知って得・あなたの生活をもっと豊かに!

こんにちは、拙作ブログのご紹介です。このブログは河原健次がお届けしています。大分市出身、木更津市在住です。すでに半世紀以上も生存しています。その長い歴史から、日常生活や人生に参考になりそうな情報を提供しています。読者のみなさんに役立つことを願っています。

高校球児の素顔を追う、私の見た高校野球(その55)

f:id:kawa2496:20200709132005j:plain

 

こんにちは。

拙作ブログをご覧いただきありがとうございます。

 

今回は、

「私の見た高校野球(その55)」です。

 

今後もこのシリーズを続けるつもりです。

 

私がやってきた野球取材の総括です。

 

取材期間 :
 2000年~2014年(15年間)

 

その間に撮りためた写真が、
100万枚を超えました。

 

その写真1枚1枚は、
高校球児たちの歴史と同時に、

私の歴史でもあります。

 

写真ですので、

その瞬間、

高校球児たちと同じ場所にいなければなりません。

 

その時間と空間の中から、

私の感性で切り取ったのが、

この写真集です。

 

だから、
その写真の中には、
私の気持ちが入っています。

 

それは「こだわり」
いったほうがよいかもしれません。

 

その「こだわり」を集大成したものが、
今回のシリーズ
「私の見た高校野球」です。

 

なお、素材は下記HPからの抜粋となります。

 

 高校野球私設応援団

 

 

 

楽天/高校野球  Amazon/高校野球

楽天/人生  Amazon/人生

楽天/野球用品  Amazon/野球用品

楽天/デジタル一眼レフカメラ

Amazon/人気のデジタル一眼レフカメラ

楽天/交換レンズ  Amazon/交換レンズ

 

 

 

1.最後のキャプテンが倒れ、夏が終わる、次は受験モードだ

f:id:kawa2496:20200725163525j:plain

2004年7月14日 袖ヶ浦球場にて

 

高校野球、夏の大会です。


負けたら最後の厳しい戦いです。


とくに3年生は即引退です。

 

だから、
1試合でも長く野球を続けていたい。

 

どのチームもそう思っているはずだ。

 

さて、写真です。

 

上総高校のキャプテン・沢部くんです。(2004年)

 

不運(?)にも、

9回裏二死で打席が回って来ました。


点差は3点です。

 

しかし、チャンスはまだあります。


しかも、沢部くんは「四番打者」です。

 

ここは「四番打者」の意地を見せて欲しいところです。


ナインみんながキャプテンの一打に期待しています。


応援スタンドもだ。

 

f:id:kawa2496:20200725163613j:plain

2004年7月14日 袖ヶ浦球場にて

 

しかし、かれの打球はレフトフライに終わった。


これで、ゲームセットだ。

 

3年生の夏は終わりだ。

 

f:id:kawa2496:20200725163635j:plain

2004年7月14日 袖ヶ浦球場にて

 

二塁を回って戻ってくる沢部くんの後ろ姿が悲しそう。

 

でも、よくやったよ。

 

私はずっと沢部くんのキャプテン振りを見てきました。

 

よくチームをまとめてくれました。

 

ありがとう。

 

チームのみんなもそう思っているよ。

 

君の野球は終わりだ。

 

この瞬間から受験モードに切り替えよう。

 

(写真) 2004年7月14日 袖ヶ浦球場にて撮影

 


2.サヨナラ勝利に沸く

f:id:kawa2496:20200725163801j:plain

2005年7月10日 袖ヶ浦球場にて

 

それは9回の裏に起きました。

3対3の同点で迎えた最終回。

津高校がサヨナラ勝ちしたのである。

 

その場面を再現しよう。

 

二死満塁で迎えた打者は水野くん。

その水野くんはフルカウントの末、
思い切って振ったボールが三遊間を抜けた。

 

f:id:kawa2496:20200725163825j:plain

2005年7月10日 袖ヶ浦球場にて

 

三塁から鬼海(きかい)くんが帰り、

ゲームセットとなった。

 

君津ベンチは大喜びだ。(冒頭の写真)

 

大応援団も興奮しまくり。

 

f:id:kawa2496:20200725163847j:plain

2005年7月10日 袖ヶ浦球場にて

 

やっぱり、同点の場合は後攻めが有利だ。

 

こういう、サヨナラが出来るからだ。

 

このサヨナラを意識するだけで、
相手ピッチャーはプレッシャーになる。

 

しかし、
有利/不利だけで勝負が決まるほど野球は甘くはない。

 

当たり前だが、
最後は実力だということを付け加えておこう。

 

(写真) 2005年7月10日 袖ヶ浦球場にて撮影

 


3.しびれるサヨナラ試合

f:id:kawa2496:20200725164024j:plain

2005年7月8日 習志野秋津球場にて

 

またしてもサヨナラ試合の紹介です。


この試合も、

最後はこうなることを予感していました。

 

負けたチームには悪いのですが、
サヨナラは一瞬のうちに勝負が決まり、
打ち上げ花火のような爽快感があります。

 

野球の醍醐味ですね。

 

それではその試合を再現しましょう。

 

2005年7月8日、習志野秋津球場
日大習志野 vs 拓大紅陵

 

9回の表を終わって、4対4の同点。


試合の流れとしては、
前半は日大習志野ペースであった。

 

後半から徐々に拓大紅陵が追い上げて、

同点まで追いついた。

 

この流れからすると、
拓大紅陵有利の展開であった。

 

9回の裏、

まず1番の小坂部(こさかべ)くんが出塁した。

 

f:id:kawa2496:20200725164047j:plain

2005年7月8日 習志野秋津球場にて

 

その小坂部(こさかべ)くんは、
送りバントで二塁へ進塁した。

 

ここから両チームが動いた。

 

次の3番・大前(おおまえ)くんは敬遠となった。

 

それを目の前で見ていた4番の佐藤くんが燃えた。


佐藤くんは4番打者であり主将でもある。

 

「大前よりオレのほうが打ち取りやすいのか」


「ふざけるな!」

 

f:id:kawa2496:20200725164107j:plain

2005年7月8日 習志野秋津球場にて

 

怒った佐藤くんは、

レフト線へ鋭い打球を放った。

 

二塁から小坂部(こさかべ)くんが悠々生還した。

 

サヨナラ勝ちだ。

 

f:id:kawa2496:20200725164130j:plain

2005年7月8日 習志野秋津球場にて

 

劇的な幕切れだ。

 

う~ん、この試合は興奮したな。


あのシーンを今でも鮮明に覚えています。

 

あの日はとにかく暑かった。

 

西日をまともに浴びるとヤケドをしそうであった。

 

あの猛暑のなかでの死闘だ。

 

意地と意地のぶつかり合いだ。

 

こうなると、最後は精神力だ。


気合いだ。

 

この試合ほど、それを感じたことはない。

 

見事な試合であった。

 

両校ともお疲れさん。

 

(写真) 2005年7月8日 習志野秋津球場にて撮影

 


4.たかが送りバント、しかしこのプレーは違っていた

 

f:id:kawa2496:20200725164303j:plain

2005年7月15日 袖ヶ浦球場にて

送りバントです。


野球の試合では、よくあるシーンです。

 

自分が犠牲(アウト)になって、
走者を進塁させる役目です。

 

だから、
走者を進塁させれば自分の役割は終わりです。

 

それで仕事は大成功なのです。

 

と、そこまでは普通の「送りバント」ですが。

 

しかし、この「送りバント」は違っていました。

 

普通の送りバントは、
自分の役割が終わったとわかれば、
普通は一塁へはゆっくり走ります。

 

プロ野球でもよく見かける光景です。

 

しかし、この打者は違っていました。

 

一塁まで全力疾走なのです。

 

しかも、最後はヘッドスライディング。

 

f:id:kawa2496:20200725164324j:plain

2005年7月15日 袖ヶ浦球場にて

 

これには驚きました。

 

こんな選手、見たことがありません。

 

でも、これが本当なのでしょう。

 

結果が出るまで、全力でプレーする。

 

だって、
守備側にエラーが出るかも知れないじゃないですか。

 

全力疾走で、

そのエラーを誘発することだってあります。

 

だから、いつも一生懸命なのです。

 

いやー、気持ちの良いプレーを見せてもらいました。

 

送りバントくんの全力疾走に乾杯だ。

 

気持ちの良いプレーを見せてもらった。

 

(写真) 2005年7月15日 袖ヶ浦球場にて撮影


5.恒例のバケツかぶり、応援席の熱狂は最高潮に

f:id:kawa2496:20200725174313j:plain

2005年7月10日 袖ヶ浦球場にて

 

志学館高校のバケツかぶりです。


毎年の夏の風物詩です。

 

ことしの「かぶり役」は誰になったのでしょうか。

 

写真をよくみてください。

 

後ろのチアガールは「キャーっ」と叫んでいます。
でもうれしそう。

 

おっと、そばにいるのは先生でしょうか。


その先生も大喜びです。

 

では、そのバケツかぶりが始まるまでを、
時系列で見ていきましょう。

 

まず2回の裏に先制点をあげます。

 

f:id:kawa2496:20200725174332j:plain

2005年7月10日 袖ヶ浦球場にて

 

なおも、志学館は攻撃の手を緩めません。

 

5回の裏にも、5,6点目を入れました。

 

f:id:kawa2496:20200725174356j:plain

2005年7月10日 袖ヶ浦球場にて

f:id:kawa2496:20200725174420j:plain

2005年7月10日 袖ヶ浦球場にて

 

 

 

喜ぶ志学館の応援スタンド。

 

f:id:kawa2496:20200725174444j:plain

2005年7月10日 袖ヶ浦球場にて

 

このあとに、

例のバケツかぶりが出たというわけです。

 

いやーっ、良かったね。

 

おめでとう。

 

えっ?なにが、って。

 

試合とバケツかぶりですよ。

 

(写真) 2005年7月10日 袖ヶ浦球場にて撮影

 

 

6.まとめ

f:id:kawa2496:20200709131714j:plain


どうでしたか。

 

今回も厳粛な思いを込めて、
私の見た高校野球(その55をお届けしました。

 

どの写真も思い出深いものです。

 

写真ですので、
その瞬間に私(カメラマン)が、
そこにいたことになります。

 

つまり、
球児達と、時間と場所を共有したのです。

 

しかも、
その瞬間は永遠に止まったきりです。

色あせることもありません。

その瞬間が永遠に存在するのです。

 

そう考えると、
そこに居合わせたことに感謝しなければ。

 

そう思いつつ本稿を閉じます。

 

最後までお読みいただき、

ありがとうございました。

 

【関連記事】

kawa2496.hatenablog.com

kawa2496.hatenablog.com

kawa2496.hatenablog.com

kawa2496.hatenablog.com

kawa2496.hatenablog.com

kawa2496.hatenablog.com

kawa2496.hatenablog.com

kawa2496.hatenablog.com

kawa2496.hatenablog.com

kawa2496.hatenablog.com

kawa2496.hatenablog.com

kawa2496.hatenablog.com

kawa2496.hatenablog.com

kawa2496.hatenablog.com

※更新履歴※

【更新】2022年1月13日
少しだけ校正させていただきました。

 

※CMリンク※ 

 

楽天/高校野球  Amazon/高校野球

楽天/人生  Amazon/人生

楽天/野球用品  Amazon/野球用品

楽天/デジタル一眼レフカメラ

Amazon/人気のデジタル一眼レフカメラ

楽天/交換レンズ  Amazon/交換レンズ

 

www.star.ne.jp

 

 

 


フォトコン別冊 スポーツ写真テクニック 2013年 10月号 [雑誌]

写真上達コーチングブック (玄光社MOOK)

まるごとわかる! 撮り方ブック スポーツ編

Canon 望遠ズームレンズ EFレンズ EF70-300mm F4-5.6 IS II USMフルサイズ対応 EF70-300IS2U

Canon デジタル一眼レフカメラ「EOS Kiss X9」ダブルズームキット (ブラック) EOSKISSX9BK-WKIT

Nikon デジタル一眼レフカメラ D5600 ダブルズームキット ブラック D5600WZBK

Nikon デジタル一眼レフカメラ D3400 ダブルズームキット ブラック D3400WZBK


球児に響く言葉力


白球の世紀 高校野球100回秘史