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こんにちは、拙作ブログのご紹介です。このブログは河原健次がお届けしています。大分市出身、木更津市在住です。すでに半世紀以上も生存しています。その長い歴史から、日常生活や人生に参考になりそうな情報を提供しています。読者のみなさんに役立つことを願っています。

高校球児の素顔を追う、私の見た高校野球(その58)

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こんにちは。

拙作ブログをご覧いただきありがとうございます。

 

今回は、

「私の見た高校野球(その58)」です。

 

今後もこのシリーズを続けるつもりです。

 

私がやってきた野球取材の総括です。

 

取材期間 :
 2000年~2014年(15年間)

 

その間に撮りためた写真が、
100万枚を超えました。

 

その写真1枚1枚は、
高校球児たちの歴史と同時に、

私の歴史でもあります。

 

写真ですので、

その瞬間、

高校球児たちと同じ場所にいなければなりません。

 

その時間と空間の中から、

私の感性で切り取ったのが、

この写真集です。

 

だから、
その写真の中には、
私の気持ちが入っています。

 

それは「こだわり」
いったほうがよいかもしれません。

 

その「こだわり」を集大成したものが、
今回のシリーズ
「私の見た高校野球」です。

 

なお、素材は下記HPからの抜粋となります。

 

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1.その必死さがいいね

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2005年9月4日 袖ヶ浦球場にて

 

志学館の村田くんです。2005年秋撮影

 

ポジションは確かショートだったと思う。

 

いつも手抜きしないところが気に入っていた。

 

あのハッスルプレーが私を魅了した。

 

しかし、この試合では足を痛めてしまった。

 

一塁のベース前で見せたあの痛そうな顔。

 

しかし、それも一瞬だった。

 

チームの誰にもそんな悲痛な顔は見せなかった。

 

痛そうな顔を見せるとチームが心配する。

 

だいいちチームの雰囲気が悪くなる。

 

だから、何があっても暗い表情は出来ない。

 

守備も内野のかなめショートだ。

 

内野を励ましピッチャーを励ます。

 

いつも自分よりチームのことが一番だ。

 

そして見せてくれたこの笑顔。

 

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2005年9月4日 袖ヶ浦球場にて

 

村田くん、君は何て素敵なヤツなんだ。

 

(写真) 2005年9月4日 袖ヶ浦球場にて撮影

 


2.あと1点が取れずゲームセット

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2010年7月17日 袖ヶ浦球場にて

 

まず上の写真を見てください。

 

あと1点がとれず試合終了となった瞬間です。

 

ネクストバッターが泣き崩れています。

 

アウトになったバッターは、

下を向き無言のままです。

 

終わってみれば、スコアは0対1。

 

わずか1点差だ。

 

このときほど1点が遠いと思ったことはありません。

 

ずっしりと重たい1点だった。

 

別に打線が悪かったわけではない。

 

むしろ、

お互いのピッチャーを褒めるべきだ。

 

その最後のシーンを振り返ろう。

 

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2010年7月17日 袖ヶ浦球場にて

 

バッターの打った打球はキャッチャーフライに。

 

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2010年7月17日 袖ヶ浦球場にて

 

打球はそのままキャッチャーのミットにおさまり、
ゲームセット。

 

その結果が冒頭の写真だ。

 

皮肉にも、

最後はキャッチャー同士で終わった。

 

打ったバッターが

背番号2番(キャッチャー)であれば、


そのフライを捕ったのも

背番号2番(キャッチャー)だ。

 

これも巡り合わせなんだろうか。

 

ここでも勝者と敗者に別れた。

 

勝負はいつも残酷だ。

 

それを承知でやっていると思うのだが、
やっぱりかわいそうだ。

 

まだ17歳なのに・・。

 

厳しい現実がそこにある。

 

それにしても地獄のような光景だ。

 

むごい。


むごすぎる。

 

(写真) 2010年7月17日 袖ヶ浦球場にて撮影


3.一つのプレーが勝敗を分ける

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2007年7月26日 千葉県野球場にて

 

ゲーム終了の瞬間です。

 

二塁の後方に上がった打球はグラウンドにぽとり。

 

懸命に追ったが捕球できなかった。


その間、走者が生還しゲームセットとなった。

 

衝撃的なゲームセットだ。

 

その場面を振り返ろう。

 

打者が思いきって振った打球は、
つまりにつまって二塁の後方へ。

 

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2007年7月26日 千葉県野球場にて

 

二塁手は懸命にバックして捕球しようとするが、
間一髪追いつかず打球は地面にポトン。

 

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2007年7月26日 千葉県野球場にて

 

セーフだ。

 

この間、走者がホームに生還してしまった。

 

守っているチームにとっては「アンラッキー」だ。

 

攻めているチームは「ラッキー」だ。

 

「アンラッキー」と「ラッキー」。

 

神様はいたずらが好きらしい。

 

いえ、
結果が「アンラッキー」になるか、

「ラッキー」になるか。

 

それは、

プレー一つにかかっている。

 

神様のせいにするのは勝手が良すぎる。

 

これも実力というべきか。

 

それにしても、

そのプレー一つで勝負が決まる。

 

やっぱり残酷だ。

 

(写真) 2007年7月26日 千葉県野球場にて撮影

 

4.力尽きるとも君は間違いなくエースだ!

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2006年7月27日 千葉マリンスタジアムにて

 

この試合は壮絶であった。

 

2006年の夏の千葉大会・準決勝である。

 

千葉経大附 対 習志野である。

 

延長11回、

千葉経大附が2対1で習志野を破った。

 

見事なサヨナラ勝ちである。

 

しかし、
私は負けた習志野にフォーカスをあてた。

 

エース・佐々木くんにだ。

 

冒頭の写真はゲームセットの瞬間、
グラウンドに泣き崩れた佐々木くんの姿だ。

 

試合は投手戦であった。

 

しかもこの暑さの中である。

 

両校とも疲労のピークを迎えていた。

 

とくにエースの佐々木くんは

限界を超えていたであろう。

 

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2006年7月27日 千葉マリンスタジアムにて

 

11回の裏、いきなり三塁打が飛び出した。

 

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2006年7月27日 千葉マリンスタジアムにて

 

無死3塁だ。

 

外野フライでもサヨナラだ。

 

スクイズもある。

 

習志野、絶体絶命。

 

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2006年7月27日 千葉マリンスタジアムにて

 

そして、

千葉経大附の打球は外野へ。

 

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2006年7月27日 千葉マリンスタジアムにて

 

犠牲フライには十分な距離だ。

 

三塁走者が生還しゲームセットとなる。

 

よろこぶ千葉経大附ナイン。

 

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2006年7月27日 千葉マリンスタジアムにて

 

佐々木くんには

もう力が残っていなかったのだろう。

 

これも実力なのだ。

 

残念だが、

それを認めざるを得ない。

 

冒頭の写真をもう一度見てもらいたい。

 

目の前で泣き崩れる佐々木くんを
千葉経大附はどのように見たのだろう。

 

勝ちも負けも紙一重

 

次の試合は、

自分たちがあんな目に会うかも・・。

 

だから、

必死で戦う。

 

「負けた佐々木くんの分まで頑張ってやろう」

 

そう誓ったに違いない。

 

勝ちも負けも紙一重だ。

 

だから必死なのだ。

 

だからすがすがしいのだ。

 

お疲れさん、習志野高校。

 

 

よく頑張った、佐々木くん。

 

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2006年7月27日 千葉マリンスタジアムにて

 

 

 

(写真) 2006年7月27日 千葉マリンスタジアムにて撮影

 


5.空振り三振、でも気持ちの良い空振りだったよ

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2003年7月19日 市原臨海球場にて


 

ごめんなさい。

 

空振り三振です。

 

2003年7月 市原臨海球場

 

写真は薬園台高校の選手です。

 

薬園台高校は負けていました。

 

それでも何とか勝とうと必死でした。

 

打席に立った打者は負けていることも気にせず、
思いきってバットを振りました。

 

そうなんです。

 

彼らは普段通りの野球を心がけたのです。

 

いえ、

夏の大会だかこそ、

悔いのない試合にしようと、
思いっきりのプレーをしたのです。

 

この三振もその思いっきりの結果です。

 

どうですか、三振したあとの表情。

 

「しまったー」

 

と、同時に「してやったり」と見えませんか。

 

しかも、

バットを目一杯長く持っていますよね。

 

いやーっ、気持ちいいね。

 

結局、

薬園台は負けてしまいました。

 

でも、

私には「さわやかさ」が残りました。

 

気持ちの良いチームです。

 

ありがとう薬園台高校。

 

 

(写真) 2003年7月19日 市原臨海球場にて撮影

 

 

6.まとめ

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どうでしたか。

 

今回も厳粛な思いを込めて、

私の見た高校野球(その58)をお届けしました。

 

どの写真も思い出深いものです。

 

写真ですので、
その瞬間に私(カメラマン)が、
そこにいたことになります。

 

つまり、
球児達と、時間と場所を共有したのです。

 

しかも、
その瞬間は永遠に止まったきりです。

 

色あせることもありません。

 

その瞬間が永遠に存在するのです。

 

そう考えると、
そこに居合わせたことに感謝しなければ。

 

そう思いつつ本稿を閉じます。

 

最後までお読みいただき、

ありがとうございました。

 

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