私が高校野球にのめり込んだ理由とは？
こんにちは、
拙作ブログをご覧いただきありがとうございます。
今回は、高校野球のお話です。
私は、
この試合がきっかけで、
高校野球にのめりこみました。
思い出すだけで
胸が詰まりそうです。
私の強烈な記憶として、
本ブログに書かせていただきます。
普通の人からみると、
高校野球なんて、どうでもよいことかもしれません。
えっ？
それがどうしたの？
となるでしょう。
そんな人には、
このブログは無縁のものです。
どうぞ読み飛ばしてください。
ただ、これだけは言わせてください。
私は高校野球を通して、
貴重なものを体得しました。
いえ、
体得したとういうような、
生やさしいものではありません。
肌で感じ、
心に焼き付けたのです。
１）本当の涙。
２）純粋な心。
３）人間同士のきずな。
それは普段の生活では、
絶対に得られないものです。
かけがえのないものです。
私の貴重な宝物です。
１．運命の試合
１）年月日：2000年7月17日
２）場所：千葉県市川国府台（こうのだい）球場
３）対戦：木更津高校 対 銚子西高校
４）試合：３回戦
５）結果：銚子西高校の勝利
６）得点：２対３
７）試合経過：
木更津が２対１の1点リードで迎えた９回の裏。
一死一塁：ピッチャー交代。
平野くんから杉浦くんへ。
送りバントのあと２者連続の四球を出す。
一死満塁：銚子西４番打者・松島くんに左中間を破られ、
「さよなら負け」を喫す。
１－１．木更津高校の逆転サヨナラ負け
この逆転サヨナラのシーンは、
今でも鮮明に覚えています。
あまりにも強烈過ぎる幕切れでした。
上の写真を見てください。
木更津のピッチャー・杉浦くんが
座り込んでいます。
仲間が手を貸そうとしますが、
立ち上がれません。
目は涙で真っ赤です。
こんな強烈なシーンが、
ほかにあるでしょうか？
いままでに、
これほどの衝撃的なシーンを、
見たことはありません。
私も写真を撮りながら涙を流しました。
２．球場の外でも嗚咽（おえつ）が
上の写真の手前（背番号２）が杉浦くんです。
9回の裏、
急遽マウンドに立って、
サヨナラ負けを喫しました。
１）場外では、全員が涙でした。
２）嗚咽（おえつ）も聞こえてきます。
３）まるで地獄です。
４）もう誰も声をかけることができません。
５）ここだけが時間が止まっていました。
３．学んだこと
私はこのときほど、
高校野球の、
いえ高校生の純粋さを、
見せつけられたことはありません。
強烈に、
頭にたたき込まれました。
３－１．人間は美しい、人間はどこまでも純粋になれる
人前ではばかることなく泣く姿は、
文句なく美しかった。
そのとき神様は、
冷たく無慈悲でした。
あのときほど神様を恨んだことはありません。
でも、
その出来事があったからこそ、
彼ら、彼女らは成長したのです。
と、今だから言えますが、
自分のなかで整理できるまでには、
随分と時間がかかりました。
４．私の決心
涙が枯れるほどまで泣いた3年生１８名は、
その夜から受験モードに切り替えました。
見事な切り替えです。
それを見て私は誓いました。
こうなったら高校野球と、
とことん付き合ってやる！
５．関係者からのメッセージ
最後に、関係者からのメッセージを紹介しておきます。
＜木更津高校野球部OBさん＞
君たちは高校１年生の春、
一生付き合うことになる友と、
この試練を共有するために
木更津高校野球部で出会った。あの日、グランドの君たちは熱くて、
触ると火傷しそうに燃えていた。なのに、野球の神様は惨いほどの結末を用意していた。
この試練は君たちが土と汗で作った
君たちだけが共有できるものだ。３年間懸命に野球を続けてきた褒美として
野球の神様が与えてくれた。君たちはこの試練を、糧として一生背負って行く。
試練は大きいほどに大きな人間を育ててくれる。敗れた君たちは、試合の終わったグランドに純真さと、
清々しさの余韻を残して行った。２０００年夏。
すばらしい夢を見せてもらった。
ありがとう。
ＯＢとして、高校野球を愛する者として、
君たちを誇りに思う。＜保護者Ａさん＞
君達の木更津高校野球部での２年４ヶ月余りの青春は
今日、善戦虚しく最後の公式試合となってしまったが、
君達１８名の３年生が一つとなり完全燃焼したと思います。今日の涙は一番価値のある涙です。
これからの君達の人生できっと流すことの無い
貴重な涙だったと思います。今日君達の青春の１ページを
一緒に過ごして大変感動しました。オジさんも泣きました。
涙の数だけ強くなって下さい。
君達の青春に乾杯。
君達の未来に乾杯。＜保護者Bさん＞
悔しさを噛みしめながら
「よくやった」と安易に言うのはよそう。負けて、夏が終わって、
好きな野球とお別れというときに、
何を言っても慰めにはならないことは良く知っている。今は静かに、時が通り過ぎるのを待つしかない。
それでも、私は忘れません。
闘志溢れる若者たちがそこにいたことを。
そして最後まであきらめずに戦ったことを。
以上が涙の出来事でした。
この出来事を思い出すと今でも涙が出ます。
いまもこのブログを書きながら、
涙をこぼしています。
涙で自分で書いた文字が読めません。
こんな気持ちは初めてです。
泣きながらここでペンを置きます。
最後までお読みいただき、
ありがとうございました。
【関連記事】
※更新履歴※
【更新】2019年12月8日、25日、2020年1月7日、4月15日、8月25日、2021年4月23日、2022年5月23日
少しだけ校正させていただきました。
【更新】2019年9月10日
CMリンク追加。
【更新】2019年7月14日
「目次」を追加しました。
これで少しは読みやすくなったと思います。
中身（文章）をマイナー修正しました。
関連記事を追加しました。
【更新】2019年1月25日
タイトルと文章の一部を更新しました。
※CMリンク※
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