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こんにちは、拙作ブログのご紹介です。このブログは河原健次がお届けしています。大分市出身、木更津市在住です。すでに半世紀以上も生存しています。その長い歴史から、日常生活や人生に参考になりそうな情報を提供しています。読者のみなさんに役立つことを願っています。

高校球児の素顔を追う、私の見た高校野球(その52)

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こんにちは、

拙作ブログをご覧いただきありがとうございます。

 

今回は、

「私の見た高校野球(その52)」です。

 

今後もこのシリーズを続けるつもりです。

 

私がやってきた野球取材の総括です。

 

取材期間 :
 2000年~2014年(15年間)

 

その間に撮りためた写真が、
100万枚を超えました。

 

その写真1枚1枚は、

高校球児たちの歴史と同時に、

私の歴史でもあります。

 

写真ですので、

その瞬間、

高校球児たちと同じ場所にいなければなりません。

 

その時間と空間の中から、
私の感性で切り取ったのが、

この写真集です。

 

だから、
その写真の中には、
私の気持ちが入っています。

 

それは「こだわり」と、
いったほうがよいかもしれません。

 

その「こだわり」を集大成したものが、
今回のシリーズ
「私の見た高校野球」です。

 

なお、素材は下記HPからの抜粋となります。

 

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1.よく走った、それが甲子園の切符を逃したとしても

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2003年7月28日 千葉マリンスタジアムにて

 

2003年の千葉大会(夏の甲子園)決勝は凄かった。


木更津総合志学館という木更津市同士の決勝となった。

 

両校ともエースが頑張っていた。

 

小泉くんと金子圭輔くん(志学館→ダイエー)であった。

 

2点を追う志学館は、9回の裏チャンスを迎えた。

 

2アウトながらランナー一・三塁である。

 

ここで志学館が動いた。

 

一塁走者に代走を起用した。

 

盗塁させたかったのだろう。


走者二・三塁にして一打同点を狙ったのだろう。


このほうが相手チームへのプレッシャーともなる。

 

同時に、
二塁でのフォースアウトが回避できる。

 

代走・大塚くんは監督の思惑通り?二盗を試みた。
(上の写真)

 

しかし、

キャッチャーからのボールの方が早かった。


二盗はならなかった。

 

ここでゲームセットだ。

 

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2003年7月28日 千葉マリンスタジアムにて

 

甲子園の夢は絶たれた。


アウトになった大塚くんは、
暫く起き上がれなかった。

 

しかし、
誰も大塚くんを責めることはできないであろう。

 

盗塁はサインなのか、

それとも自己判断なのか。

 

それは分からない。

 

ただ言えることは、
あの「押せ押せ」の場面では、
「盗塁」しかなかった。

 

結果はどうであれ、
その「盗塁」を決断し、
決行した大塚くんを褒めよう。

 

でも、あの盗塁は本当に良かったのだろうか。

 

本人は今でも結論は出ていないだろう。

 

それでいいんだ。

 

それは君の一生の宿題だ。


それが高校野球をやってきた宝ものなんだ。


大切にしまっておこう。

 

それで、いいんだ。


私もしっかり見届けたよ。

 

ありがとう、大塚くん。

 

ありがとう、高校野球

 

(写真) 2003年7月28日 千葉マリンスタジアムにて撮影

 


2.勝手おごらず、負けてくさらず

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2004年7月17日 袖ヶ浦球場にて

 

夏の千葉大会です。


高校野球はこうでなくっちゃという記事を紹介します。

 

志学館vs市川戦です。

 

この試合は志学館が勝ちました。
(冒頭の写真)

 

負けた市川は悔しそうです。


涙を流している選手もいます。

 

その後、
球場の外に出た両校は再び会いました。

 

市川のキャプテンが千羽鶴を、
志学館に渡しに持って来たのです。
(下の写真)


市川のキャプテンは田中くんです。
(背番号7番)

 

 

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2004年7月17日 袖ヶ浦球場にて


このとき、
志学館の選手は全員深々と頭を下げて、
お礼の気持ちを表しました。(写真)

 

それは、
どっちが勝者から分からないほどの、
頭の下げようです。

 

これを気持ちが良い光景と言わずして、
何を気持ちが良いと言おうか。

 

両校とも試合の結果を忘れて、
相手の戦い振りをたたえあう。

 

高校野球は、勝ち負けではないのです。

 

もちろん、
試合ですので、

勝ったほうが良いに決まっていますが。

 

それよりも、
試合のあとの態度が大事なのです。

 

こういう光景を見ると、
その思いがますます強くなります。

 

本当に気持ちの良い試合でした。

 

両校ともありがとう。

 

(写真) 2004年7月17日 袖ヶ浦球場にて撮影

 


3.劇的!逆転サヨナラ勝ち

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2004年7月19日 千葉マリンスタジアムにて

 

劇的な幕切れでした。


2004年7月19日、千葉マリンスタジアム


夏の千葉大会、4回戦である。

 

拓大紅陵vs志学館。


兄弟対決だ。

 

勝ったら準々決勝進出だ。

 

9回表まで、拓大紅陵が1点差で勝っていた。
(4対3)

 

ドラマは9回裏に起きた。


2点差を追う、志学館の最後の攻撃だ。

 

志学館は力こそ劣っていたが、
全員野球の持ち前の元気さで勝ち抜いてきた。

 

この回もその底力を見せつけた。

 

一死満塁である。

 

 

菅沼くんの打った打球は、
右中間を破った。

 

逆転サヨナラ2点タイムリーである。


ここで勝負が決まった。

 

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2004年7月19日 千葉マリンスタジアムにて

 

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2004年7月19日 千葉マリンスタジアムにて

 

私はこのとき思った。

 

元気だけで試合に勝てるとは思っていません。

 

しかし、
勝つには元気が必要だと思っています。

 

ましてや猛暑の中の一発勝負です。

 

元気がなくては勝てるはずがありません。

 

てらいを気にしない

 

『がむしゃら』

 

バカにしてはなりません。

 

その『がむしゃら』が志学館を勝たせたのです。

 

高校野球って不思議です。

 

『がむしゃら』が勝負を決めるんです。

 

(写真) 2004年7月19日 千葉マリンスタジアムにて撮影


4.夏の千葉大会、君津商業高校の健闘に捧ぐ

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2005年7月19日 市原臨海球場にて

 

2005年7月19日、君津商は4回戦で敗退した。
(上の写真)


市川高校と対戦し、1対2の惜敗だった。

 

しかし、

4回戦まで進んだだけでも立派であった。


全員野球の成果であった。

 

なかでも、エースの永嶌くんが頑張った。
(下の写真)

 

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2005年7月19日 市原臨海球場にて

 

永嶌くんのことはよく知っている。


何度か練習に行かせてもらった。


取材もし話もさせてもらった。

 

当時、

拙作HPでこの試合を紹介したところ、
多くの応援メッセージが届いた。

 

その一部を紹介しよう。

 

*** ここから

君商野球部の皆さん本当にお疲れ様でした。

私の記憶が正しければ、
4回戦進出は実に15年ぶりだと思います。

どうぞ胸を張ってください。

怪我を克服し、
最後まで投げ続けられた事は、本当に素晴らしい事だと思います。

どれだけ苦しみ、我慢をし、歯を食いしばって来た事でしょうか。

私も21年間の野球人生の中で、肘、膝の手術をし、
野球を続けて来た者として、永嶌くんの気持ちが良く分かります。

「生涯現役」
この言葉は、昨年野球を引退した時に、
このホームページの河原さんから戴いた言葉です。

今も、その言葉を胸に日々頑張っています。

永嶌くんを初め、
君商3年生の皆さんもこの言葉を生涯持ち続けてください。

そして、
高校3年間の野球が、
いつかきっと皆に何かを与えてくれる筈です。

今までお世話になった方々へ感謝し、
最後まで夢を与え続けてくれた“甲子園”に
“ありがとう”を忘れないでください。 -

- 君商OB・小林様 -

*** ここまで

 

試合の後、
永嶌くんは人知れず涙を流して
堂々と球場を去っていった。(下の写真)

 

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2005年7月19日 市原臨海球場にて



完全燃焼であっただろう。


そうあることを願っている。

 

そうじゃないと本人は浮かばれないじゃないか。

 

おつかれさん、永嶌くん。

 

(写真) 2005年7月19日 市原臨海球場にて撮影

 

 

5.まとめ

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どうでしたか。

 

今回も厳粛な思いを込めて、

私の見た高校野球(その52

をお届けしました。

 

どの写真も思い出深いものです。

 

写真ですので、
その瞬間に私(カメラマン)が、
そこにいたことになります。

 

つまり、
球児達と、時間と場所を共有したのです。

 

しかも、
その瞬間は永遠に止まったきりです。

 

色あせることもありません。

 

その瞬間が永遠に存在するのです。

 

そう考えると、
そこに居合わせたことに感謝しなければ。

 

そう思いつつ本稿を閉じます。

 

最後までお読みいただき、

ありがとうございました。

 

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