良いことは誰が見ていなくても
こんにちは。
拙作ブログをご覧いただきありがとうございます。
今回は、新聞記事のお話です。
新聞を読んでいて少し気になったので、
拙作ブログに掲載させていただきました。
今後も、
気になるような記事は、
掲載させていただこうと思っています。
今回のテーマは、
「良いこと」です。
良いことは、
誰が見ていなくてもするものです。
誰が見ていなくても「自分」が見ています。
「自分」が良いと思ったことは、
率先して行うようにしましょう。
そうすると、
いつも心が晴れやかです。
一日中気持ちがよいものです。
そんな気持ちの良いお話のおすそ分けです。
【写真の説明】
冒頭の写真について説明しておきます。
1)撮影:私(拙作ブログ管理人)
2)場所:千葉マリンスタジアム
3)年月日:2004年7月25日
4)試合:夏の千葉大会決勝
千葉経大附(千葉経済大学附属)vs習志野
5)打者:千葉経大附・川上くん(3年鴨川中)
6)試合結果:
千葉経大附が、5対1で習志野を破り甲子園へ。
7)撮影時の印象:打者があまりにも礼儀正しかったので、撮影させていただきました。
本大会の詳報は下記HPへ。
1.掲載新聞
この記事が掲載されていた新聞は下記です。
1)新聞:東京新聞
2)日付:2018年12月15日(土)朝刊
3)ページ:5面
4)紙面タイトル:「発言」
5)記事:少年の「一礼」心温まる光景
2.投稿要旨
投稿要旨を紹介しておきます。
投稿者は85歳の男性です。
思いがけず嬉しい光景を目にしたので、
投稿したようです。
1)路上で親子のキャッチボールを見かけました。
2)そのボールがそれて、
道路脇の家に入ったらしい。
3)ボールを取りに行った少年が、
玄関から出てくるときに、
玄関に一礼をしました。
その礼をする少年の姿に、
心が温かくなったと。
3.私の感想
嬉しい記事ですね。
と、大袈裟にいうほどではないのでしょうが、
私は次の2つのことが嬉しくなりました。
1)まず、少年が礼儀正しいこと。
2)それを見た85歳の男性が新聞に投稿してくれたこと。
少年の礼儀正しさと、
それを見て投稿してくれた投稿者に、
拍手です。
とくに投稿者の感性には脱帽です。
感性という大袈裟なものではないのでしょうが、
感動したことを素直に投稿してくれました。
そのことが私には嬉しかったのです。
◇誰が見ていなくても、
ちゃんと頭を下げた中学生。
◇その姿が嬉しくて投稿してくれた老人。
その二人の行動が、
私には嬉しかったのです。
そうなんです。
何でもない光景でしょうが、
その光景のなかに、
人の気持ちを温かくするものがあるのです。
4.人が見ていなくても
投稿記事だけでは、
状況が今ひとつつかめませんが、
察するに、少年が一礼した玄関先には、
誰もいなかったのではないでしょうか。
私たちもよくしますよね。
部屋を出て戸を閉めた後に頭を下げることって。
「失礼します」
「ありがとうございます」
多分、
このケースもそうではなかったかと推測しています。
今回は「失礼します」ではなく、
こうだったのでしょう。
「ありがとうございました」
ここで大事なのは、
誰が見ていようが見ていまいが、
礼をすることです。
なぜ礼をするのでしょうか。
それは、
自分の気持ちを、
伝えたかったからでしょう。
ただそれだけだと思います。
その伝えたい気持ちが大切なのです。
感謝の気持ちというのでしょうか。
あるいは、
「ごめんなさい」
の気持ちというのでしょうか。
その気持ちが態度に出たのでしょう。
5.良いことは誰が見ていなくても
そこで、今回のタイトルです。
良いことは誰が見ていなくても
良いことだけではありません。
今回のような感謝の気持ち。
あるいは謝罪の気持ちです。
投稿記事の少年は、
この気持ちを表すのに一礼をしました。
これは、
誰かが見ているとか、見ていないとか、
そんなのは関係ありません。
誰が見ていなくても、
お天道さまが見ています。
あなた自身が見ています。
感謝の気持ち。
謝罪の気持ち。
その気持ちこそが大事なのです。
その気持ちが、
自然に態度に出ることが大事なのです。
気持ちと行動
この二つが揃って、
初めて相手に伝わるのです。
6.まとめ
どうですか。
挨拶って気持ちが良いですよね。
投稿記事のケースを少しだけ考えてみました。
これは、
私の考えすぎかもしれませんが、
投稿記事の少年は、
野球少年ではないかと思っています。
「親子でキャッチボール」との記事からも、
そのように想像できました。
仮に野球でなくてもかまいません。
スポーツで大事なことは、
「礼に始まり、礼に終わる」です。
つまり礼を重んじます。
この少年も、
野球などのスポーツをとおして、
普段から礼儀の大切さを指導されていたのでは
ないでしょうか。
もちろん、
家庭の躾(しつけ)も良かったのでしょう。
躾(しつけ)という大袈裟なものではなく、
両親の日頃の礼儀正しさを見て育ったのでしょう。
6-1.礼儀は技術ではない
ここで断っておきます。
礼儀は技術ではありません。
心の問題です。
感謝の気持ちや、
謝罪の気持ちを持つことが大事です。
その気持ちがないと、
相手には通じません。
感謝の気持ちや、
謝罪の気持ちがないと、
それは、
たんなる形式的な挨拶でしかありません。
6-2.そのときの気持ちが大事
テレビや新聞でみる最近の挨拶、
たとえば、
不適切発言をわびる政治家や、
不祥事を起こした会社の会見では、
まったく、
おわびの気持ちがこもっていません。
これは、
礼儀以前の問題です。
彼らには、
わびる気持ちがないのでしょう。
ですが、
今回の中学生は彼らとはまったく違います。
それが証拠に、
85歳の老人の心を動かしました。
本物の挨拶は、
みんなの心を動かします。
そして、
その動作がいつも自然体なのです。
投稿記事の中学生が、
このまますくすくと育って欲しいなあ、
と思いました。
【補足】
因みに上記5枚の写真は、
中学生球児の講習会風景です。
この講習会では、
地元高校野球の監督さんも指導にあたってくれています。
因みに、写真2枚目、3枚目に写っているのは、
拓大紅陵の小枝(こえだ)監督です。
人を育てることに尽力されています。
受講生の中学生球児たちは、
この講習会で技術的なところはもちろんのこと、
投稿記事にもあったような礼儀作法についても、
厳しく指導を受けます。
とくに心の持ちかたが重要視されます。
やっぱり心が大事なのですね。
最後までお読みいただき、
ありがとうございました。
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※更新履歴※
【更新】2019年12月12日、15日、29日、2020年4月20日、8月29日、2021年5月3日、2022年5月31日
少しだけ校正させていただきました。
【更新】2019年7月23日
「目次」を追加しました。
これで少しは読みやすくなったと思います。
【更新】2019年6月6日
タイトルと中身(文章)をマイナー修正しました。
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