知って得・あなたの生活をもっと豊かに!

こんにちは、拙作ブログのご紹介です。このブログは河原健次がお届けしています。大分市出身、木更津市在住です。すでに半世紀以上も生存しています。その長い歴史から、日常生活や人生に参考になりそうな情報を提供しています。読者のみなさんに役立つことを願っています。

高校球児の素顔を追う、私の見た高校野球(その54)

f:id:kawa2496:20200604100426j:plain

 

こんにちは。

拙作ブログをご覧いただきありがとうございます。

 

今回は、

「私の見た高校野球(その54)」です。

 

今後もこのシリーズを続けるつもりです。

 

私がやってきた野球取材の総括です。

 

取材期間 :
 2000年~2014年(15年間)

 

その間に撮りためた写真が、
100万枚を超えました。

 

その写真1枚1枚は、

高校球児たちの歴史と同時に、

私の歴史でもあります。

 

写真ですので、

その瞬間、

高校球児たちと同じ場所にいなければなりません。

 

その時間と空間の中から、
私の感性で切り取ったのが、

この写真集です。

 

だから、
その写真の中には、
私の気持ちが入っています。

 

それは「こだわり」といったほうがよいかもしれません。

 

その「こだわり」を集大成したものが、

今回のシリーズ「私の見た高校野球」です。

 

なお、素材は下記HPからの抜粋となります。

 

 高校野球私設応援団

 

 

 

楽天/高校野球  Amazon/高校野球

楽天/人生  Amazon/人生

楽天/野球用品  Amazon/野球用品

楽天/デジタル一眼レフカメラ

Amazon/人気のデジタル一眼レフカメラ

楽天/交換レンズ  Amazon/交換レンズ

 

1.アンビリーバブル、こんな信じられないことがあるんだ!

f:id:kawa2496:20200709131558j:plain

2004年4月25日 袖ヶ浦球場にて

 

もう一つ鳥肌の立つ試合を紹介しよう。

 

2004年4月25日、袖ヶ浦球場
検見川 vs 志学

 

8回裏まで志学館が3対1と2点リードしていた。

 

9回の表、検見川最後の攻撃である。

 

しかも、ツーアウト。

 

検見川、絶体絶命である。

 

しかし、ここから奇跡が起きた。


いえ、「起こした」といったほうが正確だろう。

 

検見川は、しぶとく二死1,2塁とした。


まだあきらめていない証拠だ。

 

ここで検見川の監督が動いた。

 

まず、一塁走者に代走を出した。
大塚くんだ。

 

更には、バッターを代打に代えた。
村山くんだ。

 

ここで、村山くんが監督の期待に応えた。


イムリ二塁打である。

 

一塁から代走の大塚くんも帰ってきた。

 

f:id:kawa2496:20200709131624j:plain

2004年4月25日 袖ヶ浦球場にて

 

同点だ。


監督の代走がきいた。

 

二塁打を放った村山くんが喜ぶ。

 

f:id:kawa2496:20200709131652j:plain

2004年4月25日 袖ヶ浦球場にて

 

ベンチも大騒ぎだ。

 

f:id:kawa2496:20200709131714j:plain

2004年4月25日 袖ヶ浦球場にて

 

このあと、3点を追加して試合を決めた。
(冒頭の写真)

 

最終回、二死からの「逆転劇」である。


しかも、この回一気に「5点」を入れた。

 

あと一人でゲーム終了という瀬戸際から、

大量の「5点」である。


信じられない。


まったく信じられない。

 

相手チーム・志学館も信じられなかったであろう。

 

しかし、これが現実なのだ。

 

野球は終わるまで何があるか分からない。

 

それを証明した検見川に拍手を送ろう。

 

うーん、しびれる試合だ。


まったく、しびれる試合だ。

 

こういう試合もあるんだ、

と改めて思った。

 

(写真) 2004年4月25日 袖ヶ浦球場にて撮影

 


2.奇跡のサヨナラ、合い言葉は「あきらめない!」

f:id:kawa2496:20200709132005j:plain

2004年7月13日 千葉県野球場にて

 

しびれる試合を再現しよう。


冒頭の写真は、その主役である、

土気(とけ)高校(千葉市)ナインである。

 

なんと、

延長14回まで戦ってやっと終止符を打ったのだ。

 

しかも、

14回の表に勝ち越し点を入れられた後に、

それをひっくり返してのサヨナラ勝利である。

 

試合を少しだけ振り返ろう。

 

2003年4月26日、千葉県野球場
安房 vs 土気

 

試合は1対1のまま延長戦になった。

 

安房は14回の表に1点を追加した。


このまま、

裏を守り切れば勝利を得るところまで来ていた。

 

ところが、現実はそう甘くはなかった。

 

14回の裏。

土気はしぶとく食い下がった。

 

f:id:kawa2496:20200709132026j:plain

2004年7月13日 千葉県野球場にて

 

まず、関口くんがホームに頭から滑り込んだ。


同点だ。

 

f:id:kawa2496:20200709132047j:plain

2004年7月13日 千葉県野球場にて

土壇場で追いついたのだ。


これには応援団も座ってはいられない。

 

思わず立ってしまったのである。

 

このあと、土気は一気に追加点を入れた。

 

気がついて見れば、

その追加点がサヨナラ勝利となったのだ。

 

流れというのは恐ろしいものだ。

 

14回の表に勝ち越し点を入れて、

勝利を確信していながら負けてしまった安房

 

今でも信じられないだろう。

 

しかし、この試合で学ぶことは多かった。

 

試合は最後まで分からない。

 

勝っていても、負けていても・・。

 

気を緩めるな。


あきらめるな。

 

(写真) 2004年7月13日 千葉県野球場にて撮影

 


3.勝利の喜びよ天まで届け!

 

f:id:kawa2496:20200709132421j:plain

2004年7月13日 袖ヶ浦球場にて

 

夏の千葉県大会です。


高校球児にとって一番はじけるときです。

 

写真は、

勝った柏井高校(千葉市)の喜びのシーンです。

 

理屈抜きで喜んでいます。

 

極端な喜びようは相手チームには悪いのですが、

このときばかりは、許してあげましょう。

 

だってまだ子供ですもん。

 

そういえば。

校歌斉唱もユニークでした。

 

f:id:kawa2496:20200709132440j:plain

2004年7月13日 袖ヶ浦球場にて

 

何やらキャプテンが指示していますね。

 

「普通の校歌斉唱じゃつまんない」

「打合せどおりこれでいくよ」

 

といって、実現したのが下の写真です。

 

f:id:kawa2496:20200709132501j:plain

2004年7月13日 袖ヶ浦球場にて

 

ユニークな校歌斉唱です。

 

こういうのもアリですよね。


高校生らしくていいですね。

 

嬉しさの表れです。

 

勝って良かったね。

 

(写真) 2004年7月13日 袖ヶ浦球場にて撮影

 


4.『がむしゃら』が試合を決める、やっぱり『がむしゃら』は大事だ!

f:id:kawa2496:20200709132626j:plain

2004年7月19日 千葉マリンスタジアムにて

 

 

再び記憶に残る試合です。

 

2004年7月19日、千葉マリンスタジアム
拓大紅陵 vs 志学

 

志学館が後攻めで始まったこの試合は、

8回の表を終わって、

拓大紅陵が4対1と一方的にリードしていた。

 

しかし、野球は分からないもので、

ここから形勢が逆転したのだ。

 

3点を追う志学館は、

まず8回裏に2点を返した。

 

1点差だ。

 

そして、そのまま最終回を迎えた。

 

その逆転サヨナラの火ぶたを切ったのが、
代打の鹿島くんである。

 

f:id:kawa2496:20200709132703j:plain

2004年7月19日 千葉マリンスタジアムにて

 

会心二塁打を放ったのだ。

 

代打といえば、
普段でも緊張するものである。

 

それが、
1点を追う最終回という土壇場で、
会心二塁打である。

 

f:id:kawa2496:20200709132726j:plain

2004年7月19日 千葉マリンスタジアムにて

 

f:id:kawa2496:20200709132744j:plain

2004年7月19日 千葉マリンスタジアムにて

 

この試合は、この二塁打で決まりだ。


と、そのときにこの試合の結末を予感した。

 

価値ある二塁打だ。

 

後日、鹿島くんのファンからメッセージをもらった。
(下記抜粋)

 

『中学の時からいつも頑張っていて、
辛い時期もめげずに弱音をはかない
鹿島くんが大好きでたまらなかったです!
ワンプレーでこんなに感動を与えてくれて
本当にありがとう!!』

 

私もメッセージを・・。


元気だけで試合に勝てるとは思っていません。
しかし、勝つには元気が必要だと思っています。

 

ましてや、猛暑の中の一発勝負です。


元気がなくて勝てるはずがありません。


「てらい」を気にしない。


その『がむしゃら』をバカにしてはなりません。

 

おめでとう志学館。


根性の勝利だ。


これぞ、志学館だ。

 

(写真) 2004年7月19日 千葉マリンスタジアムにて撮影

 


5.9回裏、クロスプレーはサヨナラに

f:id:kawa2496:20200709132955j:plain

2004年9月4日 市原臨海球場にて

 

 

もう一つ、サヨナラゲームを紹介しよう。

 

サヨナラのシーンはいつ見ても興奮します。

 

カメラマンである私自身が、

その現場にいたわけですので、

興奮するのは当然です。

 

では、その試合を振り返ろう。

 

2004年9月4日、市原臨海球場
拓大紅陵 vs 志学

 

この試合は、

両者譲らず、

点を入れては入れられる「シーソーゲーム」でした。

 

先攻の拓大紅陵は9回の表に、

1点を入れて、再度同点に追いついた。

 

5対5だ。

 

振り出しだ。

 

このまま9回の裏を0点にしのげば、

延長戦にもつれ込む展開であった。

 

しかし、志学館も譲らなかった。

 

一死二塁のチャンスを迎えた。

 

打席は廣瀬くん。

 

その廣瀬くんが、

センター前にはじき返した。

 

f:id:kawa2496:20200709133022j:plain

2004年9月4日 市原臨海球場にて

 

二塁走者の浅利くんが、

三塁を蹴って一気にホームへ帰ってくる。

 

送球が早いか、

浅利くんの足が早いか?

 

キャッチャーとの一騎打ちである。

 

f:id:kawa2496:20200709133137j:plain

2004年9月4日 市原臨海球場にて

 

間一髪で浅利くんのほうが早かった。

 

これでゲームセットだ。

 

志学館のサヨナラ勝利だ。

 

f:id:kawa2496:20200709133159j:plain

2004年9月4日 市原臨海球場にて

 

応援団も歓喜の総立ちだ。

 

劇的なサヨナラ勝利だ。

 

三塁側のベンチ横で見ていた私も鳥肌がたった。

 

手に汗握る、暑い、熱い試合だった。

 

気がつけば、

少し涼しい風がほおを通り抜けていった。

 

そうか、もう秋なのか。

 

あの土煙と秋風。

 

今でもあの光景があざやかによみがえる。

 

すごい試合だった。

 

両校の健闘をたたえよう。

 

(写真) 2004年9月4日 市原臨海球場にて撮影

 

6.まとめ

f:id:kawa2496:20200604100312j:plain


どうでしたか。

 

今回も厳粛な思いを込めて、

私の見た高校野球(その54をお届けしました。

 

どの写真も思い出深いものです。

 

写真ですので、
その瞬間に私(カメラマン)が、

そこにいたことになります。

 

つまり、球児達と、時間と場所を共有したのです。

 

しかも、
その瞬間は永遠に止まったきりです。

 

色あせることもありません。

 

その瞬間が永遠に存在するのです。

 

そう考えると、

そこに居合わせたことに感謝しなければ。

 

そう思いつつ本稿を閉じます。

 

最後までお読みいただき、

ありがとうございました。

 

【関連記事】

kawa2496.hatenablog.com

kawa2496.hatenablog.com

kawa2496.hatenablog.com

kawa2496.hatenablog.com

kawa2496.hatenablog.com

kawa2496.hatenablog.com

kawa2496.hatenablog.com

kawa2496.hatenablog.com

kawa2496.hatenablog.com

kawa2496.hatenablog.com

kawa2496.hatenablog.com

kawa2496.hatenablog.com

kawa2496.hatenablog.com

kawa2496.hatenablog.com

※更新履歴※

【更新】2022年1月11日
少しだけ校正させていただきました。

 

※CMリンク※ 

 

楽天/高校野球  Amazon/高校野球

楽天/人生  Amazon/人生

楽天/野球用品  Amazon/野球用品

楽天/デジタル一眼レフカメラ

Amazon/人気のデジタル一眼レフカメラ

楽天/交換レンズ  Amazon/交換レンズ

 

www.star.ne.jp

 

 

 


フォトコン別冊 スポーツ写真テクニック 2013年 10月号 [雑誌]

写真上達コーチングブック (玄光社MOOK)

まるごとわかる! 撮り方ブック スポーツ編

Canon 望遠ズームレンズ EFレンズ EF70-300mm F4-5.6 IS II USMフルサイズ対応 EF70-300IS2U

Canon デジタル一眼レフカメラ「EOS Kiss X9」ダブルズームキット (ブラック) EOSKISSX9BK-WKIT

Nikon デジタル一眼レフカメラ D5600 ダブルズームキット ブラック D5600WZBK

Nikon デジタル一眼レフカメラ D3400 ダブルズームキット ブラック D3400WZBK


球児に響く言葉力


白球の世紀 高校野球100回秘史