球児達に贈る(その8)、私の野球取材生活を総括する
こんにちは、
拙作ブログをご覧いただきありがとうございます。
今回は、
「球児達に贈る(その8)」です。
私がやってきた野球取材の総括です。
取材期間 :
2000年~2014年(15年間)
その間に撮りためた写真が、
100万枚を超えました。
その中から、
印象に残ったものをピックアップしました。
私の独断と偏見です。
このへんができるのがブログの良いところですかね。(笑)
よって、読者の皆様には、
「物足りない」
と感じるかもしれません。
そのへんのところは、ご容赦ください。
1)球児達に贈る(その8)。
本稿の球児達に贈る(その8)は、
下記HPからの抜粋となります。
- 1.マネージャーさん
- 2.高校野球 最後の年
- 3.野球に取り組む姿勢
- 4.冬の練習
- 5.捕手
- 6.早朝自主練習
- 7.それぞれの朝練
- 8.その真面目さにエールを
- 9.高校野球の原点
- 10.シートノック
- 11.兄弟
- 12.まとめ
- 【関連記事】
- ※更新履歴※
- ※CMリンク※
1.マネージャーさん
マネージャーさんへ。
いつも部員さん(選手たち)の
面倒を見ていただきありがとうございます。
普通なら買い物やおしゃれなどと、
いろいろと遊びたい年頃なのに、
グチひとつこぼすさず、
地味なマネージャー業にせいを出す。
そんな姿を、
いつも敬服しながら、
応援させて頂いています。
写真は、
ころがったボールを回収する1シーンです。
どちらが多く拾えるかを競争していました。
「私4個だよ、やったーっ!」
普通の高校生をのぞかせた一瞬でした。
(写真) 2002年2月10日 志学館高校にて撮影
2.高校野球 最後の年
まだシーズンオフとはいえ、
2年生にとっては最後の年です。
この夏に結果を出し、
このグラウンドを去らなければなりません。
どんな結果が待っているのか、
それは誰にも分かりません。
すべてが終わった時、
後悔することだけはしたくない。
そんな思いから、
みんな最後の年を必死に取り組んでいます。
結果と一緒に、
その素晴らしい生きざまを見届けてあげたい。
(写真) 2002年2月10日 志学館高校にて撮影
3.野球に取り組む姿勢
写真はシートノックのシーンです。
体を投げ出し、
ボールへ向かっていく瞬間をとらえました。
結果はご覧の通りです。
捕球出来たり、出来なかったりです。
野球の取材をしていながら、
情けない話ですが、
私は野球のことはよく分かりません。
でも、
ボールが捕れるか、捕れないかは、
どうでもいいように思えてなりません。
ボールに向かっていく姿勢。
結果を恐れない たくましさ。
それだけで十分というと、
叱られますでしょうか。
(写真) 2002年2月10日 志学館高校にて撮影
4.冬の練習
冬場の貴重な陽差しの中、
今日も熱心な練習が続けられていました。
その片隅で、
ポット片手に熱心に応援する
お母さんたちの姿がありました。
野球は、
そこまでひきつけるのですね。
(写真) 2002年2月16日 志学館高校にて撮影
5.捕手
守備練習でもキャッチャーは大変です。
ノッカーの一番近くにいるわけですから
気が抜けません。
ホームベースの整備も
ご覧のようにきめ細かく念の入りようです。
大胆さと緻密さが同居する。
う~ん、キャッチャーって、
やっぱり大変なんですね。
(写真) 2002年2月17日 志学館高校にて撮影
6.早朝自主練習
朝早くから自主練習に励む選手達がいます。
授業前ですから、
やっと日が昇り始めた頃です。
多分、その練習自体、
ほとんどの人は知らないでしょう。
人が知っていようが、知っていまいが、
そんなのは、どうでもいいことです。
必死に取り組んでいること。
力一杯やっていること。
そのことが尊いのです。
(写真) 2002年2月2日 志学館高校にて撮影
7.それぞれの朝練
志學館にお邪魔しました。
今朝も朝早くから「自主練」をしていました。
やっと夜が明けたときです。
季節は「冬」。
あたりの空気は冷え切っています。
そんな寒さをもろともしません。
各自が自分の欠点を補うべく、
黙々と練習に取り組んでいます。
その間、一切の会話はありません。
そしていつのまにか、
彼らは授業に行ってしまいました。
残ったのは、さわやかな風だけでした。
(写真下) 2002年2月16日 志学館高校にて撮影
8.その真面目さにエールを
たかが練習と言わないで欲しい。
1球1球を大事に出来なくて、
何が出来るというのでしょうか。
すべては、このグラウンドの、
この練習から始まるのです。
真面目に取り組む者だけが、
栄冠を得るのです。
誰も見ていなくてもいい。
自分が、そしてお天道さまがみている。
(写真上) 2002年2月10日 志学館高校にて撮影
(写真下) 2002年2月16日 志学館高校にて撮影
9.高校野球の原点
いずれもシートノックの写真です。
練習では、
ノッカーからの指導を真剣に聞き、
途中の休憩では、
麦茶のサービスを忘れない。
しかもすべての行動が自然に行われ、
いつも真面目な姿と、
さわやかな空気がある。
それを高校野球の原点というと
大袈裟すぎるでしょうか。
(写真) 2002年2月23日 志学館高校にて撮影
10.シートノック
シートノックといえども、
おろそかにできません。
実戦では、
一つのエラーが命取りとなります。
しかも、練習で捕れない球は、
実戦で捕れるわけがありません。
写真を見て欲しい。
ノックを受けていない選手も
必死に構えています。
1本でも多くノックを受けたいからです。
待ち時間を惜しんで、
練習に取り組んでいます。
その成果は、
きっと実戦で発揮されます。
神様はいます。
自分の体は嘘をつきません。
(写真) 2002年2月23日 志学館高校にて撮影
11.兄弟
チームの先輩でもあるお兄ちゃん(右)が、
弟を教えている姿です。
守備に迷いのある弟さんを見かねての指導でしょうか。
必死に教えるお兄ちゃんも立派なら、
素直に応じる弟さんも立派です。
家庭でも仲がいいんでしょうね。
日頃の楽しい会話が聞こえてきそうです。
(写真) 2002年2月24日 志学館高校にて撮影
12.まとめ
どうでしたか。
今回も厳粛な思いを込めて、
「球児達に贈る」のその8
をお届けしました。
どの写真も思い出深いものです。
写真ですので、
その瞬間に私(カメラマン)が、
そこにいたことになります。
つまり、
球児達と時間と場所を共有したのです。
しかも、
その瞬間は永遠にとまったきりです。
色あせることもありません。
その瞬間が永遠に存在するのです。
そう考えると、
そこに居合わせたことに感謝しなければ。
そう思いつつ本稿を閉じます。
最後までお読みいただき、
ありがとうございました。
【関連記事】
※更新履歴※
【更新】2019年10月26日、2020年2月11日、6月25日、11月16日、2021年9月3日、2022年10月25日
少しだけ校正させていただきました。
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