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こんにちは、拙作ブログのご紹介です。このブログは河原健次がお届けしています。大分市出身、木更津市在住です。すでに半世紀以上も生存しています。その長い歴史から、日常生活や人生に参考になりそうな情報を提供しています。読者のみなさんに役立つことを願っています。

こんな幕切れが待っていたとは、記憶に残る壮絶な高校野球(その1)

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こんにちは、

拙作ブログをご覧いただきありがとうございます。

 

今回は、
記憶に残る壮絶な高校野球(その1)です。

 

 私は長い間、

高校野球を追っかけて来ました。

 

◇取材期間:
2000年~2014年(15年間)

◇写真撮影数:100万枚以上。

 

その間、

観戦(取材)した試合数だけでも

何百試合となります。

 

他に練習試合や練習風景もあります。

 

それでも、

印象に残る試合と言えば、

そんなにはありません。


ほんの数えるほどです。

 

その印象に残る試合を、

シリーズで取り上げていきたいと思います。

 

 

 

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1.今回取り上げる試合

①大会 : 2002年夏 千葉県大会

②試合 : 同大会 4回戦 志学vs佐倉

③場所 : 八千代市営球場(千葉県)

④気象条件 : 天気・晴れ、気温・34℃

⑤結果 : 1対0で佐倉の勝利。

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劇的なサヨナラ試合でした。


それまでは「汗握る」投手戦で、
試合が終わったときは、
ぐったりとしたことを覚えています。


暑さと疲れとで、

暫くは動けませんでした。


それでも、

記録することが大事と、

貴重なシーンを写真に残しました。

 

⑥ポイント :
 0対0で迎えた最終回(9回の裏)、

 2アウトから佐倉のサヨナラ勝ち

 

2.概要

この試合は、

志学館をメインに取材に行きました。

 

取材です。

応援ではありません。

 

ですので、

写真は公平に撮りました。

 
私の住んでいるところが志学館の近くでしたので、

普段から

志学館の練習風景を撮影させていただいていました。

 

その流れから、

今回の取材となったわけです。

 

2-1.志学館とは?

さて、

その志学館ですが、

志学館は残念ながら、

「全国区」とまではいっていません。
(失礼な表現でごめんなさい)


普通の人は、

多分ご存じないかと思います。

 

ただ、志学館は、
一度だけ甲子園に出場したことがあります。

 

例の広島に入団した

「澤崎投手」が志学館にいたときです。

 

2-2.佐倉高校とは?

一方、

佐倉高校は有名ですよね。

 

あのミスタージャイアンツ・長嶋さんの母校です。

 

3.投手戦

試合の話に戻ります。

まず両校のバッテリーです。

 

志学館:永島-平野

 

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志学館エース・永島くん(3 志学館)

 

◇佐倉:望月(主将)-小倉 

 

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佐倉エース・望月くん(主将 佐倉東)

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熱心に応援する志學館のチアガール

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志学館四番・森くん(3 鎌足) 背中には、みんなの期待が・・

 

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ピンチに渾身の力を振り絞る佐倉のエース・望月主将

 

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ベンチ前で肩ならしをしながら、味方の援護を待つ志学館・永島くん

両投手とも好投し、
9回の表を終わって
0点のままです。

 

4.最終回(9回の裏)

試合は最終回、9回の裏に入りました。
ここで試合が動きました。

 

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佐倉高校の攻撃、最終回2死三塁

最終回、佐倉の攻撃です。

2死三塁です。

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佐倉の2番後藤くん(3 栄東)の打った打球はピッチャーゴロ

ここで、
佐倉のバッター(後藤くん)の打った打球は、
ピッチャーゴロとなりました。

 

その打球をさばこうとしたピッチャー・永島くんが、少しファンブルしました。

 

そのファンブルしたぶん、一塁への送球が遅れました。

 

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一塁・塁審の判定は「セーフ」

 

4-1.審判の判定は

一塁・塁審の判定は、

「セーフ」!

 

この間、三塁走者がホームへ生還し、
待望の「1点」が入ります。

 

この瞬間、
佐倉のサヨナラ勝ち

です。

 

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サヨナラ勝ちを喜ぶ佐倉高ナイン

 

志学館は、あと一人のところで、
サヨナラ負けを喫したのです。

 

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泣き崩れる志學館選手、正面は生田主将・一塁手

 

泣き崩れる志学館の選手たち。

この光景が、
今でも私の目に焼き付いています。

 

試合が終わった瞬間、
全部の選手がその場に倒れ込んだのです。

 

そして、
顔を地面につけて号泣したのです。

 

まるで「地獄」を見ているようでした。

 

「ええっ」

こんなことがあるの?!

 

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破れた志學館ナイン

 

5.試合終了

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勝利の校歌を歌う佐倉

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大喜びで応援席へ

神様はむごい。

善戦した両校を、勝者と敗者に分けました。

まさに、「明」と「暗」です。

 

でも、それは覚悟の上です。

 

そうなることを知りながら
彼らは野球の道を選んだのです。

 

悔いは残るかもしれない。

 

でも、最後は堂々と胸をはれ。

 

そして、
野球をさせてくれたみんなに感謝しろ。

相手チームの佐倉にも、この球場にも。

 

君たちは力の限り戦った。

 

それを、みんなが見届けた。

なにより、自分自身が見届けた。

 

6.泣き崩れる志学館チーム

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試合終了後の志學館ロッカールーム、監督さんの言葉を聞くと、また涙が・・

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一人悲しみに耐える生田主将、ふと顔を見ると、いつのまにか大人の表情になっていた。

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紅一点の川名マネージャー

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応援してくれたみんなへお礼の挨拶

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選手達がロッカールームから出てくるのを待っていた志學館の生徒たち


試合終了直後の志学館チームです。

 

写真を見てのとおりです。

多くは語りません。

 

この時間が、私には長く感じました。

 

まるで時間が止まったようでした。

 

なにも聞こえない。

 

あっちこっちで、
すすり泣く声がしていました。

 

それ以外は何も聞こえません。

 

不思議な時間でした。

 

ふと気がつくと、
セミの鳴き声が・・。

 

そのセミの鳴き声さえが
志学館の気持ちを察するかのように
さみしそうに泣いていました。


 

7.真の高校野球を見た

お断りしておきますが、
私は野球のことは、まったく分かりません。

 

その私の心に、
どうしても残っているシーンがあります。

 

この試合は息詰まる投手戦でした。

 

0対0のまま9回表を迎えました。

 

ここで志学館は、
先頭打者に代打を起用しました。

 

その代打とは、
つい2ヶ月足らず前に
大けが
をした生田主将です。

 

完治はしていませんでした。

 

何とか甲子園まで勝ち残り、
主将にもう一度公式戦でプレーをさせたい。


というのが、チーム全員の願いでした。

 

当然、この試合も勝ちたかった。

 

その大事な場面で、
完治していない生田主将を
代打に使ったのです。

 

8.完治していない生田主将

その完治していない生田主将を使ったことが気になっていました。

 

そこで試合後のある日、
そのことを監督さんに聞いてみました。

川俣(かわまた)監督さんです。

 

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志学館・川俣監督 2003年7月5日 袖ヶ浦球場

監督さんはこう答えてくれました。

 

「あの膠着(こうちゃく)状態で
流れを変えたかったから」

 

「決して情に流された訳ではない」

 

とおっしゃった。

 

私は野球のことは分かりません。

 

まして、
セオリーなど考えたこ
とはありません。

 

でも、生田主将が代打に立ったとき、
私は監督さんの答えの後者を考えて
しまいました。

 

真実は分かりません。

 

しかし、仮に情(じょう)で、
生田主将を使っ
たとして、
誰がそれを責めることが出来るでしょうか。

 

下の写真を見て欲しい。

 

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代打・生田(いくた)主将、内野ゴロを放ち1塁へ必死に走る


内野ゴロで必死に走る生田主将と、
打球の行方を真剣に見守る、
監督さ
んとチームメート。

 

この試合は志学館の
サヨナラ負けに終わりました。

 

もちろん、悔いは残るでしょう。

 

でも、私の目には、
監督さんの優しさや、
チームメートの信頼感が伝わって来て、
止めどもなく涙が出てきました。

 

それを感動と
軽々しく呼びたくはありません。

 

とにかくすごい、
すごすぎる試合でした。

 

やはり、高校野球はいい。

無条件に素晴らしい。

 

9.底抜けに明るい生田くんに不運が

少し脱線しますが、
生田くんのことを書かせていただきます。

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2002年6月29日 志学館にて(夏の壮行会)

上の写真は壮行会のときに撮らせていただきました。

隣に写っているのが(といっても加工写真ですが)、
生田くんのお母さんです。

手に持っているのが、勝利を託した千羽鶴です。

 

この千羽鶴には、
お母さんのいろんな「思い」が込められていました。

 

・ケガなおるように。
・キャプテンが無事つとめられるように。
・みんなに迷惑をかけないように。
・最後までしっかりと野球ができるように。
・その野球を1日でも長くできるように。

 

生田くんは、底抜けに明るい選手でした。

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2002年3月3日 志学館にて

学校でも人気者でした。

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2002年2月16日 志学館にて

しかもキャプテンの自覚に燃え、
率先してチームを引っ張っていました。

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2001年9月23日 市原臨海球場にて

 

ところが、あるとき不運に襲われました。

 

2002年6月2日 於.袖ヶ浦球場

 

千葉県南部大会の試合中です。

彼はショートでした。

 

上の写真は別の試合のときのものです。
彼はいつも華麗なプレーを見(魅)せていました。

しかも、強肩を武器にしていました。

 

ところが、ところがです。

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2002年6月2日 袖ヶ浦球場にて

事故はこの打席のあとに起きました。

 

守備についた生田くんが、
外野手からのバックホームを中継したときに、
右腕の「肘(ひじ)」を痛めたのです。

 

このときの写真も撮っていたのですが、
探しても出てきませんでした。
申し訳ない。

 

だが、その瞬間は、いまでも鮮明に覚えています。


写真を撮っている私の後ろに拓大紅陵の選手たちがいました。
次の試合を待っていたのでしょう。


その選手たちが口を揃えて言いました。

 

「やばいっ」

 

その彼らの心配どおりになりました。

そのまま彼は入院したのです。

 

 

この時期のケガは致命的だ。

 

夏の大会まで2ヶ月を切っていました。
時間がなさ過ぎます。

退院しても右腕のギブスはまだ外せませんでした。

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2002年6月16日 拓大紅陵にて

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2002年6月22日 志学館(文化祭)にて

 

しかし、時間は待ってくれません。

冷酷にも夏の大会が始まりました。

 

彼は、ずっとベンチウォーマーでした。

 

そして、チャンスがやってきました。

それが佐倉戦の9回表なのです。


代打で打席に立ったのです。(前述)

 

しかし、凡打に終わりました。

 

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2002年7月21日 八千代市営球場(ロッカールーム)にて

 
ロッカールームで彼は泣きませんでした。


いや、
泣こうにも泣けなかったのです。

 

それだけキャプテンの重圧があったのです。

私が彼の涙を見たのは壮行会の時だけです。
(本項の冒頭)

 

お母さんの前で彼は初めて泣いたのです。

 

底抜けに明るい生田くん。

その底抜けに明るい生田くんが泣きました。

 

ここまで来るのに、
人知れぬ悩みや苦労があったのでしょう。

 

そう思うと、こっちまで目頭が熱くなりました。

このブログを書きながらでもそうです。


涙が出そうだ。

 

10.読者の声

 ◇miyokoさんからのお便り

 誠実な球児さんたちへ!!

こんにちは。

私は、佐倉高校の二年です。

志学館戦は応援スタンドにいました。

劇的なさよなら。

そのときは嬉しくて嬉しくて皆で喜んでいました。

きっと明日の新聞には佐倉の記事がのるんじゃないかと思いながら・・・。

しかし、新聞には志学館のことばかり。

たしかにAシードの千葉敬愛を下したけど。

何故??でもそのなぞはすぐ解けました。

それは五回戦、
準決勝と応援にきてくれて暑い中一緒に応援してくれたのです。
こんな誠実な球児はいない!
と思いました。

彼らは注目されておかしくないすばらしい人達です。

その誠実さをいつまでも忘れず、
また、後輩に受け継いでいって欲しいと思います。
そして、
佐倉高校野球部お疲れ様。ミラクルでした。
感動をありがとう。
両校のますますの発展を期待します!!

 

拓大紅陵野球部OBさんからのお便り  2002年7月24日

 志学館高校に栄光あれ!!

はじめまして、
実は私は志学館野球部OBではなく、
拓大紅陵野球部OBです。

私個人的にも志学館野球部を応援しております。
   <略>    
今回、このような形でメールさせて頂くのには理由があります。
残念ながら本大会の志学館の夏が終わってしまいましたが、
彼らの行動に感動を覚えたからです。


何やら各HPや掲示板を見させて頂くと、
自分たちに勝った高校(佐倉高校)へ応援をしたり、
模範的な行動により、
各関係者から絶賛を浴びてる事に深く感動を覚えました。

さすが志学館と思えてしまいます。


と言うのは、私は現役の頃から、
当時の澤崎くん(現広島カープ)と
同じ出身中学だった理由から
志学館野球部とは大変親しくお付き合いをさせて頂いておりました。

 

その中で、森田くんの事を書かせて頂こうと思います。


今から10年の程前になりますが。
当時の志学館は、先にも触れましたが、
澤崎くんを擁する強豪チームとして、
優勝候補に一角として千葉県では騒がれておりました。

 

彼(森田くん)は、
自分が3年生の最後の大会にメンバーに選ばれた際に、
「自分より下級生を選んで下さい。
その方がチームが強くなります。
自分は記録員をします」
と川俣監督さんに直訴し、
その大会は記録員として頑張っておりました。

結果は、何回戦か忘れましたが、
野田北に破れ、志学館の夏が終わりました。

本当は選手として、頑張りたかったと思います。

よく彼(森田くん)とは、
帰宅方面が一緒だったこともあって、
帰りの電車で話していました。

そんな中でも、
拓大紅陵志学館かが甲子園行けるといいね。
もしうち(志学館)が負けたら、
拓大紅陵を一生懸命応援するから」って
言ってくれていました。


正直、彼の思いには頭が下がりました。

大会前なのに、
うち(拓大紅陵)たちを心配してくれる人がいるのかと、
彼(森田くん)は、学校は違うけど、
僕にとっては同じ野球部なんだって思ってました。


その後、彼(森田くん)は進学し、
自分の道を歩き始めようとして筈です。

 

2年後、彼(森田くん)は交通事故で、
この世を去りました。20歳の若さでです。

 

ちなみに、その時の志学館の夏は、
甲子園初出場しております。

 

劇的な成田高校を延長を制して…。

 

彼(森田くん)が志学館を勝たせたとは言えません。

 

当時の志学館は、
チーム打率が4割を誇る協力な打線でした。
実力から言っても
間違いなく甲子園に行ける力は持っていたと思います。

 

でも少なくとも、
私は彼(森田くん)が、甲子園に連れて行ったと信じています。

 


彼(森田くん)は、
その夏の大会前に川俣監督さんに会いに行ったそうです。

その後に、
交通事故に会いこの世を去りました。

 

そして夏の県予選が始まったのです。


これは後になって聞いた話ですが、
志学館がピンチになった時に、
ベンチ裏では、彼(森田くん)の写真が飾ってあったそうです。

川俣監督さんが写真に、
「大輔(森田)、どうしたらいい!?教えてくれ!」
と問い掛けたそうです。

そんな時は、
必ず森田くんの声(アドバイス)が聞こえたそうです。


なぜならば、
彼(森田くん)は、志学館野球部を愛してたからです。

 

自分の事よりも他人(チーム)の事と考える彼(森田くん)。

そんな野球部だからこそ、志学館は素晴らしいのです。


今も昔も志学館野球部の伝統が
変ってなかった事が嬉しくてたまりませんでした。


今年、森田くんの墓参りに行こうと思っています。


「大輔!君らの後輩は、
君と同じ気持ちで野球に取り組んでいるぞ。
君が残した実績は大きいな。
だから、ずっと志学館を応援してやってくれ。
でも負けた時は、拓大紅陵を応援しろよ(笑)」
と伝えたい。


最後に三年生諸君に、
君たちの今年の夏は輝いていました。

 

優勝候補の一角の千葉敬愛を破った事や、
ハツラツとした試合でのプレーは、
今も昔も変わりなく、
母校ではない私でも感動を覚えました。

 

今は悔しいでしょう。

 

甲子園に行きたかったでしょう。

 

仲間たちと少しでも長く野球をしたかったでしょう。

 

でも、それが必ず思い出になる。

 

今後は後輩たちに夢を託して、
それぞれの自分たちの道を歩んで下さい。


志学館野球部に栄光あれ!!

本当に君たちは格好良かったぞ!!


私は紅陵野球部の出身ですけど、
森田くんといつでも志学館野球部の活躍を
期待しております。

 

11.まとめ

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どうでしたか。

志学館vs佐倉の壮絶な試合。

 

この試合の印象を私なりにまとめました。

 

11-1.とにかく暑かった、熱かった

この試合ほど疲れた試合はありません。
多分、これからもこういう試合は出てこないでしょう。

 

◇息詰まる投手戦。

◇劇的なサヨナラ。

◇灼熱の太陽が照り続ける猛暑。

◇初めての球場。

◇負けた志学館の泣き崩れる姿。

 

その中で、私は必死に撮影しました。

試合終了後も、急いで選手控え室に行きました。


一般者が決して見ることのできない、
選手たちや、マネージャーさんの
生の姿を残してお
きたかったのです。

 

もちろん、私も泣いていました。

 

涙と汗とで顔はくしゃくしゃでした。

カメラのフィンダーが曇って困ったほどです。
とにかく必死でした。

 

11-2.泣き崩れる姿が・・

 私は初めて見ました。 

選手たちがグラウンドに泣き崩れる姿を。

 

こんなことが本当にあるのか。

 

まるで、
映画やドラマを見ているようでした。

 

あとで考えて、
そのことがやっと分かりました。

 

彼ら、彼女らは
「完全燃焼」したんです。

 

「不完全燃焼」では、
あそこまではいくまい。

 

「完全燃焼」だからこそ、
泣き崩れたのだ。

 

立っている力がなくなってしまったのだ。

 

なんということか。

 

高校生でありながら、
あそこまで燃やし尽くすとは・・。

 

それは、野球が好きだからか?

 

いえ、それだけではないだろう。

 

もっとほかに理由があるに違いない。

 

私にはその理由が分かっています。

 

しかし、

その理由を明かすのは止めておこう。

 

それは、
選手たちや、マネージャーさんたちの
大事な宝ものだからです。

 

だから、そっとしておきたい。

 

彼ら、彼女らは、
その宝もののために野球をしてきたのだから。

 

よくやった。

よく頑張った。

 

その宝ものはご褒美だよ。

 

一生の宝ものだよ。

 

良かったね。

良くやった。

お疲れさん。

 

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12.最後にあたって・・

今回も厳粛な思いを込めて、
記憶に残る壮絶な高校野球(その1)
をお届けしました。

 

どの写真も思い出深いものです。

写真ですので、そのとき、その場所に
私(カメラマン)がいたことになります。

 

つまり、
球児達と、時間と場所を共有したのです。

 

しかも、
その瞬間は永遠に止まったきりです。

 

色あせることもありません。

 

その瞬間が永遠に存在するのです。

 

そう考えると、
そこに居合わせたことに感謝しなければ。。

そう思いつつ本稿を閉じます。

 

最後までお読みいただき、

ありがとうございました。

 

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※更新履歴※

【更新】2019年11月15日、12月14日、20日、28日、2020年1月21日、6月2日、10月22日、2022年9月13日
少しだけ校正させていただきました。

【更新】2019年10月1日
下記記事を追加しました。
「9.底抜けに明るい生田くんに不運が」 

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