中学生球児にも分け隔てなく（拓大紅陵・小枝監督）
こんにちは。
拙作ブログをご覧いただきありがとうございます。
今回は、高校野球のお話です。
高校野球の記事は、
今回で３回目となります。
今回も、
拓大紅陵・小枝監督
を中心にご紹介します。
【訃報】
元拓大紅陵監督・小枝さんが、
2019年1月21日午前9時7分、
肝細胞がんのため、
内の病院で亡くなりました。
心よりご冥福をお祈り申し上げます。
2019年1月21日 16時更新
どこの地域でもそうでしょうが、
ここ木更津市周辺でも、
高校生による
将来の高校球児の育成
が盛んです。
今回は、
そのうちの「中学生講習会」を取り上げました。
１．中学生講習会の概要
◆時期：毎年11月の初め
◆主催：千葉県高校野球連盟
◆指導：地元高校野球部選抜
◆場所：市原臨海球場（愛称：ゼットエーボールパーク）
◆受講学校：5市（市原、袖ヶ浦、木更津、君津、富津）から48校
◆受講者数：約200名（上記中学校の野球部員たち）
◆指導者：地元高校球児たちとその監督さんほか
ということで、
中学生講習会は毎年の恒例になっています。
ただ、
中学球児全員を対象にする訳にはいきませんので、
各校から１０名程度に絞っています。
教える高校生たちも、
基本的には選抜となっています。
２．中学生講習会の中身
中学生講習会のプログラムは下記のようになっています。
１）開講式
２）高校生による模範演技（守備、バッティング）
３）ウォーミングアップ（ランニング）
４）準備体操
５）基礎体力運動
６）キャッチボール
７）ポジション別守備練習（投手、捕手、内野、外野）
８）整理体操
９）閉講式
３．小枝監督の言葉
捕手へのアドバイスです。
１）捕手は、
野手のみんなに手柄を与えるポジション。
２）痛みに強くなければならない。
３）いつもどっしりと構えていること。
４）ファイトの持ち主であり、
チームのムードメーカであること。
５）審判をごまかしたり、
ホームイン走者を邪魔するような、
ファウル（不正行為）をしてはいけない。
６）常にフェアプレーを！
捕手に語った言葉ですが、
全球児へ言っているようでした。
４．教えられること
上の写真：志學館高校・川俣（かわまた）監督です。
上の写真：京葉高校・飯生監督です。
ふと外に目をやると周辺の木々は紅葉に染まって、
晩秋の雰囲気が･･･。
そういえばもうじきシーズンオフなんですね。
学校に戻れば厳しい冬季練習が待っています。
今日の講習会で、
足りないことを沢山学びました。
技術もそうですが、
それ以上に野球に取組む姿勢を学びました。
「正しい野球」とでもいおうか。
そういう、
「野球の心」を学んだ気がします。
それは、
教える側の高校球児たちにもいえる
のではないでしょうか。
いつもは教えられる高校生たちが、
この日は教える立場に。
高校生のちょっと誇らしげで、
ちょっと照れ臭そうな表情が印象的でした。
一方、
教えられる中学生たちは最後まで真剣そのもの。
力や技では高校生にはかないません。
でも、
野球に取り組む姿勢は、
むしろ、
中学生のほうがまさっているようでした。
野球は格好ではないんですね。
４－１．まじめが一番
この中学生の講習会を見て思いました。
もちろん、
野球ですので上手になることに超したことはありません。
でも、野球は野球でも学校の部活です。
つまり、
野球の前に教育、すなわち人間としての成長が求められます。
さて、
その教育や人間の成長をみたときに、
はたして高校生がまさっているといえるだろうか。
私はそうは見えません。
むしろ、
中学生のほうが純粋で人間として成長しているように見えました。
それは何故でしょう。
よく分かりません。
ですが、
これだけは言えます。
中学生のほうが「真面目」なのです。
純粋に、
「うまくなろうとする気持ち」
があります。
その真面目さが高校生よりまさっているのです。
そこに、
今の高校生が失いかけたものがあります。
見た目や、
てらい、格好ではありません。
野球に取り組む真剣さを、
いまひとつ見直して欲しい。
高校生たちにとっても、
学ぶことの多い「中学生講習会」でした。
５．まとめ
どうでしたか。
「中学生講習会」の雰囲気が伝わったでしょうか。
５－１．今、高校生が忘れかけているもの
中学生は、
体力、技術どれをとっても高校生にはかないません。
でも、
学ぶことへの執着心
は負けてはいないと思います。
少しでも野球がうまくなりたい。
そんな気持ちが、
「中学生講習会」での態度や表情に表れていました。
なんでもそうですが、
真面目さが一番です。
今の高校球児だって、
ちょっと前までは中学生でした。
まさに中学生講習会を受講している中学球児でした。
そのころは、
もっと、真面目だったと思います。
もっと、素直だったと思います。
ところが、
少し野球がうまくなり、
少し大人になると、
ちっぽけな「プライド」が出てきます。
安っぽい「かっこよさ」が誘惑します。
それではダメなんですよ。
そんな小さな人間になるために、
野球をやっているのではありませんよね。
初心にかえる。
今一度、
中学時代を思い出してみよう。
「がむしゃら」な野球。
「泥臭い」野球。
そんな野球が、
君たちに一番似合っているんだよ。
それが一番格好いいんだよ。
私が言っていること分かるよね。
分かったら今すぐ実行だ。
分かっただけでは何にもならないんだよ。
最後までお読みいただき、
ありがとうございました。
【関連記事】
※更新履歴※
【更新】2019年10月18日、11月23日、12月25日、2020年3月31日、8月8日、2021年3月14日、2022年4月23日
少しだけ校正させていただきました。
【更新】2019年9月10日
CMリンク追加。
【更新】2019年8月27日
「目次」を追加しました。
これで少しは読みやすくなったと思います。
【更新】2019年6月16日
文章を一部追記しました。
【更新】2019年５月21日
中身（文章）をマイナー修正しました。
※CMリンク※
ことだま 野球魂を熱くする名言集
人を育てる渡辺メモ 高校野球名将の金言
高校野球脳を鍛える 実戦プレー問題集
フォトコン別冊 スポーツ写真テクニック 2013年 10月号 [雑誌]
写真上達コーチングブック (玄光社MOOK)
まるごとわかる! 撮り方ブック スポーツ編
Canon 望遠ズームレンズ EFレンズ EF70-300mm F4-5.6 IS II USMフルサイズ対応 EF70-300IS2U
Canon デジタル一眼レフカメラ「EOS Kiss X9」ダブルズームキット (ブラック) EOSKISSX9BK-WKIT
Nikon デジタル一眼レフカメラ D5600 ダブルズームキット ブラック D5600WZBK
Nikon デジタル一眼レフカメラ D3400 ダブルズームキット ブラック D3400WZBK
ゼット 軟式 木製バット プロモデル 84cm 一般・中学生 野球 BWT38784-9119MO
