知って得・あなたの生活をもっと豊かに!

こんにちは、拙作ブログのご紹介です。このブログは河原健次がお届けしています。大分市出身、木更津市在住です。すでに半世紀以上も生存しています。その長い歴史から、日常生活や人生に参考になりそうな情報を提供しています。読者のみなさんに役立つことを願っています。

高校球児の素顔を追う、私の見た高校野球(その39)

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こんにちは。

拙作ブログをご覧いただきありがとうございます。

 

今回は、

「私の見た高校野球(その39)」です。

 

今後もこのシリーズを続けるつもりです。

 

私がやってきた野球取材の総括です。

 

取材期間 :
 2000年~2014年(15年間)

 

その間に撮りためた写真が、
100万枚を超えました。

 

その写真1枚1枚は、

高校球児たちの歴史と同時に、

私の歴史でもあります。

 

写真ですので、その瞬間、

高校球児たちと同じ場所に

いなければなりません。

 

その時間と空間の中から、

私の感性で切り取ったのが、

この写真集です。

 

だから、

その写真の中には、

私の気持ちが入っています。

 

それは「こだわり」

いったほうがよいかもしれません。

 

その「こだわり」を集大成したものが、

今回のシリーズ「私の見た高校野球」です。

 

なお、素材は下記HPからの抜粋となります。

 

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1.三塁のホットコーナーはオレが守る

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2012年6月24日 富津ふれあい球場にて

皆さんは、

「ホットコーナー」

とう言葉を知っているでしょうか。

 

野球でいう「三塁」のことですね。

 

では、どうして三塁を、

「ホットコーナー」というのでしょうか。

 

それは「強烈」な打球が飛んでくるからですね。

 

三塁を守ったことがある人は分かりますよね。

 

ピッチャーが投げて、

打者がバットを振るまで、

「まばたき」ひとつできません。

 

「まばたき」の間に、

打球が顔面を直撃することがあるからです。

 

打球のなかで、

正面にきた打球ほど難しいものはありません。


人間の本能として、

その打球から逃げようとするからです。

 

その恐怖を克服しなければなりません。


それは、理屈ではないのです。

 

訓練で克服するしかないのです。


体にたたき込ませるのです。

 

打者との1対1の勝負。


逃げたら負けのなかで、

その「度胸」が試されるのです。

 

これ以上の、

男臭いポジションはあるでしょうか。

 

三塁は、

男の中の男を感じさせる、

そんなかっこいいポジションなのです。

 

(写真) 2012年6月24日 富津ふれあい球場にて撮影


2.学ぶ姿が人の心を動かす

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2013年4月20日 拓大紅陵にて

拓大紅陵に来ました。


ベンチ裏から撮影させていただきました。

 

私の固定ポジションです。

 

ここにいると、

監督さんのしゃべることが、

全部聴き取れるからです。

 

そして、

選手たちの姿も撮ることができます。


残念ながら監督さんは、

後ろ姿ですが・・・。

 

それでも、

監督さんの表情は想像出来ます。

 

選手たちに話をしているのは、
故・小枝監督です。

 

小枝監督が話し始めると、

選手たちの表情が変わります。

 

背筋を伸ばして、

真剣な表情になります。


それは、

監督が恐いからではありません。

 

監督を崇拝しているからです。

 

監督の言葉をひと言も聞き漏らすまいと、
耳をそばだてます。

 

その気持ちが体全体にあふれています。


その目、その耳、その口元。


どこを見ても必死です。

 

それを写す私も必死です。


背筋が伸びています。


目、耳、口元も。

 

小枝監督さんと接するときは、

いつもこうなんです。

 

選手以上に、

私のほうが小枝監督を崇拝しています。

 

だから、

選手たちの気持ちがよく分かるのです。

 

でも、

その話も聴けなくなってしまいました。

 

監督は、お空のうえです。

 

(写真) 2013年4月20日 拓大紅陵にて撮影

 

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3.雨の日の野球もまた楽しい

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2006年5月13日 君津商業にて

座間高校(神奈川)が千葉に来てくれました。

 

君津商業との練習試合です。

 

しかし、

あいにくの天気です。


途中から雨まで降り出してきました。

 

でも、やり始めた試合です。


途中で止めるわけにはいきません。

 

しかも、折角の遠征試合です。

 

「えーい、やっちゃえ」

 

と、試合続行です。

 

しかし、

時間とともにグラウンドはぬかるんできます。

 

走ってきて止まろうとしても、

すぐには止まりません。


おかげでユニフォームは、

ご覧のように泥だらけ。

 

でも、

当の本人たちは、

苦になっている様子はありません。

 

それどころか、

楽しんでいる様子です。

 

これが好きな野球なのでしょうね。

 

と、感心しつつ、

このユニフォームを洗う身を

考えてしまいました。

 

きっと、

家に持って帰るのでしょうね。


そうなると、

ユニフォームを洗うのはお母さんの役目。

 

こりゃ大変だ。


ごめんなさいね。


こんなに汚しちゃって。

 

(写真) 2006年5月13日 君津商業にて撮影


4.深々と挨拶、これが安房高校の伝統だ

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2003年6月7日 袖ヶ浦球場にて

安房高校(千葉)の伝統をご紹介します。

 

安房高校の挨拶がメチャクチャ丁寧なのです。

 

試合開始時の挨拶。


試合終了時の挨拶。

 

いつでも、丁寧なのです。

 

相手チームがその場を去っても、

まだ頭を下げています。

 

しかも、

その頭の下げかたが半端ではないのです。

 

頭が膝にくっつきそうになるまで、

下げるのです。

 

私は、

このシーンを最初に見たときは

びっくりしました。

 

いまどき、

こんな学校があるんだ。

 

でも、
こういう伝統はずっと続けて欲しいですね。

 

(写真) 2003年6月7日 袖ヶ浦球場にて撮影


5.試合前はマネージャーさんも大忙し

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2008年3月15日 君津商業にて

君津商業に来ました。


今日は対外試合です。


いわゆる「オープン戦」ていうやつですね。

 

「オープン戦」は、

通常は「ダブル」といって、

1日に2試合行います。

 

その分、

第1試合の開始が早いのです。

 

遅くても、

朝9時にはプレーボールです。

 

その試合開始に備えて、

8時前からグラウンドの準備をします。

 

したがって、
準備にはメンバー総動員になります。


マネージャーさんもその準備要員です。

 

というより、
マネージャーさんのほうが「戦力」になります。

 

やることが、

テキパキして早いのです。


見事なものです。

 

しかも、重たい物なんかも平気です。

 

いやー、
本当に助かるマネージャーさんです。

 

おっと、
そういっている間に相手校が来ました。

 

そういえば、
相手校も出発が早いのですよね。

 

普通は、自校を6時過ぎには出ます。

 

両校とも「1日仕事」です。

 

本当にお疲れさまです。

 

(写真) 2008年3月15日 君津商業にて撮影


6.アッ、アウトーっ、球審はいつも毅然だ

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2012年4月29日 袖ヶ浦球場にて

袖ヶ浦球場です。
春の千葉県大会です。
検見川vs志学館の試合です。

検見川がホームをつきましたが、
残念ながらアウトになりました。

そのときの球審アウトコールが印象的でしたので、写真を撮らせていただきました。

 

これだけ、大きな声で「アウト」と宣告されると、
抗議のしようがありません。

 

両校とも納得です。

 

このように、
審判の厳格、かつ公正なジャッジで
野球は成り立っています。

 

野球そのものが「しまり」ます。

 

みんなが納得いく試合。


勝っても負けても悔いの残らない試合。

それが理想の試合です。

 

(写真) 2012年4月29日 袖ヶ浦球場にて撮影

 

7.まとめ

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どうでしたか。

今回も厳粛な思いを込めて、
私の見た高校野球(その39)
をお届けしました。

 

どの写真も思い出深いものです。

写真ですので、
その瞬間に私(カメラマン)が
そこにいたことになります。

 

つまり、
球児達と、時間と場所を共有したのです。

 

しかも、
その瞬間は永遠に止まったきりです。

色あせることもありません。

その瞬間が永遠に存在するのです。

そう考えると、
そこに居合わせたことに感謝しなければ。。

そう思いつつ、本稿を閉じます。

最後までお読みいただき、
ありがとうございました。

 

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球児に響く言葉力


白球の世紀 高校野球100回秘史

 

男はつらいよ第32作、竹下景子がいい味を出している

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 こんにちは。

拙作ブログをご覧いただきありがとうございます。

 

今回は、

「寅さん」について考えてみたいと思います。

 

といっても、

私からみた寅さん像です。

 

その寅さん像を、

具体的な映画を通して、

見ていきたいと思います。

 

1)映画「男はつらいよ

映画「男はつらいよ」の概要は下記です。

◇原作、監督:山田洋次

◇脚本:山田洋次ほか

◇撮影:高羽哲夫(たかは てつお)*1

◇概要:渥美清(あつみ きよし)さん演じる

「寅さん」が主人公の下町人情コメディ映画です。

 

全48作から成り、

『一人の俳優が演じたもっとも長い映画シリーズ』として、

ギネス認定もされている名作中の名作です。

 

*1 撮影(カメラマン)についてひとこと。
私もカメラマンですので、

男はつらいよのカメラワークについてひとこと。

 

◆脇役を同時に入れる。

男はつらいよのカットには主役だけでなく、

必ず脇役を入れています。

 

脇役は人間に限ってはいません。

 

動物、植物などと、いろいろです。

 

場合によっては、

家具や道具も入れます。

 

それらの脇役から、

画面に立体感奥行きを持たせています。

 

◆ピント位置にも配慮。

さらにスゴイのは、

ピント位置に神経を使っていることです。

 

被写界深度を浅くしたり、
深くしたりして、

主役と脇役の関係を強調しているのです。

 

このへんのカメラワークは、

さすが「高羽」さんです。

 

 

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1.映画の歴史

まずは、

映画「男はつらいよ」を振り返ります。

 

全部で48作品あります。

 

この映画の前にはテレビドラマもあったようですが、

私は、ほとんど見ていませんので、

映画だけを取り上げさせていただきます。

 

映画は全作品のDVDを持っています。


もちろん、

すでに5~6回は見ています。

 

下記一覧には、

マドンナ役も入れておきます。

 

太字は今回取り上げた作品です。

 

1.男はつらいよ(1969年)光本幸子
2.続・男はつらいよ(1969年)佐藤オリエ
3.男はつらいよ・フーテンの寅(1970年)香山美子
4.新・男はつらいよ(1970年)栗原小巻
5.男はつらいよ・望郷篇(1970年)長山藍子
6.男はつらいよ・純情篇(1971年)若尾文子
7.男はつらいよ・奮闘篇(1971年)榊原るみ
8.男はつらいよ・寅次郎恋歌(1971年)池内淳子
9.男はつらいよ・柴又慕情(1972年)吉永小百合
10.男はつらいよ・寅次郎夢枕(1972年)八千草薫
11.男はつらいよ・寅次郎忘れな草(1973年)浅丘ルリ子
12.男はつらいよ・私の寅さん(1973年)岸恵子
13.男はつらいよ・寅次郎恋やつれ(1974年)吉永小百合
14.男はつらいよ・寅次郎子守唄(1974年)十朱幸代
15.男はつらいよ・寅次郎相合傘(1975年)浅丘ルリ子
16.男はつらいよ葛飾立志篇(1975年)樫山文枝
17.男はつらいよ・寅次郎夕焼け小焼け(1976年)太地喜和子
18.男はつらいよ・寅次郎純情詩集(1976年)京マチ子檀ふみ
19.男はつらいよ・寅次郎と殿様(1977年)真野響子
20.男はつらいよ・寅次郎頑張れ!(1977年)大竹しのぶ藤村志保
21.男はつらいよ・寅次郎わが道をゆく(1978年)木の実ナナ
22.男はつらいよ・噂の寅次郎(1978年)大原麗子
23.男はつらいよ・翔んでる寅次郎(1979年)桃井かおり
24.男はつらいよ・寅次郎春の夢(1979年)香川京子林寛子
25.男はつらいよ・寅次郎ハイビスカスの花(1980年)浅丘ルリ子
26.男はつらいよ・寅次郎かもめ歌(1980年)伊藤蘭
27.男はつらいよ・浪花の恋の寅次郎(1981年)松坂慶子
28.男はつらいよ・寅次郎紙風船(1981年)音無美紀子、岸本加世子
29.男はつらいよ・寅次郎あじさいの恋(1982年)いしだあゆみ
30.男はつらいよ・花も嵐も寅次郎(1982年)田中裕子
31.男はつらいよ・旅と女と寅次郎(1983年)都はるみ
32.男はつらいよ・口笛を吹く寅次郎
(1983年)竹下景子

33.男はつらいよ・夜霧にむせぶ寅次郎(1984年)中原理恵
34.男はつらいよ・寅次郎真実一路(1984年)大原麗子
35.男はつらいよ・寅次郎恋愛塾(1985年)樋口可南子
36.男はつらいよ・柴又より愛をこめて(1985年)栗原小巻
37.男はつらいよ・幸福の青い鳥(1986年)志穂美悦子
38.男はつらいよ・知床慕情(1987年)竹下景子
39.男はつらいよ・寅次郎物語(1987年)秋吉久美子五月みどり
40.男はつらいよ・寅次郎サラダ記念日(1988年)三田佳子
41.男はつらいよ・寅次郎心の旅路(1989年)竹下景子
42.男はつらいよ・ぼくの伯父さん(1989年)後藤久美子檀ふみ
43.男はつらいよ・寅次郎の休日(1990年)後藤久美子夏木マリ
44.男はつらいよ・寅次郎の告白(1991年)後藤久美子吉田日出子
45.男はつらいよ・寅次郎の青春(1992年)風吹ジュン
46.男はつらいよ・寅次郎の縁談(1993年)松坂慶子
47.男はつらいよ・拝啓車寅次郎様(1994年)小林幸子、かたせ梨乃、牧瀬里穂
48.男はつらいよ・寅次郎紅の花(1995年)浅丘ルリ子

 

2.今回の作品

今回取り上げるのは下記作品です。

 

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【概要】
第32作 1983年12月28日に公開
男はつらいよ 口笛を吹く寅次郎

 

【スタッフ】
監督・原作:山田洋次
脚本:山田洋次朝間義隆
製作:島津清、中川滋弘
音楽:山本直純

 

【キャスト】
石橋泰道(和尚):松村達雄
大坂屋:長門勇
石橋朋子竹下景子
石橋一道:中井貴一
ひろみ:杉田かおる

 

3.あらすじ

備中は高梁の地に立ち寄った寅次郎。

博の亡き父のお墓参りをしようとする。

 

寺の和尚(松村達雄)に気に入られた寅は、

二日酔いの和尚の代理で法事に出て法話が受け、

寺に住み着く事になった。

 

和尚には朋子(竹下景子)という美しくて、

しっかりした娘が出戻っており、

恋の虜になる。

 

さくらたちは、

三回忌のために菩提寺に集まる。

 

まさかと思ったら寅が坊主の格好をしていた。

 

そんなさくらは寅の姿に驚き、

「まさか悪いことでもしてるんじゃないでしょうね」

と涙ながらに言っていたが、

「これにはいろいろわけがあるんだ。泣くなっつーの」と悟す。

 

寺を継ぐはずが、

大学をやめて東京の写真スタジオで働くという、

長男の一道(中井貴一)を和尚は勘当同然に追い出した。

 

一道には病弱な父を支えて酒屋を切り盛りしている、

ひろみ(杉田かおる)という恋人がいた。

 

その時一道は電話で、

 

「今夜中に東京に行く」

 

と告げて電話を切った。

 

走り去る電車の車窓でひろみをみつけ、

「ひろみー」と大声で叫んで大きく手を振った。

 

「いったらいけん、いったらいけん」

 

とひろみは踏切で流れる涙をぬぐった。

 

ある夜、

入浴中の和尚と湯加減を心配する朋子の

「寅を養子に貰うか」

という会話を耳にした寅は、

翌朝、書きおきを残して東京に発った。

 

帝釈天の門を叩き、

御前様のもとで、

僧侶になるための修行を積む事を決心する。

 

朋子が柴又まできて再会。

 

最後の柴又駅のシーンで、

朋子も寅次郎と結婚したいとほのめかすが、

寅次郎は冗談と受け止め笑ってごまかすのであった。

 

朋子は悲しげに去っていく。

 

そして寅はまた、

旅に出るのであった。

 

4.朋子の弟のことで

和尚のうちでの会話です。

 

朋子の弟が大学に行かずにカメラばっかりやっており、

お父さんとケンカばかり。

 

その中に入って困っている、

姉・朋子と寅さんとの会話。

 

寅 「男の子は親父とケンカしたほうが、一人前なんじゃ」

朋子 「寅さんもお父さんとケンカしたん?」

寅 「ああっ」

  「出ていけーっ、と追い出された」

朋子 「それで一人前に?」

寅 「・・・」

朋子 「こんなとき、寅さんがいて本当に良かった」

と、朋子(竹下景子)が嬉しそう。

 

ここの表情がいい。

 

ちょっとあどけない、
子供のような表情です。

 

5.お風呂場で

 

和尚が風呂に入っている。

 

外で朋子と寅さんがいる。

 

薪を焚いています。

 

和尚 「朋子、ぬるいぞーっ」

朋子 「いま焚いているがなあ」

和尚 「朋子、そろそろ嫁に行ったらどうか」

朋子 「そしたら、お父さんどうする?」

 

と、お父さんのことを心配する。

 

和尚 「寅さんを婿養子に迎えるか」

   「この前、いっとうたんじゃないか?」

   「もう、インテリはこりごりだと」

   「今度結婚するときh、寅さんみたいな人がええ、と」

 

と、

朋子のそばに寅さんがいることも知らずに、

ペラペラと話し出す。

 

それを聞いた朋子は恥ずかしそう。

 

でも嬉しそうでもあります。

 

恥ずかし、嬉しい。

 

ここでも、

子供の表情を見せる、

竹下景子がかわいい。

 

◆翌朝、寅さんは出て行く。

その翌朝、寅さんは置き手紙を残して、
和尚の家を出て行きます。

朋子はさびしそうです。

朋子はすぐに分かりました。

寅さんが出て行ったのは、

夕べお父さんが言ったことが原因だと。

余計なことをしゃべったお父さん(和尚)に

冷たくあたっています。

 

朋子は、庭掃除をしながら、

眼下を見下ろします。

 

そこには、

まさに寅さんを乗せた電車が出ていこうとする、

駅のホームが見えます。

 

それをじっと見ている朋子がさびしそう。

 

ここでも竹下景子が見事な演技をしています。

 

さびしそうな気持ちが出ています。

 

6.とらやで

朋子は弟のことが心配で東京に出てきました。

 

しかし、日帰りです。

 

さくらやおいちゃんたちに、
弟のことを聞いてお礼を言います。

 

朋子 「ありがとうございます」

   「弟のことを思ってくれる人が、
   東京にいるんだって」

 

と嬉しそう。

 

朋子 「お父さんが言ってた」

   「弟は寅さんみたいに育てられたら一番ええ、と」

 

と言いながら、

寅さんの「たもと」を引っ張る

 

なにか言いたそうです。

 

朋子 (小さい声で寅さんに)

   「駅まで送ってって」

 

7.駅のホームで

さくらと朋子の会話

 

さくら 「ごめんなさいね」

    「お兄ちゃんのこと」

    「お客さんがくると妙に騒ぐ人がいるよね」

    「あれとそっくり」

 

そこに寅さんが来た。

 

和尚さんへのお土産を買ってきたのだ。

 

朋子 「ねえ寅さん」

 

と、また寅さんのたもとを引っ張る。

 

朋子 「ごめんなさい」

   「この前のお風呂場のこと」

   「2~3日前にお父さんに聞かれたの」

   「今度結婚するなら、どげんな人がいいかと」

   「それでね、私言ったの」

 

と、ここで言いにくそうにする。

 

寅さん 「寅ちゃんみたいな人がいい、っていったんだろう」

(プーと、電車がホームに入ってくる)

朋子 「そのことで、寅さんに負担をかけたんじゃないかと」

   「だからおわびに来たの」

寅さん 「そんなの本気にするわけ、ねえだろう」

 

それを聞いた朋子は、かなしそう。

 

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朋子 「私の錯覚だったんだわね」

 

寅さん 「安心したか?」

 

「ううん」と言うように、

朋子は首を横に振る。


このしぐさがいい。


悲しそうです。

 

さびしそうです。

 

朋子 「もういいの」

 

と、

いって電車に乗り込む。

 

8.まとめ

 どうでしたか。

今作も、ジーンとくるシーンが多かったですね。

 

1)竹下景子で始まって竹下景子で終わる。

そうなんです。

今作は竹下景子で始まって竹下景子で終わりました。

中井貴一とか杉田かおる

そんなのは脇役です。

しかも演技が下手。

 

とにかく竹下景子の演技が素晴らしいので、
他の役者は目立ちません。
ヘタすぎます。

 

◆朋子(竹下景子)を表した言葉。

 

朋子(竹下景子)の魅力を、

博はこう表現しました。

 

「美しさの中に知性を秘めた人」

そのとおりだと思います。

 

ただ美しいだけでなく、知性があります。


頭の良さがただよっています。

 

それでいて、「控えめ」です。

 

2)朋子(竹下景子)の気持ちに分け入る。

ここで朋子の気持ちに分け入ってみよう。

◆もちろん、寅さんが好きだった。

◆お父さんの嬉しそうな姿が・・。

寅さんのこと、

自分も好きだったのでしょうが、
それ以上に、

寅さんと一緒にいるときの、

お父さんの嬉しそうな表情が、

なにより朋子をひきつけたと思います。

 

そうなんです。

 

朋子は自分のことより他人を第一に考えます。

 

お父さんが喜ぶ寅さんがいい。

 

この人と結婚したらお父さんが喜ぶ。

 

と思ったのでしょう。

 

朋子(竹下景子)とは、
そういう人なのです。

 

 最後までお読みいただき、

ありがとうございました。

 

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※更新履歴※

【更新】2021年2月1日、2021年12月5日

少しだけ校正させていただきました。

 

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寅さんの向こうに 渥美清没後20年記念 (週刊朝日ムック)

何気ない暮らしの中に人々の営みが、私流の写真撮影(その32)

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こんにちは、

拙作ブログをご覧いただきありがとうございます。

 

今回は、

私流の写真撮影(その32)」です。

 

今後もこのシリーズを続けるつもりです。

 

私はカメラが大好きです。

 

カメラというより、
写真といったほうが正解でしょうね。

 

今、手元にはデジイチ(デジタル一眼)が2台あります。

 

1)昔は銀塩カメラ

昔はデジタル一眼とかはなかったので、

銀塩カメラでした。

いわゆるフィルムカメラですね。

 

その「フィルムカメラ」を持って、
よく写真を撮りにいったものです。

 

2)被写体は何でも。

被写体ですか?

被写体は何でもありです。

 

風景から、そのへんに咲いている草花など・・。

 

とにかく何でも撮りまくりました。

 

3)フィルム時代が懐かしい。

ただ、フィルムですので、

その場で確認できないのがつらかった。

 

お店で現像、焼き付けをしてもらっていましたので、

最低でも1週間ぐらいはかかっていました。

 

その間の長いこと。

 

しまいには、

シャッターを押したときの感動が、

薄くなっていきます。

 

ただ、

その待つ時間も悪くはありませんでした。

 

出来上がりを見たときに、

別の感動がわき上がってくるのです。

 

あるいは、


「なあんだ、
ちっともよくないじゃん」

 

となることもあります。

 

冷めた気持ちで被写体を見るからでしょうね。

 

4)デジイチは勝負が早い。

その点、デジイチは勝負が早い。

 

その場で確認ができるからです。

 

ただし、カメラのモニターは小さいので、
確認するといっても、

写っているかどうかぐらいです。

 

それでも、

家に帰ればPCモニターで確認できますので、

ピントの精度まで見ることができます。

 

おかげで、

デジイチになって、

撮影枚数は飛躍的に増えました。

 

その膨大な写真のなかで、
私なりにピックアップさせていただきました。

 

しかも解説付きです。

 

5)小難しいのは大嫌い。

ここでお断りしておきます。

私、小難しいのは嫌いです。

 

というか、

性(しょう)に合っていません。

 

だから、

このシリーズも「普段着」のままでいきます。

 

 

 

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1.打者の「力み」、その心理をとらえる

f:id:kawa2496:20200220134402j:plain

2009年7月19日 千葉県野球場にて

高校野球のひとこまです。

 

三塁に走者がいます。

 

得点のチャンスです。

 

打者に「力み」が見られます。

 

走者も何とかホームに帰りたいと必死です。

 

その心理を読みながらシャッターを切りました。

 

ネット裏、

しかもローアングルです。

 

バックネットの支柱が陰になり、

バッターと走者だけに、

スポットライトを当てたような、

少し幻想的な写真になりました。

 

走者と打者の気持ちが写真に表れています。

 

バックネットの、

ちょっと暗い陰は偶然です。

 

偶然ですが、

こういう偶然に出会うのも写真の楽しみです。

 

(写真) 2009年7月19日 千葉県野球場にて撮影


2.野球は楽しくなくては、とくに少年野球は

f:id:kawa2496:20200220134632j:plain

2006年5月4日 木更津二小にて

野球は楽しくなければなりません。


特に少年野球は・・。

 

少年野球は、
仲間同士でわいわい楽しむことに意義があります。

 

もちろん、
技術の向上は大事なことです。


試合に勝つことも大事なことです。

 

ですが、

そればっかりに気を取られていると、

楽しむことがおろそかになります。

 

写真を見てください。


これから打席に立とうとしている女の子です。


楽しそうでしょう。


バットを振るのが楽しくてたまりません。


打った打球がどこに飛ぼうと構いません。

 

ただボールを思いっきり打つことだけです。


それだけで楽しいのです。

 

楽しいことだから好きなれる。


好きだからうまくなれる。

 

とにかく、野球は楽しもう。

 

(写真) 2006年5月4日 木更津二小にて撮影


3.珍プレー、ボールはグローブで捕るもんだよ

f:id:kawa2496:20200220134821j:plain

2008年8月9日 木更津二小にて

とんだ珍プレーに出くわしました。

 

少年野球チーム・木更津モーニングスです。

 

シートノックでの1シーンです。

 

内野ゴロをなぜかグローブではなく、

腕と足でとったようです。

 

実際には、

ボールがイレギュラーして、

腕のほうに飛んでいったようです。

 

それにしても「器用」ですね。

 

それだけ、必死だったということでしょうか。

 

「何が何でも捕ってやる」

 

という気持ちが強かったのでしょうね。

 

しかし、

本人も「照れ笑い」をしているのを見ると、

これって、

やっぱり「偶然」の出来事なんでしょう。

 

でも、

反射神経がよいということでしょう。

 

ファンブルに反応したもんね。

 

えっ?

腕に入ったのも「まぐれ」だって?

 

分かってるよ。

 

でも、

こういうことって、

本番でもあるよね。

 

グローブでも腕でも、足でも・・

 

とにかく、

捕ったボールはすぐ手にとって、

1塁に投げるんだ。

 

(写真) 2008年8月9日 木更津二小にて撮影


4.高校野球、ちびっ子だって大好きなんだ

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2007年7月21日 千葉県野球場にて

高校野球は子供にも人気があるようです。


周りの大人たちの影響でしょうか。


ご覧のような「にわか応援団」が必ずできます。

 

大人たちの興奮が、

子供たちにも伝わっているようです。

 

しかも、

それなりに「さま」になっているのです。


やっぱり、

野球が好きなんでしょうか。

 

ほかのスポーツでは、
こんな光景はなかなか見られません。

 

野球の持つ、

一種独特の魅力かもしれません。

 

もちろん、

野球のことは分かっていません。

 

それでも、
点が入ったり、

勝った負けたりは分かるようです。

 

最後まで大人たちに混じって応援していました。

 

そして、

究極のご褒美は「アイスクリーム」。

 

実はこれがお目当てだったりして・・(笑)

 

ありがとうね。


ちびっ子応援団。

 

(写真) 2007年7月21日 千葉県野球場にて撮影


5.野球は非情、両校を明と暗に引き裂く

f:id:kawa2496:20200220135117j:plain

2006年7月27日 千葉マリンスタジアムにて

野球に限らず、

勝負の世界は厳しいものです。


勝負ですので、

必ず勝者と敗者に別れます。

 

まさに「明」と「暗」です。

 

写真は高校野球のゲームセットの瞬間です。

 

勝者は喜びに満ちあふれています。


その喜ぶ選手たちの前で、
一人だけ、ふさぎ込んでいる選手がいます。

 

敗戦投手です。

 

負けたチームのエースピッチャーです。


しかも、

逆転サヨナラ負けです。

 

こんなことがあってよいのでしょうか。

 

ほんのわずかなところで勝利を逃しました。

 

相手チームは、

ほんのわずかなところで、

勝者になりました。

 

そうなんです。

 

勝っても負けてもその差はわずか。

 

最後は「運」といってよいだろう。

 

なのに、あんなに騒ぐか。


あんなに喜ぶか。

 

目の前に敗戦投手がうずくまっているのに。

 

少しだけ、気配りが欲しいな。

 

そう思いながらシャッターを押しました。

 

(写真) 2006年7月27日 千葉マリンスタジアムにて撮影


6.試合前の円陣、心は一つだ!

f:id:kawa2496:20200220135242j:plain

2009年7月14日 袖ヶ浦球場にて

高校野球です。


試合前のワンシーンです。

 

チームが円陣を組んで「気合い」を入れています。


高校野球ではよく目にするシーンです。

 

この円陣をほぼ「真上」から撮影しました。

 

こういう写真が撮りたくて、
撮影場所を探していました。


ちょうどベンチ前です。

 

スタンドからベンチ前近くまで行くと、
フェンスがあって、
そのフェンスが撮影を邪魔します。

 

レンズが広角なので、
フェンスの「金網」がはいるのです。

 

そこで考えました。


デジイチをあきらめて、
コンデジ」にしました。

 

コンパクトデジタルは、
レンズ口径が小さいので、
「金網」の穴に入ります。

 

おかげで、
金網が入らず、

肉眼で見るような、

迫力のある写真が撮れました。

 

おっと、その肝心な円陣です。

 

円陣を組むチームは「船橋北高校」です。


キャプテンが円の中心で気合いを入れています。

 

肩に回した腕が太くてたくましい。


見事に焼けた肌が猛練習を物語っています。

 

「ドキドキ」、「ワクワク」

 

さあ、

気合いを入れていこう。


ただし、

気負わず「平常心」だよ。

 

(写真) 2009年7月14日 袖ヶ浦球場にて撮影

 

7.まとめ

f:id:kawa2496:20200103163134j:plain


どうでしたか。

 

 へたな写真と解説では、
面白くなかったでしょう。

 

ごめんなさいね。

 

7-1.普段の生活

私がいつも狙っているのは、

「普段の生活」です。


その「普段の生活」を、

写真というかたちに切り取っています

 

写真ですので、

 

動きもなければ、
音も声もありません。

 

その一瞬の中から、
生活感を出すのです。

 

簡単そうですよね。

 

でも、実際は難しいんですよ・・。

 

7-2.大事なのは写す人の感性

写真はカメラのシャッターを押せば、 

誰でも、なんでも写せます。

 

 露出も、ピントもすべて「自動(オート)」です。


いわゆる「バカチョン」です。

 

だから誰でも写せます。

 

あとは、
何を、どのように写すかです。

 

そこに、

写す人の「感性」が必要になってきます。

 

7-3.生活密着型

私の場合は、冒頭にもご紹介したように、
普段の生活が被写体になっています。

 

この「普段」「生活」がキーワードです。

 

ようするに、

「かたぐるしい話抜き」の世界です。

 

「泥臭い」

 

これが、私の目指すものです。

 

「ああ、今生きている」

 

と実感できる光景が好きなのです。

 

今回ご紹介した写真からも、

そのような「泥臭さ」感じられたら
嬉しい限りです。

 

最後までお読みいただき、

ありがとうございました。

 

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【更新】2021年12月4日、2023年1月28日
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何気ない暮らしの中に人々の営みが、私流の写真撮影(その31)

f:id:kawa2496:20200117133359j:plain

 

こんにちは、

拙作ブログをご覧いただきありがとうございます。

 

今回は、

私流の写真撮影(その31)」です。

 

今後もこのシリーズを続けるつもりです。

 

私はカメラが大好きです。

 

カメラというより、
写真といったほうが正解でしょうね。

 

今、手元にはデジイチ(デジタル一眼)が2台あります。

 

1)昔は銀塩カメラ

昔はデジタル一眼とかはなかったので、

銀塩カメラでした。

いわゆるフィルムカメラですね。

その「フィルムカメラ」を持って、
よく写真を撮りにいったものです。

 

2)被写体は何でも。

被写体ですか?

被写体は何でもありです。

風景から、そのへんに咲いている草花など・・。

とにかく何でも撮りまくりました。

 

3)フィルム時代が懐かしい。

ただ、

フィルムですので、

その場で確認できないのがつらかった。

 

お店で現像、焼き付けをしてもらっていましたので、

最低でも1週間ぐらいはかかっていました。

 

その間の長いこと。

 

しまいには、

シャッターを押したときの感動が、

薄くなっていきます。

 

ただ、

その待つ時間も悪くはありませんでした。

 

出来上がりを見たときに、

別の感動がわき上がってくるのです。

 

あるいは、


「なあんだ、
ちっともよくないじゃん」

 

となることもあります。

 

冷めた気持ちで被写体を見るからでしょうね。

 

4)デジイチは勝負が早い。

その点、デジイチは勝負が早い。

 

その場で確認ができるからです。

ただし、カメラのモニターは小さいので、


確認するといっても、

写っているかどうかぐらいです。

 

それでも、

家に帰ればPCモニターで確認できますので、

ピントの精度まで見ることができます。

 

おかげで、

デジイチになって
撮影枚数は飛躍的に増えました。

 

その膨大な写真のなかで、
私なりにピックアップさせていただきました。

 

しかも解説付きです。

 

5)小難しいのは大嫌い。

ここでお断りしておきます。

 

私、小難しいのは嫌いです。

 

というか、性(しょう)に合っていません。

 

だから、

このシリーズも「普段着」のままでいきます。

 

 

 

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1.女子生徒の目に涙

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2012年7月19日 袖ヶ浦球場にて

野球には勝敗はつきものです。

 

勝ったチームもあれば負けたチームもある。

 

それは、百も承知だ。

 

それは分かっていても、

やっぱり泣けるのだ。

 

この女子生徒もそうなんだ。

 

自分の学校が負けてしまった。

 

クラスに野球部の男の子がいたのだろう。

 

その男の子の練習ぶりを、
一番身近で見てきたのでしょう。

 

だから、
「負け」が認められなかったのでしょう。

 

その女子生徒の先に選手たちがいました。

 

その選手たちの目にも涙があふれています。

 

まさに、そこは「修羅場」です。

 

野球には勝敗はつきもの。

 

だから、
勝ったチームもあれば、

負けたチームもある。

 

そんな一般論なんか、

なんの役にも立たない。

 

目の前の現実を見ていると、

私には、これしか言葉が出ない。

 

「かわいそう」

 

 

(写真) 2012年7月19日 袖ヶ浦球場にて撮影


2.故・小枝監督(拓大紅陵・野球部)のことで思うこと

f:id:kawa2496:20200131125225j:plain

2007年12月2日 拓大紅陵にて

まず写真をみていただきたい。

 

拓大紅陵・野球部の元監督、小枝さんです。

 

残念なことに、
2019年1月にご逝去されました。

 

私がもっとも尊敬している監督さんです。

 

監督の写真は沢山ありますが、

その中でも、

監督らしさが出ているのが上の1枚です。

 

選手たちと楽しんでいますよね。

 

同時に、

高校生を育てようとする気持ちが表れています。

 

その楽しそうな表情のなかに、

「優しさ」がにじみ出ています。

 

練習試合や、
早朝練習(冒頭の写真もその1枚)では、
グラウンドに降りての撮影を許可してくれました。

 

だからではありません。

 

そんな「おべんちゃら」が通じるような、

そんな監督ではありません。

 

今考えると、

監督と私の間には、

ある共通点で結ばれていたのでは?

と思っています。

 

そうでないと、
私のような「赤の他人」を、

グラウンドまで降ろさせてくれません。

 

ましてや、

監督室に呼んで話なんかしてくれません。

 

では、その共通点とは何なのか?

 

それを少しだけ紹介させていただきます。

 

その共通点とは、

「人間を育てる」ことです。

 

野球ではありません。

 

私は野球のド素人です。

 

監督も私も、

野球は、あくまでも人間育成の

「手段」でしかありませんでした。

 

野球を通じて、

高校生を「育てよう」としたのです。

 

そして私は、
この野球を通じて、

「真の教育者」を見つけました。

 

しかし、その監督は、

その途中で遠くへ旅だっていきました。

 

本当に残念でなりません。

 

もっといろんな話を聞きたかったのに・・

 

(写真) 2007年12月2日 拓大紅陵にて撮影


3.右手が使えない、そんなことを言い訳にしない

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2005年10月29日 千葉学芸にて

少し感動した写真をご紹介したいと思います。

 

野球の取材中に見つけたシーンです。

 

写真をよく見てください。

 

一見、普通の走塁風景のようです。

 

ですが、よく見てください。

 

右手が少しおかしいのにお気づきでしょう。

 

指が変形しています。

 

これでは、バットもボールも握れません。

 

左手だけの野球です。

 

めちゃくちゃ大きなハンディです。

 

しかし、残っている左手だけで野球をやっています。
(あとから監督さんにもききました)

 

走ることだけだったら、

普通にできるのでは?


と、お思いでしょうが、

そんな甘いものではありません。

 

手の小指を骨折しただけでも、

まともに走れません。

 

左右のバランスが崩れるからです。

 

さらには、

人間には防御本能があって、
それが走るのを邪魔するのです。

 

走りにブレーキをかけるのです。

 

そのハンディを乗り越えて、

野球をしているのです。

 

普通の選手のように。

 

私は過去に、
片腕のラグビー選手を本で読んだことがあります。

 

たしか、

イングランドの選手だったと思います。

 

その選手が、

スパイクの紐を結んでいました。

 

片腕ですから、

紐を結ぶだけでも大変です。

 

しかし、

周りの仲間たちは手を貸しません。

 

ごく普通の選手のように扱っています。

 

安っぽい同情なんか不要です。

 

本人もそんなことは望んでいません。

 

ただ普段通りに接していればよいのです。

 

本人もそれを望んでいます。

 

ハンディを失敗の理由にしたくない。

 

言い訳なんかにしたくない。

 

普段通り

 

これでいいのです。

 

これが本当の愛情なのです。

 

(写真) 2005年10月29日 千葉学芸にて撮影


4.キャプテンは泣かない、泣けない、しかし最後には目に光るものが

f:id:kawa2496:20200131125500j:plain

2008年7月19日 習志野秋津球場にて

この試合は3対5で負けてしまいました。

 

夏の千葉大会です。

 

これで高校野球とはお別れです。

 

しかし、
試合終了まではあきらめるわけにはいかない。

 

とくに、キャプテンのオレには、
チームを引っ張る役目がある。

 

すでに、ユニフォームは真っ黒だ。

 

内野のかなめ、

ショートは運動量も半端ではない。

 

疲れていないというと嘘になる。

 

ただ、
試合に出られない選手たちのためにも、
1試合でも多く、

グラウンドで戦っていたい。

 

何とか勝ちたい。

 

しかし、相手も必死だ。

 

そう簡単に勝たせてはくれない。

 

神頼(だの)みなんかしたくない。

 

今は自分を信じるだけだ。

 

チームメートを信じ、

みんなを励ますことだけだ。

 

私はファインダー越しにそのキャプテンを見ながら、
いろいろなことを考えた。

 

キャプテン・雪下(ゆきした)くん。

 

練習のときからよく知っている選手だ。

 

もちろん、

相手チームもよく知っている。

 

だから、両方に勝たせたかった。

 

でも、それはできない。

 

ただ、
救いは両校とも力を出し切ったことだ。

 

負けた雪下(ゆきした)くん。

 

キャプテンは泣かないと思った。

 

しかし、

よくみると目に光るものが。

 

彼の心境を察すると、

こっちまで涙が出てきた。

 

キャプテン、お疲れさん。

 

そして、ありがとう。

 

(写真) 2008年7月19日 習志野秋津球場にて撮影


5.大観衆のなかでの野球、固くなっても感謝の気持ちだけは忘れるな!

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2006年4月39日 市原臨海球場にて

市原臨海球場に来ました。

 

春の県大会です。

 

習志野銚子商の試合です。

 

両校とも甲子園常連校です。

 

こういう試合を「好カード」と呼ぶのでしょう。

 

ご覧のようにスタンドも満員です。

 

座るところがなく立っている人もいます。

 

両校の熱心な応援者たちなのでしょう。

 

OBもいるでしょう。

 

何十年も応援している「古株」もいるでしょう。

 

この大声援のなかで野球ができることを幸せに思おう。

 

プレッシャーとかでなくて、
それを、「意気」に感じよう。

 

応援が多いほうが、もっと燃える。

 

期待に応えようと、もっと力がでる。

 

決して固くなることはない。

 

普段通りの試合をすればいい。

 

少しぐらいの緊張は力になるが、

度を超すとミスにつながる。

 

それよりも、

この大舞台で野球ができることに感謝しよう。

 

その「感謝」が君に力を与えてくれる。

 

「知恵」を与えてくれる。

 

とにかく、「感謝」だ、「無心」だ。

 

(写真) 2006年4月39日 市原臨海球場にて撮影


6.何でも真剣、少年野球に教わることは多い

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2011年5月15日 木更津二小にて

少年野球の試合にお邪魔しました。

 

たかが少年野球と思っていたのですが、
これは驚きました。

 

高校野球と全然変わらないのです。

 

いえ、
場合によっては高校野球よりは迫力を感じました。

 

それこそ、体は小さく、体力もないので、
動きやバットの振り、

送球は「子供」そのものです。

 

しかし、それ以外は高校野球と変わりません。

 

とくにびっくりしたのが「目つき」です。

 

この「目つき」は、

高校生の上をいっています。


私は写真を撮るときに「目」を重視します。

 

目が死んでいる写真は「没」です。

 

ただ別に目が写っている必要はありません。

 

写っているのが背中でもいいのです。

 

ただ、その背中から
「鋭い目」を感じられるものでなければなりません。

 

「目」は「心」を表します。

 

必死な気持ちが「目」に表れます。

 

「生きた目」

 

「必死な目」

 

これは、子供のほうが優っています。

 

そのことを少年野球から学びました。

 

(写真) 2011年5月15日 木更津二小にて撮影

 

7.まとめ

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どうでしたか。

 

 へたな写真と解説では、
面白くなかったでしょう。

 

ごめんなさいね。

 

7-1.普段の生活

私がいつも狙っているのは、

「普段の生活」です。


その「普段の生活」を、

写真というかたちに切り取っています

 

写真ですので、

 

動きもなければ、
音も声もありません。

 

その一瞬の中から、
生活感を出すのです。

 

簡単そうですよね。

 

でも、実際は難しいんですよ・・。

 

7-2.大事なのは写す人の感性

写真はカメラのシャッターを押せば、 

誰でも、なんでも写せます。

 

 露出も、ピントもすべて「自動(オート)」です。


いわゆる「バカチョン」です。

 

だから誰でも写せます。

あとは、
何を、どのように写すかです。

 

そこに、

写す人の「感性」が必要になってきます。

 

7-3.生活密着型

私の場合は、冒頭にもご紹介したように、
普段の生活が被写体になっています。

 

この「普段」「生活」がキーワードです。

 

ようするに、

「かたぐるしい話抜き」の世界です。

 

「泥臭い」

 

これが、私の目指すものです。

 

「ああ、今生きている」

 

と実感できる光景が好きなのです。

 

今回ご紹介した写真からも、

そのような「泥臭さ」感じられたら
嬉しい限りです。

 

最後までお読みいただき、

ありがとうございました。

 

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高校球児の素顔を追う、私の見た高校野球(その38)

f:id:kawa2496:20191203105851j:plain

 

こんにちは、

拙作ブログをご覧いただきありがとうございます。

 

今回は、

「私の見た高校野球(その38)」です。

 

今後もこのシリーズを続けるつもりです。

 

私がやってきた野球取材の総括です。

 

取材期間 :
 2000年~2014年(15年間)

その間に撮りためた写真が、
100万枚を超えました。

 

その写真1枚1枚は、

高校球児たちの歴史と同時に、

私の歴史でもあります。

 

写真ですので、

その瞬間、

高校球児たちと同じ場所にいなければなりません。

 

その時間と空間の中から、

私の感性で切り取ったのが、

この写真集です。

 

だから、

その写真の中には、

私の気持ちが入っています。

 

それは「こだわり」と、

いったほうがよいかもしれません。

 

その「こだわり」を集大成したものが、

今回のシリーズ「私の見た高校野球」です。

 

なお、素材は下記HPからの抜粋となります。

 

 高校野球私設応援団

 

 

 

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1.攻守交代時にもマナーが

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2002年4月16日 袖ヶ浦球場にて

袖ヶ浦球場にやってきました。

 

春の千葉県大会が始まりました。

 

久し振りの公式戦です。

 

夏の大会のシードもかかっています。

 

気候もよくなり、

日増しに暖かくなる陽気は「夏」を感じさせます。

 

さて、

写真を見てもらいましょう。

 

この写真を掲載した理由がかお分かりでしょうか。

 

攻守交代時のシーンです。

 

それまで守っていたチームの選手が、

ボールをピッチャー プレートに返しています。

 

それも、そっと丁寧に。

 

このようなシーンは、

高校野球でしか見られません。

 

私が初めてこのシーンを見たときに、

感心したことを覚えています。

 

相手チームへの「心配り」ととらえました。


「いいピッチングができるように」


との祈りが込められたいるのでしょう。

 

このピッチャープレートへのボールの返し方も、

チームによって差があります。

 

チームによっては、

走りながら上から落とす選手もいます。

 

何となく、

機械的にやっているようで、

今ひとつ「誠意」が伝わって来ませんでした。

 

そのなかでも、

このチーム(志学館)は最高のチームです。


マナーが優れているだけではありません。

 

そこには、


「心」と「誠意」

 

が込められているのです。

 

それは、

見ている人に「さわやかさ」をもたらせます。

 

おそらく、

相手チームもそう感じているでしょう。

 

「野球の神様」

 

そんなものを信じている人はいないでしょう。

 

でも、

「野球の神様」はどこかで見ている気がします。

 

マナーの良いチーム


誠実なチーム

 

こんなチームには、

きっと良いことがあります。

 

仮に「野球の神様」が見ていなくても、

自分が見ています。

 

自分が気持ちの良いことは、

相手も気持ちの良いものです。

 

だから、

気持ちの良いことは、

恥ずかしがらずにやりましょう。

 

それだけでも、

野球をやっている価値があります。

 

(写真) 2002年4月16日 袖ヶ浦球場にて撮影


2.マイペースで行くんだ、投手を励ます

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2002年4月14日 袖ヶ浦球場にて

袖ヶ浦球場です。


春の千葉大会です。

 

久し振りの公式戦に、
みんなわくわくドキドキです。

 

ピッチャーも少し緊張気味です。

 

すかさず、
キャッチャーがピッチャーのところに駆け寄ります。

 

「マイペースだ」

 

「バックを信じていこう」

 

キャッチャーの言葉とこの間合いが、

ピッチャーを生き返らせます。

 

自分を取り戻させます。

 

「自然体」

 

といいいますが、
この自然体が一番むずかしいのです。

 

勝負所では、

つい力が入ってしまうのです。

 

その気持ちの変化は、
キャッチャーが一番よく分かります。

 

だからキャッチャーのことを、


「女房役」

 

というんですね。

 

(写真) 2002年4月14日 袖ヶ浦球場にて撮影


3.三塁のクロスプレー、練習試合だからこそ撮れた

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2005年4月2日 木更津高校にて

木更津高校にやって来ました。


ここでオープン戦(練習試合)をやっていました。

 

オープン戦は公式戦と違って、
至近距離からの撮影が可能です。
(学校のグラウンドですので)

 

しかも、
地上すれすれのアングルです。

 

まさに、

選手たちと同じ目線です。

 

このアングルで撮影したのが上の写真です。

 

三塁でのクロスプレーです。

 

低いアングルですので、
選手たちの表情までとらえることができました。

 

絞りを開放にし、
シャッター速度を最大限に速くしました。

 

よって、

被写体がブレずに、

見事に、クロスプレーの瞬間をとらえました。

 

選手もボールもぶれずに、

止まっているのがお分かりでしょう。

 

1/1,000秒の世界です。

 

あとは、

シャッターを押すタイミングだけです。

 

これだけは理屈ではありません。


「かん【勘】」の勝負です。

 

この「かん【勘】」は、

経験でしか磨けません。

 

と、

自慢するほどの出来映えではありませんが・・。

 

(写真) 2005年4月2日 木更津高校にて撮影


4.命がけのボール探し

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2004年4月18日 君津青葉高校にて

君津青葉高校にやって来ました。


この君津青葉高校の特徴は、
列車が近くを走っていることです。

 

JR久留里(くるり)線です。

 

ファウルボールが飛び出すと さあ大変です。

 

ご覧のように、
線路をまたいでボールを探します。

 

電車がいつ来るか分かりません。


「命がけのボール探し」です。

 

でも、安心してください。

 

近くに踏切があります。

 

そこで、

警報器が鳴ります。

 

その警報器の音で、
電車が来たことが分るのです。

 

だから、
電車にはねられることはありません。

 

だいいち、
電車は1時間に1本程度しか来ません。

のんびりしたものです。

 

それより、
田園風景のなかをローカル線が走っており、
その近くで野球をする。


この「のどかな」風景のほうが、

うらやましく感じました。

 

(写真) 2004年4月18日 君津青葉高校にて撮影


5.桜をバックに練習試合を観戦

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2006年4月1日 志学館にて

志学館(木更津)にやってきました。

 

この志学館の周辺は自然が一杯です。

 

野球をするのに恵まれた環境です。

 

まず、車の往来がありません。

 

車が通れる道なんかないのです。

 

ただ騒音といえば、
飛行機の音が気になります。

 

ちょうどここは、
羽田空港への航空路になっているからです。

 

その飛行機の音を除けば恵まれています。

 

自然の移り変わりで、
季節を感じることができます。

 

春は菜の花、タンポポ、桜・・
秋は、ススキにイチョウ、紅葉(もみじ)・・。

 

今は春のオープン戦の真っ只中。

 

ご覧のように「山桜」が満開です。

 

濃い新緑のなかに、
淡いピンクが見事なコントラストを描いています。

 

とくに、
朝早いときは空気が澄んでいて、
その「あざやかさ」は息をのむほどです。

 

正直いって、
グラウンドを見ているより、
周辺を見ていたいぐらいです。

 

日が高くなると影がなくなりますので、
立体感がなくなります。

 

見るなら、朝のうちです。

 

朝9時前後、
わずか30分だけのショーです。

 

是非、こちらのショーもお見逃しなく。

 

(写真) 2006年4月1日 志学館にて撮影


6.ホームでのクロスプレー

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2005年4月23日 袖ヶ浦球場にて

春の千葉県大会の様子です。


拓大紅陵 vs 船橋東戦です。

 

写真は、
拓大紅陵がホームでタッチアウトになったシーンです。

 

船橋東のキャッチャーがうまくタッチしました。

 

走者とキャッチャー、それに球審の様子を
うまく取り込むことができました。

 

こういうシーンはなかなか撮れません。

 

しかも、ローアングルですので、
ピント合わせが難しいのです。

 

へたをするとピントが後ろに抜けます。

 

なので、興奮する場面ではありますが、
カメラワークは冷静でなければなりません。

 

このへんは写真だけでなく、
野球にもいえますよね。

 

状況を冷静にみて果敢に攻める。

 

野球もカメラも同じです。

 

(写真) 2005年4月23日 袖ヶ浦球場にて撮影

 

 

7.まとめ

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どうでしたか。

 

今回も厳粛な思いを込めて、

私の見た高校野球(その38)

をお届けしました。

 

どの写真も思い出深いものです。

 

写真ですので、
その瞬間に私(カメラマン)が、
そこにいたことになります。

 

つまり、
球児達と、時間と場所を共有したのです。

 

しかも、
その瞬間は永遠に止まったきりです。

 

色あせることもありません。

 

その瞬間が永遠に存在するのです。

 

そう考えると、
そこに居合わせたことに感謝しなければ。

 

そう思いつつ、本稿を閉じます。

 

最後までお読みいただき、

ありがとうございました。

 

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【更新】2021年12月1日、2023年1月25日
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球児に響く言葉力


白球の世紀 高校野球100回秘史

 

高校球児の素顔を追う、私の見た高校野球(その37)

f:id:kawa2496:20191024105156j:plain

 

こんにちは、

拙作ブログをご覧いただきありがとうございます。

 

今回は、

「私の見た高校野球(その37)」です。

 

今後もこのシリーズを続けるつもりです。

 

私がやってきた野球取材の総括です。

 

取材期間 :
 2000年~2014年(15年間)

 

その間に撮りためた写真が、
100万枚を超えました。

 

その写真1枚1枚は、

高校球児たちの歴史と同時に、

私の歴史でもあります。

 

写真ですので、

その瞬間、

高校球児たちと同じ場所にいなければなりません。

 

その時間と空間の中から、

私の感性で切り取ったのが、

この写真集です。

 

だから、

その写真の中には、

私の気持ちが入っています。

 

それは「こだわり」と、

いったほうがよいかもしれません。

 

その「こだわり」を集大成したものが、

今回のシリーズ「私の見た高校野球」です。

 

なお、素材は下記HPからの抜粋となります。

 

 高校野球私設応援団

 

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1.おっ、丸坊主にしたのか?

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2005年1月30日 拓大紅陵にて

春ですね。


球春到来です。

 

選手たちは、

ますますやる気が出てきたようです。

 

頭を見てください。

 

みんな髪を短かくしました。


丸坊主」です。

 

それは、

選手たちが率先して決めたようです。

 

いいですね。


野球は丸坊主に限ります。

 

そのほうが汗をかきにくいし、

頭も洗いやすい。

 

だいいち、

頭がすっきりします。


気合いも入ります。

 

夏までその格好でいてくれよ。

 

さあ、練習だ。

 

野球に集中だ。

 

心機一転だ。

 

(写真) 2005年1月30日 拓大紅陵にて撮影


2.桜に囲まれたオープン戦

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2004年3月30日 君津高校にて

春たけなわです。

 

オープン戦たけなわです。

 

しかも、桜が満開です。

 

この桜に囲まれて、

オープン戦が行われていました。

 

いわゆる他校との練習試合です。

 

そのオープン戦がやっと解禁になりました。

 

久し振りの対外試合です。

 

それまでは、

基礎体力と基本技術を身につけることだけでした。

 

面白くないというと叱られそうですが、

今ひとつモチベーションがあがりませんでした。

 

そのたまったストレスを発散するときが来たのです。


張り切らないわけにはいきません。

 

体が自然と動くのです。


何かとんでもないことができそうな気がするのです。

 

この美しい環境のなかで好きな野球ができる。


今その幸せを噛みしめています。

 

そこで、ごめんなさいです。


写真は後ろ(桜)にピントがいきました。


桜があまりにも見事だったので・・。
(言い訳です)

 

(写真) 2004年3月30日 君津高校にて撮影


3.ヘッドスライディングの練習

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2005年3月20日 長野工業高校にて

長野工業高校にお邪魔しました。

 

雪は完全に解けたようです。

 

でも、まだ寒いですね。

 

冬場は雪に邪魔をされ、

まともな練習が出来ませんでした。

 

その冬場の借りを返す時が来ました。

 

思いっきり走って、

そして投げよう。

 

グラウンド一杯使って走り込もう。

 

まずは、
ベースランニングとスライディングです。

 

とくにヘッドスライディングは大事です。

 

簡単そうに見えて、

いざやってみると思うようにできません。

 

どうしても体が怖がってしまうからです。

 

飛び込むタイミングも難しい。

 

最初は地面の柔らかいところか、

砂場でしよう。

 

体の痛くない所でやってみて、

すべる姿勢やタイミングを体に覚え込ませよう。

 

なんでもそうです。

 

頭で覚えるのではなく、

体で覚えるのです。

 

そうでないと、

いざというときに体が動きません。

 

とにかく、反復練習です。

 

体を使ってやってみて、

そのあとに頭で考える。


この繰り返しです。

 

その繰り返しの練習で、

体に覚え込ませるのです。

 

(写真) 2005年3月20日 長野工業高校にて撮影


4.きらきらの新入部員

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2004年4月4日 拓大紅陵にて

入学式の季節です。

 

学校の運動部や文化部にも、

新入部員が入ってきました。

 

生徒によっては、

まだ入部先を決めていない人もいるでしょう。

 

進学先(学校)を決めるときにも迷ったが、

今度は入部先で迷います。

 

何でも経験です。


いろんな部を経験して見よう。

 

ここ拓大紅陵のグラウンドでは、

早速新入生が野球部の練習を見学していました。

 

かれらは、既に入部を決めたようです。

 

というか、野球部に入るのが楽しみで、

拓大紅陵に来たのでしょう。

 

「あこがれ」と「夢」をいだいて。。

 

 

甲子園を夢見て、

ここで汗と涙の猛練習が繰り広げられます。

 

ちょっぴり不安もありますが、

わくわくのほうがはるかに大きい。

 

早くグラウンドに立ちたいね。

 

(写真) 2004年4月4日 拓大紅陵にて撮影


5.地下足袋でランニング

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2006年2月18日 津田沼高校(千葉)にて

 

津田沼高校(千葉)にお邪魔しました。

 

この学校の練習は少し変わっています。

 

ランニングに地下足袋(じかたび)を使うのです。


キャッチボールも地下足袋のようです。

 

そういえば、

私がお邪魔した「大分西高」でも地下足袋でした。

 

地下足袋は運動靴やスパイクと違って、

底が「薄い」ので、

地面の感触がつかみやすい特徴を持っています。

 

また、指が曲げやすいので、

地面を「ひっかけ」やすいのです。

 

つまり、

「裸足(はだし)」の感覚なのですね。

 

そういえば、アベベ選手を思い出しました。

 

有名なマラソン選手ですね。

 

「裸足のランナー」で異名をとりましたよね。

 

ところで、この「地下足袋」、

今でも売っているのですかね。
(だから選手たちが履いている?)

 

昔は農家の人が畑仕事に使っていました。

 

農家と野球。

 

なかなか風流な組合せです。

 

(写真) 2006年2月18日 津田沼高校(千葉)にて撮影


6.熱心な保護者、でもちょっと気になります

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2004年3月7日 拓大紅陵にて

拓大紅陵です。


今日は練習試合ではありません。

 

ただの「練習」です。

 

なのに、
保護者のかたが、

朝早くから熱心に応援に来てくれていました。

 

しかも、たった一人です。

 

ほかに誰もいません。

 

こんな光景を見ると、
いつも気になって仕方がありません。

 

何か特別な理由があったのでしょうか。

 

しかも、
しっかりと拓大紅陵の帽子をかぶっています。


いわゆる「応援のいでたち」です。

 

普段忙しくて来られないから、

時間があいたこの日に来てくれたのかな?

 

それとも、

子どもさんの体調が悪いので、

気になって来たのかな?

 

応援は嬉しいのですが、
反面、余計なことまで考えてしまいます。

 

いずれにしても、
高校野球は、
このような熱心な応援に支えられています。

 

選手たちも、
こういうところにも気配りして欲しいな。

 

(写真) 2004年3月7日 拓大紅陵にて撮影

 

7.まとめ

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どうでしたか。

 

今回も厳粛な思いを込めて、

私の見た高校野球(その37)

をお届けしました。

 

どの写真も思い出深いものです。

 

写真ですので、
その瞬間に私(カメラマン)が、
そこにいたことになります。

 

つまり、
球児達と、時間と場所を共有したのです。

 

しかも、
その瞬間は永遠に止まったきりです。

 

色あせることもありません。

 

その瞬間が永遠に存在するのです。

 

そう考えると、
そこに居合わせたことに感謝しなければ。

 

そう思いつつ、本稿を閉じます。

 

最後までお読みいただき、

ありがとうございました。

 

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球児に響く言葉力


白球の世紀 高校野球100回秘史

 

言うべきときは、どんどん言おう

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こんにちは、

拙作ブログをご覧いただきありがとうございます。


今回は、

社会との付き合い方

について考えたいと思います。

 

というと、

大袈裟に聞こえますね。

 

ようするに、

「いい子ぶらないで」
「言うべきときは、どんどん言おう」

 

ということです。

 

1)処世術とは反しますが。

たしかに、

言うべきことを、ずけずけと言うと、

波風が立ちます。

 

場合によっては、

自分の出世に影響するかもしれません。

 

それで、

「だんまり」ができれば良いのですが、

言いたいことを言わずに、

我慢するのはよくありません。

 

ストレスがたまります。

 

第一、会社や同僚のためによくありません。

 

場合によっては「社会」にも悪影響を及ぼします。

 

つまり、

「人類」のために、

自分の出世を犠牲にすることもあるのです。

(と、ここまで大袈裟にいうつもりはありませんが)

 

2)でも言わないと社会はよくなりません。

そうなんです。


言うべきことは「社会」にも影響することがあります。

 

政治の腐敗、隠蔽、堕落です。

 

これらに対して黙ってみていてはいけません。

 

選挙で「棄権」するなど、もってのほかです。

 

無関心は政治家の「思うつぼ」です。

 

3)我慢するのは体に良くない。

言いたいのを我慢するのは、体によくありません。

精神衛生上もよくありません。

ストレスがたまります。

イライラします。

 

4)見ない、言わない、聞かない
は猿だけにましょう。

皆さんは「三猿」をご存じだと思います。

「見ざる言わざる聞かざる」

これはお猿さんだけにしましょう。

皆さんは、下記でいきましょう。

 

「よく見る、よく言う、よく聞く」

 

そうすると、スッキリしますよ。

 

世の中が、もっと良くなります。

 

明るくなります。

 

 

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1.現在の社会

現在の世の中をみると、
なんだか変です。


おとなしくなってきています。


ネットでは、
言いたいことは言っているようですが、


実世界では「だんまり」が多いようです。

 

嫌なこと、面倒なことには、
関わりたくないのでしょうか。

 

1)ネットの世界。
①インターネットの世界は別です。

②相手が誰か、名前も分からないどころか、
顔も見えません。

書きっぱなしの言いっ放しです。

④だから、意見のしようがありません。

⑤さすがの私も何もできません。

⑥というか、何かをする気さえおきません。

⑦完璧に無視ですね。

⑧相手にしません。

 

ネットの世界は活発なのに、
実世界ではおとなしい。

 

これって変だと思いませんか。

 

2.三無主義の話

関連した言葉に「三無主義」があります。

1970年代に流行った言葉です。

 

何をしても言っても、

「しらける」、「しらけた」

 

を連発し、冷めており、政治的な議論には無関心になり、
一種の個人主義に徹する傾向が強くなった時代です。

(今の世界にも似ているような・・)

 

この「シラケ」という言葉が若者の間で流行し、

「無気力、無関心、無責任」

の三無主義を中心とする風潮が見られました。

 

1)さらに、4無、5無と・・

この3無が発展(?)して、下記の言葉も流行りました。

◇「無感動」を加えて、四無へ。

あいさつもろくにできない「無作法」が加わって、五無へ。

  

3.三猿(さんえん)の話

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日光東照宮の三猿像 ウイキペディアより

「見ざる言わざる聞かざる」

 

この意味は、

「余計なことは見ない、言わない、聞かない」

ということです。

 

また、子供に対しては、

「子供の頃には悪事を見ない、言わない、聞かない方が良い」

という教えであり、

大人に対しては、

「自分に不都合なことは見ない、言わない、聞かない方が良い」

という教えにもなっています。

 

ただ、上記の「大人への警鐘」は反対です。

 

これだと、世の中はよくなりません。

 

会社も学校も、友だちも、

よくなりません。

 

4.言うべきとき

本稿のタイトルにもどりましょう。

タイトルのポイントは「言うべきとき」です。
この「言うべきとき」をについて考えてみます。


私の過去を振り返っただけでも、
「言うべきとき」って結構あります。

 

①待っている列に割り込んでくる人。

②レストランで子供が、
はしゃいでいる場面。

③電車のなかで、女の子同士が、
(男の子同士も?)
ぺちゃぺちゃ、としゃべっている。

④会議中につまらない自慢話をしている。

⑤みんなの前で、人の悪口を言っている。

⑥公道にゴミやタバコの吸い殻を捨てている。

 

そんなとき、
私はこんな風に注意や指導していました。
(余計なお節介ですね)
※番号は上の番号に対応しています。

①「並んでますよ」

 

②(走っている子供へ)
「ボク元気がいいね」、
「でも走ると危ないよ」

 

(その子の親御さんに) 
「みんなが迷惑しますよ」

 

③ちょっと、うるさいんじゃないの」、
 「静かにしたら」

④「自慢話はいいから、
本題にいきましょうよ」

 

⑤「そんな話、やめませんか」、
 「ここでするような話では
ないんじゃないですか」

 

⑥「あっ、今ゴミ捨てましたよね」、
「ゴミは持って帰るか、
ゴミ箱に捨てましょうよ」

 

私の性格から、黙っておられないのですね。


おかげで、
下記のようになることがありました。
(いいこともあり、悪いこともあります)

1)やたらに、もめ事を作る。

2)たまに、感謝される。

3)たまに、味方が増えることも。

 

◆ちょっと反省も。
私の反省ですが、
大抵は下記のようなことを感じていました。


1)少しだけの、正義感。

そのまま黙っていると、
どうも後味が悪いんですよね。


私の中の正義感が黙っていないというか、
余計なお節介心が出てくるというか。


やっぱり、
体のなかには「正義感」というものがあるのですかね。


それは、どうも歳をとっても変わらないようです。


2)少しだけの、スッキリ感。

でも、言わないと気が済まないので、
つい言ってしまいます。


おかげで、スッキリします。


言わなかったときの、あの後味の悪さ・・。


言わなかったときには、やっぱり後悔が残ります。


3)少しだけの、後悔。

でも、言ったら言ったで、後悔することもあります。


「なんでそこまで出しゃばるの」
「だまっていればいいのに」


そだねー

 

 

5.そこで、今回のテーマ

そこで今回のテーマです。

 

『言うべきときは、
どんどん言おう』

 

そうなんですよね。


「言うべき」


とまではいきませんが、

気になっても黙って見逃す人って多いようです。

 

その理由を考えてみました。

1)面倒なことに関わりたくない。
  ⇒ 逃避

2)人は人、自分は自分。
  ⇒ 非干渉

3)オレ(私)には関係ないもん。
  ⇒ 事なかれ主義

4)それがどうしたの?たいしたことないじゃん。
  ⇒ 無関心

 

まさに、
「三無主義」、「四無主義」です。

 

6.まとめ

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どうでしたか。

 

私のいわんとすることがお分かりになったでしょうか。

 

そうなんです。


私が言いたいのは、「お節介」です。

 

「口出し」です。

 

自分が気になったことは、

どんどん 「お節介」してください。

 

どんどん 「口出し」してください。


しかし、少し注意して欲しいことがあります。

 

1)相手を「さとす」ように。

「すみません。声が大きいようです。
もう少し小さな声でお願いします」

 

2)相手を否定しないこと。


3)感情的にならないこと。

 

相手が感情的になっていたり、

正常心を失っているときは、

「お節介」や「口出し」は逆効果です


絶対に止めましょうね。


それこそ、火に油を注ぐことになります。

 

※最近のあおり運転が、

そのよい例です。

 

ということで、
そういうところに気をつけて、

 

どんどん、
お節介をしましょう。

 

最後までお読みいただき、

ありがとうございました。

 

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※更新履歴※

【更新】2021年11月29日、2023年1月23日
少しだけ校正させていただきました。