涙は心をきれいにする
こんにちは。
拙作ブログをご覧いただきありがとうございます。
今回は、「涙」について考えてみます。
上の写真を見てください。
いずれも高校野球の試合直後に撮影したものです。
敗戦校のマネジャーさんが泣いています。
どうでしょう？
この写真をみ見ただけで、
「ジーン」と来ませんか？
涙がこみ上げてきませんか？
「もらい泣き」
というのでしょうか。
私は何度も、
この「もらい泣き」をしました。
そのたびに、
「もらい泣き」の良さを学びました。
ときには、
涙でファインダーが曇って、
シヤッターが押せないことがありました。
でも、
心がさわやかになりました。
この
「もらい泣き」こそが、
「人間本来の姿」
ではないでしょうか？
- １．泣くということ
- ２．高校野球と涙
- ３．ケガもありました
- ４．心の健康度を知る
- ５．泣くことは恥ずかしいことではない
- ６．涙は心をきれいにする
- ７．まとめ
- 【関連記事】
- ※更新履歴※
- ※CMリンク※
１．泣くということ
泣くときの状況を考えてみます。
普通泣くというのは次のようなときです。
１）悲しいとき。
２）恐いとき。
３）痛いとき。
上記のうち、
この記事では「悲しいとき」に限定します。
というのは、
「もらい泣き」
するのは、
「悲しいとき」だからです。
では、
「悲しいとき」とはどんなときでしょう。
１）人と別れるとき。
２）努力が報われなかったとき。
３）負けたとき。
４）人に迷惑をかけたとき。
と書けば、
たいていの人は思い当たると思います。
因みに、
冒頭の写真は、１）が該当します。
普通は２）とか３）を想像するかと思いますが、
高校野球の場合は、
「人と別れる」ことが、
悲しみの一番の理由
なのです。
２．高校野球と涙
では、
ここで高校野球の涙について解説します。
高校野球の涙の本当の理由は下記です。
私が２０年近く高校野球を取材してきた結論です。
１）夏の終わり。
高校野球において、
試合に負けるということは、
夏の大会の終わりを意味しています。
２）３年生は退部。
夏が終わると、３年生は退部
しなければなりません。
すなわち、
野球部を去るのです。
３）その別れが涙に。
３年生が退部することは、
もう３年生と一緒に野球ができないことを意味しています。
プレーしてきたのは選手だけではありません。
マネージャーさんも同じです。
みんな３年間一緒にやってきた仲間です。
つらいこともありました。
寒い冬、暑い夏。
どんなきついときでも、
みんなで励まし合いながら、
その苦しさやつらさを乗り越えてきました。
３．ケガもありました
この３年間の中にはケガもありました。
正直にいいます。
３年間の部活のなかで、
ケガをしない選手なんて一人もいません。
表向きはケガをしていないように見えますが、
実際にはケガだらけでした。
それを表に出さないだけなのです。
３－１．ケガを表に出すと・・
ケガを表に出すと、
みんなに心配をかけるからです。
レギュラーから落とされるからです。
だから、
だまって練習に出ていました。
みんなに黙っていました。
それもこれもチームのためです。
３－２．自分を殺し、犠牲にして
そうなんです。
みんなが、
自分を殺して、
犠牲にして、
野球部のためにやってきたのです。
貴重な青春を、
野球のためにつくしてきたのです。
かけがえのない青春です。
それを、
あの白球にたくしてきたのです。
３－３．それが分かっているからこそ別れがつらい
その気持ちが分かっているからこそ、
別れがつらいのです。
もちろん、
負けた悔しさもあるでしょう。
しかし、
負けた悔しさは負けたときの一瞬です。
それより、
みんなと一緒に野球ができないのがつらい。
もうこのときはもどってきません。
それを考えると、
涙が出てくるのです。
みんなとの別れが、
彼らを、彼女らを、
泣かせるのです。
４．心の健康度を知る
ここで「もらい泣き」について考えます。
実は、
この「もらい泣き」ができるかどうかで、
心の健康度が分かるのです。
この表現「できるかどうか」というのは、
少しおかしいですね。
「心の健康度」というよりは、
「心の純度」
といったほうが、
分かりやすいかもしれません。
どれだけ相手の気持ちになれるかです。
１）心が曇っていると「もらい泣き」はできません。
２）心がすさんでいると「もらい泣き」はできません。
５．泣くことは恥ずかしいことではない
泣くことは恥ずかしいことではありません。
むしろ、崇高なものだと思っています。
自分に正直だから泣くのです。
自分に素直だから泣くのです。
６．涙は心をきれいにする
そこで今回のテーマです。
「涙は心をきれいにする」
です。
私はよく泣きます。
１）悲しい映画を見ては泣く。
２）悲しいドラマを見ては泣く。
３）悲しい曲を聴いては泣く。
４）悲しい記事を読んでは泣く。
でも、泣いた後は、
なぜか、
心がすがすがしくなっているのです。
不思議です。
あのさわやかさは、
なんなのでしょうか？
「ああ人間だなぁ」
と感じるのです。
「心が洗われた」
感じるのです。
涙が心を洗ってくれたのです。
７．まとめ
どうでしたか。
涙っていいものでしょう。
そして、最後はこうなって欲しいものです。
雨降って（涙流して）地固まる。
そう、上の写真のように。。
涙はいいものです。
人間を素直にしてくれます。
美しくもします。
涙はいいものです。
最後までお読みいただき、
ありがとうございました。
【関連記事】
※更新履歴※
【更新】2019年10月24日、11月22日、2020年1月4日、4月2日、8月10日、2021年3月20日、2022年4月28日
少しだけ校正させていただきました。
【更新】2019年9月10日
CMリンク追加。
【更新】2019年8月8日、16日
中身（文章）をマイナー修正しました。
【更新】2019年6月21日
文章の一部を更新しました。
「目次」を追加しました。
これで少しは読みやすくなったと思います。
※CMリンク※
僕の心のヤバイやつ １ (少年チャンピオン・コミックス)
メイドインアビス（１） (バンブーコミックス)
凪のお暇 ４ (A.L.C. DX)
食えなんだら食うな
解体屋ゲン 1巻
この世界の片隅に ： 上 (アクションコミックス)
破天荒フェニックス オンデーズ再生物語 (NewsPicks Book)
鬼滅の刃 7 (ジャンプコミックスDIGITAL)
夢をかなえるゾウ
泪～泣きむしの殺し屋～ ： 6 (アクションコミックス)
涙のしずくに洗われて咲きいづるもの
