Canon 100-400mmズーム、スポーツ写真はこれ1本でOK
こんにちは。
拙作ブログをご覧いただきありがとうございます。
今回は、
Canon 100-400mmズームレンズのお話です。
まずは上の写真を見てください。
夏の高校野球 千葉県予選の写真です。
使ったレンズは下記です。
2)レンズ:100-400mmズーム(旧型)
このズームレンズ1本で、
野球だけでなく、
ラグビーやサッカーなど、
どんなスポーツでも撮れます。
もちろん、運動会でもOKです。
スポーツ万能レンズです。
スポーツだけではありません。
風景だって、
ポートレートだって・・、
広角から超望遠まで撮れます。
このレンズは、
万能レンズです。
私の一番のお気に入りです。
このレンズだけは死ぬまで手放せません。
では早速、
このズームレンズを見ていきましょう。
- 1.Canon 100-400mmレンズとは
- 2.ズーム倍率が4倍
- 3.ズーム方式が直進式
- 4.手ぶれ補正付き
- 5.Canon 100-400mmレンズのメリット
- 6.Canon 100-400mmレンズのデメリット
- 7.Canon 100-400mmレンズはこんな人向け
- 8.Canon 100-400mmレンズの上手な使い方
- 9.保管方法
- 10.お掃除用ブロアー
- 11.汚れたところはメガネクリーナで
- 12.まとめ
- 13.ギャラリー(写真集)
- 【関連記事】
- ※更新履歴※
- ※CMリンク※
1.Canon 100-400mmレンズとは
まずは簡単な仕様の紹介です。
1)メーカー:キヤノン
2)型番:EF100-400mm F4.5-5.6L IS USM
3)商品名:ズームレンズ
4)発売時期:1998年11月
5)最大径×長さ:92x189 mm
6)重量:1360 g
7)付属品:ケース、レンズフード
8)対応マウント:キヤノンEFマウント系
9)フォーカス:AF/MF
10)レンズ構成:14群17枚
11)最短撮影距離:1.8 m
12)フィルター径:77 mm
13)手ブレ補正:あり
14)フルサイズ対応:あり
ポイントは下記です。
2.ズーム倍率が4倍
ズーム倍率が「4倍」
というところが大きな特徴です。
スポーツ撮影では、まず、
撮影中にレンズ交換は出来ない
と思っていたほうが良いでしょう。
レンズ交換をする暇がないからです。
レンズ交換している間に、
シャッターチャンスを逃してしまいます。
しかも、
動ける範囲が限られていますので、
その固定位置から、
近場から遠くまでをカバーできるレンズで
なければなりません。
そんなとき、
このズーム倍率「4倍」
が重宝します。
スポーツ写真はシャッターチャンスが命です。
(そのシーンは二度と来ないからです)
そのシャッターチャンスを逃さないためにも
このレンズは不可欠です。
3.ズーム方式が直進式
このレンズはズーム方式が「直進式」です。
レンズを、
前後に移動させる方式です。
※上の写真で、レンズの「筒」が伸び切った写真がありますが、
これは、ズームを最大「400mm」にしたときの状態です。
一方、「回転式」はレンズを回転させてズームします。
殆ど(というか、最近のすべて)の
ズームレンズが、「回転式」となっています。
「回転式」のほうが、
画角(フレーミング)の、
微調整がしやすいからです。
ところが、
私の持っているCanon 100-400mmズームレンズは、
「直進式」です。
いわゆる「旧型」です。
現行機は「Ⅱ」が付いています。
現行機のズーム方式は「回転式」です。
私は、圧倒的に「直進」派です。
「直進式」のほうが、
ズーム操作が速いからです。
シャッターチャンスを逃さないためには、
この「直進式」は不可欠です。
しかも、私が調べたところ、
「直進式」となっているのは、
この、
Canon 100-400mmズームレンズ(旧型)だけ
のようです。
貴重なレンズです。
4.手ぶれ補正付き
正直いって、
この手ぶれ補正の恩恵にあずかったことは殆どありません。
スポーツシーンでは、
手ぶれより、
「被写体ぶれ」
のほうが恐いのです。
「被写体ぶれ」を防ぐには、
シャッター速度を速くするしかありません。
(最低でも1/500秒)
これだけシャッター速度を速くすると、
必然的に「手ぶれ」はなくなります。
たまに、
静止したものを(例えば花などを)撮るときに、
絞りを最大に絞りみますので
(被写界深度をあげたいので)、
「手ぶれ補正」を使うときがあります。
ということで、
スポーツシーンでは、
手ぶれ補正は、
ほとんど使いません。
5.Canon 100-400mmレンズのメリット
Canon 100-400mmズームレンズのメリットは下記です。
5-1.ズーム操作が速くできる
Canon 100-400mmズームレンズ(旧型)のメリットはこれにつきます。
前述したように、
このズーム方式(直進式)の最大のメリット
です。
場面が次々に変わるスポーツ写真では、
ズームが速くなければついていけません。
5-2.合焦(焦点合わせ)が速い
これは内蔵モーターのおかげです。
合焦をカメラ本体が行うのではなく、
レンズ側で行っています。
(もちろん、
合焦指令はカメラ本体が出していますが)
この内蔵モーター方式を、
Canonは「USM」と呼称しています。
モーター内蔵ですので、
合焦が速くて、静かです。
すーっ、ぴたっと止まります。
5-3.画質が良い
画質ですが、
さすがはCanon の高級レンズです。
文句なしです。
因みに、
このCanon 100-400mmズームレンズには、
赤線(赤ハチマキ)が入っています。
この赤線(赤ハチマキ)は、
「高級レンズ」の代名詞です。
6.Canon 100-400mmレンズのデメリット
一方、
Canon 100-400mmズームレンズのデメリットは、
下記になります。
6-1.重たい
う~ん、確かに重たいです。
ズームですので、
どうしてもレンズ枚数が多くなるからです。
また、
このレンズは頑丈に作られています。
まるで装甲車のようです。
その分、
重たくなっているのでしょう。
6-2.少し暗い(F5.6)
明るさのF5.6は、
AF(自動焦点)が使えるギリギリの明るさです。
これでは、
テレコン(x1.4)は使えません。
この明るさでは、
さすが曇天や雨天、夕暮れ時はつらくなります。
このときは、
やむを得ずISOを上げます。
・通常 : ISO 400
・暗いとき : ISO 800~1,600
ISOを上げると、
当然ノイズがのってきますが、
被写体ぶれを起こして、
写真が台無しになるよりはマシです。
一方で、
「F4」という明るいズームレンズもあります。
でもこうなると、
「重たい」、「高い」となります。
つまり、
「機動性」と「お財布」が
犠牲になります。
7.Canon 100-400mmレンズはこんな人向け
このCanon 100-400mmズームレンズ(旧型)は、
ズーム操作が速いし、
倍率も高いので、
この点を生かしたい人向けとなります。
1)機動性を重視したい人。
2)レンズ1本で勝負したい人。
3)シャッターチャンスを逃したくない人。
4)持っていることに喜びを得たい人。
8.Canon 100-400mmレンズの上手な使い方
本レンズのスイッチ(SW)類は上の写真のとおりです。
①AF/MF切り替えSW
②最短距離切り替えSW(1.8m/6.5m)
③手ぶれ補正SW
(ON/OFF、手ぶれモードⅠ/Ⅱ)
私が操作するSWは、
「②最短距離切り替えSW」だけです。
通常は、
望遠を生かすために「6.5m」にしておき、
近場を撮影するときだけ「1.8m」にします。
このように「最短距離」切り替えて使うと、
合焦時間が短くなります。
(合焦するまでの距離が短縮できるからですね)
9.保管方法
参考までに、
本レンズの保管方法について紹介しておきます。
といっても、特別な方法はありません。
下の写真のような防湿庫に保管します。
ただ、ものが大きいので、
少し大きめの防湿庫がよいでしょう。
大は小を兼ねるです。
防湿庫の中には、
カビキラー(かび防止剤)を入れておくと、
なお良いでしょう。
9-1.使ってあげるのが最高のメンテナンス
そうなんです。
レンズの最高のメンテナンス方法は、
使ってあげることです。
車と同じです。
レンズには可動部がありますので、
使ってあげたほうが長持ちします。
カビもつきません。
レンズも「使ってなんぼ」です。
どんどん使ってあげてください。
10.お掃除用ブロアー
カメラやレンズのお掃除用道具の紹介です。
それはブロアーです。
上の写真は私の愛用ブロアーです。
なんと10年以上も使っています。
10-1.埃を払う
ブロアーはご存じのとおり埃(ほこり)を払うためのものです。
ブロアーは、レンズの掃除や手入れに絶対に必要です。
レンズやカメラに付着した、
埃や塵を吹き飛ばすために使用します。
ブロアーを使わずに直接触れると手の皮脂などで、
カビやクモリなどの原因になることもあります。
一度そうなったカメラ(中のミラー)やレンズは、
高いお金を払って、
専門の業者に頼まなくてはいけなくなることもあります。
10-2.風量が多くて使い勝手がよいものを
そのブロアーですが、
下記をポイントに選びましょう。
①風量が多いこと。
②作業がしやすいこと。
10-3.愛用のブロアー
私の愛用のブロアーは下記です。
もう10年以上も使っています。
よって、かなり「擦れて」います。(上の写真)
1)メーカー:Giottos
2)商品名:ハイパワーロケットブロアー AA1900 Lサイズ(ジャンボ)
3)価格:1,300円程度(税込み、送料込み)
※ 2019年8月 Amazon
Giottos ハイパワーロケットブロアー AA1900 Lサイズ(ジャンボ)
特徴はハイパワーであることです。
ほれぼれするほどの風量です。
また、立てられることも助かります。
通常のブロアーって、ほっておくところがっていきますよね。
これはころがりません。
素直に立ってくれるのです。
まさに「ロケット」ですね。
だから、取扱いが便利なのです。
細かいところですが、
道具というのは、
細かいところが大事なのです。
だから10年以上も使っているのです。
11.汚れたところはメガネクリーナで
お掃除道具の追加情報です。
「メガネクリーナ」の紹介です。
このクリーナは、
しつこい汚れを落とすときに重宝します。
たとえば、指紋や汗のしみなどです。
本来は、メガネのレンズ拭きですが、
これがカメラやレンズ、アクセサリー類にに重宝するのです。
とにかく、よく落ちます。
ホント気持ちが良いくらい落ちます。
しかも、拭きムラがありません。
昔、いろんなクリーナを試してみましたが、
全部拭きムラが多くて悩まされました。
このクリーナはそんな拭きムラが一切ありません。
<仕様>
メーカー:小林製薬
商品名:メガネクリーナ「ふきふき」
パッケージ:1箱50袋包
包みのサイズ:5.5mmX7.5mm、厚み1mm程度
お値段:600円程度(税込み)
※Amazonでは2,000円以上購入時は送料無料。
(2,000円以上とは他の商品との合計です)
小林製薬 メガネクリーナふきふき 眼鏡拭きシート(個包装タイプ) 50包
11-1.使い方
このクリーナの使い方を紹介しておきましょう。
まず、ブロアーで大きな埃(砂埃)などを取り除きます。
いきなりこのクリーナを使うと、
砂などをこすってしまい、レンズ本体にキズをつけてしまいます。
①ブロアーで埃を吹き飛ばす。
↓
②クリーナで丁寧に拭く。
11-2.レンズは中心から周辺に
レンズの拭き方を紹介しておきます。
(カメラのファインダーや液晶でも同じです)
これは、どんなクリーナでも同じです。
レンズの中心から周辺に向かって拭いてください。
円を描く感じです。
①レンズの中心を円を描くように。
↓
②レンズの周辺へ。
つまり、渦をまく感じですね。
11-3.袋が小さいので携帯に便利
このメガネクリーナは1枚ずつ袋に入っています。
その袋が小さいので携帯に便利です。
しかもアルミ袋に入っていますので、
中のクリーナが乾燥することがありません。
私はいつも取材用リュックのポケットや、
財布の中に何枚か入れています。
12.まとめ
どうでしたか。
Canon 100-400mmズームレンズの良さが、
お分かりになったでしょうか。
Canon 100-400mmズームレンズの望遠側は、
「400mm」と「超望遠」の領域になります。
このレンズを、
私はカメラCanon40Dに装着しています。
Canon40Dの画角が「1.5倍(APS-C方式)」ですので、
ズームレンズ100-400mmは、
「150ー600mm」
となります。
素晴らしい「超望遠」です。
これでお分かりになったでしょう。
このズームレンズがないと上のような写真が撮れません。
このレンズのおかげで私は
何10万枚ものスポーツ写真
を撮りました。
本ズームレンズは中古市場に多く出回っています。
価格も10万円を切っています。
(新品価格は25万円前後)
レンズはカメラのように故障しにくいのが特徴です。
よって、
一度手にすれば一生使えます。
だから、
無理をしてでも高級なレンズを持ちましょう。
レンズは一生ものです。(前述)
そう考えると決して高くはないと思います。
最後までお読みいただき、
ありがとうございました。
13.ギャラリー(写真集)
上記掲載以外の写真を集めてみました。
【関連記事】
※更新履歴※
【更新】2019年12月11日、20日、28日、2020年1月11日、3月9日、4月25日、7月17日、2021年1月22日、2022年3月13日
少しだけ校正させていただきました。
【更新】2019年8月15日
10項(汚れたところはメガネクリーナで)追加。
【更新】2019年8月10日
9項(お掃除用ブロアー)追加。
【更新】2019年7月4日
「目次」を追加しました。
これで少しは読みやすくなったと思います。
タイトルと中身をマイナー修正しました。
【更新】2019年6月9日
タイトルと中身をマイナー修正しました。
10項(ギャラリー)追加。
【更新】2019年5月11日
サンプル写真x1枚を追加しました。
同時にタイトルをマイナー修正しました。
※CMリンク※
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