知って得・あなたの生活をもっと豊かに!

こんにちは、拙作ブログのご紹介です。このブログは河原健次がお届けしています。大分市出身、木更津市在住です。すでに半世紀以上も生存しています。その長い歴史から、日常生活や人生に参考になりそうな情報を提供しています。読者のみなさんに役立つことを願っています。

野球の一瞬を切る、写真の撮り方、5つのシーン別テクニック

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こんにちは。
拙作ブログをご覧いただきありがとうございます。

 

今回は写真の撮り方です。

 

対象は高校野球です。

 

撮影対象が高校野球ですが、
他の分野(たとえばサッカーやバスケなど)でも
応用が出来るかと思っています。


私の写真歴は、ほぼ半世紀です。

 

高校野球だけでも約20年になります。


ヘタでもこれだけ撮っていれば、
何とか、

ひと様に見せられるような写真になります。

(と、勝手に思っています)

 

そこで、

私の経験から得た撮影テクニックを
ご紹介したいと思います。

 

 

 

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1.機材

私が使った機材は下記です。


カメラCanon EOS 40D

 

Canon EOS 40Dについては下記記事をご参照ください。

kawa2496.hatenablog.com

 

レンズCanon 100-400mm ズームレンズ

 

Canon 100-400mm ズームレンズについては、
下記記事をご参照ください。

 

kawa2496.hatenablog.com

その他:一脚


※三脚ではありません。一脚です。

三脚は動き回るのに邪魔です。


一脚のほうがはるかに動きやすい。


なお、
使用機材は時期(年代)によって異なります。


最終的にたどり着いたのが、

上記カメラとレンズです。

 

ただ私の結論としては、

機材は何でも構いません。

 

一眼レフ程度であれば十分です。

 

機材が高級(高価)だからといって、
写真がうまくなるわけではありません。

 

そのへんは、
ゴルフや他のスポーツと同じですね。

 

 いくら高価なクラブを買ったからといって、
スコアが良くなることはありませんよね。

 

必要なの、

本人の力量感性です。

それと、経験です。

 

この力量・感性・経験によって、
誰もがうまくなれるのです。

 

2.撮影にあたっての注意点

撮影テクニックに入る前に、
撮影全般の注意点をご紹介しておきます。

 

2-1.飛んでくるボールに注意を

球場ですので、

いつ、どこからボールが飛んでくるか分かりません。


しかも、

そのボールは硬球といって、

石のような硬いボールです。


あたったら、痛いどころではありません。


ケガをします。


また、

大事な機材を破損させることにもなります。


だから、

球場内では、
絶対にボールから目を離さないでください。

 

2-2.他の観客の邪魔をしない

これも鉄則です。


球場は、

あなた一人のものではありません。


写真を撮るからといって、

特別扱いできません。


ほかの観客の邪魔にならないように

しましょう。


通路にすわったり、

立ったままの撮影は厳禁です。


あくまでも、
一人の観客として振る舞ってください。

 

2-3.できるだけ動き回る

撮影にあたっては、
固定位置ではいい写真は撮れません。


できれば、
太陽の位置も頭に入れておきたいのですが、
こればっかりはどうしようもありません。
(太陽の位置まで変えることが出来ませんので)


球場はどこでも、

バックスクリーン側が「南向き」になっています。


だから、

どこの球場でもシチュエーションは変わりません。


あとは、撮影する時間帯だけです。


時間帯によって、微妙に太陽の位置が変わるからです。

 

それよりも、

ベンチや応援席の右左、
右バッター、左バッターなどと、

状況に応じて撮影位置を変えたいものです。


一塁側から三塁側までの移動には、
最低でも2~3分はかかります。


よって、
移動はチェンジ(イニングの交代)時
になります。

 

トイレは、

5回終了時、すなわちグラウンド整備時となります。

 

それ以外での移動は、シャッターチャンスを逃します。

 

◆5つのシーン別テクニック。

今回ご紹介する5つのシーン別テクニックとは下記です。


1)ホームのクロスプレー編

2)ピッチャー編

3)打者編

4)守備編

5)走者編

6)応援編

 

3.ホームのクロスプレー編

まずは、ホームのクロスプレー編です。


野球のなかで、もっとも劇的なシーンです。

 

点が入るかどうかの「瀬戸際」ですから、


攻めるほうも、守るほうも必死です。

 

その分、
迫力のある写真が撮れます。

 

まさに、

闘志と闘志のぶつかり合いです。

 

3-1.バックネット裏の真上から写す

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市原臨海球場にて

上の写真は、バックネット裏から撮りました。

ネット裏の最前列からです。


絞り:開放
AF:連続AF


ご覧のように天気も良く、
シャッター速度は1/1000以上となり、
撮影条件は最高でした。


AFは連続撮影(連写)です。


走者にフォーカス(捕捉)し、追っかけました


ホーム直前からシャッターを押し続けました。

高い位置からの撮影ですので、
AFが抜けることはありません。
(背景が地面ですので)


この天気(明るさ)と撮影ポジションですので、
きれいに合焦してくれました。

 

3-2.真横からの撮影

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袖ヶ浦球場にて

次は真横からの撮影です。


三塁側のバックネット近くからです。


カメラ位置は、

地上(グラウンドから)2mぐらいの高さです。


もちろん、フェンス越しです。

フェンスぎりぎりにカメラを据えました。


これも、走者への連続AFです。


石灰白煙のように舞って、
迫力ある写真となりました。
(この白煙は偶然です)


飛ばされたキャッチャーのヘルメットも、
よいアクセントになっています。

この白煙やヘルメットは偶然です。

このように、
偶然に出会うのも野球撮影の楽しみでもあります。

 

3-3.ピントの抜けに注意

横からの連続AFは、
後ろにピントが抜ける
ので要注意です。

 

◆実際にピントが抜けた事例。

以下の写真は実際にピントが抜けた事例です。

 

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①クロスプレーを写す

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②クロスプレーが後ろ(ベンチ)に抜けた

どうでしょうか。

見事に抜けていますね。

キャッチャーを捕捉していたのですが、
そのキャッチャーが横にずれてしまいました。

そのため、AFが後ろに行ってしまいました。

私のミスです。
 

被写体(走者)が捕捉からずれると、
後ろ(ベンチ)へピントがいってしまいます。
(上の例)

 

AF点を走者の真ん中にあわせて(捕捉し)、
ずれないようにしましょう。

 

といっても、
撮るほうも興奮していますので、
ずれてしまうことがあります。

 

この失敗を克服するには「経験」しかありません。

シャッターチャンスになればなるほど冷静さが求められます。

 

理屈では分かっていることですが、
実際の現場では難しいものです。

 

シャッターチャンスになればなるほど、
興奮しますから。

 

ここでも、

「場数を踏む」ことが大事です。

場数を踏むと、そういうシーンになれてきますので、
少しは冷静になれます。

 

ただし、
冷静になりすぎるのも考え物です。

 

やっぱり、

いい写真を撮るには、
ある程度の興奮状態が必須です。

 

◆露出にも注意。

また、曇っているときは露出にも注意しましょう。

この日は、ISO感度を800ぐらいに上げました。


連続AFです。


冷静に被写体(走者)を追います。

 

3-4.一塁側からの写真

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袖ヶ浦球場にて

これも、横からの撮影です。


ホームのクロスプレーは、
一塁側からの撮影が鉄則です。


ホームに突っ込む走者が追いやすいからです。


ただ、この位置ですと、
キャッチャーの顔が隠れがちですので要注意です。


写真③は、
キャッチャーと走者の両方の表情が写っていますよね。
偶然のシャッターチャンスとなりました。
こういうこともあるのですね。


これも野球撮影の楽しみの一つです。
 

◆キャッチャーを中心に撮るのなら三塁側。

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2012年7月13日 袖ヶ浦球場にて

ホームインを阻止するキャッチャーを中心に
撮るのであれば、
間違いなく三塁側です。

 

このときは、
AFはキャッチャーに合わせておきます。

 

※走者を追っかけても、
結果的にAFはキャッチャーにいきます。

 

◆飛んだヘルメットがポイント。

上の写真のポイントは、
走者の頭から飛んだヘルメットです。

キャッチャーとぶつかったときに脱げたのでしょう。

この飛んだヘルメットが壮絶な死闘を物語っています。

もちろん、偶然の出来事です。

このように、
スポーツ写真にはよく偶然に出くわします。

このように、
偶然に遭遇するのも写真撮影の楽しみでもあります。

そのためには数多く写真を撮りましょう。

 

偶然は神様からの贈り物です。

苦労は報われます。

 

3-5.ホームアウト①

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2005年7月10日 袖ヶ浦球場にて

ちょっと変わったところで、
上のような写真はいかがでしょうか。

ホームアウトのシーンです。

 

◆主審にピントを合わせる。

これは、アウトになった走者ではなく、


「アウトーっ」


と、宣告する主審にピントを合わせました。

これは、一連の連続AF(連写)の一コマです。

 

走者とキャッチャーとのクロスプレーに続いて、
主審をとらえました。

主審と走者を対比させました。

走者の残念がる表情が印象的です。

こういう写真も一つの例として参考にされてください。

 

下の2枚は連続写真です。

走者とキャッチャーのぶつかり合いです。

 

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2005年7月8日 習志野秋津球場

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2005年7月8日 習志野秋津球場

そして、最後は球審にピントを持っていきました。


なかなか面白い写真ですよね。

 

最初は走者を連続AFで追っかけていき、
最後に球審にピントを持って来ました。

 

何を写したいのか?


それを、とっさに判断します。


その判断が重要です。

 

迷ってはいけません。

第一、迷っている時間はありません。

 

ですから、日頃から訓練しておくのです。

 

テレビや球場で野球を見ながら、
シャッターチャンスを探す訓練をしておくのです。

 

◆テレビでプロ野球を観戦しながら訓練を。

このとっさの判断は訓練で体得するしかありません。

たとえば、テレビでプロ野球を見ながら、
自分はカメラで撮影していると想定して、
何を、どのタイミングで撮るかを訓練しておきましょう。

 

その訓練が、

いざというときに役に立ちます。

 

3-6.ホームアウト②

ホームアウトのこういう写真はいかがでしょうか。

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2004年5月29日 袖ヶ浦球場にて

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2004年5月29日 袖ヶ浦球場にて

一塁側から撮りました。
連続AFの連写です。

捕捉(AF)は走者(写真上)から、
キャッチャーに(写真下)に移動しました。

 

◆ズームの使い分け。

この撮影では、
ズームを最大(写真上)から最小(写真下)にしました。

つまり、
クロスの瞬間は二人(走者、キャッチャー)をアップにし、
(写真上)

アウトコール(判定)の瞬間は全体を入れました。
(写真下)

 

◆ポイントはキャッチャーのマスク。

この写真のポイントはキャッチャーのマスクです。

下の写真の左隅に写っていますよね。

 

これ(キャッチャーマスク)があるのとないのとでは、

「臨場感」が違います。

 

もちろん、
狙って入れたわけではありません。

偶然です。

 

高校野球では、
この「偶然」も楽しみの一つです。
 

3-7.ホームセーフ

似たような写真ですが、こういうのはどうでしょうか。

 

これも球審を絡めました。

と、同時にベンチの様子も入れました。

 

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2006年7月23日 千葉県野球場にて

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2006年7月23日 千葉県野球場にて

撮影場所は「一塁側」です。


よって、
キャッチャーと球審の表情は隠れました。

これは、言い訳ですが、
この日は観客が多くて身動きが出来ませんでした。
よって、「三塁側」へ移動できませんでした。

 

◆「一塁側」のほうがシャッターチャンスが多い。

これは、私の経験則です。


「一塁側」のほうがシャッターチャンスが多いようです。

 

よって、
もし撮影場所を固定したいときは、
「一塁側」がよいでしょう。

 

3-8.アウトかセーフか?

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2010年9月4日 袖ヶ浦球場

ホームのクロスプレーの極めつけです。

というのは、アウトかセーフか分からないのです。

上の写真を見てください。

この写真だけではアウトかセーフか分かりませんよね。

 

このあと、キャッチャーがボールをどうしたかです。

落としたら「セーフ」

落とさなければ「アウト」

 

ということで、
こういう瞬間を狙う手もあります。

 

といっても、狙って撮れるものではありませんが・・。

 

因みに、この写真も連続AFの連写です。

ピントはキャッチャーに合わせました。

 

こう見てくると、

高校野球の写真って面白いですよね。

 

野球をしている選手たちには悪いのですが、

ハプニングが多いからです。

 

その分、本人たちが真剣にやっているからですけどね。

 

だから、私もやめられないわけです。

 

3-9.逆光をいかす①

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2005年9月17日 袖ヶ浦球場

ホームのクロスプレーを逆光で撮りました。
秋の西日が当たるところを三塁側から撮りました。

 

◆立体感が出る。

逆光は難しい撮影です。
しかし、うまくいけば「味」のある写真になります。

 

写真に奥行きが出て、
立体感が出てくるのです。

 

順光では味わえない写真になります。

是非挑戦してみてください。

 

◆ヘルメットに光が反射。

写真をよくみてください。

キャッチャーと走者のヘルメットのてっぺんが光っていますよね。

この光が写真にアクセントを付けています。

リアルなスポーツ写真ですが、
そこに幻想的な雰囲気を与えています。

 

◆シャッターチャンスもベスト。

シャッターチャンスですが、コレがベストです。

これよりも早くても遅くても逆光はいかせませんでした。

 

◆逆光はピント合わせが苦手。

逆光の場合はピント合わせが苦手ですので注意が必要です。
いくらAFといってもカメラには得手不得手があります。

 

・順光 : ◎(得意)

・逆光 : △(苦手)

 

この特性を頭に入れておけば、撮影時に注意しますので、
失敗は少なくなります。

 

あとはカメラの性能ですが(高級カメラの方がAF性能が高い)、
それでも(高級カメラでも)逆光はAFが苦手なことを頭に入れておいてください。

 

 

3-10.逆光をいかす②

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2010年9月4日 袖ヶ浦球場にて

 

こちらも逆光を生かした写真です。

バックネット裏からの撮影です。


しかも、低いアングルからです。

よって、走者の表情がよくとらえられています。

 

◆渾身の写真

我ながらよく撮影したものだと思っています。

こういう写真は滅多に撮れません。

 

第一、
ホームでのクロスプレー自体が1試合にあるかないかですから。

 

◆判定は

ところで、

このクロスプレーの判定は??

はい、分かりますよね。

キャッチャーが落球していますので、
もちろん「セーフ」です。
(落ちたボールが写真の下の方に写っていますよね)

 

この写真のポイントはボールです。

 

ボールがあるのとないのとでは、全然違います。

ボールが写っているおかげで、
写真に迫力と臨場感が出ています。


これはカメラアングルのおかげです。

というか、奇跡です。

走者の表情といい、ボールが写ったこと。

いずれも奇跡としかいいようがありません。

神様が与えてくれた「ご褒美」です。

神様、ありがとうございます。


 

4.ピッチャー編

次にピッチャー編です。

ピッチャーは比較的撮りやすいと思います。


あとはどこを、どのアングルで、
どのタイミングで撮るかです。

 

4-1.静止した姿も絵になる

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④腕を頭に振りかぶった瞬間

写真④は腕を頭に振りかぶったところです。
この瞬間が一番絵になると判断したからです。


場所:ネット裏、最前列


最前列にしたのは、
バックネットが写らないようにするためです。


レンズをネットにくっつけると、
ネットは写りません。

 

4-2.ボールを投げ抜いたところも

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写真⑤(ボールを投げ抜いたところ)

こちらは、写真④とはまったくです。


ボールを投げ抜いた瞬間です。


このピッチャーは、
投げ抜いたときの表情が特徴的だったからです。


場所:一塁側、できるだけ低い位置


こちらも、ネットにくっついて撮りました。


通常、
右ピッチャーは、
三塁側から撮るのが基本ですが、


写真のように、
投げ抜いたところを撮るのであれば、

逆になります。


また、太陽の位置も計算に入れます。


私は逆光が大好きですので、
そこのところも頭に入れました。

 

◆ピッチャーの一番いい表情をとらえる。

ここで大事なのは、

ピッチャーの一番いい表情をとらえることです。

これはピッチャーに限った話ではありません。

すべてのシーンにいえます。

実は冒頭で「感性」と言いましたが、
この「感性」が「一番いい表情」につながるのです。

あなたも、
選手の一番いいところを見抜く「目」
を養いましょう。
 

 

4-3.ピッチャーを真っ正面から撮る

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これは、練習試合から撮ったものです。

公式戦ではないので、近くからの撮影が可能です。

といっても、基本テクニックは同じです。
(距離の遠い、近いは関係ありません)


この写真は、
ピッチャーがボールを投げ終わったタイミングを狙いました。

ポイントは、
「ボール」を画面に入れた
ことです。

「ボール」を画面に入れることによって、
より「リアル感」、「臨場感」
出すことができました。

これはピッチャー編に限った話ではありません。

打者、守備、走者の写真にでも、
ボールを入れることによって、


より「リアル感」、「臨場感」のある
写真になります。

 

「リアル感」、「臨場感」といえば、
打者の場合は
「バット」が「ボール」の代わり
になります。

打者編の写真は次項をご覧ください。

 

4-4.必死なピッチャーの表情を撮る①

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2008年8月26日 市原臨海球場

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2008年8月26日 市原臨海球場

ピッチャーの追加写真です。

この2枚は同じピッチャーです。

これを角度を変えて撮りました。

1枚目:一塁側(順光)
2枚目:三塁側(逆光)

いずれも、ピッチャーの表情に魅了されてシャッターを押しました。

連続AFの連写です。

アングルはご覧のように地上すれすれです。

 

◆帽子がずれるほどの熱投。

とくに見て欲しいのは2枚目の写真です。
このピッチャーは、
投球するたびに帽子が横にずれるところが特徴的でした。

それだけで、何となく必死さが伝わって来ますよね。

それを写したかったのです。

少し逆光で、顔の表情が分かりにくいのですが、
何とか撮ることができました。

 

4-5.必死なピッチャーの表情を撮る②

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2007年9月22日 袖ヶ浦球場

これも必死な姿のピッチャーを撮りました。

今度は低いアングルからです。

ピッチャーと同じ目線です。

かなりの逆光ですが、その分立体感が出ます。

 

◆ポイントは2つ。

ポイントは次の2つです。

①ボールを写す。

②ピッチャーの目を写す。

この両方を入れると写真に迫力が出ます。

これはピッチャー編に限りません。

すべてのシーンにいえます。

この2つを入れるには、
撮影位置とシャッターチャンスが大事です。

そのためには、常に頭のなかで
シミュレーションしておくことが大事です。

写真の出来上がりをイメージしておき、
そのためには、
どこで、どのタイミングでシャッターを押すかを、
いつも考えておきましょう。

 

4-6.ピッチャーの心の中を撮る

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2008年9月23日 袖ヶ浦球場

ピッチャー編の少し変わった撮り方として、
ピッチャーの心理状態に着目しました。

 

上の写真は、
イニングの開始時にピッチング準備しているところです。

少し緊張したところがお分かりになりますでしょうか。

 

◆ボールがポイント。

この写真のポイントはボールです。


そのボールから少し距離のあるところにピッチャーがいます。


その距離感がポイントとなっています。

 

これからそのボールを手にとってピッチングしますが、
その前のピッチャーの心理状態を撮りました。

 

ピッチャーの不安な心理が読み取れれば、
この写真の目的は達したことになります。

 

◆被写体の心理を読む。

写真は目に見えるものを写すだけではありません。

むしろ、
目に見えないものを写すほうが大事になります。

 

分かりやすいのが「風」です。

 

「風」は目に見えませんが、
これを表現することが出来ます。

 

女性の髪の毛が揺れるシーンなどでです。

 

上の写真はピッチャーの心理状態ですが、
その心理状態を何をどのようにして表現するかが大事です。

そこがカメラマンの腕となります。

 

そのまえに、
被写体(ここではピッチャー)の心理を読む必要があります。

 

こうなったら写真技術の領域を逸脱してしまいます。

 

まさに「人間観察」ですね。

 

そうなんです、
写真を写すということは、

相手を知ることなのです。

 

だから、奥が深いのです。

 

4-7.ピッチャーをサンニッパで撮る

またしても、ちょっと変わった写真をご紹介します。

サンニッパでピッチャーを撮りました。(下の写真)

 

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2012年11月4日 富津ふれあい球場

1)レンズ : サンニッパCanon 300ミリ、F2.8)

2)カメラ : Canon 40D

3)絞り : 開放

 

上記機材でネット裏(本部席)から狙いました。

 

まさに「真っ正面」からの写真です。

 

しかも、
バックが、スコアボードの真下(バックスクリーン)ですので、
何もありません。(すっきりしています)

 

つまり、
主役のピッチャー以外に何も写っていないのです。

 

しかも、
サンニッパの絞りを「開放」にしていますので、
背景が「大ぼけ」になっています。

 

とろけるような美しい「ぼけ」です。

 

まさにサンニッパの独壇場です。

 

それは、

ファインダーから見ていても分かります。

 

必然的に普段より気合いが入ります。

シャッターを押す人差し指に力が入ります。

 

◆しかし、いつでもどこでもとはいかない。

確かに、サンニッパは素晴らしいレンズです。

しかし、その分、大きい、重たいとのデメリットがあります。

サンニッパを装着していると、
行動範囲が制限されます。

 

重たいので軽いレンズに較べると、
簡単には移動はできません。

 

しかも、
単焦点ですのでフレーミングが出来ません。

このへんもデメリットです。

 

◆100-400ミリが一番。

たしかに、サンニッパは素晴らしいレンズです。

しかし、機動性が必要な(というか不可欠な)
野球写真では不向きです。

よほど、被写体が限られていれば別ですが、
試合中(いえ試合前後でも)、
あっちこっち動き回り、
何でもかんでも撮ってやろうとすれば、
絶対にズームです。

そのズームのなかでおすすめは100-400ミリです。

 

※100-400ミリの紹介記事:

kawa2496.hatenablog.com

サンニッパの紹介記事:

kawa2496.hatenablog.com

 

5.打者編

次は打者編です。

打者編は、写真のなかでは一番多くなります。

ただ、注意したいのは、
オーソドックスな写真になりがちなところです。


オーソドックスな写真は、
芸がなさ過ぎて、おすすめできません。

 

5-1.打った直後の写真①

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上の写真は、打った直後の写真です。


私の一番好きな写真です。


「どうだーっ」


と、雄叫びが聞こえてきそうですよね。

 

5-2.打った直後の写真②

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こちらも打った直後の写真です。

 

気合いと気迫が伝わって来ますよね。

 

5-3.打った直後の写真③

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これも打った直後の写真です。


どうですか迫力がありますよね。


気合いを感じますよね。

 

投げ捨てたバットが更に躍動感を出しています。

表情もいいですよね。

 

大きく開けた口が、

「どうだーっ」と叫んでいるようです。

 

これこそ、シャッターチャンスの妙です。

 

5-4.打った直後の写真④

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上の写真を追加しました。


こういうふうに、

バットを振ったあとのほうが、

絵になります。

 

ただ、
やっぱりシャッターを押すタイミングが難しいですよね。

 

このシャッターを押すタイミングは、
経験で覚えるしかありません。

 

◆セオリーを無視する

心に残る写真を撮るには、

セオリーを無視することも大事です。


上記4枚の写真に共通しているのは、
そのセオリーを無視していることです。


<セオリー>
右打者:一塁側から撮る。
左打者:三塁側から撮る。

ところが、

上記4枚の写真は逆ですよね。


左バッターを一塁側から撮っています。


だから、

打った直後の写真が撮れるのですね。


ときにはセオリーを無視すること。


これも大事ですので覚えておきましょう。

 

要は、「何を撮りたいか?」です。


その切り取りたい瞬間に応じて、
撮影位置を決めることです。

 

5-5.デッドボールシーン①

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追加です。


打撃編の中にはこんなデッドボールシーンもあります。


しかし、痛そうですね。

なにせ相手は石のような「硬球」ですからね。

 

5-6.デッドボールシーン②

デッドボールの追加です。

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デッドボール 頭に直撃

こちらは、
ボールが頭(ヘルメット)に直撃したシーンです。

 

1/1,000秒のシャッタースピードで撮りました。

 

うまくタイミングが合って、
ヘルメットとボールを同時に写すことができました。

 

バッターはバントをしようとしたのでしょう。

 

その分、

上体が前のめりになり、

ボールをよけることができませんでした。

 

しかし、何ともなかったようです。

 

元気に一塁へ走って行きました。

良かった(ほっ)

 

◆気が抜けない。

野球にはアクシデントはつきものです。

 

ですので、ひとときも気が抜けません。

 

つねに、


目はファインダーに、
指先はシャッターに集中しておきましょう。

 

5-7.デッドボールシーン③

デッドボールの追加です。

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2014年7月14日 袖ヶ浦球場

こちらの写真はデッドボールの直後です。

 

ボールが頭にあたったようです。

 

その場に倒れたバッターを撮りました。

 

◆周辺のものも写真に入れる。

写真で撮ったのはバッターだけではありません。


周辺のものも入れました。

 

たとえば、
バット、ボール、ヘルメット、背景のベンチです。

これらを入れることによって、

更にリアル感が出ます。

 

◆写真は「引き算」というが。

たしかに、
写真は出来るだけ対象物を絞り込むべきです。

 

それは「主題」をはっきりさせるためです。

 

しかし、
あまり対象物を絞り込むと、

状況が見えにくくなります。

 

とくに、
「記録写真」では状況説明が大事です。

 

よって、
必要最低限なものは入れ込むようにしましょう。

 

◆そのためにはズームレンズが便利。

このように、状況によっては、
被写体に寄ったり、引いたりしなければなりません。

しかしながら、
撮影位置が簡単に変えられないときはレンズでカバーします。

 

それには「ズームレンズ」がうってつけです。

 

「ズームレンズ」は明るくない(F値が小さい)ので
不利ですが、


明るさ(F値)はISO感度でカバーできます。
(少しノイズが出ますが)

 

それより、機動性を重視します。


レンズ交換などしていれば、
シャッターチャンスを逃します。

 

写真の続きです。

デッドボールのバッターは何ともなかったようです。

 

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元気に起き上がったバッター 2014年7月14日 袖ヶ浦球場

 

良かったです。

 

5-8.スクイズ

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2002年7月13日 袖ヶ浦球場

次に打者編の追加としてスクイズを取り上げます。

 

まず上の写真を見てください。

スクイズのシーンですね。

 

私的には平凡過ぎて「50点」程度の出来です。

・走者に動きがありません。

・シャッタータイミングが遅すぎます。

打者がバントした、もっと早いタイミングで写すべきです。

 

撮影位置:ネット裏の一塁側寄り(ここしかありません)

 

この「スクイズ」は難しいシーンの一つです。

というのは、走者も入れたいからです。

バントと同時に、
三塁走者がホームへ走ってくるところも入れたいのです。


できれば、そこにボールも入れたいところです。

 

打者、走者、ボール

 

この3つが入れば完璧です。
(ただ、これが難しいんですよね)

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上の写真はスクイズのシーンです。
私としては不満が2つあります。

一つはボールが写っていないところです。

もう一つは、打者の顔が写っていないことです。
(左バッターなので仕方がありません)

もう少しまともな写真を探しています。
見つかったら差し替えます。

5-9.スクイズ

スクイズの写真ですが、
上記よりは「まともな」ものが見つかりましたので、
追加アップします。

ただ、これでもまだ不満です。

 

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◇ボールが離れすぎ。

ボールがバッターから離れています。

 

◇バッターの格好が不満。

バッターが少し後ろにのけぞっていますよね。
ボールに当てたあとですので仕方がありませんが、
写真としてはよくありません。

 

◇ベストはボールがバットに当たった直後。

ベストはボールがバットに当たった直後ですね。
ベストな写真をもう一度探してみます。

  

スクイズを撮る位置はここしかない。

スクイズを撮るときのカメラの位置は、
バックネット裏の端(一塁側)しかありません。

バッターと走者を結んだ直線上
カメラを構えてください。

高さは、少し高めが良いでしょう。

ピントはバッターに、
シャッターはバントした瞬間です。

連写であれば、
走者がホームを踏むまで押し続けてください。

 

5-10.スクイズ

スクイズの写真ですが、
やっと「ベストに近い」ものが見つかりました。

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かなり低いアングルからの撮影です。
(ネット裏から狙いました)

 

◆走者がぼけて・・

この日は、あいにくの雨でしたので、
明るいレンズを使いました。(F2.8)
しかも、絞りは「開放」です。

おかげで、被写界深度が浅くなり、
走者は、ぼけてしまいました。

そういう点では、この写真はベストではありません。

85点ぐらいですかね。

 

ただ、シャッターチャンスはGoodだと思います。

打者の表情といい、
打球の位置は納得のいく写真です。

 おまけに、ボールが「真っ白」なのも、
アクセントとしては効果的です。

 

5-11.スクイズ

同じくスクイズの写真です。

こちらはスクイズ失敗のシーンです。

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2003年9月23日 千葉県野球場

撮影アングルはこれまでと同じです。
バックネット裏の一塁側です。

失敗した分だけ、
打者と走者の別な表情が撮れました。

それと、相手三塁手の表情が印象的ですね。

ズームを引き気味にした効果です。

ただ、
あまり引き気味にするとネットが写るので要注意です。

 

5-12送りバント

スクイズに似たシーンとしては送りバントがあります。

こちらは、最初からバントの構えをしているので、
撮りやすいかと思います。

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2008年7月21日 袖ヶ浦球場

ポイントはシャッターを押すタイミングです。

上の写真はちょうどボールがバットに当たった瞬間を捉えました。

バントのシーンとしては、これがベストだと思います。

シャッターを押すタイミングですが、
これは体で覚えるしかありません。

ピントはバッターの体です。

バットに合わせる必要はありません。

シャッターを押すタイミングは、
バッターの「しぐさ」で判断します。

バットにボールが当たるタイミングは、
ボールに当てにいくバッターの「しぐさ」で分かります。

あとは、
カメラのタイムラグ(シャッターが降りるまでの遅延)ですが、
こればっかりは、体で覚えるしかありません。

 

5-13スクイズバント成功

今度は、スクイズバントそのものにフォーカスしました。
バント成功のシーンです。

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2003年9月27日 千葉県野球場

打者が左バッターでしたので、三塁側から撮りました。

打者の表情を撮りたかったからです。

よって、三塁走者は写っていません。

AF設定等は従来どおりです。

『連続AF,連写、バッターにAF』

 

スクイズのときの、
撮影位置の選択にはいつも迷います。

それぞれに長短があるからです。

しかし、右バッターのときは一塁側が多いですね。

 

ただ、
三塁側からの撮影では、
キャッチャーのブロックが撮れますので、
右バッターのときでも少し迷います。

 

5-14.空振り三振も

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2002年10月3日 袖ヶ浦球場

バッターの綺麗なフォームもよいのですが、
空振り三振したところも「絵」になります。

空振り動作が大きければ大きいほど、
ダイナミックな写真になります。

同時に残念そうな表情が撮れればしめたものです。

もちろん、三振した本人には気の毒ですが・・。

 

◆これもタイミングが大事。

空振り三振もタイミングが大事です。

バットを振り終わったあたりがシャッターチャンスとなります。

バッターの悔しそうな表情が見えたところで、
シャッターを押します。

アングルは出来るだけ下の方が良いでしょう。
(バッターの表情が捉えやすいので)

 

◆もちろん、好打を期待しているのですが・・

もちろん、最初から三振は狙ってはいません。

好打を狙っています。

あわよくばホームランを期待しています。

 

同じ記録に残すのなら、
空振り三振より、ホームランのほうがいいに決まっています。

 

でも、
結果的に三振になっても、
その悔しそうな表情は、
本人にとって一生の宝ものになります。

ちょっとほろ苦いですけどね。

 

5-15スクイズ失敗

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2009年9月27日 袖ヶ浦球場

スクイズ失敗のシーンです。
いつものネット裏から撮りました。

ピントはバッターに合わせました。

連写です。

打者は空振りです。

ボールはキャッチャーのミットの中です。

これでは、三塁走者は帰れません。

ホームでタッチアウトです。

 

5-16.打ち損じを打者の表情から連想させる

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2012年7月16日 袖ヶ浦球場

上の写真は打者が好球を打ち損ねたところです。

打球の行方は写っていませんが、
打者の表情からその状況は読み取れますよね。

同時にキャッチャーも「やったーっ」と心のなかで叫んでいます。

つまり、打球を写さなくても状況が伝わるのです。

 

◆写真を見ている人に想像させる。

このように写真を見ている人に想像させることも、
一つのテクニックです。

とくに、写真はビデオと違って動きがありません。

音も入りません。

まさに「無音の瞬間」なのです。

写真の利点は、その「瞬間」なのです。

写真は1000分の1秒の「瞬間」を捉えることが出来るのです。

その瞬間から、
見る人にたくさんの想像の世界を広げさせるのです。

 

◆そのために何を撮るか?

その想像のために、何をどのように切り取るかです。

この辺になると技術ではなく感性となります。

 

そうなんです。

写真は最後は技術ではなく「感性」なのです。

この「感性」を磨くことこそが写真の上達につながるのです。

ただし、技術もおろそかには出来ません。

なぜなら、いくら感性があっても、
それを表現するのに技術が必要だからです。

 

6.守備編

次は守備編です。
守備編の撮影は簡単そうですが、
実際はそうではありません。
打球がどこに飛んでいくか分からないからです。
ですので、ある程度の予測が必要です。

 

6-1.サードの横っ飛び

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上の写真は、サードが横っ飛びした瞬間を捉えたものです。
これは予測して撮りました。
予測しなければ、こういう写真は撮れません。
あとは、シャッターを押すタイミングですね。
これは体で覚えるしかありません。

 

6-2.野手の捕球

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上の写真は、
打球(フライ)を捕球する瞬間を捉えました。


これは撮影アングルというより、
シャッタータイミングですね。


◆撮るコツ。

こういう写真を撮るにはコツがあります。


上記の場合は、
ボールは追っかけません


ひたすら、
野手の動きを追います。


野手の動きを見ていると下記が分かります。


◇捕球するかどうか。
◇捕球するとしたら、どのタイミングか。


ポイントは

グローブを持っている腕の動きです。


その動きから捕球のタイミングを読み、
シャッターを押すのです。


もちろん、
シャッターのタイムラグも、
計算に入れておきます。


この辺になると神業ですかね。


私の場合、
すべてを体が覚えています。

 

6-3.キャッチャーの捕球

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上の写真も同じですね。


ひたすらキャッチャーの動きを見て

シャッターを押します。

 

打球(ファウルフライ)が上がった瞬間、

キャッチャーが立ち上がります。

そこを追うのです。

打球は追いません。

ひたすらキャッチャーを追います。

すると、

捕球するタイミングが分かります。

 

キャッチャーの動きと、

キャッチャーミットの動きから、

打球を捕るタイミングをはかるのです。

 

といっても、分かりにくいでしょうね。

 

このへんは実際にやってみなければ、

コツはつかめません。

 

習うより慣れよ

 

です。

 

6-4.外野手のバックホーム

次は外野手です。

守備のなかで、

一番躍動的な写真が撮れるポジションです。


なかでも、

バックホームのシーンがもっともダイナミックです。

 

まずは打球を追っかけているシーンです。
(下の写真)

 

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 残念ながら打球が写っていません。
(出来れば打球を入れたかった・・)


ここでは、ひたすら外野手を追っかけました。

 

そのなかで、
一番よい表情のところでシャッターを押しました。

 

口を開けているところが選手の必死さを物語っています。

 

ここが、この写真のポイントです。

 

次に見ていただきたいのは、


ボールを投げたあとのシーン

です。(下の写真x5枚)

 

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外野手が宙に浮いているのが

お分かりだと思います。

 

力一杯ボールを投げたあとですので、

その勢いで体が宙に浮きます。

そのタイミングを狙うのです。

 

◆右投げは左から撮る。

ここでお分かりと思いますが、
右投げの外野手は左から撮ります。

 

理由はお分かりですね。

 

送球したあとの体勢が左側(一塁側)になるからです。

 

◆正面から撮るのも面白い。

次に正面から撮るのも面白いと思います。

下の写真(3枚)がそれです。

 

正面からですと外野手の顔全体が写ります。

選手お必死の形相を撮ることができます。

 

状況によっては、
帽子を飛ばすシーンも撮れます。

 

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これらの写真もシャッターチャンスが大事です。

 

しかも、

外野手のバックホームのシーンは滅多にないので、

一発必写が求められます。

 

ここでも、「連続AF」「連写」が威力を発揮します。

 

6-5.外野手のバックホーム

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2011年8月6日 袖ヶ浦球場

外野手のバックホーム(その2)です。


送球直後を、ほぼ正面から撮影しました。

バックホームをした直後ですので、
外野手の表情が見事に捉えられています。

 

「どうだーっ!」

 

という声が聞こえてきそうです。

 

もう一つのポイントは、


「跳ね上がった芝生」です。

 

この芝生が、更に躍動感を出しています。

 

これも連続AFの連写で撮りました。

 

撮影位置は外野手と同じ高さです。

 

一脚で狙いました。

 

6-6.内野手を低いアングルから撮る

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2006年9月16日 袖ヶ浦球場にて

内野手の低い構えを撮りました。

 

「さあ来い」

 

とでも言っているのでしょうか。

 

真剣な眼差しが印象的でした。

 

被写体が低ければ、

写すほうも低くが鉄則です。

 

ここは、ローアングルしかありません。

 

AFはワンショットです。

 

シャッターの半押しでピントを合わせた後、
フレーミング(構図取りを)します。

 

◆技術より感性。

こういう写真は技術は必要ありません。

あとは、
「こんな写真を撮りたいなあ」と思う気持ちです。

 

そのイメージを頭に描いて、

写真にチャレンジにすることです。

 

◆ポイントは低いアングル。

 

そうなんです。

この写真のポイントは低いアングルです。

 

あとは、
背景にスコアを入れたいので、
撮影する場所の選択も大事です。

 

◆そのためには球場を熟知を。

いい写真を撮るためには、
その写真を撮るための「ベストポジション」があります。

 

それを見つけるためには、
撮影する球場を熟知していなければなりません。

 

そうなんです。

 

いい写真は道具だけでなく
写す場所を知っておく必要があるのです。

 

6-7.一塁手の捕球の瞬間を狙う

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2009年9月5日 袖ヶ浦球場

こちらは一塁手です。

三塁からの送球を捕球する瞬間を捉えました。

よく見かける普通のプレーですが、
こういう風に撮ると絵になりますよね。

 

◆ボールがミットに入る直前を捉える。

ポイントはボールがミットに入る直前を狙うことです。

そうすることによって、
一塁手の表情と同時にボールが写ります。

このボールを写すことが大事です。

 

ボールを写すことによって、
写真に動き臨場感が出ます。

とにかく、
野球の写真には出来るだけボールを入れましょう。

そのためにはシャッターチャンスが大事です。

これこそが「一瞬を切る」ことなのです。

 

◆出来るだけ低いアングルで。

ここでも低アングルが効果を出しています。

上の写真は地面ぎりぎりの高さから撮りました。

たしか選手の控え室から狙ったと思います。

通常の野球場では、
このような低アングルは難しいかと思います。

しかしながら、
そう場所を探すのも楽しみの一つです。

是非チャレンジしてみてください。

 

6-8.足もとを中心に

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2008年9月6日 袖ヶ浦球場

ちょっと変わったところで、こういう写真はいかがでしょうか。
ショートの守備を足もとを中心に写しました。

土煙を強調したかったからです。

この土煙をいれることで、蒸し暑さと高校野球らしさにしました。

人工芝が多い昨今ですが、
高校野球ではこのような土のグラウンドで試合が行われます。

その高校野球らしさを出したかったのです。

 

ただし、ピントは野手です。

それを望遠で捉えました。

ポイントはボールを入れることです。

これで臨場感が出ます。

 

6-9.想像させる手法も

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2007年9月23日 袖ヶ浦球場

キャッチャーにバッターを入れました。
キャッチャーフライでしょうか。
打ちそこないみたいですね。
バッターの残念そうな表情からそんなことが伺えます。

 

◆見る人に想像させる。

写真はいつも全部を見せる必要はありません。
この写真のようにボールの行方は写さず、
見る人に想像させることも手法の一つです。

そのほうが、写真に拡がりが出ます。

そのためには、写っている人物の表情を入れます。

その表情から状況を想像させるのですね。

こういう「想像させる」手法
マスターして欲しいものです。

 

6-10.ボールがポイント

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2013年9月28日 志学館高校

外野の守備練習を撮影しました。

ポイントは手前のボールです。

そのボールを真剣に見つめる選手とを対比させました。

このボールがあるのと、ないのとでは全然違います。

 

ちなみに、手前のボールを手で隠してみてください。

 

写真に迫力が欠けますよね。

 

選手の目が死んでしまいますよね。

 

それだけボールが生きているのです。

面白いですね。写真は。。

 

7.走者編

走者編は少し変わった写真が撮れます。
いろいろな状況が考えられるからです。

 

7-1.ホームへ突進

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2012年11月4日 富津ふれあい球場

上の写真はバックネット裏から撮りました。

しかも低い位置です。

ホームへ突進する選手の表情を入撮りたかったからです。

 

レンズは、

いわゆる「サンニッパ」です。

 

焦点距離が300ミリのF2.8です。

最高画質を誇る私の、とっておきのレンズです。

 

◆お詫び。

 

ですが、

少しピントが甘くなりました。


これは私の「腕」のせいです。

それと、シャッターチャンスがずれていますよね。

選手の腕の振りが中途半端です

 

◆位置取りがすべて。

こういう写真は位置(場所)取りがすべてです。

 といっても球場のことですので、
自由に動き回ることはせん。

 

そんななかで、

ベストな位置(場所)を探しましょう。

 

そのためには下記が必要です。

 

1)想像力を膨らませる。

2)いつも写真の出来上がりをイメージする。

3)球場に入ったらすぐに写す位置を探す。

4)被写体だけでなく、

写す場所、太陽の位置に気を配る。

5)動くことを億劫がらない。

6)移動すると決めたらにすぐに行動する。
(躊躇している間にシャッターチャンスを逃します)

 

7-2.ホームセーフ

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上の写真は、ホームへ生還したときのシーンです。


キャッチャーのタッチをうまくかわしていますね。


一塁側から低い位置から撮りました。


連続AFで走者を捕捉しました。


フォーカスが抜けずに良かった。


油断すると、後ろのベンチにフォーカスします。

 

7-3.二盗セーフ

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ちょっと変わったところで、上の写真をみてください。


二盗成功のシーンです。


走者と野手の表情を対比させました。
アングル等は特に注意はありません。


あとはシャッターチャンスですかね。

 

7-4.一塁のヘッドスライディング

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上の写真は、一塁へのヘッドスライディングです。
よくあるシーンですね。

そのほかのヘッドスライディングもお見せしましょう。

 

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2011年7月11日 袖ヶ浦球場にて

連写で撮ったうちの最後のほうを採用しました。


走者の表情を残したかったからです。


こういうときは連写が活躍します。


連写でなくても、
単発シャッターでも十分追従できますが、

連写のほうが楽です。

 

7-5.一塁のヘッドスライディングを三塁側から撮る

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ちょっと変わったところで、
一塁へのヘッドスライディングを三塁側から撮りました。

三塁側から撮ることによって、下記の利点があります。

一塁手の表情が写る。(上の写真)

②バックの(外野の)応援席の様子が写せる。(上の写真)

③うまくいけば、投手やランナーコーチが写せる。(下の写真)

 

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◆超望遠が必要。

いずれにしても、三塁側から一塁をとらえるわけですので、
レンズは超望遠が必要になります。

500~600ミリ

 

上の写真は2枚とも「600ミリ」で撮りました。

超望遠ですので「手ぶれ」には十分注意しましょう。

(シャッター速度は1/1000秒程度を推奨します)

 

7-6.三塁のヘッドスライディング①

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2008年4月27日 袖ヶ浦球場にて

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2008年4月27日 袖ヶ浦球場にて

 

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2008年10月4日 習志野高校 千葉県野球場にて

三塁へのヘッドスライディングです。

 

三塁へのヘッドスライディングは、
一塁と違って真正面からの撮影になります。

 

三塁ベースに近いスタンドからの撮影です。
(三塁側のスタンドですね)

 

連続AFにしておけば、

シャッターの半押しで、

カメラが勝手に合焦してくれます。

 

あとは、
ここぞというタイミングで、
シャッターを全押ししてください。

 

「連写」にしておけば、

合焦と撮影を同時にしてくれます。

 

走者が二、三塁の中間を過ぎる当たりから、
捕捉(シャッター半押し)すると、
撮影にも余裕ができていい写真が撮れますよ。

 

7-7.三塁のヘッドスライディング②

三塁へのヘッドスライディング②です。

 

こういう写真はいかがでしょうか。

 

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2005年9月4日 袖ヶ浦球場

私の大好きなアングルです。

 

地面すれすれから撮りました。

 

しかも、背景には誰もいません。

 

それどころか、

横にも前にも誰もいません。

 

おかげで、

非常にスッキリした写真が撮れました。

 

はっきり言います。

 

これは偶然です。

奇跡です。

 

野球写真を撮って10年以上、
こんなこともあるのですね。

 

これは、

神様からのご褒美だと思っています。

ありがたいことです。

 

今でも心の中で手を合わせています。

ありがたいことです。

 

7-8.三塁への猛ダッシュ

 

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上の写真は、三塁打のシーンです。


二塁から三塁へ猛ダッシュしています。


地上すれすれからの撮影です。


この球場は、
私のホームグラウンドですので、

そういう穴場を知っているからこそ撮れた写真です。


袖ヶ浦球場ゆえの貴重な写真です。


この場合の連続AFは楽勝です。


真正面からこちらに迫ってきますので、
捕捉を逃すことはありません。


ひたすらシャッターを押し続けました。

 

◆ホームイン後のガッツポーズ

 

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上の写真は、ホームイン後のガッツポーズです。


このシーンは攻撃側からの撮影が条件となります。


走者の表情が撮れるからです。

 

ただ、逆方向からでも面白い写真が撮れます。

 

逆方向からだと、
走者を迎えるベンチの表情が撮れます。


ようは、
どちらを活かすかですね。

 

プロの場合、カメラマンが複数をいますので、
同時に両方を撮ることができます。
(うらやましい)

 

素人はそうはいきません。


素人は零細企業ですので、
いつもカメラマンは一人です。(涙)

 

◆塁上のガッツポーズ

同じガッツポーズでも、
塁上のものもあります。

下の写真は三塁打を放った選手を撮りました。

 

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三塁にヘッドスライディングした直後の写真です。

 

断っておきますが、

これは悔しがっているのではありません。

ガッツポーズなのです。

 

まだ土煙が舞っています。

この土煙が、
壮絶なヘッドスライディングを連想させます。

 

7-9.跳ね飛ぶ泥を効果的に入れる

走者編の追加写真です。

 

まず下の写真を見てください。

普通の写真のように見えますが、
一つだけ違うところがあります。

 

それは、
「跳ねた泥」が入っているところです。

 

この「泥」のおかげで、

「迫力」が増しています。

 

こういう写し方もあることを覚えておいてください。

 

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次は、
もっともオーソドックスな写真です。
正面からの写真です。

 

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この写真は、練習試合のときに撮りました。

練習試合ですので公式戦とは違って、
被写体に近づくことができます。

この利点を活かしました。

三塁側からです。

正面から、しかもローアングルで走者を狙いました。

連続AFの連写です。

 

7-10.逆光を活かす

少し変わったところで、

こういう写真はいかがでしょうか。

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逆光を活かした写真です。

正確には斜光(半逆光)です。

しかも、
少し赤みをおびていますので、夕陽に近い光です。

ただ、
太陽の位置や光の色まではコントロールできません。

あとは、
そのときのシチュエーションを
どう使うかです。

 

つまり、
頭のなかで想像するのです。


『この場合は、
こんな方向から、こんなアングルで撮ると、
こんな面白い写真が撮れるのではない』

 

自分の頭の中で、
出来上がりの写真を
想像するのです。

こういった想像力も、写真撮影には必要です。

 

7-11.一塁走者のけん制バック

一塁のヘッドスライディングの追加です。
こういうシーンはどうでしょうか。

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2006年9月16日 袖ヶ浦球場にて

ピッチャーの「けん制」で、一塁走者が一塁に戻るところです。
それもヘッドスライディングです。

これを一塁側の低い位置から撮りました。
(2m近くの高さ)

連続AF連写です。

このシーンを予期して、
走者にピントを合わせ続けました。

したがって、
構図など考える余裕はありません。

おかげで、
ランナーコーチの足が写ってしまいましたが、
角度を振る余裕もなく、これが限界ですね。

シャッターチャンスとしてはこれがベストでしょう。

これ以上タイミングを遅くすると、
ランナーの表情が写りません。
(土煙に埋もれてしまいます)

 

7-12.平凡なホームインですが

走者編の追加です。

下記のような写真はいかがでしょうか。

 

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2002年9月7日 袖ヶ浦球場

ホームインする走者を撮った平凡な写真ですが、
撮り方によっては「味のある」写真になります。

 

◆ポイントは二つ。

ポイントは走者のうれしそうな笑顔です。

それと、その走者を迎える仲間の選手です。

仲間の選手は手だけとなりました。

しかし、
それだけでも状況はよく分かりますよね。

 

◆シャッターチャンスは走者の表情。

そして、
シャッターチャンスはホームインする走者の表情です。

ホッとした表情、うれしそうな表情。

そのタイミングを捉えます。

 

AFは連続AFのほうが確実です。
しかも連写で撮りましょう。
(そのほうが無難です)

 

合焦点は選手の胴体(真ん中)です。
(顔に合わせる必要はありません)

 

絞りは出来るだけ絞ってください。
(F8以上)

被写界深度かせいで、合焦範囲を広くするためです。

撮影位置はバックネット裏の一塁側寄りです。
スクイズを撮るときと同じ位置です)

 

とにかく、
ポイントは選手の表情です

 

7-13.変則フレーミングで写真に動きを入れる

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2008年8月26日 市原臨海球場

三塁への滑り込みシーンです。
低いアングルからの撮影です。

特徴はフレーミングです。
あえて傾けて見ました。
セオリーを無視しました。
安定性より不安定性をとりました。
この不安定性によって写真に動きを出しました。

しかも、被写体を目いっぱい入れました。

これによって写真に迫力が増しました。

 

◆土煙も。

手前にランナーが蹴散らした土煙を入れました。
これによって、更に迫力が増しました。

シャッター速度:≧1/1,000秒

シャッターチャンスはこれがベストです。

連写で撮りました。

 

7-14.うまくタッチをかわしてホームイン

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2006年6月12日 袖ヶ浦球場

上の写真は、
走者がキャッチャーのタッチをかわしてホームインしたところです。

走者とキャッチャーの両方を写しました。

両者の真剣さが伝わって来ますよね。

 

◆低いアングルがきいている。

この写真のポイントは低いアングルです。

ほとんど地面すれすれです。

地面すれすれのアングルなので、
走者とキャッチャーの表情が捉えられました。

 

◆AFの「抜け」に注意。

ここで注意したいのはAFの「抜け」です。
少しでも油断すると、後ろのベンチにピントがいってしまいます。
AFは連続で走者を追跡しました。(AF連写)

このときにピントが抜けるので、走者のド真ん中を狙います。

ほんの数秒の世界です。

この間、冷静なカメラワークが求められます。

興奮する気持ちを抑えながら、冷静に・・。

実はこれが難しいのです。

そのためには、
ある程度、場数を踏まなければなりません。

それまでは失敗の連続です。

 

7-15.ホームインならず

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2008年9月27日 千葉県野球場

同じくこちらも走者のホームイン シーンです。
しかし、こちらはタッチアウトになりました。

この写真も低いアングルから撮りました。
地上2メートルぐらいでしょうか。

一塁側のベンチ付近です。

 

◆AFの抜けに注意!

こちらもAFの抜けに注意が必要です。

しっかりと走者を捕捉しておきましょう。

シャッターチャンスはカメラまかせです。

というのは、連写でバシバシしました。
その中から自分のお気に入りをピックアップしました。

 

とにかくこのケースでは、

ピントが逃げないように注意を払います。

 

◆ズームレンズで画角は自由に。

 

あとはフレーミングですね。

このときのレンズは、100-400ミリでしたので、
ズームを使いながら画角を調整しました。

 

このように、
自由にフレーミング出来るところがズームレンズの利点です。

 

単焦点に較べて多少画質は落ちますが、
フレーミングの利便性には代えられません。

 

7-16.ランナーコーチを主役にしたこんなアングルも

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2012年7月13日 袖ヶ浦球場

ランナーコーチです。
ランナーコーチを背中から撮りました。

 

この三塁コーチを三塁側の至近距離から超望遠で撮りました。

AFはワンショットです。
絞りは「開放」です。

ピントはランナーコーチの後頭部です。

 

至近距離からの超望遠撮影ですので、
背景は見事にぼけました。

 

◆朝陽の反射がアクセントに。

バックのフェンスに当たった朝陽がアクセントになっています。

綺麗な「ボケ」ですね。
(と、自分で言うのも変ですが)

 

実はこの反射を入れたくて、
このアングルから撮りました。

 

◆ランナーコーチの心境を想像させる。

写真の狙いはランナーコーチの心境です。

後ろ姿から胸のうちを察してもらうことが狙いです。

本来なら選手として試合に出たかったであろう。

それがランナーコーチに・・。

でも与えられた役目を果たそうと必死になっています。

これもチームのためだ。

その心の葛藤が後ろ姿に表れています。

さびしそうな姿が、彼の今の心境を表しています。

 

 7-17.一塁へ駆け抜けるランナー

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2010年7月19日 袖ヶ浦球場

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2011年7月17日 袖ヶ浦球場

上の2枚はバッターが一塁へ駆け抜ける姿を撮った写真です。

内野ゴロですのでバッターは必死です。


なんとかボールより早くと、一塁へと駆け抜けます。

 

まさにボールと競走です。

 

こういうシーンは1試合に10件以上はあります。
(結構多いシーンです)

 

ですので、
比較的気負わずに撮れるかと思います。

 

◆2枚の共通点。

さて、
この2枚を同時に掲載したのは意味があります。

 

この2枚を比較しながら、

撮影テクニックを学んで欲しいからです。

 

まず共通点ですが、以下のようになります。

 

1)撮影場所はいずれも一塁側。

これは当然ですよね。
まず一塁側でないとこんなにアップは出来ません。

 

2)いずれも左腕が上がった瞬間をとらえている。

ここは細かいところですが、
大事なポイントですので注意してください。

 

2枚とも選手の左腕が上がっていますよね。

 

こうしないと顔がよく写らないからです。

 

これが右腕を上だと、
顔が左側を向いて、左の顔が隠れてしまいます。

 

同時に、

ユニフォームの文字も隠れてしまいます。

 

このテクニック(腕の振り)は入場行進にも使えます。

 

是非覚えておいてください。

 

3)カメラ位置の違い。

次にカメラ位置の違いです。

2枚の写真を見較べてください。

 

カメラ位置(高さと左右の位置)に差がある

のがお分かりでしょう。

 

最初(1番目)のほうが高い位置になっています。

しかも、

左右の位置が打席(ホーム)に近くなっています。

 

◆どっちがいいとは言えない。

このカメラ位置(カメラアングルともいう)ですが、
どっちがいいとかは言えません。

 

むしろ、
そのときのスタンドの状況で決まる

といったほうがよいでしょうね。

 

ほかのお客さんもいますので、

自由に場所取りはできません。

 

その限られた条件の中で、
ベストな写真を試みるしかありません。

 

なんといっても、

所詮素人のカメラマンですから。

 

プロだったら「カメラマン席」

などと優遇されますが。。


8.応援編

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2008年10月4日 習志野高校 千葉県野球場にて

実は応援編が一番面白いのです。

 

その分、
カメラマンの感性や企画力が問われます。

(もちろん、行動力も)

 

8-1.チアガール

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上の写真はチアガールを写したものです。


これも、シャッターチャンスが命です。


同時に、アングルにも注意が必要です。


アングルはローアングル(下からのショット)
が良いでしょう。


ただ、相手が女性ですので、
極端なローアングルはご法度です。

 

8-2.応援とプレーをからませる

 私の好きな写真を2枚見ていただきましょう。

 

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上の2枚の写真の説明は不要でしょう。


プレーする選手の後ろに応援を入れました。


そうすることによって、グラウンドと応援席が一体化できます。

プレーする人と応援する人を同時に写すことで、立体感臨場感を出したのです。


ただ、こういうアングルはなかなかありません。


一方で得点シーンを撮らなければなりませんので、この立体シーンを狙っていると得点シーンを撮り逃がしてしまいます。


よって、短い時間のなかで写さなければならず、このアングル探しは、大変な作業になります。


8-3.一体写真のコツ

グラウンドと応援との一体写真は、その場ではすぐに思いつきません。


私は、
球場入りする前に構想を練っておきます。


その構想を練るときに大事なのが、
「応援の入り具合」です。


応援者が少ないと絵になりません。


上の写真のように、外野席まで一杯にならないと
このような一体写真にはなりません。

 

つまり、選手と同じで、カメラマンも「応援者の入り具合」で、張り切りようが変わってきます。
(不謹慎なカメラマンです)

 

 

8-4.一人の応援者に注目

応援の写真といえば、対象が大勢というのが一般的なのですが、こういう一人の写真もあります。

 

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2003年7月16日 千葉県野球場

上の写真はネット裏で撮りました。

 

マネージャーさんでしょうか。

 

心配そうな表情が印象的でした。

 

AFは「ワンショット」

あとはシャッターを押すタイミングだけです。

ピントは目に合わせます。

 

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2003年7月19日 袖ヶ浦球場

こちらは、もっと深刻です。

腕に書いた「必勝」がかわいそうなぐらい悲しい顔をしていました。

 

こちらもAFは「ワンショット」です。

 

マネージャーさんの腕(文字)にピントを合わせました。

この文字がすべてを語っています。

 

◆見ただけで分かる写真を。

私が目指している(理想としている)ものは、

「説明抜き」で状況が分かる写真です。

 

上の2枚の写真はそれを狙ったものです。

 

どうでしょうか。

 

写真を見ただけで、
試合の状況が分かりますでしょうか。

 

表情だけで試合の状況が分かる写真

 

これが撮れれば一人前です。

 

そのためにも、
撮る人の「感性」が求められます。

 

8-5.こういう写真も

応援に関連したところで見落としがちなのが、
「小さな応援団」です。

 

下のような写真も見逃さずに撮っておきたいものです。

 

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8-6.試合終了の写真も

同時に試合終了時の写真も撮っておきましょう。

 

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下の2枚は、同一カード(同じ試合)のものです。

 

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明と暗を公平に撮りました。

 

明(勝ったチーム)は、望遠レンズで、
暗(負けたチーム)は、広角です。

 

レンズ交換の余裕が無いので、
カメラを2台用意しました。

 

しかも、
応援スタンドからベンチまで走っていきました。
そうしないと選手たちがベンチから出て行ったり、
出て行かなくても、状況が変わってしまうからです。

まさに、時間との勝負です。

 

◆撮る写真に応じて機材を準備する。

このように、
どういう写真を撮るかを計画しておいて、
その写真に応じた機材を準備しましょう。

 

シャッターチャンスは一回切りです。


二度とそのチャンスは来ません。

 

そのための万全な準備が必要です。

 

相手(高校生)が必死なら、
こっちも必死に応えてあげないと。。

 

◆最後のシーンを予測する。

試合の幕切れシーンを予測することも大事です。

 

下の写真はゲームセットの瞬間です。

 

最後の打者が内野ゴロを打ち、

一塁ベースにヘッドスライディングして、


アウトになった直後のシーンです。

 

これは、打者には悪いのですが、
ある程度予期していたショットです。

 

ただ、ここで言えるのは、
最後の最後まで気を抜いてはいけないことです。

 

どこでどのようなハプニングが起きるか知れません。

 

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8-7.ゲーム終了時の勝利投手

つづいて、ゲームセット時の投手編です。

 

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こちら(上2枚)はゲームセットはゲームセットでも、
勝利の瞬間です。

こちらも、
最後のシーンを予期しながら撮りました。


ピッチャーと打者を同時に写すことはできません。

 

よって、「読み」「決断」が必要となります。

 

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2005年7月18日 習志野秋津球場にて

上の写真は夏の千葉県大会の一コマです。


勝利投手を低いアングルから狙いました。


地面から50~60㎝の高さです。

 

投手の表情を写したかったからです。

 

光はやや斜光気味です。

ですが、何とか投手の表情を写すことが出来ました。

嬉しそうなピッチャーの表情が出ていますよね。

 

8-8.明と暗を写す

次に、明と暗を紹介します。

野球は勝負ごとですので、

そこには「明」と「暗」があります。

これを写すのです。

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2006年7月25日 千葉マリンスタジアム

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2006年7月25日 千葉マリンスタジアム

上の2枚の写真は、その「明」と「暗」です。
※延長戦の末の決着です。

写真上:サヨナラ勝ちしたチーム(内安打を放ったバッター)

写真下:サヨナラ負けしたチーム(ピッチャー)

 

◆とにかく写真を撮るのが先決。

ネット越しですので、手前に他の選手が入りました。

構図的にはよくありません。
というか、最悪です。

 

また、この日はナイターになったため、

光が弱くISO感度を上げました。


ISO : 1,600~3,200

 

よって、ノイズが出てしまいました。

 

構図も最悪、画質も最悪です。

 

しかし、
シャッターチャンスを逃すわけには行きません。

 

この瞬間は二度と来ません。

 

だから、
そのときの最高の条件でシャッターを押しました。

 

もう少し経験をつめば、

このようなことを予期して事前に備えるのでしょうが、

それでも限界があります。

 

そのときでも、「写すこと」が優先です。

 

8-9.暗と明①

次にです。
(明と暗を反対にしました)

 

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2005年7月21日 袖ヶ浦球場

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ホームに帰れず 2005年7月21日 袖ヶ浦球場

上の2枚がそのです。


最終回、同点の場面でバッターが三振しました。


この瞬間、試合終了です。
勝者と敗者が決まりました。

その瞬間をとらえました。

残酷なシーンですね。

それでも、記録を残すために心を鬼にしました。

ここまで来たら、
テクニック云々ではありません。

何を撮るか、何を残すか。。

感性の問題です。

カメラマンも残酷ですね。

この写真をみながら、

つくづくそう思いました。

 

8-10.泣き崩れるエース

次に「暗」だけの写真です。

泣き崩れる敗戦投手を背後から撮影しました。

 

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2003年7月28日 千葉マリンスタジアム

この写真には説明は不要でしょう。

試合終了の整列に加わることが出来ないエースの姿です。
その背中が震えていました。

こちらまで、もらい泣きしました。

 

こういう写真はプロは撮りません。

一銭にもならないからです。

 

だから私が撮るのです。

 

選手本人の記録のために。

 

そして、私の記録のために。

 

8-11.暗と明②

のその2です。

 

千葉マリンスタジアムで撮りました。
夏の千葉県大会の決勝戦です。

 

この球場はロッテのホーム球場ですので、
やたらに「広告」が多くて好きではありません。

 

中にはビールの広告もあり、

高校野球にはまったく不向きです。

 

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2007年7月29日 千葉マリンスタジアム

上の写真は、
敗戦校(暗)と勝利校(明)を対比したものです。

 

内野ゴロでアウトになった最後の打者と、
その最後のボールを捕った一塁手を写しました。

 

ピントは一塁手に合わせました。

 

バックの広告は完全に邪魔です。

 

これがなかったら、

もっとしまった写真になったのに・・(残念)。

 

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2007年7月29日 千葉マリンスタジアム

上の写真は、試合終了直後の写真です。

両校が最後の挨拶が終えた直後です。

敗戦校の選手が泣き崩れるところを撮りました。

バックに、
勝ったチームが報道陣のインタビューを受けているシーンを入れました。

これも「暗」「明」です。

 

こういう場面ではこちらも涙が出ます。

 

彼らと一緒に試合を見てきたので、
気持ちは彼らと同じなのです。

 

だから、

選手たちの気持ちになって、

写真が撮れるのだと思います。

 

◆冷静な目も・・

ただ、あまり感情的になってはいけません。

 

何をどのように撮るかは、
ある程度冷静な目が必要だからです。

 

このへんのバランスが難しいのです。

 

ただ言えることは、

 

覚めた気持ちでは、
絶対に良い写真は撮れません。

 

胸にこみ上げてくる熱い気持ちがないと

人の心を動かす写真は撮れません。

 

絶対に!

 

といっても、

これも所詮主観の世界です。

自己満足の領域です。

 

他人が何も感じない写真でも、

「これはいい写真だ」となることがあります。

 

私は、

それはそれでいいんだと思っていますです。

 

自分が満足することが大事です。

 

自分が満足しないと、

写真を撮っている意味がありません。

 

プロではないのです。

 

写真でお金をもらっているわけではないのです。

 

自分で「これはよく撮れた」となれば、

それだけで良いのです。

 

そんな写真を撮るために、

「熱い心」が必要なのです。
 

8-12.円陣は広角で

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上の二枚の写真は、いずれも応援席から撮りました。

ただし、カメラが違います。

 

上)コンデジ(コンパクトデジタルカメラ)、広角レンズ

下)デジイチ(デジタル一眼)、望遠レンズ

 

それぞれの特徴が表れています。

上は全体を説明して、
下は個人をアップしています。

 

このように「レンズの合わせ技」も、
ときには必要です。

とくに「広角」は出番が多いので、持っておきたいものです。
交換レンズでもよいし、
広角付きのコンデジを別に持っていってもよいでしょう。

 

◆広角のときはネットに注意。

広角でグラウンドを写すときはネットに注意しましょう。
ネットが写り込むからです)

できれば、
ネットの穴からのぞき込むようにしましょう。

 

8-13.選手集合を撮る

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ちょっと変わったところで、
試合開始の選手集合も撮っておきましょう。

まずその撮影位置ですが、
できるだけ高いところが良いでしょう。


選手全体が写せるからです。

 

◆内野の最上段がおすすめ。

このシーンは、いつも内野の最上段から撮っています。


ただ、ここで悩ましいのが、
場所を一塁側にするかにするか、三塁側かにするかです。

 

「順光」を狙うのなら(このほうが無難)、
朝なら「一塁側」でしょうね。


第三試合あたりになると、
今度は逆に「順光」は三塁側になります。

 

8-14.朝は空気が一番澄んでいる

選手集合の写真は、まさに試合開始時ですので、
写真撮影として最高コンディションとなります。

 

1)空気が澄んでいる。

第1試合は、普通は朝一番に開始されます。


ですので、空気が澄んでいます。


朝が早いので、多少光は不足がちですが、
空気が澄んでいるのは、
何にも代えがたいコンディションです。

この場合は「逆光」がお奨めです。

 

2)グラウンドがよく整備されている。

まだ試合前でもありますので、
グラウンドが綺麗に整備されています。

清められているといったほうがよいかも知れません。

 

足あと一つありません。

 

気持ちの良い状態です。

 

◆絞りはできるだけ絞って。

次にカメラの設定ですが、
選手集合では、選手に動きがありませんので、
シャッター速度は遅めでよいでしょう。


1/250程度でOKです。


そのぶん、

絞りをできる限り絞ってください。


これは
被写界深度(ピント範囲)を広くするためです。


これで、
選手全員にピントを合わせることができます。

AFモードはワンショットがよいでしょう。


ワンショットAFとは?
シャッターを半押しして、
1回だけピントを合わせるモードです。

 

9.その他

9-1.普段の練習風景も

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次に変わったころで練習風景に触れておきます。

 

高校野球がたまらなく好きであれば、
普段の練習風景も撮影対象にしたいものです。

 

練習風景は学校が対象になります。
(たまには練習試合を校外の球場で行うこともありますが)


練習グラウンドが学校の敷地内になりますので、
簡単な手続きが必要になります。


最低限、野球部の責任者(部長先生や監督さん)に、
立ち入りの許可と撮影の許可をもらってください。


難しいことではありません。


口頭でも構いません。

 

そうすれば、
どこの学校も
快く承諾してくれます。

 

◆目的、氏名、連絡先を明かす。


撮影許可をもらうために、
野球部の責任者に、自分の名前と連絡先を提示します。


私は、そのために「名刺」を作っています。
(下の写真)

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野球取材用の名刺(サンプル)

その名刺には、
撮影した写真を掲載するHPなどを明記しておきます。

 

一度学校の許可さえもらえば、
あとは何度でも学校内に入ることができます。

 

ただ、撮影マナーだけは守ってください。


また、

撮影した写真の取扱いにも注意しましょう。

 

ちなみに、
拓大紅陵の早朝練習(下の写真)
このような手続きで行いました。

 

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拓大紅陵の早朝練習は下記記事をご参照ください。

 

kawa2496.hatenablog.com

9-2.練習写真の利点は大きい

練習写真には公式戦とは違う良さ(利点)があります。

 

1)選手との距離が近い。

 

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選手との距離が近いので、
より迫力のある写真が撮れます。


とくに外野手のプレーは、
球場とは桁外れに近い距離になります。
(上の写真)

 

2)低いアングルから撮影できる。

 

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練習風景は(練習試合も)地面すれすれからの撮影も可能です。


よって、選手の顔が写ります。


蹴った土や砂も。。(上の写真)

 

9-3.カメラの設定は試合時と同じ

なお、カメラの設定は試合時と同じです。

絞り:開放(シャッターは1/500~1/2、000)
AF:連続AF
ドライブ:連写

※早朝練習の時は明るいレンズを使用しました。
F値:1.4 or 2.8

 

9-4.練習風景ではこんなダイナミックな写真も

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2009年8月29日 志学館(木更津市

練習風景では、こんな写真も撮れます。

 

上の写真はグラウンドに降りて、
ホームぎりぎりのところから撮りました。

 

カメラの高さは野手と同じ高さです。

 

一脚を使い、膝を地面に落とし、
中腰で撮りました。
(ほぼ正座の状態です)

 

こんなダイナミックな写真が撮れるのも、

練習風景の醍醐味です。

 

9-5.雨の日の撮影

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2008年9月21日 袖ヶ浦球場にて

野球は天気の良い日とは限りません。
雨の日も野球をやることがあります。


試合前から「どしゃ降り」の場合は、
中止となることが多いですが、
途中から降り出したり、
小降りの場合は、試合を続行します。

 

そうなると、
撮影する側も止めるわけには行きません。

 

選手たちが雨の中でも試合を続けています。


選手たちが試合を続けているのに、
雨が降り出したからといって、
撮影をやめるなんて、
とんでもないことです。


こちらも、撮影を続けます。

 

◆いいシャッターチャンスにも巡り会う。

むしろ雨降りの方がシャッターチャンスに巡り会うこともあります。

晴れ間とは違うシーンに出会うのです。

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2006年5月13日 君津商業にて

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2008年9月21日 袖ヶ浦球場にて

上2枚の写真は、どしゃ降りのときに撮ったものです。
かなりの迫力があるでしょう。

すべて低いアングルからの写真です。

 

◆ISO感度は目一杯上げる。

雨降りですので、シチュエーションとしは最悪です。
光が足りません。

よって、
ISO感度は最低でも「1,600」にしてください。

ISOを上げると「ノイズ」が増えますが、
そんなことを行っている場合ではありません。

シャッター速度が遅くなって、
「被写体ブレ」になるよりは「マシ」です。

 

◆雨具はいつも携帯する。

こういう雨の日を想定して、
雨具はいつも携帯しておきましょう。

<私の携帯品>
①タオルx2枚(最低)
②折りたたみ傘
③携帯用レインコート(下の写真)

 

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携帯用レインコート 広げたところ

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携帯用レインコート 畳んだところ


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9-6.狙い目は2回の表、裏

応援スタンドを撮るのであれば、2回の表、裏が狙い目です。

というのは、

公式戦では、2回の表、裏に校歌が流れるからです。

これから攻撃する学校の校歌が放送されます。

そのときを狙うのです。

 

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2013年7月14日 袖ヶ浦球場にて

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2011年7月17日 袖ヶ浦球場にて

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2012年7月17日 袖ヶ浦球場にて

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2011年7月24日 市原臨海球場にて

上の4枚の写真はそれぞれの応援風景を捉えました。
各校とも趣向を凝らして楽しい写真が撮れます。

 

◆グラウンドだけでなく応援スタンドも。

そうなんです。
試合はグラウンドだけではありません。

応援スタンドでも
戦いが繰り広げられています。


よって、
グラウンドと応援スタンドの両方に
目を配って、

大事な場面を見逃すことがないようにしましょう。

 

9-7.広告は高校野球には不似合い

ここで、少し辛口なコメントを・・。
といっても、これはどうしようもないことなのですが。

 

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2007年7月28日 千葉マリンスタジアムにて

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2014年7月15日 袖ヶ浦球場にて

上の2枚の写真を見てください。

どちらが「高校野球」らしいと思いますが。

下のほうですね。

上は千葉マリンスタジアムです。
プロ野球千葉ロッテ」の本拠地です。

よって、
いたるところに「広告」が貼られています。

 

これでは「興ざめ」ですね。

なかには、「ビール」の広告も目につきます。

高校生は未成年ですよ。

これでは、

興ざめどころか教育上もよくありません。

 

純粋な高校野球には不似合いです。

 

◆出来るだけ広告は写さない。

よって、
私は出来るだけ広告は写さないようにしています。

ですが、
いいショットの背景にある広告はどうしようもありません。
折角の写真が(というかプレーが)台無しです。

やっぱり、
高校野球は田舎の球場に限りますよね。

 

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2013年7月14日 袖ヶ浦球場にて

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2013年7月14日 袖ヶ浦球場にて

 

9-8.試合が終わって素敵な笑顔に

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2011年7月13日 袖ヶ浦球場

少し心温まる写真をご紹介します。
上の写真は試合直後の写真です。

チアガールです。

このチームは負けてしまいました。

しかし、そんな負けた雰囲気はありません。

負けはしたものの「完全燃焼」したのです。

だから後悔などありません。

その笑顔を見れば分かります。

 

◆ホッとした表情。

試合中はあんなに勝負を意識していたのに今は穏やかです。

やり遂げたという気持ちが今の表情に表れています。

私はそれを見逃しませんでした。

いい表情です。

本当にいい表情です。

それは、今でしか見ることの出来ない輝きです。

 

◆人間観察。

そうなんです。


写真は人間観察なんです。

 

そのときの表情を観察していて、

「ここだっ」と思ったときにシャッターを押すのです。

 

だから、
写真には「写す人の感性」が求められます。

私がいつも言っていることです。

 

9-9.人生を垣間見る

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2011年7月16日 袖ヶ浦球場

上の写真は、試合直後に写しました。


試合に負けて涙を流している選手のそばで、

小さな男の子がいました。

 

私はすぐに、その男の子が、
涙を流している選手の弟さんであることが分かりました。

 

男の手には、その選手の帽子を持っていたからです。

 

◆兄弟の愛情が。

上の写真をもう一度見てください。

 

兄弟の愛情が感じられますでしょう。

 

ここで、
私がとやかく説明する必要はないと思います。

 

二人は多分普段から仲が良いのでしょう。

 

弟思いのお兄さん。


お兄さん思いの弟。

 

そんな兄弟なのです。

 

◆最後は人間愛。

写真でも何でも、最後は人間愛です。

 

技術うんぬんではありません。

 

被写体から何を連想して、何を感じるかです。

 

これが出来なければ、
いくら写真の技術を磨いても、

いい写真は撮れません。

 

口幅ったいようですが、
写真は「心」で撮るものです。

 

9-10.こういう光景もお見逃しなく

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2012年7月12日 袖ヶ浦球場

上の写真は団旗を持っている選手を撮ったものです。


彼は試合のあいだじゅうずっと団旗を持ち続けていました。

 

しかも、この日は風が強かったので、
団旗を持っているだけでも大変なものでした。

 

その大変そうな光景を残したかったのです。

 

◆手前の人を対照的に入れる。

写真の構成としては、
真剣そうな団旗選手と手前右の一般の応援者の二人です。

その二人を対照的に入れました。

 

◆常に状況観察を。

写真は写すそのものが大事ですが、
写す前の被写体選びも大事です。

 

野球がメインですので、
グラウンドに目が行きがちですが、
グラウンドだけでなく他(たとえばスタンド)にも
目を配るようにしてください。

 

そうすることによって写真に変化が出てきます。

 

その変化を入れることによって、
野球そのものが浮き上がってくるのです。
 

10.カメラの設定・絞り優先

ここでカメラの設定について補足しておきます。

以下は、私がいつも設定していることです。

よって、万人へお奨めすることではありませんが、
参考までに記しておきます。

 

1)絞り優先

私は野球の写真を撮るときには、
すべて「絞り優先」にしています。

ラグビーやほかのスポーツもそうです。
子供運動会も「絞り優先」で撮っています。

 

◆被写体ブレを防ぐため。

それは、被写体ブレを防ぐためです。

えっ、
被写体ブレを防ぐなら、
シャッター速度優先では、
と思うでしょう。

ところが違うのです。

少しでもシャッター速度をかせぐなら
絞り優先しかありません。

 

しかも、絞り優先なら被写界深度も一定にできます。

 

その「絞り」は「開放」です。

 

絞り開放、イコール シャッター速度を最高ですね。

こうして、被写体ブレを防ぐのです。

<被写体ブレを防ぐためのシャッター速度の目安>

≧1/500秒(高校野球の場合)

 

10-1.カメラの設定・AFフレーム

次にAFフレームについて補足します。

AFフレームとは、
カメラに写った画像(ファインダー)のなかで、
どこに焦点を合わせるか、
その焦点を合わせる位置のことをいいます。

たとえば、
ポートレート(人物写真)の場合は、
通常は人物の「目」に合わせますよね。

その「目」の位置が、AFフレームとなります。

ちなみに、人物が横顔であれば、
近い方の目がAFフレームとなります。

 

このAFフレームの数ですが、
Canon EOS 40Dの場合は9点となっています。

このAFフレーム数が多ければ多いほど、
細かなAF位置の選択ができることになります。

しかし、
多すぎると選択が煩雑になりますので、
9点ぐらいが妥当かと思います。
(個人的には5点でも十分かと思っています)


◆AFフレームは「中央」で。

AFフレームは「中央」を推奨します。

被写体がとらえやすいからです。

※構図的にはよくありませんが、
野球の場合は、
構図より、AFのほうが大事です。


さらに、
中央はAF精度が高いのです。

というのは、
中央のAFセンサーだけが十字になっているからです。
Canon EOS 40Dの場合)

他社のカメラでも、
中央だけAF精度が高くなっているはずです。
一番よく使う領域(位置)だからです。

 

とうことで、
より確実に合焦させようとするなら、

絶対に「中央」です。

 

リスクを少しでも減らすためにも、
AFフレームは「中央」に限ります。

 

とくに、
連続AFのように
被写体を追っかけるのであれば、

「中央」しか考えられません。

 

特に暗いレンズ(F5.6)や、
被写体が逆光の場合は、
AFフレームは「中央」です。


◆野球の場合は選手の体に焦点を合わせる。

さて、
野球撮影ですが、
AFフレームを、
選手のどこ(顔でも体でも)にもっていっても良いでしょう。


無理に、顔に合わせる必要はありません。


事実、
私はいつも選手の体に焦点を合わせています。

 

というのは、
体ほうが「AF外れ」が少ないからです。

しかも、
野球の殆どのシーンは、
被写体が20m以上離れているのが殆どです。
そうなると、
被写界深度は深くなります。

つまり、20~30センチ程度の差なら、
どこでも焦点が合うことになります。


つまり、

焦点位置をシビアに考える必要がないということです。

近距離で撮影するポートレートのように、
焦点位置をピンポイントにする必要はありません。

 

それより、
ピント外れ(AFの抜け)のほうが心配です。

 

10-2.タテ撮り、ヨコ撮り

次にカメラの撮影位置(タテ撮り、ヨコ撮り)について書きます。
基本は「ヨコ撮り」です。

ヨコの方が撮影姿勢が安定しているからです。
選手を追っかけやすいからです。

 

タテとなると、専用のグリップや、
高級カメラのようなタテ撮り専用のグリップがないと、
撮りにくくなります。

しかし、
画面に余分なものは入れたくありませんよね。
(余分なものを入れると、画像サイズも大きくなります)


◆タテとヨコを被写体の人数で使い分ける。

そこで、
私が実践しているタテヨコの使い分けです。

被写体が一人の場合 : タテ
被写体二人以上の場合 : ヨコ

具体的な例をあげます。

ピッチャーやバッター、走者 : タテ
クロスプレー、応援風景など : ヨコ


◆自由雲台が威力を発揮する。

カメラのタテヨコを瞬時に切り替える道具としては、
「自由雲台」(下の写真)がお奨めです。

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自由雲台

もちろん、「手持ち」では不要です。
一脚や三脚を使っているときに重宝します。

この雲台の特徴は角度が自由に変えられることです。
しかも、支点が固定化されているのでグラグラしません。

タテヨコだけでなく、
俯角(下向きの角度)、仰角(上向きの角度)も変えられます。

 

◆レンズの三脚座を使用。

使用するレンズによっては、
回転可能な三脚座(リング式)の付いているものがあります。
たとえば、
私が使っているCanon EF100-400mmです。(下の写真)

 

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Canon EF100-400mmの三脚座(ネジを緩めると回転します)

この三脚座を使用して、
カメラごと回転させて、
タテ撮りとヨコ撮りを切り替えることができます。

 

10-3.ISO感度

次はISO感度です。

ISO感度とは露出を決定づける大事な要素です。

まずはおさらいです。

 

◆露出のおさらい。

露出はカメラに入る光の量のことです。

この露出は下記の3つから決まります。

①絞り

②シャッター速度

③ISO感度

 

さらには、
上記3要素と露出との関係は以下のようになっています。

 

①絞り :
絞りを開けたほう(F値が小さいほう)が、露出は上がる。

 

②シャッター速度 :
シャッター速度は遅いほうが、露出は上がる。

 

③ISO感度 :
ISO感度は高い(値が大きい)ほうが、露出は上がる。

 

◆野球写真はシャッター速度が命。

さて、野球写真ですが、
この場合はシャッター速度が命(大事)になります。
(上述)

被写体ぶれを防ぐためですね。
(これも上述)

シャッター速度は、

「1/500(秒)」が目安(最低値)です。

 

◆シャッター速度をかせぐには、
絞りを開けて、ISO感度を上げる。

このシャッター速度を上げるには、
下記の方法で行います。

 

A.絞りを開ける。

B.ISO感度を上げる。

 

ただし、
それぞれに問題があります。

 

A.絞り : レンズの性能に制限を受ける。

 ⇒ 高級望遠レンズでも「F2.8」が限界です。
  しかも、価格が非常に高くなります。
(300ミリで約50万円はします)

 

B.ISO感度 : ISO感度を高くするとノイズが増える。

 ⇒ 通常は「1,600」ぐらいが限度でしょう。

 

◆私の常用値。

そこで、私の常用値です。

A.絞り : F5.6(開放)

B.ISO : 400~1,600

 

ISO感度は通常は「400」にしています。

曇りの日や夕方になると、
暗くなるので「800」にしています。

それ以上暗くなると「1,600」にしています。

 

◆ノイズより被写体ぶれが恐い。

そうなんですね。

ノイズもイヤなんですが、
それ以上に恐いのが「被写体ぶれ」です。

いくらノイズがなくても、
被写体がぶれていては、話にはなりません。

だから、

ある程度ノイズは我慢して、ISO値をあげて、
被写体ぶれを防ぎます。

 

10-4.大切な撮影には携行品にも注意を

少し脱線しますが、
これも大事なことですので書かせていただきます。


私が実践していることです。

 

私は高校野球を取材するときは、
万一のことを考えて、
大事なものは必ず予備
持って行くようにしています。

 

<取材に持っていく予備品>

①カメラx1台
②バッテリーx2本
メモリーカード(CFメモリー)x2枚

 

レンズは高価なので何本も買えないし、
一方で故障しにくいので予備は持っていきません。

そのほか、
携行品で忘れがちなのが「ボールペン」です。
ちょっとメモするときに、「ボールペン」は欠かせません。

この「ボールペン」も、
大事な時に限ってインクがなくなることがあります。

 

よって、リュックのなかには、
予備の「ボールペン」を常時入れておきます。

 

◆試し撮りも・・。

そして、必ず実施して欲しいのは、
家を出るときに「試し撮り」することです。

これをすることによって、
カメラ、レンズ、メモリーカード、バッテリー全部のテスト(動作確認)ができます。


バッテリーにつては、
「残容量」の確認もしてください。

 

このように、
事前に機材全部を組み立てて動作確認を行います。

少し(いえ大変)面倒ですが、これも大切な写真のためです。

この「試し撮り」は、家を出る直前に行ってください。

前の晩では安心できません。

家を出る直前がもっとも安心です。

 

10-5.目が疲れないために

脱線ついでにもう一つ。
これも、
大事なことですので参考にされてください。

写真撮影は目を酷使します。


ファインダーをじっと見ているからですね。

シャッターチャンスを逃さないためですね。

よって、
ファインダーが鮮明に見えるかどうかで、

目の疲れかたが随分と違ってきます。

そのファインダーの鮮明化について補足しておきます。

 

◆視度調整

ファインダーの見え方をより鮮明にするには、
「視度調整」を使います。

 

この「視度調整」は、殆どのカメラに付いています。
(視力の弱い人向けですね)

下の写真はCanon EOS 40D視度調整です。

 

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Canon EOS 40Dのファインダー、右上に視度調整つまみが見えます。

この視度調整は、ファインダーの右上にあります。
(+-と書いてある「つまみ」がそれです)

 

この視度調整は、

このダイヤルを使って、ファインダーを最適視界にします。

 

◆視度調整の仕方。

さて、
その視度調整ですが、
最適点を見つけるのは至難の業です。

よって、こういうふうにします。

 

①一旦ダイヤルを目一杯どちらかの方向に回して、
ファインダーをぼかします。

②次に、ダイヤルを回しながら、
ファインダーが鮮明になる点を見つけます。

 

一番よく見えるところが、
あなたの「視度最適点」となります。

 

これで、
ファインダーが見やすくなったと思います。

さあ、これからどんどんいい写真を撮りましょう。

 

10-6.シャッターの押し方

今さらながらですが、
シャッターの押し方について触れておきます。

 

◆シャッターを押せば写る。

そうです。

シャッターは難しくありません。
押せば写るのです。

ただ、下記を意識するのであれば、
それなりの押し方があります。

 

①シャッターチャンスを逃さない。

②手ぶれ(カメラぶれ)を防ぐ。

 

また、
シャッターの押し下げには下記の2種類があります。

①半押し:AF動作。

②全押し:撮影。

 

◆シャッターは右手人差し指の「腹」で押す。

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シャッターの押し方です。

まずシャッターに指をかけてください。

指は右手の人差し指です。

位置は、
指先の「腹」が、
シャッターの中心にくるようにしてください。

 

指先の「腹」をシャッターに持って来ると、
上の写真のように人差し指全体がカメラに密着します。

つまり、カメラのホールド(固定)がしやすくなります。

 

◆指先ではダメ。

一方、シャッターを指先で押そうとすると、
人差し指が浮いてしまいます。


これでは、カメラの固定が弱くなり、
シャッターを押したときにカメラがぶれます。

 

また、余計な力が入ります。

よって、シャッターは
指先で押さないようにしてください。

 

◆シャッターの全押しはやさしく、軽く。

そして、シャッターの全押しは、
全身の力を抜いて、やさしく、軽く押してあげてください。

これぞといったときは、
シャッターチャンスを逃すまいと、
緊張する場面ですが、
余分な力はタイミングをずらすどころか、
「ぶれ」の原因になります。

力が入ると、タイミング的には、
早く押しすぎることが多いようです

以下は、ピッチャーの投球シーンです。

ボールのリリースタイミンを撮りました。

これは、連写では撮れません

「下手な鉄砲も数打ちゃ当たる」では不可能です。

一発必写でなければなりません。

 

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10-7.一瞬を捉えた写真

一瞬を捉えた写真の追加です。

前項のピッチャー編に続いて「守備編」です。

こちらは「連写」で撮りました。
もちろん、連続AFです。

 

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2005年1月30日 志学館にて

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2005年1月30日 志学館にて

 

10-8.一瞬を捉えた写真②

一瞬を捉えた写真の追加②です。

まずピッチャーの投球編です。
ピッチャーの投球は前項にも掲載していますが、
これをアングルの差で見ていきます。

 

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2004年9月4日 市原臨海球場にて

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2004年9月5日 袖ヶ浦球場にて

二枚のうち、上の写真はスタンドからの撮影です。
バックネット裏から撮影しました。
上部からですが、太陽はバックスクリーンからですので、
「逆光」になりました。

一方、下の写真は地面すれすれからの写真です。
たしか、本部席からだったと思います。
(無理やりにお願いしました)

しかも、
この日は「曇り」でしたので、
「逆光」の影響はあまりありませんでした。

よって、
ピッチャーの表情をとらえたいのなら下記が条件となります。

 

①低いアングルから狙う。

②曇天を狙う。
(晴天はコントラストが強すぎる)

 

といっても、いずれも難しい話ですね。

あとは、運を天にまかせましょう。

 

10-9.一瞬を捉えた写真③

一瞬を捉えた写真の追加③です。

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2007年9月22日 袖ヶ浦球場にて

上の写真は既に紹介済みのピッチャーの投球シーンです。
ボールのリリースタイミングをとらえています。

このシーンを低いアングルから狙いました。

本部席の近くからです。

 

◆力強さと躍動感。

この写真のポイントは以下です。

①ピッチャーの気迫が伝わる。

口を大きく開いて、
今にも大きな声が聞こえてきそうです。
「どうだっ」

 

②腕の血管が見える。

そうなんですね。
力が入っている証拠に腕の血管(スジ?)が浮き出ています。

 

③汗のしぶきが飛んでいる。

分かりますかね。
腕の上付近に汗しぶきが飛んでいますよね。
ちょうど逆光なので光っています。

ということで、
全体的に「力強さ」と「躍動感」があります。

私のお気に入りの1枚です。

 

10-10.一瞬を捉えた写真④

一瞬を捉えた写真の追加④です。

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2004年9月26日 袖ヶ浦球場

スクイズバントを決めたところです。

この写真も狙って撮りました。

ネット裏の一塁よりからです。

連続AFの連写です。

バッターに焦点を合わせていました。

ボールが地面に落ちたショットを採用しました。

 

スクイズの醍醐味。

この場面はバッテリーはスクイズを読んで、
バントを外しにきました。

しかし、
サインが出ており三塁走者はスタートをしているため、
打者は何としてもバントをしなければなりません。

よって、
ご覧のように身を乗り出してのバントになりました。

こういう攻守の「駆け引き」もスクイズの醍醐味です。

 

10-11.外野のスーパーキャッチ

一瞬を捉えた写真の追加⑤です。

外野のスーパーキャッチです。

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2004年6月5日 袖ヶ浦球場にて

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2004年6月5日 袖ヶ浦球場にて

外野手(ライト)が、
全力疾走で前進して打球をキャッチしたシーンです。

この写真は狙って撮ったものです。

あらかじめ外野席に移動して、このシーンを待ちました。

そのときにこのプレーに遭遇したのです。

だからプレーに出会ったのは「偶然」です。

でも、狙っていなければ撮れないのも事実です。

しかも至近距離です。

連続AFの連写です。

 

◆狙って撮ることが大事。

このように偶然ではありますが、
意図を持って撮影することが大事です。

「何となくシャッターを押したら写った」
では上達しません。


撮った写真に説得力もありません。

 

だいいち、写真を撮る面白さもないでしょう。

 

「こういう写真を撮りたい」

「そのためにはこの場所から撮ってみよう」

 

そういう明確な意志を持って写真にトライしましょう。

 

もちろん、失敗もあります。

 

でも、
その失敗の繰り返しが、
あなたの「カメラの目」を確かなものにするのです。


11.まとめ

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2012年7月19日 袖ヶ浦球場にて

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ゲーム中に魅せた素敵な笑顔

どうでしたか。
少しは写真の撮り方がお分かりになったでしょうか。


ただ、分かったからといって、
すぐにいい写真が撮れるわけではありません。


そこには経験が必要になってきます。

 また、感性というものも必要になってきます。

 

12.私が目指してきたこと

最後に、
私の目指してきたことを紹介させていただきます。


被写体の内面をとらえる。


これが、私が目指してきたことです。
外見的なものではなく
(もちろん、外見も大事ですが)、


心の動きを写す。

 

つまり写真を見ただけで、


写っている人の心の中が透けて見える。


そんな写真です。


そこで、
いつも注意しているのはただ一つ。

 

頭は冷静に、心は熱く。


これだけです。


いつも冷静に状況を見つめながら判断する。

 

ただし、さめてはいけません。

いつも心は熱くなくてはいけないのです。


と言うのは簡単ですが実際には難しいのです。

なかなか実現できないのです。

 

まだまだ修行が足りません。

 

日々勉強です。

 

12-1.心に訴える写真

あれから20年も経つのに、
忘れられない写真があります。

 

それは、
高校野球を追っかけるようになってから
まだわずかな時でした。

 

腕も経験もありません。

機材も限られていました。

 

とにかく必死に高校野球を追っかけていました。

 

必死なあまり、
学校まで練習風景を撮りに行きました。

 

そのときに出会ったのが、

一人の選手です。

 

体が小さくて、
気の弱そうな選手でした。

 

その選手が、
公式戦で初めて打席に立ったのです。

 

代打です。

 

しかし、
彼は大きく空振りして三振にたおれました。

 

そのときの写真がこれです。

 

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2000年6月15日 袖ヶ浦球場

あの悔しそうな顔は今でも頭から離れません。

 

みなさんは、
この写真を見てどう思うでしょうか。

 

空振り三振して悔しがる普通の写真としか見えないでしょう。

 

◆マネージャーさんが部誌の表紙に。

しかし、
その写真をマネージャーさんが野球部の部誌に掲載してくれました。

理由は分かりません。

何となく訴えるものがあったのでしょう。

 

で、そのときに思いました。

 

写真には力がある。

 

しかも、うまいヘタではない。

撮る側の気持ちが伝わるのだ。

 

この確信は今でも変わっていません。

 

12-2.あの写真を超えるものはもう出てこない

あれから20年。

野球の写真を何十万枚も撮り続けてきましたが、

この写真を超えるものはまだ出てきていません。

 

多分、
これからも出てこないのでしょう。

 

それは、

もうあのときのような純粋な気持ちがないからです。

 

そうなんです。

 

写真は技術ではないのです。

 

写真は心で撮るものなのです。

 

だから、撮る人の気持ちで変わるのです。

だから、私がいつもいっていることが言えるのです。

 

うまい写真を撮りたかったら、

人間を磨きなさい。

 

13.最後に代えて

最後に、こういう写真で終わりたいと思います。

試合直後の敗戦校をとらえました。

私はいつも、最後は勝ったチームではなく、
負けたチームのところに走って行きます。

負けたチームには、
何ともいえない生々しさがあるからです。

そのような写真を撮るのは決して面白半分ではありません。

 

口幅ったいようですが、
こういう写真を撮るのが、
私の使命だと思っているからです。

 

涙を枯らすほどに泣きじゃくる彼ら彼女らには、間違いなく成長の瞬間があります。

それを残すのが私の使命だと思っています。

 

13-1.こぼれ落ちるのは汗か涙か

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2010年7月11日 袖ヶ浦球場にて

この写真については説明は不要でしょう。

 

この写真を見ているだけで、
彼の野球人生までが見えてきます。

 

生真面目な性格までもが。。

 

14.「17歳」の涙

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2011年7月12日 千葉県野球場

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2011年7月13日 千葉県野球場

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2011年7月13日 千葉県野球場

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2011年7月13日 千葉県野球場

どうでしょうか?

上の写真x4枚は、試合直後に撮った写真です。

敗戦校の選手、マネージャーさんです。

負けた悔しさ以上に、
野球と別れなければならない悲しみが分かるだろうか?

私は毎年この光景を見てきました。

そして、その都度心に迫ってくるのを感じました。

もちろん、私も泣きました。

そうなんです。
自然と涙が出てくるのです。

とめどもなく涙が・・。

 

◆相手の気持ちになって、そっと撮る。

このような写真は、相手の気持ちになることが大事です。

そうなれば、自然と基本マナーが出来てきます。

 

①音を出さない。

②声を出さない。

③動かない。

④出来るだけ低い位置で。

⑤出来るだけ遠くから。

 

そうなんです。
写真を撮っていることを相手に気づかせないのです。

風になるのです。

空気になるのです。

相手の世界に入ってはいけません。

そっとしてあげるのです。

そっとです。

そっと相手の気持ちを思いやるのです。

もうこうなったら技術の領域ではありません。

 

人と人との心のふれあいです。

 

15.やっぱり最後はこういう写真で

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2011年7月10日 袖ヶ浦球場にて

敗戦校がいつも涙ばかりとは限りません。

私の長い高校野球のなかで、
唯一出会ったのがこの写真です。

負けた学校の女子生徒さんが見せたのは、
泣きじゃくる姿ではなく、とびっきりの笑顔でした。

 

これにはびっくりです。

 

なんなのでしょうか。

作り笑顔なんかではありません。

照れ笑いでもありません。

何かやり遂げたいうのでしょうか。

そのはち切れんばかりの笑顔がまぶしかった。

その笑顔の裏に何かあったのでは?

そんなことさえも考えてしまいました。

でも私は、この笑顔に救われたました。

こういう女の子もいるんだ。

笑顔が美しくて、素晴らしい。

 

それを見ているこっちまで嬉しくなりました。

 

高校野球バンザイだ。

ありがとう。
本当にありがとう。

【関連記事】

以下に写真の関連記事を集めました。
いずれも拙作記事ですが、
参考になるかと思います。

 

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※更新履歴※

【更新】2020年6月22日
3-10項を追加しました。

【更新】2020年2月3日、9日、20日、25日、3月1日、14日、4月17日、6月10日、8月2日
少しだけ校正させていただきました。

【更新】2019年12月13日
下記を追加しました。
「7-17.一塁へ駆け抜けるランナー」

【更新】2019年11月24日
下記を追加しました。
「4-7.ピッチャーをサンニッパで撮る」

【更新】2019年11月17日
下記を追加しました。
「7-1.ホームへ突進」

【更新】2019年10月26日
下記を追加しました。
「8-17.こういう光景もお見逃しなく」

【更新】2019年10月23日
下記を追加しました。
「7-12.ランナーコーチ、こんなアングルも」

【更新】2019年10月22日
下記を追加しました。
「5-13.打ち損じを打者の表情から連想させる」

【更新】2019年10月20日
下記を追加しました。
「13.「17歳」の涙」

【更新】2019年10月15日
下記を追加しました。
「8-16.人生を垣間見る」

【更新】2019年10月14日
下記を追加しました。
「8-15.試合が終わって素敵な笑顔に」


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