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こんにちは、拙作ブログのご紹介です。このブログは河原健次がお届けしています。大分市出身、木更津市在住です。すでに半世紀以上も生存しています。その長い歴史から、日常生活や人生に参考になりそうな情報を提供しています。読者のみなさんに役立つことを願っています。

高校球児の素顔を追う、私の見た高校野球(その57)

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こんにちは。

拙作ブログをご覧いただきありがとうございます。

 

今回は、

「私の見た高校野球(その57)」です。

 

今後もこのシリーズを続けるつもりです。

 

私がやってきた野球取材の総括です。

 

取材期間 :
 2000年~2014年(15年間)

 

その間に撮りためた写真が、
100万枚を超えました。

 

その写真1枚1枚は、
高校球児たちの歴史と同時に、

私の歴史でもあります。

 

写真ですので、

その瞬間、

高校球児たちと同じ場所にいなければなりません。

 

その時間と空間の中から、
私の感性で切り取ったのが、

この写真集です。

 

だから、
その写真の中には
私の気持ちが入っています。

 

それは「こだわり」
いったほうがよいかもしれません。

 

その「こだわり」を集大成したものが、
今回のシリーズ
「私の見た高校野球」です。

 

なお、素材は下記HPからの抜粋となります。

 

 高校野球私設応援団

 

 

 

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1.スーパーキャッチ

 

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2003年9月7日 袖ヶ浦球場にて

 

センターのスーパーキャッチです。
ジャンプ一発。
あわや後方に抜けようとする飛球を好捕しました。

君津商業の三木くんです。2003年秋
主将です。

見事なジャンプです。
見事なタイミングです。

私はジャンプの前からシャッターを押し続けました。
思いっきり連写をぶっ飛ばしました。

私はどうしてもこの飛球は、
三木くんに捕って欲しかったのです。

というのも、
三木くんには夏の大会で大きな借りがあったのです。

この夏の千葉大会。

東京学館戦で手痛いエラーをしてしまったのです。

外野の浅いフライを一度はグラブに入れたものの、
落球し逆転を許してしまったのです。

そして君津商業は負け、
先輩たちの3年生たちは悔しい思いのまま、
野球部を去って行ったのです。

あの光景が私にも残っていました。

だから、
ここは何としてでも捕って欲しかったのです。

その私の気持ちが通じたのでしょうか。

 

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2003年9月7日 袖ヶ浦球場にて

 

見てください。


三木くん(写真右)のほっとした顔を。

これで夏の借りが返したのかな?

 

いえ、夏の嫌な思い出は、
彼の中には一生残っていると思います。

 

それはそれでいいのです。

 

その嫌な思いが彼を大きくするのです。

 

高校野球とはそういうものなのです。

 

 

(写真) 2003年9月7日 袖ヶ浦球場にて撮影

 


2.サヨナラはおあずけ、タッチアップが早かった

 

 

ちょっと珍しいシーンをご紹介したいと思います。

9回の裏、千葉高校の攻撃です。

 

それまでは、5対5の同点でした。
千葉高校が1点入れればサヨナラの場面でした。

 

1死満塁(2者敬遠)から北野くんの打球はセンターへ。


犠牲フライには十分な飛球であった。

 

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2006年7月14日 袖ヶ浦球場にて

 

この打球を見て、誰もがサヨナラを確信した。

 

タッチアップした三塁走者・吉澤くんが、
ホームへヘッドスライディングだ。

 

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2006年7月14日 袖ヶ浦球場にて

 

ゆうゆうセーフである。

 

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2006年7月14日 袖ヶ浦球場にて

 

これでゲームセットだ。

 

ところが、

ここでクレームがついた。


三塁走者の離塁が早かったようだ。

 

三塁の塁審は相手校(津田沼)のクレームを認めた。

 

アウトだ。


ホーム生還は認められなかった。

 

サヨナラは「おあずけ」となった。

延長戦である。

 

結局、この試合は相手校(津田沼)の勝利となった。

 

千葉高校としては、
あの9回裏のタッチアップが悔やまれる。

 

もう少し離塁を遅くしていれば・・。


といっても今さら遅いか。

 

気持ちがあせっていたのだろう。

それにしても相手チームの三塁手はよく見ていたものだ。

これも、三塁手のファインプレーと言ってもよいだろう。

野球は分からないものです。


最後の最後まで気を抜いてはいけません。

 

(写真) 2006年7月14日 袖ヶ浦球場にて撮影

 


3.全力疾走がサヨナラを呼ぶ

 

今回もサヨナラ試合をご紹介したいと思います。

 

2006年7月、千葉マリンスタジアム
準々決勝、横芝敬愛 vs 習志野

 

この日は「準々決勝」でした。

「準々決勝」ですので、試合数は計4試合ですね。

その4試合を1日で行ったのです。

しかも同じ球場です。

今では信じられない日程です。

おかげで取材するほうも疲れました。

1日4試合を休まず写真を撮る。

その撮った写真をその日のうちに整理する。

あのときは、寝る暇もありませんでした。

しかし、必死に戦う高校球児のためです。

こっちも死にものぐるいでした。

ホント、死ぬかと思いました。

 

さて、話を野球に戻しましょう。

 

サヨナラシーンです。

1対1の同点で迎えた、延長10回裏。
習志野の攻撃です。

2死三塁から安達くん(主将)が、

ショートへゴロを放ちました。

 

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2006年7月25日 千葉マリンスタジアムにて

 

 

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2006年7月25日 千葉マリンスタジアムにて

 

一塁へ懸命に走る安達くん。

とにかく必死です。

全力疾走です。

サヨナラがかかっています。

 

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2006年7月25日 千葉マリンスタジアムにて

 

その懸命の走りが奏功しました。

一塁はセーフとなり、
三塁からサヨナラの走者(上の写真)が帰り、
ゲームセットになったのです。

 

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2006年7月25日 千葉マリンスタジアムにて

 

いやーっ、疲れる試合でした。

 

私の一番長い一日でした。

お疲れさまでした。

フーっ。

 

(写真) 2006年7月25日 千葉マリンスタジアムにて撮影


4.追いつ追われつ市立柏と習志野

 

秋の千葉大会です。(2008年)

 

市立柏 vs 習志野、千葉県野球場

 

この試合は両校のエースが絶好調でした。

まさに投手戦です。

とにかく1点を取った方が勝ちの、

緊迫した試合展開でした。

その先取点を再現しよう。

4回の裏、市立柏の攻撃。

 

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2008年10月4日 千葉マリンスタジアムにて

 

走者三塁において、レフト線にタイムリーを放つ。

 

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2008年10月4日 千葉マリンスタジアムにて

 

三塁走者がホームに帰ってくる。

 

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2008年10月4日 千葉マリンスタジアムにて

 

 

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2008年10月4日 千葉マリンスタジアムにて

 

貴重な先取点です。

 

しかし、試合は分からないものです。

 

習志野も5回の裏に1点を入れ、

延長戦にもつれ込んだ。

 

こうなったら後攻の有利さも味方して、
習志野がサヨナラ勝ちしたのです。

 

先取点を取りながら逃げ切れなかった市立柏。

この試合ほど悔しい試合はなかったでしょう。

 

しかし、
こんな接戦した敗戦から選手たちは力を付けるのです。

 

(写真) 2008年10月4日 千葉マリンスタジアムにて撮影

 


5.最後の夏がベンチとは、これも神様が与えた試練なのか

 

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2005年7月16日 袖ヶ浦球場にて

 

こういう不運な選手もいるのですね。

 

最後の夏だというのにグラウンドでプレーできません。

 

ベンチの中で過ごさなければいけないのです。

写真の秀明大八千代・横山くんもその一人です。

(2005年7月)

 

その横山くんに試合前に聞きました。

 

大会が始まる2週間前にケガをしたようです。

 

そのギブスの状態からみても重傷のようです。

右腕を骨折したようです。

 

しかし、
笑顔で話してくれたので安心しましたが、
内心はきっとさびしかったのでしょう。

 

しかし、
試合ではベンチからひときわ大きな声を出していました。

それが痛々しくて・・。

 

でも、
その応援の甲斐あって、

秀明大八千代は勝つことが出来ました。

 

横山くんも大きな声で校歌を斉唱していました。
(下の写真、右奥から5人目)

 

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2005年7月16日 袖ヶ浦球場にて

 

こんな不運は、

横山くんに限った話ではありません。

 

ケガや病気でベストで出られない選手は

毎年各学校に1名はいます。

 

かわいそうですがこれも考えようです。

 

ベンチに入れるだけで「良し」としましょう。

 

なかにはベンチに入れない選手もいます。

 

応援スタンドから応援するよりは、
まだ「まし」だと考えるべきです。

 

ものは考えようです。

 

でも、

本人にとってはやっぱりつらいか。

 

これも神様が与えた試練なのか。

 

神様も時には非情だ。

 

(写真) 2005年7月16日 袖ヶ浦球場にて撮影

 

 

6.まとめ

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どうでしたか。

 

今回も厳粛な思いを込めて、

私の見た高校野球(その57)をお届けしました。

 

どの写真も思い出深いものです。

 

写真ですので、
その瞬間に私(カメラマン)が、
そこにいたことになります。

 

つまり、
球児達と、時間と場所を共有したのです。

 

しかも、
その瞬間は永遠に止まったきりです。

 

色あせることもありません。

 

その瞬間が永遠に存在するのです。

 

そう考えると、
そこに居合わせたことに感謝しなければ。

 

そう思いつつ本稿を閉じます。

 

最後までお読みいただき、

ありがとうございました。

 

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【更新】2022年1月17日
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