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こんにちは、拙作ブログのご紹介です。このブログは河原健次がお届けしています。大分市出身、木更津市在住です。すでに半世紀以上も生存しています。その長い歴史から、日常生活や人生に参考になりそうな情報を提供しています。読者のみなさんに役立つことを願っています。

何気ない暮らしの中に人々の営みが、私流の写真撮影(その37)

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こんにちは。

拙作ブログをご覧いただきありがとうございます。

 

今回は、

私流の写真撮影(その37)」です。

 

今後もこのシリーズを続けるつもりです。

 

私はカメラが大好きです。

 

カメラというより、
写真といったほうが正解でしょうね。

 

今、手元にはデジイチ(デジタル一眼)が2台あります。

 

1)昔は銀塩カメラ

昔はデジタル一眼とかはなかったので、

銀塩カメラでした。

いわゆるフィルムカメラですね。

その「フィルムカメラ」を持って、
よく写真を撮りにいったものです。

 

2)被写体は何でも。

被写体ですか?

被写体は何でもありです。

風景から、そのへんに咲いている草花など・・。

とにかく何でも撮りまくりました。

 

3)フィルム時代が懐かしい。

ただフィルムですので、

その場で確認できないのがつらかった。

 

お店で現像、焼き付けをしてもらっていましたので、

最低でも1週間ぐらいはかかっていました。

 

その間の長いこと。

 

しまいに、

シャッターを押したときの感動が、
薄くなっていきます。

 

ただ、

その待つ時間も悪くはありませんでした。

 

出来上がりを見たときに、

別の感動がわき上がってくるのです。

 

あるいは、


「なあんだ、

ちっともよくないじゃん」

 

となることもあります。

 

冷めた気持ちで被写体を見るからでしょうね。

 

4)デジイチは勝負が早い。

その点、デジイチは勝負が早い。

 

その場で確認ができるからです。

 

ただし、カメラのモニターは小さいので、


確認するといっても、

写っているかどうかぐらいです。

 

それでも、

家に帰ればPCモニターで確認できますので、

ピントの精度まで見ることができます。

 

おかげで、

デジイチになって、

撮影枚数は飛躍的に増えました。

 

その膨大な写真のなかで、

私なりにピックアップさせていただきました。

 

しかも解説付きです。

 

5)小難しいのは大嫌い。

ここでお断りしておきます。

 

私、小難しいのは嫌いです。

 

というか、

性(しょう)に合っていません。

 

だから、

このシリーズも「普段着」のままでいきます。

 

 

 

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1.涙がしみ込んだロッカールーム

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2002年7月15日 千葉県野球場にて

 

私は素人の高校野球ファンです。

 

いつもカメラを持って取材をしています。

 

この取材のなかで欠かせないものがあります。

 

それは、敗戦チームの表情です。

 

彼ら、彼女らは、

敗戦チームしか見せない表情を見せます。

 

しかも、ほんの一瞬であります。

 

時間にして数分程度だろうか。

 

その数分が純粋な時間なのだ。

 

その純粋な時間を記録することも、

私の役目と思っている。

 

さて、上の写真である。

 

敗戦直後のロッカールームである。

 

といっても、

この写真はいつでも撮れるものではない。

 

その日の最後の試合でなければならない。

 

なぜなら、

次の試合があるときは、

そのロッカールームを、

次のチームに、

明け渡さなければならないからだ。

 

ロッカールームで泣くわけにはいかない。

 

となると、

球場外で泣くことになる。

 

これでは少し勝手が違う。

 

邪念が入ってしまう。

 

やっぱり、

誰もいない球場内でなければならない。

 

写真の千葉県野球場は、

かなり年数が経っている。

 

ロッカールームの壁はうすよごれている。


シミも残っている。

 

私はこのシミのことをこう思っている。

 

このシミは高校生の涙ではないか。

 

と考えるとまた泣けてくる。

 

そうなのだ。

 

この空間は、

自分たちの心の汚れを洗い流す

「みそぎ」の場なのだ。

 

いつもそう思っている。

 

思いっきり泣いた彼ら、彼女らは、

ロッカールームを出て行くころには、

もう大人の顔になっている。

 

だから、

悲しい場面ではあるが、

成長する姿が見られる貴重な場面でもある。

 

こういう人生の転換期に立ち会えることは、

そう何度もない。

 

しかも、

相手は17~8才の若者たちである。

 

美しい。


まぶしいくらいに純粋だ。

 

(写真) 2002年7月15日 千葉県野球場にて撮影


2.両手のスパイクとグローブがすべてを語る

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2002年7月20日 青葉の森野球場にて

 

夏の高校野球は厳しいものです。

 

負けたら終わりです。

 

3年生は退部するしかありません。

 

明日から楽しい野球とはお別れです。

 

これで苦しい練習とも縁が切れる。

 

ホッとする?

 

とんでもない。

 

さびしいんだ。

 

さびしくてさびしくてたまらないんだ。

 

野球ができないから?

 

違う。

 

仲間と別れ別れになることがつらいのだ。

 

さて写真をみてもらおう。

 

敗者が球場を去っていくところだ。

 

その背中から狙った。

 

顔の表情は?

 

そんなのどうでもいい。

 

両手に持ったスパイクとグローブ。

 

それがすべてだ。

 

スパイクとグローブ。

 

いつもオレと一緒だった。

 

こいつらは、

最後までオレと一緒に闘ってくれた。

 

それも今日でお別れだ。

 

こいつらもオレの大事な友だちなんだ。

 

なにも言わないが、

オレの気持ちを一番よく分かってくれている。

 

ありがとう。

 

明日から何を頼りに生きていこう。

 

(写真) 2002年7月20日 青葉の森野球場にて撮影


3.わずか11人の戦士

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2004年6月26日 拓大紅陵にて

 

また野球のお話です。

 

高校野球です。

 

ご覧の写真は、

拓大紅陵で行われた練習試合のシーンです。

 

試合終了時の挨拶の1コマです。

 

人数を数えてください。

 

11人です。

 

野球は9人ですので、

もちろん野球はできます。

 

ただ、

これに一、三塁のランナーコーチを出せば、

ベンチには誰もいないことになります。

 

それ以前に練習さえも、

満足にできないでしょう。

 

それでも野球大好きな高校生たちです。

 

最後まで野球を続けて欲しいものです。

 

しかし、3年生が退部した後が心配です。

 

新しく新入生が入部しないと、

9人も揃わないかも知れません。

 

野球部存続の危機です。

 

ここでちょっと話題を変えます。

 

写真の練習試合ですが、

この練習試合をやってくれたのは、

甲子園でもお馴染みの「拓大紅陵」です。

 

あの超・有名な拓大紅陵が、

練習試合をやってくれたのです。

 

これも小枝(こえだ)監督(故人)の、

指導方針に基づくものです。

 

相手がどんな学校であろうと、

試合の申し出があると断りません。

 

しかも、
練習試合といえども手を抜きません。

 

上総高校の11人も、

この試合で、

技術的なことのほかに大切なものを学んであろう。

 

これが真の高校野球なのです。

 

いいなあ高校野球

 

(写真) 2004年6月26日 拓大紅陵にて撮影


4.『心』とは?、監督のおっしゃった言葉

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2003年5月10日 拓大紅陵にて

 

拓大紅陵の練習試合です。

 

終了後の監督の話を選手たちが聞き入っていました。

 

その真剣な表情が印象的でしたので、

写真を撮らせていただきました。

 

話をしているのは小枝監督(故人)です。

 

私の尊敬する監督です。

 

そのときにおっしゃった話はこうです。

 

「おまえらの野球には心がない」


早速メモをして持って帰りました。

 

『心』とは何なのだろう?

 

仲間を気遣い、自分を見つめ、
果敢に挑戦することか。

 

結局、

監督は技術的な話はしませんでした。

 

話されたのは、

この『心』のことだけであった。

 

『心』とは何なのだろうか。

 

結局その真意を聞けずじまいになってしまった。

 

ただ、
あのときのぴりっとした空気が、

今でも心に残っている。

 

監督のご冥福をお祈りします。

 

(写真) 2003年5月10日 拓大紅陵にて撮影


5.「立てた計画をなぜ変えるんだ」(小枝監督)

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2003年11月23日 拓大紅陵にて



 

拓大紅陵の小枝(こえだ)監督をご存じでしょうか?

 

今年(2019年)1月ご逝去されました。

 

その故人の思い出を一つご紹介させていただきます。

 

その前に、小枝監督のことを少しだけ。

 

小枝監督は拓大紅陵の野球部の監督です。

 

甲子園にも何度か行ったことがありますので、

ご存じのかたも多いかと思います。

 

その小枝監督は、

野球を人間形成の手段として考えていました。

 

よって、
野球論より人間論を重視していました。

 

さて写真です。

 

写真は朝練のときのものです。

 

監督が選手たちに語っています。

 

監督はこう言いました。

 

「立てた計画をなぜ変えるんだ」

 

計画とは、

練習計画のことでしょう。

 

朝練メニューのことです。

 

それを選手たちが勝手に変えたのです。

 

理由は分かりません。

 

しかし、監督は直感として、
彼らが「楽をしたい」と推察したのでしょう。

 

つまり、
選手たちの「甘え」を見抜いたのです。

 

選手たちの甘えようとする心を見抜き、

発したのがこの言葉です。

 

人並みのことをしていては、

人並みのことしか出来ない。

 

きつい練習だが、

計画だけでなく、

実践してこそ価値があるのです。

 

そのことを監督は言いたかったのでしょう。

 

選手たちは「はっ」と目が覚めた。

 

これを見て私はうなった。

 

監督も大したものなら、

それにすぐ気づく選手たちも立派だ。

 

(写真) 2003年11月23日 拓大紅陵にて撮影

 

6.まと

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どうでしたか。

 

 へたな写真と解説では、

面白くなかったでしょう。

 

ごめんなさいね。

 

6-1.普段の生活

私がいつも狙っているのは、

「普段の生活」です。


その「普段の生活」を、

写真というかたちに切り取っています

 

写真ですので、

 

動きもなければ、音も声もありません。

 

その一瞬の中から、

生活感を出すのです。

 

簡単そうですよね。

 

でも、実際は難しいんですよ・・。

 

6-2.大事なのは写す人の感性

写真はカメラのシャッターを押せば、 

誰でも、なんでも写せます。

 

 露出も、ピントもすべて「自動(オート)」です。


いわゆる「バカチョン」です。

 

だから誰でも写せます。

 

あとは、
何をどのように写すかです。

 

そこに、

写す人の「感性」必要になってきます。

 

6-3.生活密着型

私の場合は、冒頭にもご紹介したように、

普段の生活が被写体になっています。

 

この「普段」「生活」がキーワードです。

 

ようするに、

「かたぐるしい話抜き」の世界です。

 

「泥臭い」

 

これが、私の目指すものです。

 

「ああ、今生きている」

 

と実感できる光景が好きなのです。

 

今回ご紹介した写真からも、

そのような「泥臭さ」感じられたら

嬉しい限りです。

 

最後までお読みいただき、

ありがとうございました。

 

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