にもめげず
- 7.夢を信じて
- 8.それぞれの戦い
- 9.別メニュー
- 10.飛田 穂州(とびた すいしゅう)の言葉
- 11.その闘志
- 12.まとめ
- 【関連記事】
- ※更新履歴※
- ※CMリンク※
1.早く復帰を
ブロック予選のネット裏です。
グラウンド整備の当番ですが、
負傷のため出来ません。
さっきまで一緒だったチームメートは、
グラウンドへ元気よく飛び出して行きました。
一人残されて、
グラウンドをながめる目がさびしそうです。
でも、あと少しです。
我慢してください。
辛抱することも大切なことです。
(写真) 2002年9月14日 志學館 市原臨海球場にて
2.もっと強くなれる
しばらくは忘れることが出来ないだろう。
わずか1点差で負けたのだから。
その悔しさをずっと持ち続けてくれ。
いつかは、この1点差が、
自信に変わるときがきっと来るから。
その時は、
君たちが高らかに校歌を歌う番だ。
(写真) 2002年9月29日 君津vs千葉敬愛 市原臨海球場にて
3.よく頑張った
準決勝で拓大紅陵に負け、
もう一歩のところで、
関東大会の切符を逃した「成田高校ナイン」。
それでも、
最後まであきらめずによく戦った。
月並みだが、
よく頑張ったと言わせてもらおう。
いや、
それ以上にマナーの良さが素晴らしかった。
高田投手が打席に立ったとき、
相手キャッチャーに、
マスクを拾ってあげるシーンがあった。
多分、
その光景に気づいたファンは少ないであろう。
それだけ、
さりげなかったということだ。
でも、あのシーンから、
高田投手の人柄、優しさが伝わって来た。
心身共に疲れ切って、
ぎりぎりのところで戦っている時にである。
しかも、
打たれたピッチャー本人がである。
意識して出来るものではない。
この大会で、
私の心に、もっとも焼き付いたシーンである。
(写真) 2002年10月6日 成田vs拓大紅陵 千葉県野球場にて
4.まなざし
練習でも同様、
状況を察し的確な守備を指示するのは、
キャッチャーの役割り。
いきおい、
野手の位置と動きには敏感になってくる。
鋭い視線と、優しい眼差し。
それはキャッチャーに、
育まれる大きな勲章でもある。
(写真) 2002年10月19日 君津高校・森田くん 同校にて
5.一生懸命にかなうものなし
新日鐵住金「かずさマジック」による技術講習会です。
好きな野球ですから、
うまくなろうとするのは当然です。
そのために何をすべきか、
それは、本人が一番知っているはずです。
一生懸命に野球と向き合い、
もがき、苦しむ。
その姿が、その気持ちが、
大事ではないでしょうか。
きっと夢は叶います。
最後まで、
その一生懸命をつらぬいて欲しい。
(写真) 2002年11月16日 新日鉄君津球場にて
6.負傷にもめげず
負傷のためチームに合流することができず、
一人黙々と階段をダッシュする選手がいました。
100段もあるであろう、
急な階段を一気に駆け上がります。
寸暇を惜しんで鍛える姿を見ていると、
「頑張れ!」と声を掛けたくなります。
やっぱり必死に戦う姿が一番美しい。
(写真) 2002年11月30日 志学館グラウンドにて
7.夢を信じて
新しい年が始まった。
それぞれが夢を膨らませているに違いない。
昨年、故障に悩まされ、
力の限界を感じたこともあったであろう。
そんなことはすべて忘れ、
自分が何をしたいのか?
何をしたかったのか?
それを思い出してみよう。
挫折することは簡単だ。
あきらめることは誰だって出来る。
それよりは自分の夢を信じよう。
今でしか出来ないことがある。
ほら、
きみの周りには、
素晴らしい仲間が沢山いるではないか。
(写真) 2002年12月28日 志學館ラグビー部 同校にて
8.それぞれの戦い
練習といえども、
いや、
練習だから気を抜くわけにはいかない。
その一球、一打に全神経を集中させる。
そこには何のためらいもなければ、
気負いもない。
あるのは夢と、
それを信じて戦う仲間だけだ。
(写真) 2003年2月15日 君津商業にて
9.別メニュー
足を痛めて、
プレーするどころか、
一緒に走ることさえ出来ない。
一人、
別メニューをこなす時ほどつらいものはない。
何か取り残されている不安と、
離されていく焦りが同居する。
こんな時に、
どんな言葉をかけて上げればよいのか?
今はすべての言葉がむなしく聞こえ、
励ましにならない。
それでも私には、
「頑張れよ」というしかない。
つらくても、
じっと耐えて欲しい。
じっと・・。
(写真) 2003年3月16日 君津高校・立石(たていし)くん
同校にて
10.飛田 穂州(とびた すいしゅう)の言葉
野球で、
スポーツで、
必要なのは相手に向かっていく闘争心ではなかろうか。
その元気がなくてはすべては始まらない。
学生野球の神様
「飛田穂州(とびた すいしゅう)」先生は言っている。
『元気は真に試合の生命である。
どんな試合でも、
強烈な攻撃精神を持って戦うことを
選手の使命とせねばならぬ。』
(「飛田穂州の高校野球入門」より)
11.その闘志
キャッチャーフライは捕れませんでした。
しかし、雨の中をあきらめずに、
向かっていったその姿。
ともすれば見逃しがちなプレーですが、
その一生懸命さを誉めて上げたい。
12.まとめ
どうでしたか。
今回も厳粛な思いを込めて、
「球児達に贈る」のその12
をお届けしました。
どの写真も思い出深いものです。
写真ですので、
その瞬間に私(カメラマン)が
そこにいたことになります。
つまり、
球児達と、時間と場所を共有したのです。
しかも、
その瞬間は永遠にとまったきりです。
色あせることもありません。
その瞬間が永遠に存在するのです。
そう考えると、
そこに居合わせたことに感謝しなければ。
そう思いつつ、本稿を閉じます。
最後までお読みいただき、
ありがとうございました。
【関連記事】
※更新履歴※
【更新】2019年10月26日、2020年2月16日、11月21日、2021年9月15日、2022年11月4日
少しだけ校正させていただきました。
※CMリンク※
ことだま 野球魂を熱くする名言集
人を育てる渡辺メモ 高校野球名将の金言
高校野球脳を鍛える 実戦プレー問題集
フォトコン別冊 スポーツ写真テクニック 2013年 10月号 [雑誌]
写真上達コーチングブック (玄光社MOOK)
まるごとわかる! 撮り方ブック スポーツ編
Canon 望遠ズームレンズ EFレンズ EF70-300mm F4-5.6 IS II USMフルサイズ対応 EF70-300IS2U
Canon デジタル一眼レフカメラ「EOS Kiss X9」ダブルズームキット (ブラック) EOSKISSX9BK-WKIT
Nikon デジタル一眼レフカメラ D5600 ダブルズームキット ブラック D5600WZBK
Nikon デジタル一眼レフカメラ D3400 ダブルズームキット ブラック D3400WZBK
何気ない暮らしの中に人々の営みが、私流の写真撮影(その5)
こんにちは、
拙作ブログをご覧いただきありがとうございます。
今回は、
「私流の写真撮影(その5)」です。
今後もこのシリーズを続けるつもりです。
私はカメラが大好きです。
カメラというより、
写真といったほうが正解でしょうね。
今、手元にデジイチ(デジタル一眼)が2台あります。
1)昔は銀塩カメラ。
昔はデジタル一眼とかはなく、銀塩カメラでした。
いわゆる「フィルムカメラ」ですね。
その「フィルムカメラ」を持って、
よく写真を撮りにいったものです。
2)被写体は何でも。
被写体ですか?
被写体は「何でもあり」です。
風景から、そのへんに咲いている草花など・・。
とにかく何でも撮りまくりました。
3)フィルム時代が懐かしい。
ただフィルムですので、
その場で確認できないのがつらかった。
お店で現像、焼き付けをしてもらっていましたので、
最低でも1週間ぐらいはかかっていました。
その間の長いこと。
そうしているうちに、
シャッターを押したときの感動が
薄くなってきます。
ただ、
その待つ時間も悪くはありませんでした。
出来上がりを見たときに、
別の感動がわき上がってくるのです。
あるいは、
「なあんだ、
ちっともよくないじゃん」
となることもあります。
冷めた気持ちで被写体を見るからでしょうね。
4)デジイチは勝負が早い。
その点、デジイチは勝負が早い。
その場で確認ができるからです。
ただし、カメラのモニターは小さいので、
確認するといっても、
写っているかどうかぐらいです。
それでも、
家に帰ればPCモニターで確認できますので、
ピントの精度まで見ることができます。
おかげで、
デジイチになって、
撮影枚数は飛躍的に増えました。
その膨大な写真のなかで、
私なりにピックアップさせていただきました。
しかも解説付きです。
5)小難しいのは大嫌い。
ここでお断りしておきます。
私、小難しいのは嫌いです。
というか、
性(しょう)に合っていません。
だから、
このシリーズも「普段着」でいきます。
- 1.俺がゴールのテープを切る
- 2.かわいいマーチングバンド
- 3.おおっ!?なんじゃこれは?
- 4.ごめんね、1枚撮らせてね
- 5.ダンス、みんな揃ってガンバって!
- 6.そ~れ、綱引きガンバって
- 7.3年2組「あべ」くん
- 8.学校開設後、初めての運動会
- 9.新しい校舎やテントがまぶしい
- 10.行儀よく応援してね
- 11.まとめ
- 【関連記事】
- ※更新履歴※
- ※CMリンク※
1.俺がゴールのテープを切る
運動会の徒競走です。
いいですね、その必死の形相。
シャッターを押す指にも力がはいります。
何でも真剣になることはいいことです。
うらやましいなあ。
ゴールのテープはあと少しだ!
行けーっ!
(写真) 2015年10月18日 真舟小(木更津)にて撮影
2.かわいいマーチングバンド
幼稚園の運動会です。
本日のメインイベントです。
「マーチングバンド」の始まりです。
園児達は大張り切りです。
それ以上に、
興奮気味なのがお父さんたちです。
ビデオを片手に、
我が子の晴れ姿を追っかけます。
「うちの子はどこ?」
「あっいた、△△ちゃーん」
お父さんたちも必死です。
いえ、
ひょっとしたら主役の園児たちよりも、
お父さんたちのほうが興奮しているかもね。
(写真) 2011年10月2日 つくし幼稚園 請西小学校にて撮影
3.おおっ!?なんじゃこれは?
これはなんでしょうか?
やっているのは幼稚園の運動会、
とまでは分かるのですが・・。
ダンスではないようです。
障害物競走の一つかな?
でも、
みんな衣装が決まってるよね。
結局なんだか分かりませんでした。
ごめんなさい。
(写真) 2011年10月2日 つくし幼稚園 請西小学校にて撮影
4.ごめんね、1枚撮らせてね
すみません。
可愛いので写真を撮らせていただきました。
目が大きくて、とてもチャーミングです。
写真を撮らせてくれてありがとう。
運動会、頑張ってね。
何だかこっちが緊張しちゃった。
大人げないよね。
(写真) 2011年10月2日 つくし幼稚園 請西小学校にて撮影
5.ダンス、みんな揃ってガンバって!
小学校の運動会です。
ダンスの入場です。
みんな、お揃いの手袋をしています。
パステルカラーが目立ちます。
さあ元気に楽しくやろうね。
やるほうも見てるほうも、
ワクワクドキドキです。
(写真) 2015年10月18日 真舟小(木更津)にて撮影
6.そ~れ、綱引きガンバって
運動会の定番「綱引き」です。
しかし、
両チームとも力いっぱい引いても、
綱はびくともしません。
こうなったら我慢くらべだ!
ところで、
腰が少し高いような気がするのですが・・。
今どきの綱引きってこんな格好でするんだね。
(昔は、お尻を地面につけてたけど・・)
まぁいいか。
とにかくガンバって!
(写真) 2015年10月18日 真舟小(木更津)にて撮影
7.3年2組「あべ」くん
「あべ」くん目立つよ。
「森」くんもね。
何だろう?
リレーなんでしょうか?
優勝の瞬間だね。
うれしそうだね。
「やったーっ」
大きな声が聞こえてきそう。
いいなあ。
元気な子供たち、
最高です。
(写真) 2015年10月18日 真舟小(木更津)にて撮影
8.学校開設後、初めての運動会
学校ができて初めての運動会です。
だから、
この学校の純粋な生徒さんは1年生だけです。
2年生以上は他校からの転校組です。
それでも、
みんなで新しい「歴史」をこれから作っていきます。
きっとこの運動会も、
その新しい1ページになるのでしょうね。
(写真) 2014年10月18日 真舟小(木更津)にて撮影
9.新しい校舎やテントがまぶしい
「木更津市立真舟小学校」の運動会です。
この学校は2014年に新設されました。
今日がその初めての運動会です。
校舎がピカピカです。
テントも真っ白です。
さぁここで、
たくさん思い出を作ろうね。
何だか、
生徒たちも大人たちもまぶしく見えるね。
(写真) 2014年10月18日 真舟小(木更津)にて撮影
10.行儀よく応援してね
小学校の運動会です。
子供達の応援席を撮らせていただきました。
運動会の写真ですが、
こういうアングルってあるようでないものです。
子供達がどういう目線で運動会を見ているかが、
少し分かったような気がします。
それにしてもみんな行儀いいね。
昔は、
ペラペラと話ばっかりしていたもんです。
えっ、それって私だけ?
まあいいか。
運動会、いつ見てもいいですね。
(写真) 2014年10月18日 真舟小(木更津)にて撮影
11.まとめ
どうでしたか。
へたな写真と解説では面白くなかったでしょう。
ごめんなさいね。
11-1.普段の生活
私がいつも狙っているのは、「普段の生活」です。
その「普段の生活」を、
写真というかたちに切り取っています。
写真ですので、
動きもなければ、
音も、声もありません。
その一瞬の中から、
生活感を出すのです。
簡単そうですよね。
でも、実際は難しいんですよ・・。
11-2.大事なのは写す人の感性
写真はカメラのシャッターを押せば、
誰でも、なんでも写せます。
露出も、ピントもすべて「自動(オート)」です。
いわゆる「バカチョン」です。
だから誰でも写せます。
あとは、
何を、どのように写すかです。
そこに、
写す人の「感性」が表れます。
(ちょっとキザですかね?)
芸術って最後は人の感性なのですね。
11-3.生活密着型
私の場合は、冒頭にもご紹介したように、
普段の生活が被写体になっています。
この「普段」と「生活」が私のキーワードです。
ようするに、
「かたぐるしい話抜き」の世界です。
「泥臭い」
これが、私の目指すものです。
「ああ今生きている」
と実感できる光景が好きなのです。
今回ご紹介した写真からも、
そのような
「泥臭さ」が感じられたら嬉しい限りです。
最後までお読みいただき、
ありがとうございました。
【関連記事】
※更新履歴※
【更新】2019年10月27日、11月3日、12月26日、2020年2月15日、3月19日、11月20日、2021年9月14日、2022年11月3日
少しだけ校正させていただきました。
※CMリンク※
宝塚歌劇100周年記念 大運動会 [DVD]
運動会 ダンス振付DVD ダンスリストバンド/はなのうでわ
カツリキの 運動会&発表会ダンス 保育の現場から! (PriPriブックス)
【Amazon.co.jp・公式ショップ限定】第2回 AKB48大運動会&第2回 AKB48グループ ドラフト会議 [Blu-ray]
運動会 ダンス振付DVD のびのび手袋/カラーメッシュグローブ
ヒット曲で、歌って踊れる! CDブック 清水玲子のマジカルダンス運動会! (PriPriブックス)
カツリキのうたあそび&運動会ダンス CDつき 保育の現場から生まれた! (PriPriブックス)
みんなで踊れる! 音楽いろいろ手具いろいろ CDブック カラフル運動会! (PriPriブックス)
高校球児の素顔を追う、私の見た高校野球(その9)
こんにちは、
拙作ブログをご覧いただきありがとうございます。
今回は、
「私の見た高校野球(その9)」です。
今後もこのシリーズを続けるつもりです。
私がやってきた野球取材の総括です。
取材期間 :
2000年~2014年(15年間)
その間に撮りためた写真が、
100万枚を超えました。
この写真1枚1枚は、
高校球児たちの歴史と同時に、
私の歴史でもあります。
写真ですので、
その瞬間、
高校球児たちと同じ場所にいなければなりません。
その時間と空間の中から、
私の感性で切り取ったのが、
この写真集です。
だから、
この写真の中には、
私の気持ちが入っています。
それは「こだわり」と、
いったほうがよいかもしれません。
その「こだわり」を集大成したものが、
今回のシリーズ「私の見た高校野球」です。
なお、
素材は下記HPからの抜粋となります。
- 1.お弁当
- 2.山あいのグラウンド
- 3.冬に鍛える
- 4.湯気(ゆげ)
- 5.雄叫び(おたけび)
- 6.シートノック
- 7.残念、無念
- 8.勝利の校歌斉唱(見事な整列)
- 9.スクイズ失敗(三塁走者挟まれる)
- 10.ナイスブロック(ホーム阻止)
- 11.まとめ
- 【関連記事】
- ※更新履歴※
- ※CMリンク※
1.お弁当
リトルシニアの練習にお邪魔しました。
撮影は練習風景だけだったのですが、
昼食シーンまで撮らせていただきました。
だって、
お弁当を美味しそうに食べているんですもん。
お弁当は、
お母さんに作ってもらったようです。
たまには、
お母さんに「ありがとう」って言えよ
というと・・
「いつも言ってるよ」だって。
あっそうか。
それは失礼しました。
(写真) 2002年5月25日 木更津シニアにて撮影
2.山あいのグラウンド
どうでしょうか。
これだけ山々に囲まれたグラウンドは
珍しいのではないでしょうか。
周りには民家らしいものがありません。
聞くところによると、
民家(お寺さん?)の所有地を開拓して、
グラウンドにしたそうです。
本当に静かです。
聞こえてくるのは、
風の音と、鳥のさえずりだけです。
とにかく空気がきれいです。
おいしいです。
野球に没頭できます。
(写真) 2006年12月24日 君津シニアにて撮影
3.冬に鍛える
寒い冬の始まりです。
学校が休みでも、
練習は毎日あります。
しかも、朝が早いのです。
地面には霜柱が残っています。
気温は氷点下です。
それでも、
来る春に備えて、
黙々と練習に励みます。
白い息が若者らしくていいですよね。
(写真) 2013年1月6日 袖ヶ浦高校にて撮影
4.湯気(ゆげ)
頭からものすごい湯気(ゆげ)です。
寒い中で走り込んだ証拠です。
季節は冬でも、
選手たちのからだは夏なのです。
熱気むんむんです。
この湯気だけで、
選手たちの熱い気持ちが伝わってきます。
(写真) 2013年1月6日 袖ヶ浦高校にて撮影
5.雄叫び(おたけび)
練習開始時にはいつもこうなんです。
お決まりの「儀式」です。
この雄叫びで気合いを入れます。
これで一体感を確認します。
全身にスイッチが入ります。
(写真) 2013年1月6日 袖ヶ浦高校にて撮影
6.シートノック
シートノックの1シーンです。
ポジションは、
ショートかセカンドでしょうか。
ノックを受ける選手だけでなく、
全員がボールをみています。
いつでも、
自分が受けるつもりで、
準備しているのですね。
自分の番が終わったら
「ほっ」とするのではなく、
いつも本番に備えて準備しておく。
野球に限った話ではないですね。
(写真) 2013年3月23日 志学館にて撮影
7.残念、無念
一塁へのヘッドスライディングは、
アウトでした。
その熱い闘志は報われませんでした。
悔しいけどくさるなよ。
何もしないより、
何かに挑戦して失敗する方が、
価値があるんだからな。
(写真) 2013年4月13日 市原中央高校
袖ヶ浦球場にて撮影
8.勝利の校歌斉唱(見事な整列)
見事な整列です。
きれいです。
気持ちのよい校歌斉唱です。
勝っておごらずです。
厳しい監督さん(故・小枝監督)の指導が
ここにも生きています。
(写真) 2013年10月5日 拓大紅陵 袖ヶ浦球場にて撮影
9.スクイズ失敗(三塁走者挟まれる)
スクイズ失敗です。
打者のバントは空振りになり、
飛び出した三塁走者は、
三本塁間に挟まれました。
攻撃側のチャンスは一気に消え、
守り側のピンチは脱しました。
野球は1球、1打で流れが変わります。
(写真) 2013年9月27日 千葉県野球場にて撮影
10.ナイスブロック(ホーム阻止)
写真は、キャッチャーが体をはって
ホームを死守したシーンです。
いわゆる「憤死」です。
見事なホーム阻止です。
ですが、
見事なのはキャッチャーだけではありません。
ホームへ、目の覚める球を返した、
外野手も褒めてあげたい。
(写真) 2013年10月4日 千葉県野球場にて撮影
11.まとめ
どうでしたか。
今回も厳粛な思いを込めて、
私の見た高校野球(その9)
をお届けしました。
どの写真も思い出深いものです。
写真ですので、
その瞬間に私(カメラマン)が、
そこにいたことになります。
つまり、
球児達と時間と場所を共有したのです。
しかも、
その瞬間は永遠にとまったきりです。
色あせることもありません。
その瞬間が永遠に存在するのです。
そう考えると、
そこに居合わせたことに感謝しなければ。
そう思いつつ本稿を閉じます。
最後までお読みいただき、
ありがとうございました。
【関連記事】
※更新履歴※
【更新】2019年10月25日、12月25日、2020年2月15日、6月26日、11月20日、2021年9月13日、2022年11月2日
少しだけ校正させていただきました。
※CMリンク※
フォトコン別冊 スポーツ写真テクニック 2013年 10月号 [雑誌]
写真上達コーチングブック (玄光社MOOK)
まるごとわかる! 撮り方ブック スポーツ編
Canon 望遠ズームレンズ EFレンズ EF70-300mm F4-5.6 IS II USMフルサイズ対応 EF70-300IS2U
ことだま 野球魂を熱くする名言集
人を育てる渡辺メモ 高校野球名将の金言
高校野球脳を鍛える 実戦プレー問題集
Canon デジタル一眼レフカメラ「EOS Kiss X9」ダブルズームキット (ブラック) EOSKISSX9BK-WKIT
Nikon デジタル一眼レフカメラ D5600 ダブルズームキット ブラック D5600WZBK
Nikon デジタル一眼レフカメラ D3400 ダブルズームキット ブラック D3400WZBK
球児達に贈る(その11)、私の野球取材生活を総括する
こんにちは、
拙作ブログをご覧いただきありがとうございます。
今回は、
「球児達に贈る(その11)」です。
今後もこのシリーズを続けるつもりです。
私がやってきた野球取材の総括です。
取材期間 :
2000年~2014年(15年間)
その間に撮りためた写真が、
100万枚を超えました。
その中から、
印象に残るものをピックアップしました。
私の独断と偏見です。
このへんができるのがブログの良いところですかね。(笑)
よって、読者の皆様には、
「物足りない」
と感じるかもしれません。
そこのところはご容赦ください。
1)球児達に贈る(その11)。
本稿の球児達に贈る(その11)は、
下記HPからの抜粋となります。
- 1.主将(キャプテン)
- 2.飛田穂州(とびたすいしゅう)著「高校野球入門」より
- 3.母から息子へ
- 4.最後の夏、それぞれに想い出を
- 5.悔しさを噛みしめながら
- 6.汗
- 7.夏、終わる
- 8.夏、終わる②
- 9.その姿が尊くて美しい
- 10.親と子の卒部式
- 11.甲子園てなんだろう
- 12.まとめ
- 【関連記事】
- ※更新履歴※
- ※CMリンク※
1.主将(キャプテン)
拓大紅陵の主将・河本くん(写真中央)です。
まだ私はその河本くんとは、
一度も話したことはありません。
ずっとカメラを通して、
見させていただきました。
甲子園常連校の主将ですから、
スタメンは当然と思っていました。
でも、
実際はそうではありませんでした。
久しぶりに打席に立つと、
スタンドの仲間から、
「檄(げき)」が飛ぶ始末です。
それは、他人が聞くと、
悪口とも思える厳しいものでした。
およそ主将に対する
言葉ではありませんでした。
でもその言葉には、
なぜか温かみが感じられました。
よく分かりませんが、
信頼感で結ばれているというのでしょうか。
ごまかしのきかない世界で、
ぎりぎりの生活をしているもの同士です。
その仲間が、
一番信頼できる選手として選んだ主将です。
決して野球のうまさだけでは選ばなかった。
そのことが私には嬉しかったのです。
(写真) 2002年6月8日 袖ヶ浦球場にて撮影
拓大紅陵の主将・河本(かわもと)くん
2.飛田穂州(とびたすいしゅう)著「高校野球入門」より
<飛田穂州(とびたすいしゅう)著「高校野球入門」より>
練習の苦痛に泣き言を言うような連中が
野球を愛するという言葉を乱用してもらっては困る。
春の花にそむき、
秋のもみじを忘れて
グラウンドに走る心がけがあって
初めて野球愛の資格が生ずる。
連日の練習に綿のごとく
疲れた体を小走りに
グラウンドに駆けつける熱烈さがあって、
初めて野球愛を公言しうるのである。
練習が激しすぎるとか、
多すぎるとか、
試合数がどうとかというような連中が、
いっぱしの野球愛を口にすることは
こっけい千万である。
愛はあくまでも真剣でなければならぬ。
真剣味というものは、
目的とするものは、
一つでなければならぬ。
その一つに満身の愛をささげるのである。
(写真) 2002年6月9日 志學館にて撮影 金子圭輔くん
3.母から息子へ
お母さんから息子へ千羽鶴の贈り物です。
この6月初めに負った大けがの時には、
お母さんは、
本人以上に心配したことでしょう。
生田くんに限らず、
日本中のお母さんたちは、
いつも、はらはらどきどきしながら
子供達のことを見守っているのです。
(写真)2002年6月29日 志学館激励会にて
4.最後の夏、それぞれに想い出を
夏の大会まであとわずか。
何度駆け登ったことか、この階段を。
思えば悩みと葛藤の日々であった。
それでも僅かな光を信ずることが出来た。
いつもそばに励まし合う友がいたからだ。
その鮮烈な記憶は、
一生忘れることはないであろう。
二度と来ない青春の一ページである。
輝きのまま終止符を打とうではないか。
(写真) 2002年1月19日 志学館にて撮影
5.悔しさを噛みしめながら
「よくやった」
と安易に言うのはよそう。
負けて、夏が終わって、
好きな野球とお別れというときに
何を言っても慰めにはならないことは良く知っている。
今は静かに、
時間が通り過ぎるのを待つしかない。
それでも、これだけは言いたい。
そこには、闘志溢れる若者たちがいたことを。
そして、最後まであきらめずに戦ったことを。
これだけでも素晴らしいことなのだ。
(写真) 2002年7月14日 袖ヶ浦球場にて撮影
柏西・田村くん(3年 背番号10)
6.汗
噴き出す汗をぬぐおうともせず、
ひたすら応援をし続ける姿がそこにあった。
選手たちが必死なら応援も必死。
まさに、
グラウンドと応援席が一体になった世界。
それが高校野球の醍醐味なんです。
2002年7月27日 千葉マリンスタジアムにて
7.夏、終わる
写真は志學館・馬場(ばんば)くんです。
あの普段は陽気な馬場(ばんば)くんが
大泣きしていました。
その大粒の涙をみると、
声もかけられませんでした。
(写真) 2002年7月21日 八千代市営球場にて
8.夏、終わる②
こんな日が来るのは分かっていながら、
野球を続けて来たのですね。
こんな残酷な日が来るのを知りながら・・。
(写真) 2002年7月15日 千葉県野球場にて 千葉敬愛
9.その姿が尊くて美しい
夏の大会、志学館チーム敗退の瞬間です。
このシーンについては、
多くを語ることはしません。
それはおこがましくて、
彼らが崇高過ぎて・・
私なんかが踏み入ることの出来ない世界なのです。
(写真) 2002年7月21日 八千代市営球場にて
10.親と子の卒部式
この夏を最後に野球部を去りゆく高校球児たち。
最後のお別れ会。
2年半の想い出が
走馬燈のように流れていく。
「朝早くから弁当を作ってくれてありがとう」
と息子が言えば、
「よくここまで頑張ってきたね」
と母が言う。
たったそれだけの言葉ですが、
それぞれの思いが伝わって来て心を打つ。
そして、
みんなが同じ気持ちで美しい涙を流す。
それは、
野球を続けてきたものたちへのご褒美です。
(写真) 2002年8月25日 志学館にて撮影 平野くん親子
11.甲子園てなんだろう
彼等が目指した甲子園って
なんだったなのだろうか。
今更ながら、
いえ、今だから考えてしまう。
志(こころざし)なかばで、
夢破れてしまった甲子園。
そこまで彼等を高ぶらせた甲子園。
それだけに崇高な目標であった甲子園。
それをひたすら目指した甲子園。
まっしぐらに駆け抜けていった高校球児。
誰が何と言っても、
やっぱり、やっぱり彼等は素晴らしい。
(写真) 2002年7月21日 八千代市営球場にて
12.まとめ
どうでしたか。
今回も厳粛な思いを込めて、
「球児達に贈る」のその11をお届けしました。
どの写真も思い出深いものです。
写真ですので、
その瞬間に私(カメラマン)が
そこにいたことになります。
つまり、
球児達と、時間と場所を共有したのです。
しかも、
その瞬間は永遠にとまったきりです。
色あせることもありません。
その瞬間が永遠に存在するのです。
そう考えると、
そこに居合わせたことに感謝しなければ。
そう思いつつ本稿を閉じます。
最後までお読みいただき、
ありがとうございました。
【関連記事】
※更新履歴※
【更新】2019年10月23日、2020年2月14日、11月19日、2021年9月12日、2022年11月1日
少しだけ校正させていただきました。
【更新】2019年7月29日
中身(文章)をマイナー修正しました。
※CMリンク※
球児に響く言葉力
白球の世紀 高校野球100回秘史
フォトコン別冊 スポーツ写真テクニック 2013年 10月号 [雑誌]
写真上達コーチングブック (玄光社MOOK)
まるごとわかる! 撮り方ブック スポーツ編
Canon 望遠ズームレンズ EFレンズ EF70-300mm F4-5.6 IS II USMフルサイズ対応 EF70-300IS2U
ことだま 野球魂を熱くする名言集
人を育てる渡辺メモ 高校野球名将の金言
高校野球脳を鍛える 実戦プレー問題集
Canon デジタル一眼レフカメラ「EOS Kiss X9」ダブルズームキット (ブラック) EOSKISSX9BK-WKIT
Nikon デジタル一眼レフカメラ D5600 ダブルズームキット ブラック D5600WZBK
Nikon デジタル一眼レフカメラ D3400 ダブルズームキット ブラック D3400WZBK