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こんにちは、拙作ブログのご紹介です。このブログは河原健次がお届けしています。大分市出身、木更津市在住です。すでに半世紀以上も生存しています。その長い歴史から、日常生活や人生に参考になりそうな情報を提供しています。読者のみなさんに役立つことを願っています。

高校球児の素顔を追う、私の見た高校野球(その44)

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こんにちは。

拙作ブログをご覧いただきありがとうございます。

 

今回は、

「私の見た高校野球(その44)」です。

 

今後もこのシリーズを続けるつもりです。

 

私がやってきた野球取材の総括です。

 

取材期間 :
 2000年~2014年(15年間)

 

その間に撮りためた写真が、
100万枚を超えました。

 

その写真1枚1枚は、
高校球児たちの歴史と同時に、

私の歴史でもあります。

 

写真ですので、

その瞬間、

高校球児たちと同じ場所にいなければなりません。

 

その時間と空間の中から、

私の感性で切り取ったのが、

この写真集です。

 

だから、
その写真の中には、
私の気持ちが入っています。

 

それは、

「こだわり」

といったほうがよいかもしれません。

 

その「こだわり」を集大成したものが、

今回のシリーズ「私の見た高校野球」です。

 

なお、

素材は下記HPからの抜粋となります。

 

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1.逆転サヨナラの瞬間、歓喜に沸くベンチ

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2009年7月11日 袖ヶ浦球場にて

高校野球です。


夏の千葉大会です。

 

トーナメント方式ですので、
負けたらその時点で終わりです。

 

敗退です。

 

だから、1試合でも気が抜けません。

 

試合が終わるまで必死です。

 

勝っていても、負けていても、

その「必死」さは変わりはありません。

 

写真は逆転サヨナラの瞬間です。


どん底の最終回に、

「3点差」をひっくり返したのです。

 

まさに「奇跡」です。

 

「奇跡」ですが現実です。


その喜びようは「半端」ではありません。

 

今でも信じられません。

 

それは負けた相手チームでも同じです。

 

勝って泣く。


負けて泣く。

 

悲喜こもごもの夏が、

目の前にあります。

 

(写真) 2009年7月11日 袖ヶ浦球場にて撮影


2.乙女の涙、ささよなら負けに涙が止まらない

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2010年7月17日 袖ヶ浦球場にて

高校野球です。


夏の千葉大会です。

 

試合直後のワンシーンです。

 

ほんの5分前までは、

元気に試合をしていました。


それも追いつ追われつの接戦です。

 

6対6の同点で迎えた最終回。

 

9回裏に追加の1点を入れられて、

さよなら負けを喫しました。

 

悔やんでも悔やみきれない幕切れです。


今でも信じられません。

 

打たれたピッチャーの気持ちを思うと、

無性に涙が出てきます。

 

選手たちも泣き崩れています。


かわいそうです。

 

私には何もすることができません。


ただ泣くだけです。

 

かわいそう。

 

もう少しだけ野球をさせてやりたかった。

 

もう少しだけ選手たちのそばにいたかった。

 

(写真) 2010年7月17日 袖ヶ浦球場にて撮影


3.流れるのは汗か涙か

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2010年7月21日 袖ヶ浦球場にて

夏の高校野球は過酷です。

 

暑さと緊張のなかでの闘いだからです。

 

負ければ終わりの崖っぷちのなかで、

相手は対戦相手だけではありません。

 

猛暑という、とてつもない強敵も、

相手にしなければなりません。

 

この日は、

市立船橋の2点リードで始まりました。

 

しかし、

途中でひっくり返されてしまいました。

 

2点のあとの追加点がなかったのです。

 

完璧に相手投手に封じ込められました。

 

「悔いは残りません」

 

そんなの嘘です。

 

今は悔いばかりです。

 

確かに暑かった。

 

しかし、

暑いのはみんな同じ。

 

暑さのせいにはできない。

 

自分たちの力が足りなかった。

 

それを考えると、

「悔い」しか残らない。

 

あんなに練習しても、

足りないものがあった。

 

37℃という猛暑の夏。

 

その夏が汗と涙を残して行った。

 

それも、とてつもない大きな涙だ。

 

(写真) 2010年7月21日 袖ヶ浦球場にて撮影


4.あと1点が遠かった

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2008年7月26日 千葉マリンスタジアムにて

夏の千葉大会の決勝です。


応援スタンドは満員。


勝てば甲子園。

 

緊張と興奮が最高となり、

心臓の鼓動が大きく響いてきます。

 

0対2で迎えた8回表。

 

沼南のチャンスがやってきました。


スクイズで1点を返し、なおも1死満塁。

 

一打逆転です。

 

しかし、次の打者がショートゴロになる。


ボールは、

6-4-3とわたりゲッツーに。

 

あっというまに、
逆転のチャンスが消えてしまった。

 

ショートゴロにたおれた走者は、

1塁ベースにうずくまったままだ。

 

コーチャーが起こそうとしてもうずくまったままだ。

 

ピッチャープレートにはまっ白なボールが、

次のイニングの開始を待っている。

 

そのボールが冷たく映る。

 

ここは、
守り抜いた相手チームを褒めるべきか。

 

ちなみに、
この回の攻防が決定的となり、

そのまま試合は終わった。

 

逆転できなかった沼南は、

甲子園の切符を手にすることができなかった。

 

勝負は紙一重

 

実力も紙一重

 

その紙一重のために、

彼らは闘い続ける。

 

(写真) 2008年7月26日 千葉マリンスタジアムにて撮影


5.陽が落ちても練習は続く

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2009年5月25日 大分西高校にて

あと2ヶ月もすれば、
夏の甲子園大会が始まります。

 

今は大事なときです。

 

やり残したことはないか。

 

やれることはすべてやったか。

 

自問自答しながら、

あせる日々が続きます。

 

ここ大分西高校でも、

選手たちが必死でした。

 

合同練習が終わっても誰も帰りません。

 

自分の弱点や、

補強すべきところを見つけては、

自主練習に余念がありません。

 

このタイヤのひと押しが足腰の鍛錬になる。

 

足腰を鍛えると守備範囲が広がる。

 

投球も打球も鋭くなる。

 

その「わずか1ミリ」のために、

タイヤを押し続ける。

 

最後の夏で笑いたいから。


満足感で涙を流したいから。

 

時間はみんなに平等だ。

 

その平等な時間を、

自分なりに有効に使いたい。

 

悔いのないものにしたい。

 

悔いは残したくない。

 

絶対に!

 

(写真) 2009年5月25日 大分西高校にて撮影


6.一振りとも無駄にしない

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2009年5月25日 大分西高校にて

この日は暑かった。


まだ5月ではあるが、

夏の陽射しだ。


放課後の練習です。

 

放課後なので陽は西に傾いていますが、

真昼の余熱が残っています。

 

その暑いなかで野球部の連中は、

夏を目指して練習に余念がない。

 

バットの素振り一つをとっても、

真剣そのもの。

 

目つきが違います。

 

その鋭い目つきに吸い込まれそうです。

 

夕陽に照らされた瞳はぎんぎらに輝いています。

 

まさに、獲物をみる野獣の目です。

 

必死なのは、

写真の選手だけではありません。

 

チームメートみんなが必死です。

 

他校の選手も今頃は同じ思いで、

練習に励んでいるだろう。

 

大会まで与えられた時間をどう過ごすか。

 

なまけても同じ時間。

 

頑張っても同じ時間。

 

結果は2ヶ月後に出る。

 

そのときに泣くか、笑うか。

 

そのためには「今」が大事。

 

その「大事さ」が分かる人のところに、

勝利の女神が微笑む。

 

(写真) 2009年5月25日 大分西高校にて撮影

 

 

7.まとめ

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どうでしたか。

 

今回も厳粛な思いを込めて、

私の見た高校野球(その44)

をお届けしました。

 

どの写真も思い出深いものです。

 

写真ですので、
その瞬間に私(カメラマン)が、

そこにいたことになります。

 

つまり、
球児達と、時間と場所を共有したのです。

 

しかも、
その瞬間は永遠に止まったきりです。

 

色あせることもありません。

 

その瞬間が永遠に存在するのです。

 

そう考えると、
そこに居合わせたことに感謝しなければ。

 

そう思いつつ、本稿を閉じます。

 

最後までお読みいただき、

ありがとうございました。

 

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