知って得・あなたの生活をもっと豊かに!

こんにちは、拙作ブログのご紹介です。このブログは河原健次がお届けしています。大分市出身、木更津市在住です。すでに半世紀以上も生存しています。その長い歴史から、日常生活や人生に参考になりそうな情報を提供しています。読者のみなさんに役立つことを願っています。

何気ない暮らしの中に人々の営みが、私流の写真撮影(その37)

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こんにちは。

拙作ブログをご覧いただきありがとうございます。

 

今回は、

私流の写真撮影(その37)」です。

 

今後もこのシリーズを続けるつもりです。

 

私はカメラが大好きです。

 

カメラというより、
写真といったほうが正解でしょうね。

 

今、手元にはデジイチ(デジタル一眼)が2台あります。

 

1)昔は銀塩カメラ

昔はデジタル一眼とかはなかったので、

銀塩カメラでした。

いわゆるフィルムカメラですね。

その「フィルムカメラ」を持って、
よく写真を撮りにいったものです。

 

2)被写体は何でも。

被写体ですか?

被写体は何でもありです。

風景から、そのへんに咲いている草花など・・。

とにかく何でも撮りまくりました。

 

3)フィルム時代が懐かしい。

ただフィルムですので、

その場で確認できないのがつらかった。

 

お店で現像、焼き付けをしてもらっていましたので、

最低でも1週間ぐらいはかかっていました。

 

その間の長いこと。

 

しまいに、

シャッターを押したときの感動が、
薄くなっていきます。

 

ただ、

その待つ時間も悪くはありませんでした。

 

出来上がりを見たときに、

別の感動がわき上がってくるのです。

 

あるいは、


「なあんだ、

ちっともよくないじゃん」

 

となることもあります。

 

冷めた気持ちで被写体を見るからでしょうね。

 

4)デジイチは勝負が早い。

その点、デジイチは勝負が早い。

 

その場で確認ができるからです。

 

ただし、カメラのモニターは小さいので、


確認するといっても、

写っているかどうかぐらいです。

 

それでも、

家に帰ればPCモニターで確認できますので、

ピントの精度まで見ることができます。

 

おかげで、

デジイチになって、

撮影枚数は飛躍的に増えました。

 

その膨大な写真のなかで、

私なりにピックアップさせていただきました。

 

しかも解説付きです。

 

5)小難しいのは大嫌い。

ここでお断りしておきます。

 

私、小難しいのは嫌いです。

 

というか、

性(しょう)に合っていません。

 

だから、

このシリーズも「普段着」のままでいきます。

 

 

 

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1.涙がしみ込んだロッカールーム

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2002年7月15日 千葉県野球場にて

 

私は素人の高校野球ファンです。

 

いつもカメラを持って取材をしています。

 

この取材のなかで欠かせないものがあります。

 

それは、敗戦チームの表情です。

 

彼ら、彼女らは、

敗戦チームしか見せない表情を見せます。

 

しかも、ほんの一瞬であります。

 

時間にして数分程度だろうか。

 

その数分が純粋な時間なのだ。

 

その純粋な時間を記録することも、

私の役目と思っている。

 

さて、上の写真である。

 

敗戦直後のロッカールームである。

 

といっても、

この写真はいつでも撮れるものではない。

 

その日の最後の試合でなければならない。

 

なぜなら、

次の試合があるときは、

そのロッカールームを、

次のチームに、

明け渡さなければならないからだ。

 

ロッカールームで泣くわけにはいかない。

 

となると、

球場外で泣くことになる。

 

これでは少し勝手が違う。

 

邪念が入ってしまう。

 

やっぱり、

誰もいない球場内でなければならない。

 

写真の千葉県野球場は、

かなり年数が経っている。

 

ロッカールームの壁はうすよごれている。


シミも残っている。

 

私はこのシミのことをこう思っている。

 

このシミは高校生の涙ではないか。

 

と考えるとまた泣けてくる。

 

そうなのだ。

 

この空間は、

自分たちの心の汚れを洗い流す

「みそぎ」の場なのだ。

 

いつもそう思っている。

 

思いっきり泣いた彼ら、彼女らは、

ロッカールームを出て行くころには、

もう大人の顔になっている。

 

だから、

悲しい場面ではあるが、

成長する姿が見られる貴重な場面でもある。

 

こういう人生の転換期に立ち会えることは、

そう何度もない。

 

しかも、

相手は17~8才の若者たちである。

 

美しい。


まぶしいくらいに純粋だ。

 

(写真) 2002年7月15日 千葉県野球場にて撮影


2.両手のスパイクとグローブがすべてを語る

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2002年7月20日 青葉の森野球場にて

 

夏の高校野球は厳しいものです。

 

負けたら終わりです。

 

3年生は退部するしかありません。

 

明日から楽しい野球とはお別れです。

 

これで苦しい練習とも縁が切れる。

 

ホッとする?

 

とんでもない。

 

さびしいんだ。

 

さびしくてさびしくてたまらないんだ。

 

野球ができないから?

 

違う。

 

仲間と別れ別れになることがつらいのだ。

 

さて写真をみてもらおう。

 

敗者が球場を去っていくところだ。

 

その背中から狙った。

 

顔の表情は?

 

そんなのどうでもいい。

 

両手に持ったスパイクとグローブ。

 

それがすべてだ。

 

スパイクとグローブ。

 

いつもオレと一緒だった。

 

こいつらは、

最後までオレと一緒に闘ってくれた。

 

それも今日でお別れだ。

 

こいつらもオレの大事な友だちなんだ。

 

なにも言わないが、

オレの気持ちを一番よく分かってくれている。

 

ありがとう。

 

明日から何を頼りに生きていこう。

 

(写真) 2002年7月20日 青葉の森野球場にて撮影


3.わずか11人の戦士

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2004年6月26日 拓大紅陵にて

 

また野球のお話です。

 

高校野球です。

 

ご覧の写真は、

拓大紅陵で行われた練習試合のシーンです。

 

試合終了時の挨拶の1コマです。

 

人数を数えてください。

 

11人です。

 

野球は9人ですので、

もちろん野球はできます。

 

ただ、

これに一、三塁のランナーコーチを出せば、

ベンチには誰もいないことになります。

 

それ以前に練習さえも、

満足にできないでしょう。

 

それでも野球大好きな高校生たちです。

 

最後まで野球を続けて欲しいものです。

 

しかし、3年生が退部した後が心配です。

 

新しく新入生が入部しないと、

9人も揃わないかも知れません。

 

野球部存続の危機です。

 

ここでちょっと話題を変えます。

 

写真の練習試合ですが、

この練習試合をやってくれたのは、

甲子園でもお馴染みの「拓大紅陵」です。

 

あの超・有名な拓大紅陵が、

練習試合をやってくれたのです。

 

これも小枝(こえだ)監督(故人)の、

指導方針に基づくものです。

 

相手がどんな学校であろうと、

試合の申し出があると断りません。

 

しかも、
練習試合といえども手を抜きません。

 

上総高校の11人も、

この試合で、

技術的なことのほかに大切なものを学んであろう。

 

これが真の高校野球なのです。

 

いいなあ高校野球

 

(写真) 2004年6月26日 拓大紅陵にて撮影


4.『心』とは?、監督のおっしゃった言葉

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2003年5月10日 拓大紅陵にて

 

拓大紅陵の練習試合です。

 

終了後の監督の話を選手たちが聞き入っていました。

 

その真剣な表情が印象的でしたので、

写真を撮らせていただきました。

 

話をしているのは小枝監督(故人)です。

 

私の尊敬する監督です。

 

そのときにおっしゃった話はこうです。

 

「おまえらの野球には心がない」


早速メモをして持って帰りました。

 

『心』とは何なのだろう?

 

仲間を気遣い、自分を見つめ、
果敢に挑戦することか。

 

結局、

監督は技術的な話はしませんでした。

 

話されたのは、

この『心』のことだけであった。

 

『心』とは何なのだろうか。

 

結局その真意を聞けずじまいになってしまった。

 

ただ、
あのときのぴりっとした空気が、

今でも心に残っている。

 

監督のご冥福をお祈りします。

 

(写真) 2003年5月10日 拓大紅陵にて撮影


5.「立てた計画をなぜ変えるんだ」(小枝監督)

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2003年11月23日 拓大紅陵にて



 

拓大紅陵の小枝(こえだ)監督をご存じでしょうか?

 

今年(2019年)1月ご逝去されました。

 

その故人の思い出を一つご紹介させていただきます。

 

その前に、小枝監督のことを少しだけ。

 

小枝監督は拓大紅陵の野球部の監督です。

 

甲子園にも何度か行ったことがありますので、

ご存じのかたも多いかと思います。

 

その小枝監督は、

野球を人間形成の手段として考えていました。

 

よって、
野球論より人間論を重視していました。

 

さて写真です。

 

写真は朝練のときのものです。

 

監督が選手たちに語っています。

 

監督はこう言いました。

 

「立てた計画をなぜ変えるんだ」

 

計画とは、

練習計画のことでしょう。

 

朝練メニューのことです。

 

それを選手たちが勝手に変えたのです。

 

理由は分かりません。

 

しかし、監督は直感として、
彼らが「楽をしたい」と推察したのでしょう。

 

つまり、
選手たちの「甘え」を見抜いたのです。

 

選手たちの甘えようとする心を見抜き、

発したのがこの言葉です。

 

人並みのことをしていては、

人並みのことしか出来ない。

 

きつい練習だが、

計画だけでなく、

実践してこそ価値があるのです。

 

そのことを監督は言いたかったのでしょう。

 

選手たちは「はっ」と目が覚めた。

 

これを見て私はうなった。

 

監督も大したものなら、

それにすぐ気づく選手たちも立派だ。

 

(写真) 2003年11月23日 拓大紅陵にて撮影

 

6.まと

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どうでしたか。

 

 へたな写真と解説では、

面白くなかったでしょう。

 

ごめんなさいね。

 

6-1.普段の生活

私がいつも狙っているのは、

「普段の生活」です。


その「普段の生活」を、

写真というかたちに切り取っています

 

写真ですので、

 

動きもなければ、音も声もありません。

 

その一瞬の中から、

生活感を出すのです。

 

簡単そうですよね。

 

でも、実際は難しいんですよ・・。

 

6-2.大事なのは写す人の感性

写真はカメラのシャッターを押せば、 

誰でも、なんでも写せます。

 

 露出も、ピントもすべて「自動(オート)」です。


いわゆる「バカチョン」です。

 

だから誰でも写せます。

 

あとは、
何をどのように写すかです。

 

そこに、

写す人の「感性」必要になってきます。

 

6-3.生活密着型

私の場合は、冒頭にもご紹介したように、

普段の生活が被写体になっています。

 

この「普段」「生活」がキーワードです。

 

ようするに、

「かたぐるしい話抜き」の世界です。

 

「泥臭い」

 

これが、私の目指すものです。

 

「ああ、今生きている」

 

と実感できる光景が好きなのです。

 

今回ご紹介した写真からも、

そのような「泥臭さ」感じられたら

嬉しい限りです。

 

最後までお読みいただき、

ありがとうございました。

 

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高校球児の素顔を追う、私の見た高校野球(その44)

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こんにちは。

拙作ブログをご覧いただきありがとうございます。

 

今回は、

「私の見た高校野球(その44)」です。

 

今後もこのシリーズを続けるつもりです。

 

私がやってきた野球取材の総括です。

 

取材期間 :
 2000年~2014年(15年間)

 

その間に撮りためた写真が、
100万枚を超えました。

 

その写真1枚1枚は、
高校球児たちの歴史と同時に、

私の歴史でもあります。

 

写真ですので、

その瞬間、

高校球児たちと同じ場所にいなければなりません。

 

その時間と空間の中から、

私の感性で切り取ったのが、

この写真集です。

 

だから、
その写真の中には、
私の気持ちが入っています。

 

それは、

「こだわり」

といったほうがよいかもしれません。

 

その「こだわり」を集大成したものが、

今回のシリーズ「私の見た高校野球」です。

 

なお、

素材は下記HPからの抜粋となります。

 

 高校野球私設応援団

 

 

 

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1.逆転サヨナラの瞬間、歓喜に沸くベンチ

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2009年7月11日 袖ヶ浦球場にて

高校野球です。


夏の千葉大会です。

 

トーナメント方式ですので、
負けたらその時点で終わりです。

 

敗退です。

 

だから、1試合でも気が抜けません。

 

試合が終わるまで必死です。

 

勝っていても、負けていても、

その「必死」さは変わりはありません。

 

写真は逆転サヨナラの瞬間です。


どん底の最終回に、

「3点差」をひっくり返したのです。

 

まさに「奇跡」です。

 

「奇跡」ですが現実です。


その喜びようは「半端」ではありません。

 

今でも信じられません。

 

それは負けた相手チームでも同じです。

 

勝って泣く。


負けて泣く。

 

悲喜こもごもの夏が、

目の前にあります。

 

(写真) 2009年7月11日 袖ヶ浦球場にて撮影


2.乙女の涙、ささよなら負けに涙が止まらない

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2010年7月17日 袖ヶ浦球場にて

高校野球です。


夏の千葉大会です。

 

試合直後のワンシーンです。

 

ほんの5分前までは、

元気に試合をしていました。


それも追いつ追われつの接戦です。

 

6対6の同点で迎えた最終回。

 

9回裏に追加の1点を入れられて、

さよなら負けを喫しました。

 

悔やんでも悔やみきれない幕切れです。


今でも信じられません。

 

打たれたピッチャーの気持ちを思うと、

無性に涙が出てきます。

 

選手たちも泣き崩れています。


かわいそうです。

 

私には何もすることができません。


ただ泣くだけです。

 

かわいそう。

 

もう少しだけ野球をさせてやりたかった。

 

もう少しだけ選手たちのそばにいたかった。

 

(写真) 2010年7月17日 袖ヶ浦球場にて撮影


3.流れるのは汗か涙か

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2010年7月21日 袖ヶ浦球場にて

夏の高校野球は過酷です。

 

暑さと緊張のなかでの闘いだからです。

 

負ければ終わりの崖っぷちのなかで、

相手は対戦相手だけではありません。

 

猛暑という、とてつもない強敵も、

相手にしなければなりません。

 

この日は、

市立船橋の2点リードで始まりました。

 

しかし、

途中でひっくり返されてしまいました。

 

2点のあとの追加点がなかったのです。

 

完璧に相手投手に封じ込められました。

 

「悔いは残りません」

 

そんなの嘘です。

 

今は悔いばかりです。

 

確かに暑かった。

 

しかし、

暑いのはみんな同じ。

 

暑さのせいにはできない。

 

自分たちの力が足りなかった。

 

それを考えると、

「悔い」しか残らない。

 

あんなに練習しても、

足りないものがあった。

 

37℃という猛暑の夏。

 

その夏が汗と涙を残して行った。

 

それも、とてつもない大きな涙だ。

 

(写真) 2010年7月21日 袖ヶ浦球場にて撮影


4.あと1点が遠かった

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2008年7月26日 千葉マリンスタジアムにて

夏の千葉大会の決勝です。


応援スタンドは満員。


勝てば甲子園。

 

緊張と興奮が最高となり、

心臓の鼓動が大きく響いてきます。

 

0対2で迎えた8回表。

 

沼南のチャンスがやってきました。


スクイズで1点を返し、なおも1死満塁。

 

一打逆転です。

 

しかし、次の打者がショートゴロになる。


ボールは、

6-4-3とわたりゲッツーに。

 

あっというまに、
逆転のチャンスが消えてしまった。

 

ショートゴロにたおれた走者は、

1塁ベースにうずくまったままだ。

 

コーチャーが起こそうとしてもうずくまったままだ。

 

ピッチャープレートにはまっ白なボールが、

次のイニングの開始を待っている。

 

そのボールが冷たく映る。

 

ここは、
守り抜いた相手チームを褒めるべきか。

 

ちなみに、
この回の攻防が決定的となり、

そのまま試合は終わった。

 

逆転できなかった沼南は、

甲子園の切符を手にすることができなかった。

 

勝負は紙一重

 

実力も紙一重

 

その紙一重のために、

彼らは闘い続ける。

 

(写真) 2008年7月26日 千葉マリンスタジアムにて撮影


5.陽が落ちても練習は続く

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2009年5月25日 大分西高校にて

あと2ヶ月もすれば、
夏の甲子園大会が始まります。

 

今は大事なときです。

 

やり残したことはないか。

 

やれることはすべてやったか。

 

自問自答しながら、

あせる日々が続きます。

 

ここ大分西高校でも、

選手たちが必死でした。

 

合同練習が終わっても誰も帰りません。

 

自分の弱点や、

補強すべきところを見つけては、

自主練習に余念がありません。

 

このタイヤのひと押しが足腰の鍛錬になる。

 

足腰を鍛えると守備範囲が広がる。

 

投球も打球も鋭くなる。

 

その「わずか1ミリ」のために、

タイヤを押し続ける。

 

最後の夏で笑いたいから。


満足感で涙を流したいから。

 

時間はみんなに平等だ。

 

その平等な時間を、

自分なりに有効に使いたい。

 

悔いのないものにしたい。

 

悔いは残したくない。

 

絶対に!

 

(写真) 2009年5月25日 大分西高校にて撮影


6.一振りとも無駄にしない

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2009年5月25日 大分西高校にて

この日は暑かった。


まだ5月ではあるが、

夏の陽射しだ。


放課後の練習です。

 

放課後なので陽は西に傾いていますが、

真昼の余熱が残っています。

 

その暑いなかで野球部の連中は、

夏を目指して練習に余念がない。

 

バットの素振り一つをとっても、

真剣そのもの。

 

目つきが違います。

 

その鋭い目つきに吸い込まれそうです。

 

夕陽に照らされた瞳はぎんぎらに輝いています。

 

まさに、獲物をみる野獣の目です。

 

必死なのは、

写真の選手だけではありません。

 

チームメートみんなが必死です。

 

他校の選手も今頃は同じ思いで、

練習に励んでいるだろう。

 

大会まで与えられた時間をどう過ごすか。

 

なまけても同じ時間。

 

頑張っても同じ時間。

 

結果は2ヶ月後に出る。

 

そのときに泣くか、笑うか。

 

そのためには「今」が大事。

 

その「大事さ」が分かる人のところに、

勝利の女神が微笑む。

 

(写真) 2009年5月25日 大分西高校にて撮影

 

 

7.まとめ

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どうでしたか。

 

今回も厳粛な思いを込めて、

私の見た高校野球(その44)

をお届けしました。

 

どの写真も思い出深いものです。

 

写真ですので、
その瞬間に私(カメラマン)が、

そこにいたことになります。

 

つまり、
球児達と、時間と場所を共有したのです。

 

しかも、
その瞬間は永遠に止まったきりです。

 

色あせることもありません。

 

その瞬間が永遠に存在するのです。

 

そう考えると、
そこに居合わせたことに感謝しなければ。

 

そう思いつつ、本稿を閉じます。

 

最後までお読みいただき、

ありがとうございました。

 

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高校球児の素顔を追う、私の見た高校野球(その43)

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こんにちは。

拙作ブログをご覧いただきありがとうございます。

 

今回は、

「私の見た高校野球(その43)」です。

 

今後もこのシリーズを続けるつもりです。

 

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取材期間 :
 2000年~2014年(15年間)

 

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高校球児たちの歴史と同時に、

私の歴史でもあります。

 

写真ですので、

その瞬間、

高校球児たちと同じ場所にいなければなりません。

 

その時間と空間の中から、

私の感性で切り取ったのが、

この写真集です。

 

だから、
その写真の中には、

私の気持ちが入っています。

 

それは「こだわり」と、

いったほうがよいかもしれません。

 

その「こだわり」を集大成したものが、

今回のシリーズ「私の見た高校野球」です。

 

なお、

素材は下記HPからの抜粋となります。

 

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1.勝負を決めたホームのクロスプレー

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2006年4月30日 市原臨海球場にて

春の千葉県大会です。


銚子商が8回コールドで勝った試合です。

 

その試合を決めたシーンが冒頭の写真です。


二塁走者が一気にホームを突きました。


バックホームのボールは、

キャッチャーの右にそれました。


ゆうゆうのホームセーフです。


これでコールドが成立しました。

 

勝っているチームは、

これでもか、これでもか、

と攻めてきます。


負けているチームは、

何とか流れを変えようと必死です。

 

点差が何点であろうと関係ありません。

 

勝っているチームは、

とことん攻めます。


負けているチームは、

点差に関係なしに1点を死守します。

 

そこには、手抜きなどはありません。


常に真剣勝負なのです。

 

見てください。


ホームインした選手を。

 

あの「雄叫び」が聞こえますか。


ほとばしる闘志が見えますか。

 

(写真) 2006年4月30日 市原臨海球場にて撮影


2.無謀なホーム突入だけど

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2003年6月7日 富津ふれあい球場にて

これは誰が見ても無謀です。

 

明らかにアウトと分かっていながら、

ホームに突っ込むのです。

 

判定は当然「アウト」。

 

これを見た、

たいていの人はこういうだろう。

 

「あの選手は野球を知らない」


「夏を前にしてケガでもしたらどうするのか」


「無謀すぎる」

 

たしかに、

野球のセオリー(理論)からすると無謀であった。

 

ここは次のチャンスを待って、

三塁にとどまっておくべきだった。

 

しかし、

私には理屈以上にこの選手の心意気に惹かれました。

 

いえ、

新鮮な野球を感じました。

 

セオリーを無視したからではありません。

 

「挑戦する」こころを見たからです。

 

結果を気にしない、

男の心意気です。

 

いまどき珍しい「荒削り」な心意気です。

 

サラブレッドではなく、

丸太ん棒を運ぶ農耕馬です。

 

いいじゃないですか。


やりたいようにやらせれば。

 

監督も、

そんなふうにおっしゃっていました。

 

ちなみに、

この君津青葉高校は自然に囲まれた山奥にあります。

 

(写真) 2003年6月7日 富津ふれあい球場にて撮影


3.きゃーっ、同点だーっ

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2004年7月10日 袖ヶ浦球場にて

高校野球、夏の千葉大会です。


一番盛り上がる大会です。


負けたら終わりの必死の闘いです。

 

それはグラウンドだけではありません。


スタンドも立派な闘いです。


盛り上がります。

 

この日のために応援練習をしてきました。


揃いのTシャツも作りました。

 

その応援がききました。


同点に追いついたのです。

 

喜びが頂点に達しました。


応援の練習が花を咲かせたのです。

 

きゃーっ!

 

ここで叫ばずどこで叫ぼう。

 

もう興奮のるつぼです。


やっぱり高校野球は純粋でいい。

 

素直になれます。

 

(写真) 2004年7月10日 袖ヶ浦球場にて撮影


4.微妙なデッドボール

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2009年6月7日 袖ヶ浦球場にて

微妙なデッドボールです。


打者はボールをよけようとしませんでした。


これでも「デッドボール」になるのですね。


審判の判定も「デッドボール」でした。

 

それにしても、
打者の「捨て身」は見事なものです。

 

あの石のような固いボールです。


それが、
猛スピードに自分に向かってくるのです。

 

普通だったら恐くてよけますよね。


それをよけずに、

ボールが自分の体に直撃です。

 

もちろん痛いでしょう。

 

しかし、
こういうときは、

そんなに痛くはありません。

 

「あたる!」

 

と身構えているからです。


ボールがあたる瞬間、

体が準備します。


気持ちも準備します。

 

だから、
他人が思うほどは痛くありません。


案の定、

元気に走って一塁に行きました。

 

むしろ、
一番「痛かった」のは相手ピッチャーです。


やすやすと走者を出してしまったのですから。

 

この勝負、打者の闘志勝ちです。

 

(写真) 2009年6月7日 袖ヶ浦球場にて撮影


5.勝利の歓喜はピッチャーの雄叫びから始まった

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2009年7月19日 千葉県野球場にて

夏の高校野球、千葉県大会です。


千葉県野球場で目にした一コマです。

 

野球は、

ゲームセットの瞬間が、

一番「ドキドキ」します。

 

映画やドラマと同じです。

 

どのような終わりかたをするのか、

そこに興味がいくのです。

 

ただ、

映画やドラマと決定的に違うところがあります。

 

それは、「台本」がないことです。

 

そういう、

ぶっつけ本番のなかで、

私が注目したのは、

ピッチャーの「終わりかた」です。

 

勝った瞬間のピッチャーを、

カメラでとらえたかったのです。

 

9回裏を無失点に抑えての「完投勝利」です。

 

多分、

自分でも満足のいく投球だったのでしょう。

 

といっても、

途中危ない場面もありました。

 

その分、

勝利の味は格別でしょう。

 

だから、
あの「雄叫び(おたけび)」になったのでしょう。

 

両腕に力の入った「ガッツポーズ」は、

苦しかった熱闘を物語っています。

 

一方で、敗戦チームがいます。

 

内野ゴロに終わった最後のバッター。


残念、無念でしょう。

 

敗戦の瞬間、
チーム全員がグラウンドに崩れ落ちました。


スタンドの大応援団も同じく涙を流しました。

 

そこでお願いです。


勝ったチーム全員へお願いです。

 

勝利のかげには、

負けたチームがいます。


その負けたチームへ、
少しだけ気遣って欲しいのです。

 

負けたチームの気持ちを、
少しだけ察してあげて欲しいのです。

 

「よく頑張った」


「最後まで力一杯戦った」

 

その気持ちがあって、

初めて「勝利者」といえます。

 

両校とも、

いい試合をありがとう。

 

(写真) 2009年7月19日 千葉県野球場にて撮影


6.ヘッドスライディング、危険と隣り合わせ

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2007年7月25日 袖ヶ浦球場にて

夏の千葉大会での一コマです。

 

打者が一塁へヘッドスライディングしました。

 

ただ、ここで少し気になりました。


そのことについて書かせていただきます。

 

とうのは、このタイミングでは、
ヘッドスライディングの必要はなかったのです。

 

普通に一塁ベースを走り抜けても、

十分セーフになるタイミングでした。
(というか、
一般的には通り抜けた方がセーフになりやすい)

 

それでも、頭から行きたかった。

 

その気持ち、よく分かります。


それだけ「燃えて」いたのでしょう。

 

しかし、
ここで「燃える」必要があったのでしょうか。

 

私はそうは思いません。

 

しかも、
そのヘッドスライディングがヘタすぎます。

 

前に「つんのめた」感じになっていますよね。

 

あれは危ない。


あの格好ではケガをします。

 

ケガをするとチームに迷惑をかけます。

 

だいいち、

自分が一番イヤでしょう。


ケガをしてからでは遅いのです。

 

燃えるときは、とことん燃える。


自重するときは、弱虫なほどに自重する。

 

「果敢さ」と「慎重さ」

 

この両方を上手に使い分けなければなりません。

 

そのためには、
つねに「冷静」にプレーしましょう。

 

もちろん、心はいつも「熱く」です。

 

ですが、

冷静な状況判断が必要です。

 

このヘッドスライディング。

 

野球的にはお奨めできません。


しかし、

写真的には「Good」です。


おかげで、いい写真が撮れました。

 

ほとばしる「闘志」が撮れました。

 

(写真) 2007年7月25日 袖ヶ浦球場にて撮影

 

 

7.まとめ

f:id:kawa2496:20191107130324j:plain


どうでしたか。

 

今回も厳粛な思いを込めて、

私の見た高校野球(その43)

をお届けしました。

 

どの写真も思い出深いものです。

 

写真ですので、
その瞬間に私(カメラマン)が、
そこにいたことになります。

 

つまり、
球児達と、時間と場所を共有したのです。

 

しかも、
その瞬間は永遠に止まったきりです。

 

色あせることもありません。

 

その瞬間が永遠に存在するのです。

 

そう考えると、
そこに居合わせたことに感謝しなければ。

 

そう思いつつ、本稿を閉じます。

 

最後までお読みいただき、

ありがとうございました。

 

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球児に響く言葉力


白球の世紀 高校野球100回秘史

 

女子中学生からの投稿

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こんにちは。

拙作ブログをご覧いただきありがとうございます。

 

今回は、

新聞記事のお話です。

 

久し振りに嬉しい記事に出会いました。

 

その記事について書いてみたいと思います。

 

今後も気になるような記事は、

掲載させていただこうと思っています。

 

1)お母さんは大変。

投稿者は女子中学生です。

お父さんがいないようです。

ですので、

お母さんが働きに出ています。

 

お母さんが、

一人二役をしています。

 

家事をしながら、

仕事に出る。

 

仕事から帰ってから、

家事をする。

 

これを毎日続けています。

 

2)そのお母さんの家事を手伝ってみた。

その大変なお母さんをみて、

投稿者はお母さんの家事を手伝いました。

 

お母さんは喜んでくれたそうですが、

わずか1日で疲れてしまったようです。

 

根を上げてしまいました。

 

でも、

本人としては良い経験をしたようです。

 

改めて、

お母さんの大変さが分かったようです。

 

今まで以上に、

お母さんへの感謝の気持ちが強くなったようです。

 

とここまで読むと、

特別なものはありません。

 

どこにでもある、

ごく普通の投稿です。

 

ですが、

私には嬉しくなりました。

 

その「ごく普通」が嬉しかったのです。

 

その「ごく普通」の内容を、

投稿してくれたことが嬉しかったのです。

 

その投稿してくれた気持ちを考えると、

年がいもなく、

泣いてしまいました。

 

14歳という難しい年頃です。

 

家庭も複雑です。

 

シングルマザーとひと言でいいますが、

他人が想像する以上に大変です。

 

それは、

経済的な話だけではありません。

 

子供は日々成長しています。

 

その過程で、

お母さんがお父さん役をしなければなりません。

 

ともすれば、

子供が「ぐれ」がちです。

 

しかし、

この投稿者は「まっすぐ」育っています。

 

私には、

このことが嬉しかったのです。

 

では、

早速その投稿記事をみていきましょう。

 

 

 

 

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1.掲載新聞

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2019年3月15日(金)東京新聞 朝刊より


この記事が掲載されていた新聞は下記です。

 

1)新聞:東京新聞
2)日付:2019年3月15日(金)朝刊
3)ページ:5面
4)紙面:「発言」
5)記事:家事を手伝い母を楽させる

 

2.投稿要旨

投稿要旨を紹介しておきます。

 

投稿者は、

14歳の女子中学生です。

 

14歳ですので中二でしょう。

 

この4月から三年生になるのでしょう。

 

三年生になると、

進学のことや受験勉強で大変な時期を迎えます。

 

そういう中での今回の投稿です。

 

ありがとうございます。

 

1)お母さんのこと。

まずはお母さんのことを書いています。

 

◆お母さんはシングルマザー。

お母さんはシングルマザーのようです。

 

とはっきり書いていることに驚きました。

 

これは私の勝手な想像ですが、

片親しかいないと、

何となく後ろめたさが働くのですが、

投稿者にはそんな気持ちはないのでしょうね。

 

そこが偉いと思いました。

 

そして、安心しました。

 

2)仕事と家事の両立。

お母さんはお父さんの分まで働いています。

 

昼は仕事、家では家事

 

と、まさに一人二役です。

 

多分、体を休める暇もないのでしょう。

 

3)家事のお手伝い。

そのお母さんの大変さを身近に見てきた投稿者は、

家事のお手伝いをしたそうです。

 

掃除、洗濯、お料理・・

 

しかし、

たった1日だけで疲れたようです。

 

4)お母さんに感謝。

 

その大変さが分かって、

お母さんに感謝したようです。

 

◆少し反省も。

こんなに大変な家事をしてくれているお母さんに、

わがままばかりいっていた自分を反省したようです。

 

◆少しでも手伝ってお母さんを楽にさせよう。

 

そして、

これからは家事を少しでも手伝って、

お母さんを楽にさせてあげたい、

と思ったそうです。

 

3.私の感想

非常に素直な記事です。

 

投稿者のやさしさが伝わって来ます。

 

と同時に、

投稿者が「すくすく」と育っていることが、

手に取るように分かりました。

 

1)ともすれば「反抗」しがち。

中学生は難しい年頃です。

 

まさに「思春期」のまっただ中です。

 

子供から大人に成長しようとする、

大事な過渡期です。

 

子供心と大人の心が「錯綜」している時期です。

 

とくに、

片親の家庭で相手が女の子となると、

その難しさは何倍となります。

 

そのなかで、

こんなに素直に育っていることは、

私には「奇跡」です。

 

2)お母さんのおかげ。

よほどお母さんの育て方が良かったのでしょう。

 

このまま、

 

すくすくと育っていって欲しい

 

と、願わずにはおられません。

 

余談ではありますが、そう思いました。

 

そしてお母さんに感謝しました。 


4.素直に育っていることが嬉しい

既に述べましたが、投稿者が非常に素直なかたです。

 

そのことは、

投稿内容を読んですぐに分かりました。

 

1)投稿すること自体が素直。

2)お手伝いすることが素直。

3)お母さんの大変さに心を寄せることが素直。

4)感謝することが素直。

5)これからも手伝っていこうとすることが素直。

 

5.シングルマザーの大変さ

ここで少しだけ脱線します。

 

シングルマザーの大変さについて触れます。

 

実は、私のうちにもシングルマザーがいます。

 

1)経済面で大変。

普通はお父さんが「働き手」です。

 

そのお父さんがいないわけですので、

投稿者の家庭は大変だと思います。

 

経済的に厳しいと思います。

 

2)子育てでも大変。

私が一番気になっているのは「子育て」です。

 

というのは、

子育てのなかで「父性」は大事だと思っているからです。

 

別に私が「男」だからではありません。

 

「子育て」には「母親」と「父親」の両方が必要です。

 

「母親」の愛情、「父親」厳しさ・・

 

この両方によって、

子供が成長していきます。

 

ところが、

投稿者の家庭では「母親のみ」です。

 

ですので、

お母さんが「父親」の役目をしているのだと思います。

 

もちろん、

それは可能です。

 

ですが、

どうしても限界があります。

 

それを本人がどうカバーするかです。

 

でも、

この投稿者なら大丈夫でしょう。

 

なんとか乗り越えてくれるでしょう。

 

3)しかし、暗さがない。

いずれにしても、

投稿者には「暗さ」がありません。

 

全部オープンです。

 

それは、

新聞に投稿したことからでも納得できます。

 

もし「暗さ」や「負い目」があれば、

新聞なんかには投稿しません。

 

しかも「実名」です。

 

6.まとめ

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どうでしたか。

 

素敵な記事だったでしょう。

 

「お母さんの手伝いをした」

 

「そこでお母さんの大変さが分かった」

 

「だから感謝しよう」

 

「これから、もっと手伝おう」

 

と書くと、

どこにでもあるような「いい子」の話です。

 

そうです。

 

それでいいのです。

 

「いい子」の話でいいのです。

 

私があえて、

この記事を取り上げたのには理由があります。

 

1)一服の清涼剤。

そうなんです。


この何でもない記事ですが、

私の気持ちを「さわやか」にしてくれました。

 

これ以上の「清涼剤」はありません。

 

逆にいうと、

このような「さわやか」な話題が、

少なくなったということでしょうか。

 

2)素直さ。

これも平凡すぎますが、

投稿記事が極めて「素直」なんです。

 

失礼ながら小学生の記事のようです。

 

文章能力なんかではありません。

 

日頃の生活のなかで、

自分のとった行動や気持ちが、

素直に表現されています。

 

そこには「技術」とか、

「てらい」とかはありません。

 

「うまく書いてやろう」

 

なんていう気持ちはありません。

 

「お母さんが大変そう」

 

「だから手伝った」

 

「そしたらお母さんの大変さがもっと分かった」

 

この自分の気持ちを、

素直に文章にしただけです。

 

だから、

私の心に「すとん」と入ってきたのです。

 

3)やさしさ。

投稿者さんは本当にやさしい。

 

それだけでも「立派」です。

 

涙ものです。

 

◆やさしさは、どうしたら身につくのか。

 

と、

よく人に聞かれますが、

こればっかりは教科書はありません。

 

しいていうなら、

こうなります。

 

人の「痛み」、「大変さ」を知ること。

 

本稿ではお母さんの大変さです。

 

そのお母さんさんの大変さを毎日、

一番まぢかに見ていた投稿者だからこそ、

やさしくなれたのです。

 

シングルマザーという「大変な暮らし」が、

お子さんを「やさしい」人にしたのです。

 

恵まれた生活では、

こうはいきません。

 

絶対にこうかいきません。

 

人間、苦労をしないと、

相手の気持ちが分かるわけがありませんす。

 

相手の気持ちが分からない人に、

「やさしさ」を求めるのは無理です。

 

そうなんです。

 

「やさしさ」は学校で教わるものでもないし、

お金で買えるものでもありません。

 

投稿者のように、

苦労をした人が手に入れることができる

「宝物」なのです。

 

最後までお読みいただき、

ありがとうございました。

 

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何気ない暮らしの中に人々の営みが、私流の写真撮影(その36)

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こんにちは。

拙作ブログをご覧いただきありがとうございます。

 

今回は、

私流の写真撮影(その36)」です。

 

今後もこのシリーズを続けるつもりです。

 

私はカメラが大好きです。

 

カメラというより、

写真といったほうが正解でしょうね。

 

今、手元にはデジイチ(デジタル一眼)が2台あります。

 

1)昔は銀塩カメラ

昔はデジタル一眼とかはなかったので、

銀塩カメラでした。

 

いわゆるフィルムカメラですね。

 

その「フィルムカメラ」を持って、

よく写真を撮りにいったものです。

 

2)被写体は何でも。

被写体ですか?

被写体は何でもありです。

 

風景から、そのへんに咲いている草花など・・。

 

とにかく何でも撮りまくりました。

 

3)フィルム時代が懐かしい。

ただ、フィルムですので、

その場で確認できないのがつらかった。

 

お店で現像、焼き付けをしてもらっていましたので、

最低でも1週間ぐらいはかかっていました。

 

その間の長いこと。

 

しまいには、

シャッターを押したときの感動が、
薄くなっていきます。

 

ただ、

その待つ時間も悪くはありませんでした。

 

出来上がりを見たときに、

別の感動がわき上がってくるのです。

 

あるいは、


「なあんだ、
ちっともよくないじゃん」

 

となることもあります。

 

冷めた気持ちで被写体を見るからでしょうね。

 

4)デジイチは勝負が早い。

その点、デジイチは勝負が早い。

 

その場で確認ができるからです。

 

ただし、カメラのモニターは小さいので、


確認するといっても、

写っているかどうかぐらいです。

 

それでも、

家に帰ればPCモニターで確認できますので、

ピントの精度まで見ることができます。

 

おかげで、

デジイチになって、

撮影枚数は飛躍的に増えました。

 

その膨大な写真のなかで、

私なりにピックアップさせていただきました。

 

しかも解説付きです。

 

5)小難しいのは大嫌い。

ここでお断りしておきます。

 

私、小難しいのは嫌いです。

 

というか、

性(しょう)に合っていません。

 

だから、

このシリーズも「普段着」のままでいきます。

 

 

 

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1.丸坊主夏の高校野球始まる!

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2010年7月8日 拓大紅陵にて

夏の大会になると、

こんな光景がよく見られます。

 

仲間同士で頭を丸刈りにするのです。

 

大会前の儀式です。

 

「みそぎ」といったほうが、

当たっているかも知れません。

 

頭を丸めることによって、

気合いを入れるのです。

 

気持ちをすっきりさせるのです。

 

でも、丸坊主っていいですよね。

 

さいころは、みんな坊主頭でした。

 

みんな「一休さん」でした。

 

坊主刈りには「一分刈り」、

「二分刈り」などがあります。

 

数字が大きくなるほど、

髪の毛が長くなります。


刈る髪の長さが短くなるのです。

 

中学の上級生のころになると、

「4分刈り」ぐらいにしてもっらたことがあります。

 

短く刈るのがかっこ悪かったのでしょう。

 

少し格好を気にする年頃になっていました。

 

でも高校球児は違います。

 

格好なんて気にしません。

 

本当の「坊主刈り」です。


頭をなでると「チクチク」します。

 

それでいいんだ。

 

野球は格好でやるもんじゃない。

 

それより気持ちが大事なんだ。

 

いざ出陣!

 

完全燃焼だ。

 

(写真) 2010年7月8日 拓大紅陵にて撮影


2.栄冠は君に輝く♪、球児たちの夏はこの曲から始まる

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2002年7月12日 千葉マリンスタジアムにて

夏の高校野球です。

 

甲子園出場をかけた地方大会です。

 

その開会式に行って来ました。

 

球場はすでに満員です。

 

朝から夏の陽射しが照り続けています。

 

千葉大会の開会式は、

ここ「千葉マリンスタジアム」で行われます。

 

この「千葉マリンスタジアム」は人工芝です。

 

だから、

上からの陽射しと、

地面からの照り返しで、

地表温度は50℃近くになります。

 

めちゃくちゃ暑い。

 

お椀の底みたいなところなので、

風も吹いてこない。

 

蒸し風呂だ。

 

そんななかで開会式が始まった。

 

先導するのはブラスバンドだ。

 

県内の有数のブラバンが集まった。

 

しっかりと練習をしたのだろう。

 

音出しだけでなく行進も。

 

しかも演奏時間が半端ではない。

 

1時間はゆうにかかる。

 

君たちも「体力勝負」だ。

 

そう言っている間に曲が流れてきた。

 

ブラバンの入場だ。

 

真っ先に演奏されるのはこの曲だ。

 

お決まりの曲だ。

 

お馴染みの「栄冠は君に輝く」だ。

 

 

♪♪

雲は湧(わ)き 光あふれて

天高く 純白の球 今日ぞ飛ぶ

若人よ いざ

まなじりは 歓呼に答え

いさぎよし 微笑(ほほえ)む希望

ああ 栄冠は 君に輝く

♪♪

 

 

このメロディーをきくと、

胸にぐっと来るものがある。

 

いよいよだ。

 

球児たちの夏が始まる。

 

さあこっちも燃えるぞ。

 

その前に心配事が・・


最後までこっちの体力がもつだろうか。

 

(写真) 2002年7月12日 千葉マリンスタジアムにて撮影


3.気になるあの選手、ずっとケガに悩まされていたが

f:id:kawa2496:20200417154708j:plain

2002年7月13日 袖ヶ浦球場にて

ずっと彼のことが気になっていました。


志学館の大木くんである。

 

大木くんのことは、

この1年間ずっと観測してきた。

 

とにかく張り切りボーイだ。

 

向こう見ずの、

張り切りボーイだ。

 

後先考えずに、

めちゃくちゃ飛ばす野生の馬である。

 

決して器用ではない。


いえ、

はっきりいって不器用だ。

 

しかも体が固い。

 

野球もそんなにうまくない。

 

そのことは、

本人が一番良く知っていた。

 

だから、人一倍練習をした。

 

しかし、

それがたたってケガに悩まされた。

 

しかし、

ここからがすごいのだ。

 

ここからが彼の真骨頂なのだ。

 

彼はケガをしてもくじけなかった。

 

「大木くん、大丈夫か?」

「無理をするなよ」

「はい、ありがとうございます」


彼の口から出るのは、

この2つ言葉だけであった。

 

「はい」、

「ありがとうございます」

 

さわやかな青年だ。

 

彼はオレの胸をいつも熱くさせた。

 

その彼の晴れ姿が上の写真だ。

 

オレもひたすらシャッターを押した。

 

彼は見事にその期待に応えてくれた。

 

彼が打席に立つと、

応援席から割れるような大きな声があがった。

 

それも殆どが男の声だ。

 

男だけの応援って普通そんなにはない。

 

一種独特で、異様な雰囲気だった。

 

そうなんだ。

 

彼は、男の心を惹きつけるんだ。

 

それが彼らしいところなんだ。

 

これでいいんだよな。

 

大木くん。

 

オレ、精一杯褒めているんだよ。


感激しているんだよ。

 

最後まで頑張ったよな。


嬉しいよ。

 

(写真) 2002年7月13日 袖ヶ浦球場にて撮影


4.純粋な涙、存分に泣け!

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2002年7月13日 袖ヶ浦球場にて

「もう泣くな、

ここを出るときは胸を張って出よう!」

 

松戸南の佐貫主将から発せられた言葉です。

 

松戸南は夏の千葉県大会で負けました。

 

その直後のロッカールームです。

 

3年生の野球はこれで終わりです。

 

そう考えると無性に涙が出てきます。

 

あっけない3年間であった。

 

しかし、中身の濃い3年間であった。

 

最後がこうなることぐらいは分かっていた。

 

それでも野球の道を選んだ。

 

悔いなんてない。

 

といいたいところだが、

本当は悔いだらけだ。

 

「泣くな!」

 

という主将の目から大粒の涙が・・

 

負けたチームのロッカールームはいつもこうだ。

 

しかし、私は思っている。

 

これほど純粋な涙はあるだろうか。

 

作り笑いはできても作り泣きはできない。

 

ましてや、

涙は偽りでは流せない。

 

涙はごまかせないのだ。

 

純粋な涙である。

 

世界一美しい涙だ。

 

存分に泣け!

 

(写真) 2002年7月13日 袖ヶ浦球場にて撮影


5.応援団旗の旗手、自分で志願したんだよな

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2002年7月15日 千葉県野球場にて

高校野球の応援でもっとも格好いいのは、

なんといっても応援団旗を任せられた旗手だ。

 

立っている場所は、

いつも応援席の最上段だ。

 

一番目立つところである。

 

グラウンドからも、

味方応援席からも、一目で分かる。

 

頼もしい存在である。

 

ピンチの時には、

あの旗を見て勇気をもらう。

 

しかし、

試合の間(あいだ)中、

持ち続けるのは並大抵の苦労ではない。

 

団旗の重さは半端ではない。

 

風でも吹けば、

その重さは何倍にもなる。

 

今日も風が強かった。

 

しかし、

団旗にとっては好都合である。

 

団旗が見事に花開いてくれた。

 

学校名が分かる。

 

遠くからでも読める。

 

これでなくっちゃ。

 

 

成東高校の旗手は麻生くんだ。

 

若干1年生だ。

 

聞くところによると、

旗手は自分で志願したらしい。

 

大した男だ。

 

自分で志願したからには、

弱音を吐くわけにはいかない。

 

見えないところで猛特訓したのだろう。

 

腕、足、肩、腹・・。

 

すべての筋力とスタミナを鍛えたのだろう。

 

麻生くん、

君のおかげで味方は逆転し、

勝利を収めたよ。

 

よかったね。

 

ありがとう。

 

(写真) 2002年7月15日 千葉県野球場にて撮影


6.キャー打ったー、点が入ったーっ!!

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2002年7月20日 青葉の森野球場にて

野球は何といっても喜んでいるところが一番です。

 

涙も感動的ですが、

喜んでいる姿が一番です。

 

写すほうも「スカッ」とします。

 

どうですか上の写真。

 

理屈抜きで嬉しくなりますよね。

 

バッターが打ったと同時に、

後ろを振り返りました。

 

グラウンドではなく、

応援席を追ったのです。

 

おかげで、

打球や走者、点の入るところは写せませんでした。

 

でも、

そんなのどうでもいいんです。

 

この喜びの表情がとれればいいんです。

 

この喜びの表情だけで、

グラウンドのプレーだけでなく、

野球の展開までが手に取るように分かるのです。

 

これが写真の魔力です。

 

応援の魔力です。

 

(写真) 2002年7月20日 青葉の森野球場にて撮影

 

 

7.まとめ

f:id:kawa2496:20200305161139j:plain

 


どうでしたか。

 

 へたな写真と解説では、

面白くなかったでしょう。

 

ごめんなさいね。

 

7-1.普段の生活

私がいつも狙っているのは、

「普段の生活」です。


その「普段の生活」を、

写真というかたちに切り取っています

 

写真ですので、 

動きもなければ、

音も声もありません。

 

その一瞬の中から、
生活感を出すのです。

 

簡単そうですよね。

 

でも、実際は難しいんですよ・・。

 

7-2.大事なのは写す人の感性

写真はカメラのシャッターを押せば、 

誰でもなんでも写せます。

 

 露出も、ピントもすべて「自動(オート)」です。


いわゆる「バカチョン」です。

 

だから誰でも写せます。

 

あとは、
何を、どのように写すかです。

 

そこに、

写す人の「感性」必要になってきます。

 

7-3.生活密着型

私の場合は、冒頭にもご紹介したように、

普段の生活が被写体になっています。

 

この「普段」「生活」がキーワードです。

 

ようするに、

「かたぐるしい話抜き」の世界です。

 

「泥臭い」

 

これが私の目指すものです。

 

「ああ、今生きている」

 

と実感できる光景が好きなのです。

 

今回ご紹介した写真からも、

そのような、

「泥臭さ」感じられたら嬉しい限りです。

 

最後までお読みいただき、
ありがとうございました。

 

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何気ない暮らしの中に人々の営みが、私流の写真撮影(その35)

f:id:kawa2496:20200207073038j:plain

 

こんにちは。

拙作ブログをご覧いただきありがとうございます。

 

今回は、

私流の写真撮影(その35)」です。

 

今後もこのシリーズを続けるつもりです。

 

私はカメラが大好きです。

 

カメラというより、
写真といったほうが正解でしょうね。

 

今、手元にはデジイチ(デジタル一眼)が2台あります。

 

1)昔は銀塩カメラ

昔はデジタル一眼とかはなかったので、

銀塩カメラでした。

 

いわゆるフィルムカメラですね。

 

その「フィルムカメラ」を持って、

よく写真を撮りにいったものです。

 

2)被写体は何でも。

被写体ですか?

被写体は何でもありです。

 

風景から、そのへんに咲いている草花など・・。

 

とにかく何でも撮りまくりました。

 

3)フィルム時代が懐かしい。

ただ、フィルムですので、

その場で確認できないのがつらかった。

 

お店で現像、焼き付けをしてもらっていましたので、

最低でも1週間ぐらいはかかっていました。

 

その間の長いこと。

 

しまいには、

シャッターを押したときの感動が、

薄くなっていきます。

 

ただ、

その待つ時間も悪くはありませんでした。

 

出来上がりを見たときに、

別の感動がわき上がってくるのです。

 

あるいは、


「なあんだ、
ちっともよくないじゃん」

 

となることもあります。

 

冷めた気持ちで被写体を見るからでしょうね。

 

4)デジイチは勝負が早い。

その点、デジイチは勝負が早い。

 

その場で確認ができるからです。

 

ただし、カメラのモニターは小さいので、

確認するといっても、

写っているかどうかぐらいです。

 

それでも、

家に帰ればPCモニターで確認できますので、

ピントの精度まで見ることができます。

 

おかげで、

デジイチになって、

撮影枚数は飛躍的に増えました。

 

その膨大な写真のなかで、

私なりにピックアップさせていただきました。

 

しかも解説付きです。

 

5)小難しいのは大嫌い。

ここでお断りしておきます。

私、小難しいのは嫌いです。

というか、

性(しょう)に合っていません。

 

だから、

このシリーズも「普段着」のままでいきます。

 

 

 

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1.泥くさいところがたまらない

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2008年9月6日 袖ヶ浦球場にて

すみません。

また高校野球です。

ショートの選手に注目しました。

「何故ショートの選手か」って?

それは、
あの泥んこのユニフォームが目についたからです。

 

あの泥んこのユニフォームに、
選手の「ひたむき」さを感じたからです。

 

そのボールを捕りに行く姿からも、
「ひたむき」さが感じられました。

 

無心にボールを追う。

まさに練習のときと同じです。

 

少しでも早くボールに追いつき、
少しでも早くボールを捕り、
少しでも早く1塁へ投げる。

 

アウトカウントをかせぐのがオレの仕事だ。

 

走者を出さないのがオレに仕事だ。

それを一つずつやる。

 

格好ではない。

 

ただ一つずつ、

基本に忠実にやるだけだ。

 

そんな姿がたまらなくいい。

やっぱり人間は寡黙さだ。

 

基本に忠実だ。

 

(写真) 2008年9月6日 袖ヶ浦球場にて撮影


2.ブラスバンド、選手たちを元気づける魔法の音

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2011年7月25日 千葉マリンスタジアムにて

高校野球といえばブラスバンドですね。

 

チアガールもよいのですが、
ブラスバンドの迫力にはかないません。

 

写真は習志野高校のブラバンです。

 

習志野高校といえば、

全国的にも有名ですよね。

 

コンクールでも、

優勝をするぐらいの力を持っています。

 

そのトップクラスの演奏を、

「生」で聞けるのですからたまりません。

 

では、
ブラバン演奏を聞くときのベストポジションを

教えしましょう。

 

それは反対側のスタンドです。

 

たとえば、

ブラバンが一塁側にいるときには、

三塁側に行きましょう。

 

と、わざわざ行く人も少ないと思いますが。

 

習志野高校の場合は、

楽器数が多いだけでなく、

演奏技術の高いのが特徴です。

 

そうですよね。

全国優勝するぐらいですからね。

 

音の「出だし」と音の「強弱」。

 

このタイミングが全楽器揃っているのです。

 

専門用語では、

「ピッチが揃っている」といいます。

 

しかも、
金管楽器の「きらびやかさ」が、

群を抜いています。

 

とくに低音は地響きがするほどです。

 

腹をえぐられる感じです。

 

私も何度か、

その音を聞いて、

「ドキッ」としたことがあります。

 

撮影中に演奏が始まると、

思わず手が止まってしまいます。

 

神経が、目と指先から「耳」にいきます。

 

つい聞き惚れてしまいます。

 

「いいなあ」

 

「コレ聞くと元気が出るなあ」

 

そうなんです。

 

グラウンドの選手もこの音を聞くと、

「よし、やるど」となるのです。

 

魔法の音なんですね。

 

(写真) 2011年7月25日 千葉マリンスタジアムにて撮影


3.応援中の水かぶり、気持ちは分かるがちょっとね

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2005年7月16日 袖ヶ浦球場にて

ちょっと変わった風景を。

変わった高校野球の応援風景です。

これ、夏の大会でよく見かける光景です。

 

自陣の攻撃がラッキーセブン、

(つまり、7回)を迎えると、

応援団の一人が水をかぶるのです。

 

水といっても、

通のバケツではありません。

 

超特大バケツです。

 

普通のバケツの30杯以上はあるでしょうか。

これをご覧のように一気にかぶるのです。

 

暑気払い?


景気づけ?

 

理由はよく分かりません。

 

これを見て私は、

これは応援ではなく、

「おもしろ半分だな」と思いました。

 

この「おもしろ半分」は、
この1校だけではありません。

 

ほかの学校もやっていました。

 

いやー、たしかに楽しい。

 

応援を盛り上げるのに、

もってこいかも知れません。

 

でも、ちょっと待てよ。

 

この水は水道水ではないのか。

 

みんなが飲み水にする水道水だ。

 

これを、

「おもしろ半分」にやってよいのか。

 

「節水」はどこにいったのか。

 

しかも、相手は高校生だ。

 

教育にもよくない。

 

はしゃぐのもほどほどにして欲しい。

 

それこそ節水どころか、
節度ある応援をしてもらいたいものだ。

 

このブログを見ている高校生諸君。

 

今年の夏からこんなことは止めよう。

 

(写真) 2005年7月16日 袖ヶ浦球場にて撮影


4.記念写真、死闘のあとの素敵な笑顔

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2005年7月16日 青葉の森野球場(千葉市)にて

あの試合は壮絶だった。

 

その試合振りは別のブログに譲るとして、
本稿では試合後の写真に触れよう。

 

※試合内容の紹介記事は下記へ。

壮絶な死闘、

もうこうなったら勝ちも負けもない。

 

写真は両校の記念写真である。

 

わずか10分前までは、

死闘を繰り広げた両校である。

 

千葉商大付属vs志学館である。

 

スコアは、13対12。

 

千葉商大付属のサヨナラ勝利である。

 

この点数を見ただけで、
そのすさまじさが分かるであろう。

 

そして、
12対12の同点で迎えた最終回。

 

9回の裏。

 

千葉商大付属がサヨナラ勝ちしたのである。

 

そのサヨナラヒットを放ったのが、
千葉商大付属の四番バッター。

 

打ったほうも「さすが」ながら、

最後まで投げ抜いた、

志学館のピッチャーもさすがだ。

 

両選手に拍手を送ろう。

 

いえ、闘い抜いた全員にも拍手だ。


もちろん応援団にもだ。

 

そこで、
私は我慢できずに頼んだ。

 

「両校の記念写真を撮らせてください」

 

「いいですよ」

 

となって実現したのが冒頭の写真である。

 

私のお願いを気持ちよく受けてもらいました。

 

その気持ちに感謝感激です。

 

私なんかまったくの部外者です。

 

その部外者の私のお願いを、

快く聞いてくれました。

 

高校野球の関係者でもなければ、

新聞社の者でもないのに・・。

 

でも、心が通じたのでしょうね。

 

嬉しかったです。

ちなみに、
真ん中で肩を抱き合っているのが、
両校のキャプテンです。

 

千葉商大付属・井関主将
志学館・亀山主将

 

こういうポーズを作ってくれるなんて、

嬉しいですよね。

 

あっ、マネージャーさんまで写ってる!

 

みんな、いい顔しているなあ。

 

高校野球は最高だ!

 

高校野球バンザイだ!

 

(写真) 2005年7月16日 青葉の森野球場(千葉市)にて撮影

 


5.こんな写真はいかがでしょうか?

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2010年7月19日 袖ヶ浦球場にて

ちょっと変わった写真をご紹介します。

 

球場での応援風景をシルエットにしました。

 

高校野球です。

 

まともな写真でなくてすみません。

 

通常は被写体を真正面から撮るものですが、

こういう「影絵」みたいなのもたまにはいいでしょう。

 

普通の応援風景だと、

応援の音がうるさいほど聞こえてきそうですが、

シルエットにすると不思議と音がなくなります。

 

シルエット イコール サイレントですね。

 

しかも、涼しさが伝わってきます。

 

高校野球といえば、夏の風物詩ですが、

たまには、

こういう写真もいいですよね。
(と、勝手に思っています)

 

参考までに、
こういう写真が撮りたくていい場所を探し回りました。

 

しかも、太陽の位置も関係しますので、

撮影には大変苦労しました。
(おっと、とんだ苦労話になりました)

 

私の本職は高校野球の取材です。

 

その本職の合間に撮った写真です。

 

(写真) 2010年7月19日 袖ヶ浦球場にて撮影


6.フェンスくんたちの会話

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2011年7月19日 袖ヶ浦球場にて

雨で試合が中止になりました。

 

楽しみにしていた夏の高校野球です。

 

朝から雨模様でしたので、
少しは覚悟はしていたのですが・・。

 

選手たちはがっかりです。

 

がっかりしたのは選手たちだけではありません。

 

応援団や高校野球のファンもがっかりです。

 

もちろん、取材にきた私もです。

 

そこで、上の写真です。

 

いつも、応援スタンドの最前列で、

グラウンドを眺めている「フェンスくんたち」です。

 

そうこうしているうちに、

「フェンスくんたち」の会話が聞こえてきました。

 

「今日は雨で試合がなくなったね」

 

「そうだね」

 

「でも、たまには雨も降ってくれないとね」

 

「そうだね」

 

「毎日あの暑さではたまんないもんね」

 

「でも、夏は暑いに決まっているよ」

 

「しかも高校野球は、かんかん照りが一番だよ」

 

「暑いほうが選手や応援団も燃えるよね」

 

「そうだね、やっぱり暑いほうがいいね」

 

「ほらブラバンの女の子、肩を落として帰って行くよ」

 

「悪いね、遠くから来てくれたのに」

 

「でも明日はあるよ」

 

「きっと明日は、かんかん照りの青空が戻ってくるよ」

 

「だから、また明日来てね」

 

「待ってるよ」

 

そろそろオイラ(カメラマン)も帰るか。

 

がっかりだ。

 

(写真) 2011年7月19日 袖ヶ浦球場にて撮影

 

 

7.まとめ

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どうでしたか。

 

 へたな写真と解説では、

面白くなかったでしょう。

 

ごめんなさいね。

 

7-1.普段の生活

私がいつも狙っているのは、

「普段の生活」です。


その「普段の生活」を、

写真というかたちに切り取っています

 

写真ですので、

 

動きもなければ、
音も声もありません。

 

その一瞬の中から、
生活感を出すのです。

 

簡単そうですよね。

 

でも、実際は難しいんですよ・・。

 

7-2.大事なのは写す人の感性

写真はカメラのシャッターを押せば、 

誰でも、なんでも写せます。

 

 露出も、ピントもすべて「自動(オート)」です。


いわゆる「バカチョン」です。

 

だから誰でも写せます。

 

あとは、
何を、どのように写すかです。

 

そこに、

写す人の「感性」が必要になってきます。

 

7-3.生活密着型

私の場合は、冒頭にもご紹介したように、
普段の生活が被写体になっています。

 

この「普段」「生活」がキーワードです。

 

ようするに、

「かたぐるしい話抜き」の世界です。

 

「泥臭い」

 

これが、私の目指すものです。

 

「ああ、今生きている」

 

と実感できる光景が好きなのです。

 

今回ご紹介した写真からも、

そのような「泥臭さ」感じられたら
嬉しい限りです。

 

最後までお読みいただき、

ありがとうございました。

 

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高校球児の素顔を追う、私の見た高校野球(その42)

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こんにちは。

拙作ブログをご覧いただきありがとうございます。

 

今回は、

「私の見た高校野球(その42)」です。

 

今後もこのシリーズを続けるつもりです。

 

私がやってきた野球取材の総括です。

 

取材期間 :
 2000年~2014年(15年間)

 

その間に撮りためた写真が、
100万枚を超えました。

 

その写真1枚1枚は、

高校球児たちの歴史と同時に、

私の歴史でもあります。

 

写真ですので、

その瞬間、

高校球児たちと同じ場所にいなければなりません。

その時間と空間の中から、

私の感性で切り取ったのが、

この写真集です。

 

だから、

その写真の中には、

私の気持ちが入っています。

 

それは「こだわり」と、

いったほうがよいかもしれません。

 

その「こだわり」を集大成したものが、

今回のシリーズ「私の見た高校野球」です。

 

なお、素材は下記HPからの抜粋となります。

 

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1.マネージャーさんには、いつも頭が下がる

 

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2012年8月6日 拓大紅陵にて

拓大紅陵にお邪魔しました。


利根実業高校を迎えての練習試合です。

 

上の写真は、
その利根実業高校のシートノックの1シーンです。

 

マネージャーさんがボールを沢山かかえていますよね。


ノッカーへボールを供給する役目なんですよね。

 

この光景は、

どこのチームでもよく見かけます。

 

私の写真集にも、

この光景が多いのですが、

それには理由があります。

 

マネージャーさんの姿が、

「けなげ」だからです。

 

手にはボール。

 

しかも、
そのボールを大事にかかえています。

 

そして、
目はノッカーを見つめています。

 

ボールを出すタイミングを、

見計らっているのです。

 

手と目。

 

その必死さが「けなげ」に映るのです。

 

その「けなげ」さを伝えたいと思って、

シャッターを押しています。

 

ところで、

野球部の部員は、
どうしてマネージャーさんを手伝わないのでしょうか。

 

一人でやっている姿を見て、

何も思わないのでしょうか。

 

チームによっては、

新人選手や負傷者が手伝っているところもあります。

 

手伝うのが恥ずかしいかもしれません。

 

それはそれで分かりますが、

でも何だか変ですよね。

 

もし手伝うのが恥ずかしければ、

声だけでもかけてあげてください。

 

「いつもありがとう」

 

それだけでも嬉しいものです。

 

マネージャーさんがシートノックを手伝う。

 

それは、

決して当たり前のことではありません。

 

やっぱり、

「ありがとう」

のひと言が欲しいところです。

 

それに気づいて欲しくて、

同じような写真を何枚も撮っています。

 

(写真) 2012年8月6日 拓大紅陵にて撮影


2.ランニングも隊列を作り足を上げてリズムよく

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2008年12月28日 拓大紅陵にて

野球に限らず、

スポーツにとってランニングは大切です。

 

写真は拓大紅陵野球部のランニング風景です。

 

早朝練習が終わった、

最後のランニングです。


いわゆるクールダウンというやつです。

 

しかし、
クールダウンといっても、
ランニングには変わりはありません。

 

ランニングの基本は「リズム」です。


その「リズム」を保つために、

「隊列」が必要となります。

 

 

その「隊列」で、
「リズム」を維持するのです。

 

ここで大事なのは、
前後、左右の間隔を保つことです。

 

そして、
走りの基本は、

「足を上げる」ことです。

 

足は第二の心臓と呼ばれています。

 

足を上げることによって、

血の巡りが良くなります。

 

血行が良くなると、
血液にたまった老廃物の排出がよくなり、
筋肉への酸素量も増えます。

 

もちろん、
「足を上げる」ほかに「呼吸」も大事です。

 

その「足」、「呼吸」は、
「リズム」が基本になっています。

 

だから、

「リズム」は大事です。

 

何でもそうです。
野球でもサッカーでもリズムが大切です。

 

リズム感のない人は野球も上達しません。


つねに、

「リズム良く」です。

 

(写真) 2008年12月28日 拓大紅陵にて撮影


3.期待を一身に背負って

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2012年7月19日 袖ヶ浦球場にて

一打同点の場面です。


木更津高校の攻撃です。

 

チームの期待を一身に背負って、
打者がバッターボックスに立ちます。

 

スタンドには、

学校のクラスメートや両親、OBなどが、

力一杯の応援をしてくれています。

 

みんなの目が、

打者の一振りに注目しています。

 

ここで打たなければ、

チームの勝利はない。

 

この期待を重圧と思うか、

励みと思うか。

 

それは気持ちのもちようだ。

 

この一瞬のために練習をしてきた。


ここで結果を出せなければ意味がない。

 

「よーし、やってやる」

 

あの汚れたユニフォームが、

そう叫んでいるように感じた。

 

一方、

相手チームだって同じだ。


写真には写っていないが、

相手のピッチャーも必死だ。


この一瞬のために苦しい練習をしてきた。

 

スタンドにも大勢の応援がいる。

 

みんな固唾(かたず)をのんで、
オレの一投に注目している。

 

「よし、やってやる」


投げるのも必死。

 

打つのも必死。

 

みんなドキドキ。

 

一瞬、

すべての声援が消える。

 

そのとき、

打者は思いっきりバットを振った。


打球は内野の頭を越えた。

 

見事な同点打だ。

 

1塁側は、歓喜に沸き、
3塁側は、ため息がもれる。

 

野球の展開によっては、

これが逆になることもある。

 

試合の行方は誰にも分からない。

 

だから、応援するのだ。


だから、味方を信じるのだ。

 

ちなみに、

この試合は、
木更津高校の負けに終わった。

 

同点に追いついたあと、

相手校に勝ち越し点を取られた。

 

この瞬間、

木更津高校の「夏」が終わった。

 

ちょっとせつない「夏」であった。

 

(写真) 2012年7月19日 袖ヶ浦球場にて撮影


4.捨て身の捕球

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2009年5月9日 大分西高校にて

大分西高校のシートノックを取材させていただきました。


ここ大分西には、

「山本監督」がいらっしゃいます。


目の鋭い、

しかし気持ちの穏やかな監督さんです。

 

その監督さんに対して、

選手たちは一目を置いているようです。


それは選手たちに聞いた話ではありません。


彼らのプレーを見ていると分かるのです。

 

彼らのプレーには、

一切の「手抜き」がありません。


いつも「100%」なのです。


いえ「200%」というべきでしょう。

 

写真もその一つです。


打球に飛びつこうとするのです。


いわゆる「ダイビングキャッチ」です。

 

いえ、
私にはそんな生ぬるい表現ではピンとこないのです。


サバンナで獲物を襲うヒョウやライオンです。


獲物(ボール)に飛びつくのです。

 

地面には、

小さな石ころがゴロゴロころがっています。


そこで体をこすると、

痛いというもんじゃありません。

 

それを、何度も、何度も飛びつくのです。


それも、

まったく「躊躇」もせずに・・。

 

これには参りました。

 

「そこまでやるか」

 

こういう姿を見て、

何も感じない人はいないでしょう。

 

私も大きな勇気をもらいました。

 

監督さん、選手たち、ありがとうございました。

 

(写真) 2009年5月9日 大分西高校にて撮影


5.左手だけの高校球児

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2005年10月29日 千葉学芸高校にて

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2005年10月29日 千葉学芸高校にて

たまたまです。

 

ホントに偶然なんです。

 

こんな光景に接したのは。

 

千葉学芸高校のグラウンド。

 

公式戦の取材に行ったときのことです。

 

長生(ちょうせい)高校のピッチャーに、

左手だけの選手がいました。

 

体が不自由でも野球をやっている選手を、

新聞やテレビで見たことはありましたが、

実際に見るのは初めてです。

 

ご覧のように右手がききません。

 

右手ではボールを持つことも、

投げることもできないようです。

 

だから、
左手だけで野球をやっています。

 

グローブは、

その都度「左手」にはめます。

 

「右手」が不自由な理由?

 

そんなのは分かりません。

 

そんなことが分かっても、

仕方がないことなんです。

 

それより、
目の前にプレーしていることが大事なのです。

 

その現実を見ることにしました。

 

本人もそうですが、
周りのチームメートも、
ごく普通に野球をやっていました。

 

ごく普通の野球です。

 

そこには、

同情もなければ、

言い訳めいたこともありません。

 

なるほど。

 

これが本当の接し方なんだ。

 

普通に接する。

 

これがなんと素晴らしいことか。

 

これがなんと難しいことか。

 

(写真) 2005年10月29日 千葉学芸高校にて撮影


6.ここで燃えないわけがない

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2008年7月19日 習志野秋津球場にて

夏の千葉大会です。


ここ習志野秋津球場も暑さ真っ盛りです。

 

攻撃する東海大市原望洋のチャンスです。


バッターがタイムリ三塁打を打ちました。

 

その三塁の近くには、
味方の応援団が陣取っています。

 

その応援団は、

ここぞとばかりに盛り上がります。


拍手喝采です。

 

その応援を受けて、
三塁打を放った選手も盛り上がります。

 

この試合一番のチャンスです。


ここで燃えないなはずがありません。

 

「いけいけ」の場面です。

 

一方、守る方も真剣です。


何とか流れを変えたい。

 

ここは冷静に行こう。


浮き足立つと相手の思うつぼだ。

 

まずは、深呼吸。

 

さあ行こう。

 

真っ向勝負だ。

 

俺たちだって、

大応援団がいるんだ。

 

対決の火花は、

グラウンドだけではない。


スタンドでも繰り広げられています。

 

(写真) 2008年7月19日 習志野秋津球場にて撮影

 

7.まとめ

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どうでしたか。

 

今回も厳粛な思いを込めて、

私の見た高校野球(その42)

をお届けしました。

 

どの写真も思い出深いものです。

 

写真ですので、

その瞬間に私(カメラマン)が、

そこにいたことになります。

 

つまり、

球児達と時間と場所を共有したのです。

 

しかも、

その瞬間は永遠に止まったきりです。

 

色あせることもありません。

 

その瞬間が永遠に存在するのです。

 

そう考えると、

そこに居合わせたことに感謝しなければ。

 

そう思いつつ、

本稿を閉じます。

 

最後までお読みいただき、
ありがとうございました。

 

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