球児達に贈る(その7)、私の野球取材生活を総括する
こんにちは、
拙作ブログをご覧いただきありがとうございます。
今回は、
「球児達に贈る(その7)」です。
私がやってきた野球取材の総括です。
取材期間 :
2000年~2014年(15年間)
その間に撮りためた写真が、
100万枚を超えました。
その中から、印象に残るものをピックアップしました。
私の独断と偏見です。
このへんができるのがブログの良いところですかね。(笑)
よって、読者の皆様には、
「物足りない」
と感じるかもしれません。
そのへんのところは、ご容赦ください。
1)球児達に贈る(その7)。
本稿の球児達に贈る(その7)は、
下記HPからの抜粋となります。
- 1.早朝自主練
- 2.やっぱり練習する姿が一番美しい
- 3.鬼ごっこ
- 4.もっと練習を
- 5.挑戦
- 6.来る春を信じて
- 7.挨拶と返事
- 8.美しい光景
- 9.後片づけ
- 10.監督さん
- 11.まとめ
- 【関連記事】
- ※更新履歴※
- ※CMリンク※
1.早朝自主練
自主練は自分の弱点を補うための練習。
というと、
みんなに追いつこうとする、
弱者のイメージがありますが、
自主練はそれだけではありません。
さらに高い目標に向かって、
自分を高める。
そういう練習でもあります。
人並みのことをしていては、
人並みのことしか出来ない。
そのことは、
本人達が一番知っているのです。
写真は1年生と2年生が、
ノックをしあっている光景です。
練習が終わって、
先輩・後輩関係なしに、
一緒にグラウンド整備をしていました。
へりくだることもなければ、
おごることもない。
ひたすら互いに認めあい、
高めようとする気持ち。
これが学ぶ者の野球です。
(写真) 2002年1月20日 志學館にて撮影
2.やっぱり練習する姿が一番美しい
写真は、
いずれも練習に取り組んでいる高校球児の姿です。
多くの不安や矛盾をいだきながら、
苦悩する高校生たち。
ときに、
それは野球選手としての素質かも知れない。
あるいは、
勉強との両立かも知れない。
その悩みや、
ためらいと真っ正面から取組み、
ただ無心にボールを追い、バットを振る。
そのひたむきさが、
その純粋な目が、
美しくて素晴らしい。
(写真) 2002年1月20日 志學館にて撮影
3.鬼ごっこ
「鬼ごっこ」というと、
茶化したようで、
選手たちに申し訳ないのですが、
でも何だか楽しそうですよね。
これは、
れっきとした体力強化の練習なのです。
念のため。
(写真) 2002年1月26日 志學館にて撮影
4.もっと練習を
練習で出来ないことは、
試合では出来ません。
自分の限界は自分では分かりません。
でも、
挑戦することによって、
限界はいくらでも伸びます。
そこに、
挑戦しつづける価値があるのです。
写真はダイビングキャッチのシーンです。
残念ながら、
まだ飛び方がぎこちないようです。
ケガや、
グラウンドに叩き付けられる痛さを
怖がっているのでしょうか。
ユニフォームが真っ黒に、
泥まみれになるまで練習をして欲しい。
グラウンドは正直です。
流した汗を裏切ることはありません。
(写真)2002年1月26日 志學館にて撮影
5.挑戦
成功するかどうかは、
やってみなければ分かりません。
そういう間一髪のところで、
果敢に挑戦できるかどうか。
それはプレーヤーとして重要なことです。
練習の中の一つ一つの挑戦が、
人を大きくするのです。
結果を恐れない、
前向きな姿勢がいつも
人の心をとらえるのです。
写真はノックの1シーンです。
ボールに食らいつく闘志が実にいい。
(写真) 2002年1月26日 志學館にて 生田主将
6.来る春を信じて
春のセンバツ校が発表されました。
寒さは相変わらずですが、
確実に春は近づいています。
1日、1日を無駄にすまい。
この寒さを乗り切れば、
夢ふくらむ春が待っています。
(写真) 2002年1月14日 志學館にて撮影
7.挨拶と返事
スポーツを志すものの第一歩は、
挨拶と返事です。
名前を呼ばれたら「はい」。
監督さんの説明を聞いて「はい」。
簡単なようですが、
これを自分のものにし、
体得、習慣化するまでに、
数ヶ月はかかります。
チームによっては、
返事すら出来ずに
卒業していくところもあります。
挨拶と返事。
野球を志す者として
是非これだけは身につけて欲しい。
いい意味の緊張感の中で、
自然と交わされる挨拶と返事。
監督さんの説明を聞きながら、
発せられる大きな返事。
それは、
陽のかげりとともに
冷たくなった空気とは対照的に
熱気をおびています。
それが実にすがすがしくて、
気持ちがいい。
これが高校野球の原点ではないでしょうか?
(写真) 2002年2月2日 志學館にて撮影 紅白戦のあとで
8.美しい光景
雨の日のストレッチング風景です。
グラウンドシートの上に
上がるまでの選手たちを見ていました。
脱いだシューズを
全員がきちんと並べていました。
そばに先生がいるわけでもなく、
そのしぐさは自然そのものでした。
ただそれだけですが、
選手達の自主的な行為。
それも野球以外の、
いわば日常生活の当たり前の行為。
それを、
さりげなくする選手達に拍手を贈ります。
(写真) 2002年2月3日 志學館にて撮影
9.後片づけ
当然ながら、
マシンの片づけやグラウンド整備は選手達の仕事です。
ここで特筆すべきは、
何もせずつっ立っている選手が
一人もいないことです。
上級生、下級生が一緒になって、
いや、むしろ上級生のほうが率先して
後片づけや練習準備をしています。
気持ちのいい光景です。
(写真上) 2002年1月20日 志學館にて撮影
(写真下) 2002年2月2日 志學館にて撮影
10.監督さん
志学館高校の川俣監督さんです。
厳しいですが、やさしい監督さんです。
しかも、よく気がつきます。
上の写真は、
外野にころがったボールを
返球しているところです。
選手たちのプレーを見ながら「球拾い」です。
目配り、気配りが行き届いています。
下の写真は練習途中のミーティングです。
練習中でも気がついたことは、
その場で注意したり、確認をします。
その場で注意されるので、
選手たちは、
何が悪かったかがすぐに分かります。
こういうところにも、
監督さんの気配りがあります。
(写真) 2002年2月10日 志學館にて撮影
11.まとめ
どうでしたか。
今回も厳粛な思いを込めて、
「球児達に贈る」のその7をお届けしました。
どの写真も思い出深いものです。
写真ですので、
その瞬間に私(カメラマン)が
そこにいたことになります。
つまり、
球児達と、時間と場所を共有したのです。
しかも、
その瞬間は永遠にとまったきりです。
色あせることもありません。
その瞬間が永遠に存在するのです。
そう考えると、
そこに居合わせたことに感謝しなければ。
そう思いつつ、本稿を閉じます。
最後までお読みいただき、
ありがとうございました。
【関連記事】
※更新履歴※
【更新】2019年10月23日、26日、2020年2月9日、6月23日、11月14日、15日、2021年8月29日、2022年10月21日
少しだけ校正させていただきました。
【更新】2019年6月23日
「目次」を追加しました。
これで少しは読みやすくなったと思います。
※CMリンク※
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