知って得・あなたの生活をもっと豊かに!

こんにちは、拙作ブログのご紹介です。このブログは河原健次がお届けしています。大分市出身、木更津市在住です。すでに半世紀以上も生存しています。その長い歴史から、日常生活や人生に参考になりそうな情報を提供しています。読者のみなさんに役立つことを願っています。

何気ない暮らしの中に人々の営みが、私流の写真撮影(その42)

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こんにちは。

拙作ブログをご覧いただきありがとうございます。

 

今回は、

私流の写真撮影(その42)」です。

 

今後もこのシリーズを続けるつもりです。

 

私はカメラが大好きです。

 

カメラというより、

写真といったほうが正解でしょうね。

 

今、手元にはデジイチ(デジタル一眼)が2台あります。

 

1)昔は銀塩カメラ

昔はデジタル一眼とかはなかったので、

銀塩カメラでした。

いわゆるフィルムカメラですね。

その「フィルムカメラ」を持って、
よく写真を撮りにいったものです。

 

2)被写体は何でも。

被写体ですか?

被写体は何でもありです。

風景から、そのへんに咲いている草花など・・。

とにかく何でも撮りまくりました。

 

3)フィルム時代が懐かしい。

ただ、フィルムですので、

その場で確認できないのがつらかった。

お店で現像、焼き付けをしてもらっていましたので、

最低でも1週間ぐらいはかかっていました。

 

その間の長いこと。

しまいに、

シャッターを押したときの感動が
薄くなっていきます。

 

ただ、

その待つ時間も悪くはありませんでした。

 

出来上がりを見たときに、

別の感動がわき上がってくるのです。

 

あるいは、


「なあんだ、
ちっともよくないじゃん」

 

となることもあります。

冷めた気持ちで被写体を見るからでしょうね。

 

4)デジイチは勝負が早い。

その点、デジイチは勝負が早い。

その場で確認ができるからです。

ただし、カメラのモニターは小さいので、


確認するといっても、

写っているかどうかぐらいです。

 

それでも、

家に帰ればPCモニターで確認できますので、
ピントの精度まで見ることができます。

 

おかげで、

デジイチになって
撮影枚数は飛躍的に増えました。

その膨大な写真のなかで、
私なりにピックアップさせていただきました。

しかも解説付きです。

 

5)小難しいのは大嫌い。

ここでお断りしておきます。

私、小難しいのは嫌いです。

というか、性(しょう)に合っていません。

 

だから、このシリーズも「普段着」のままでいきます。

 

 

 

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1.ピンクのタオル、これで勝利を呼ぶ

 

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2004年7月12日 袖ヶ浦球場にて

 

高校野球の応援ともなると、
各校趣向を凝らします。

 

ご覧の写真は木更津高校の応援です。

 

夏の千葉大会です。

 

生徒たちは揃いのタオルを首に巻いていました。

 

しかも「ピンク」です。

 

派手です。

 

目立ちます。

 

でも、男子生徒で、

ピンクのタオルを巻いているところは、

見かけませんでした。

 

やっぱり恥ずかしいのでしょうか。

このピンクのタオル。

かなり徹底されていました。

 

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2004年7月12日 袖ヶ浦球場にて

 

ご覧のようにブラバンのメンバーも着けていました。

 

「げんかつぎ」もここまでくれば大したものです。

 

その「げんかつぎ」のせいもあってか、

木更津高校が勝利しました。

 

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2004年7月12日 袖ヶ浦球場にて

 

これも、応援のおかげだね。

 

感謝しようね。

 

応援のみなさん、

それとピンクのタオル、

ありがとうございました。

 

(写真) 2004年7月12日 袖ヶ浦球場にて撮影


2.高校野球を激写、撮るほうも死にものぐるい

 

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2004年9月4日 市原臨海球場にて

 

高校野球の劇的なシーンです。

 

サヨナラ試合の瞬間です。

 

このようなシーンは、
できる限り低いアングルから撮影するのがコツです。

 

選手たちの表情が見えるからです。

 

この写真も低いアングルから撮ることができました。

 

しかも光も若干の逆光気味です。

立体感が増します。

サヨナラといっても、
そうたやすく勝たせてくれません。

 

最後はクロスプレーとなりました。

 

走者が早いか送球が早いか。

「足」と「ボール」の一騎打ちです。

 

ここは、
「足」のほうが早かったようです。

 

ユニフォームはご覧のように泥んこです。

 

戦いのものすごさを物語っています。

 

闘志と闘志のぶつかり合い。

 

選手たちが必死なら、
こっちも死にものぐるいです。

 

まさに「激写」です。

 

(写真) 2004年9月4日 市原臨海球場にて撮影


3.心を撮る、包帯のまま夏を迎えるのか

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2003年7月5日 袖ヶ浦球場にて

 

高校野球です。

 

何回も言います。

 

3年生にとって、
夏の大会(選手権)が最後の大会になります。

 

3年生には、
「夏」が高校野球の集大成の場なのです。

 

人生で最後の高校野球なのです。

 

何が何でもベストコンディションで臨みたい。

誰もが思うことです。

 

本人はもちろん、
親御さんもそう思っているでしょう。

 

それなのに、
ベストで夏を迎えられない高校生がいます。

君商の斎藤くんです。(2003年)

 

いえ、ベストで夏を迎えられないのは、
斎藤くんだけではありません。

 

全国に何人もいるでしょう。

私も毎年、何人ものの「斎藤くん」を見てきました。

 

それを見るたびに涙が出てきます。

その悔しさが分かるからです。

 

口には出さないが、

「なぜ自分だけが」

と思っているでしょう。

 

写真は、
夏の大会前の「最後の練習試合」を終えたシーンです。

 

グラウンド整備に徹した斎藤くんの痛々しさが、

伝わって来ます。

 

その痛々しさとは、
手首のケガではありません。

 

心の痛みなのです。

 

ファインダーをのぞきながら、

その痛みをひしひしと感じたことを今でも覚えています。

 

(写真) 2003年7月5日 袖ヶ浦球場にて撮影


4.最後は気持ち良く

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2005年7月10日 袖ヶ浦球場にて

 

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2005年7月10日 袖ヶ浦球場にて


 

夏の千葉大会です。

地元高校同士の対戦ということで、
観客はご覧のように満員です。

 

木更津 vs 君津、袖ヶ浦球場

 

高校球児たちも、
こんな満員の観客のなかで試合が出来ることを、

嬉しく思っていることでしょう。

 

張り切りようが違います。

 

試合も接戦となる好試合となりました。

 

9回表まで。3対3の同点です。

しかし、

 

最終回(9回の裏)に大きな出来事が起きました。

 

後攻の君津がサヨナラ勝ちをおさめたのです。

 

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2005年7月10日 袖ヶ浦球場にて

 

よろこぶ君津ナインに対し、

肩を落とす木更津のエース・瀧くん(主将)。

 

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2005年7月10日 袖ヶ浦球場にて

 

しかし、試合が終わった瞬間、

敵も味方もありません。

 

ラグビーでいう「ノーサイド」です。

 

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2005年7月10日 袖ヶ浦球場にて

 

瀧くん(主将)は君津ナインに駆け寄って、

相手主将(山浦くん)と抱き合って祝福し、

健闘をたたえ合ったのです。

 

素晴らしい光景です。

 

これが高校野球です。

 

高校野球は試合が終わってもドラマが待っています。

 

だから、最後の最後まで気が抜けません。

 

美しい光景です。

 

(写真) 2005年7月10日 袖ヶ浦球場にて撮影


5.暑い日の芝刈り、マネージャーさんが一人で

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2002年9月21日 君津高校にて

 

津高校の練習試合に行って来ました。

試合前にマネージャーさんが芝刈りを行っていました。

熱い陽射しのなかです。

 

首に巻いたタオルがその暑さを物語っています。

 

それにしても慣れた手つきです。

野球部のマネジャーさんって何でもやるんですね。

いえ、何でも出来るんですね。

感心しました。

 

しかも、
自分たちで率先してやっています。

 

今日はあっちの草取り、
明日はこっちのネットの補修。

もう毎日が大忙しです。

何でもよく気がついて、
自分たちで率先してやる。

 

しかも、
それを自慢するどころか黙って黙々とやる。

 

そうなんです。

まさに人間の鏡なのです。

 

だから、
私は学校へ取材にいったときには、
真っ先にマネージャーさんに挨拶します。

「おはよう」

「今日もがんばってるね」

「ご苦労さん」

マネージャーさんは素晴らしい!

 

(写真) 2002年9月21日 君津高校にて撮影


6.変なカメラマン、こんなの撮るの

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2008年8月9日 木更津二小にて

 

 

少年野球チームの練習風景です。

 

シートノックでしょうか。

 

外野の選手が打球を捕り損ねたようです。

 

いわゆる「後逸」っていうやつですね。

 

後ろには守っている人はいません。

 

ボールは転々ところがっていきます。

 

それを追っかける少年がちょっぴりかわいそう。

 

この暑い中ですもんね。

 

大変ですがこれも練習です。

 

練習というより「修行」と言ったほうが

いいかも知れません。

 

自分の失敗は自分で処理する。

 

そのことを覚え込ませたいのでしょう。

 

誰も手伝いません。

本人に責任を取らせるのです。

 

おっと、やっと帰ってきました。

 

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2008年8月9日 木更津二小にて

 

随分と遠くまで行った見たいですね。

 

お疲れさん。

 

こうして、
子供ながらに自己責任というものを学ばせるのです。

 

と、ここまで考えるのはやり過ぎか?

 

しかし、
こんな写真を撮ったカメラマンって、
変わってますよね。

 

ごめんなさい。

 

(写真) 2008年8月9日 木更津二小にて撮影

 

  

7.まと

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どうでしたか。

 

 へたな写真と解説では、
面白くなかったでしょう。

 

ごめんなさいね。

 

7-1.普段の生活

私がいつも狙っているのは、

「普段の生活」です。


その「普段の生活」を、

写真というかたちに切り取っています

 

写真ですので、

 

動きもなければ、
音も声もありません。

 

その一瞬の中から、
生活感を出すのです。

 

簡単そうですよね。

 

でも、実際は難しいんですよ・・。

 

7-2.大事なのは写す人の感性

写真はカメラのシャッターを押せば、 

誰でも、なんでも写せます。

 

 露出も、ピントもすべて「自動(オート)」です。


いわゆる「バカチョン」です。

 

だから誰でも写せます。

あとは、何を、どのように写すかです。

 

そこに、

写す人の「感性」が必要になってきます。

 

7-3.生活密着型

私の場合は、冒頭にもご紹介したように、
普段の生活が被写体になっています。

 

この「普段」「生活」がキーワードです。

 

ようするに、

「かたぐるしい話抜き」の世界です。

 

「泥臭い」

 

これが、私の目指すものです。

 

「ああ、今生きている」

 

と実感できる光景が好きなのです。

 

今回ご紹介した写真からも、

そのような「泥臭さ」感じられたら
嬉しい限りです。

 

最後までお読みいただき、

ありがとうございました。

 

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少しだけ校正させていただきました。

 

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高校球児の素顔を追う、私の見た高校野球(その54)

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こんにちは。

拙作ブログをご覧いただきありがとうございます。

 

今回は、

「私の見た高校野球(その54)」です。

 

今後もこのシリーズを続けるつもりです。

 

私がやってきた野球取材の総括です。

 

取材期間 :
 2000年~2014年(15年間)

 

その間に撮りためた写真が、
100万枚を超えました。

 

その写真1枚1枚は、

高校球児たちの歴史と同時に、

私の歴史でもあります。

 

写真ですので、

その瞬間、

高校球児たちと同じ場所にいなければなりません。

 

その時間と空間の中から、
私の感性で切り取ったのが、

この写真集です。

 

だから、
その写真の中には、
私の気持ちが入っています。

 

それは「こだわり」といったほうがよいかもしれません。

 

その「こだわり」を集大成したものが、

今回のシリーズ「私の見た高校野球」です。

 

なお、素材は下記HPからの抜粋となります。

 

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1.アンビリーバブル、こんな信じられないことがあるんだ!

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2004年4月25日 袖ヶ浦球場にて

 

もう一つ鳥肌の立つ試合を紹介しよう。

 

2004年4月25日、袖ヶ浦球場
検見川 vs 志学

 

8回裏まで志学館が3対1と2点リードしていた。

 

9回の表、検見川最後の攻撃である。

 

しかも、ツーアウト。

 

検見川、絶体絶命である。

 

しかし、ここから奇跡が起きた。


いえ、「起こした」といったほうが正確だろう。

 

検見川は、しぶとく二死1,2塁とした。


まだあきらめていない証拠だ。

 

ここで検見川の監督が動いた。

 

まず、一塁走者に代走を出した。
大塚くんだ。

 

更には、バッターを代打に代えた。
村山くんだ。

 

ここで、村山くんが監督の期待に応えた。


イムリ二塁打である。

 

一塁から代走の大塚くんも帰ってきた。

 

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2004年4月25日 袖ヶ浦球場にて

 

同点だ。


監督の代走がきいた。

 

二塁打を放った村山くんが喜ぶ。

 

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2004年4月25日 袖ヶ浦球場にて

 

ベンチも大騒ぎだ。

 

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2004年4月25日 袖ヶ浦球場にて

 

このあと、3点を追加して試合を決めた。
(冒頭の写真)

 

最終回、二死からの「逆転劇」である。


しかも、この回一気に「5点」を入れた。

 

あと一人でゲーム終了という瀬戸際から、

大量の「5点」である。


信じられない。


まったく信じられない。

 

相手チーム・志学館も信じられなかったであろう。

 

しかし、これが現実なのだ。

 

野球は終わるまで何があるか分からない。

 

それを証明した検見川に拍手を送ろう。

 

うーん、しびれる試合だ。


まったく、しびれる試合だ。

 

こういう試合もあるんだ、

と改めて思った。

 

(写真) 2004年4月25日 袖ヶ浦球場にて撮影

 


2.奇跡のサヨナラ、合い言葉は「あきらめない!」

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2004年7月13日 千葉県野球場にて

 

しびれる試合を再現しよう。


冒頭の写真は、その主役である、

土気(とけ)高校(千葉市)ナインである。

 

なんと、

延長14回まで戦ってやっと終止符を打ったのだ。

 

しかも、

14回の表に勝ち越し点を入れられた後に、

それをひっくり返してのサヨナラ勝利である。

 

試合を少しだけ振り返ろう。

 

2003年4月26日、千葉県野球場
安房 vs 土気

 

試合は1対1のまま延長戦になった。

 

安房は14回の表に1点を追加した。


このまま、

裏を守り切れば勝利を得るところまで来ていた。

 

ところが、現実はそう甘くはなかった。

 

14回の裏。

土気はしぶとく食い下がった。

 

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2004年7月13日 千葉県野球場にて

 

まず、関口くんがホームに頭から滑り込んだ。


同点だ。

 

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2004年7月13日 千葉県野球場にて

土壇場で追いついたのだ。


これには応援団も座ってはいられない。

 

思わず立ってしまったのである。

 

このあと、土気は一気に追加点を入れた。

 

気がついて見れば、

その追加点がサヨナラ勝利となったのだ。

 

流れというのは恐ろしいものだ。

 

14回の表に勝ち越し点を入れて、

勝利を確信していながら負けてしまった安房

 

今でも信じられないだろう。

 

しかし、この試合で学ぶことは多かった。

 

試合は最後まで分からない。

 

勝っていても、負けていても・・。

 

気を緩めるな。


あきらめるな。

 

(写真) 2004年7月13日 千葉県野球場にて撮影

 


3.勝利の喜びよ天まで届け!

 

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2004年7月13日 袖ヶ浦球場にて

 

夏の千葉県大会です。


高校球児にとって一番はじけるときです。

 

写真は、

勝った柏井高校(千葉市)の喜びのシーンです。

 

理屈抜きで喜んでいます。

 

極端な喜びようは相手チームには悪いのですが、

このときばかりは、許してあげましょう。

 

だってまだ子供ですもん。

 

そういえば。

校歌斉唱もユニークでした。

 

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2004年7月13日 袖ヶ浦球場にて

 

何やらキャプテンが指示していますね。

 

「普通の校歌斉唱じゃつまんない」

「打合せどおりこれでいくよ」

 

といって、実現したのが下の写真です。

 

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2004年7月13日 袖ヶ浦球場にて

 

ユニークな校歌斉唱です。

 

こういうのもアリですよね。


高校生らしくていいですね。

 

嬉しさの表れです。

 

勝って良かったね。

 

(写真) 2004年7月13日 袖ヶ浦球場にて撮影

 


4.『がむしゃら』が試合を決める、やっぱり『がむしゃら』は大事だ!

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2004年7月19日 千葉マリンスタジアムにて

 

 

再び記憶に残る試合です。

 

2004年7月19日、千葉マリンスタジアム
拓大紅陵 vs 志学

 

志学館が後攻めで始まったこの試合は、

8回の表を終わって、

拓大紅陵が4対1と一方的にリードしていた。

 

しかし、野球は分からないもので、

ここから形勢が逆転したのだ。

 

3点を追う志学館は、

まず8回裏に2点を返した。

 

1点差だ。

 

そして、そのまま最終回を迎えた。

 

その逆転サヨナラの火ぶたを切ったのが、
代打の鹿島くんである。

 

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2004年7月19日 千葉マリンスタジアムにて

 

会心二塁打を放ったのだ。

 

代打といえば、
普段でも緊張するものである。

 

それが、
1点を追う最終回という土壇場で、
会心二塁打である。

 

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2004年7月19日 千葉マリンスタジアムにて

 

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2004年7月19日 千葉マリンスタジアムにて

 

この試合は、この二塁打で決まりだ。


と、そのときにこの試合の結末を予感した。

 

価値ある二塁打だ。

 

後日、鹿島くんのファンからメッセージをもらった。
(下記抜粋)

 

『中学の時からいつも頑張っていて、
辛い時期もめげずに弱音をはかない
鹿島くんが大好きでたまらなかったです!
ワンプレーでこんなに感動を与えてくれて
本当にありがとう!!』

 

私もメッセージを・・。


元気だけで試合に勝てるとは思っていません。
しかし、勝つには元気が必要だと思っています。

 

ましてや、猛暑の中の一発勝負です。


元気がなくて勝てるはずがありません。


「てらい」を気にしない。


その『がむしゃら』をバカにしてはなりません。

 

おめでとう志学館。


根性の勝利だ。


これぞ、志学館だ。

 

(写真) 2004年7月19日 千葉マリンスタジアムにて撮影

 


5.9回裏、クロスプレーはサヨナラに

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2004年9月4日 市原臨海球場にて

 

 

もう一つ、サヨナラゲームを紹介しよう。

 

サヨナラのシーンはいつ見ても興奮します。

 

カメラマンである私自身が、

その現場にいたわけですので、

興奮するのは当然です。

 

では、その試合を振り返ろう。

 

2004年9月4日、市原臨海球場
拓大紅陵 vs 志学

 

この試合は、

両者譲らず、

点を入れては入れられる「シーソーゲーム」でした。

 

先攻の拓大紅陵は9回の表に、

1点を入れて、再度同点に追いついた。

 

5対5だ。

 

振り出しだ。

 

このまま9回の裏を0点にしのげば、

延長戦にもつれ込む展開であった。

 

しかし、志学館も譲らなかった。

 

一死二塁のチャンスを迎えた。

 

打席は廣瀬くん。

 

その廣瀬くんが、

センター前にはじき返した。

 

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2004年9月4日 市原臨海球場にて

 

二塁走者の浅利くんが、

三塁を蹴って一気にホームへ帰ってくる。

 

送球が早いか、

浅利くんの足が早いか?

 

キャッチャーとの一騎打ちである。

 

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2004年9月4日 市原臨海球場にて

 

間一髪で浅利くんのほうが早かった。

 

これでゲームセットだ。

 

志学館のサヨナラ勝利だ。

 

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2004年9月4日 市原臨海球場にて

 

応援団も歓喜の総立ちだ。

 

劇的なサヨナラ勝利だ。

 

三塁側のベンチ横で見ていた私も鳥肌がたった。

 

手に汗握る、暑い、熱い試合だった。

 

気がつけば、

少し涼しい風がほおを通り抜けていった。

 

そうか、もう秋なのか。

 

あの土煙と秋風。

 

今でもあの光景があざやかによみがえる。

 

すごい試合だった。

 

両校の健闘をたたえよう。

 

(写真) 2004年9月4日 市原臨海球場にて撮影

 

6.まとめ

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どうでしたか。

 

今回も厳粛な思いを込めて、

私の見た高校野球(その54をお届けしました。

 

どの写真も思い出深いものです。

 

写真ですので、
その瞬間に私(カメラマン)が、

そこにいたことになります。

 

つまり、球児達と、時間と場所を共有したのです。

 

しかも、
その瞬間は永遠に止まったきりです。

 

色あせることもありません。

 

その瞬間が永遠に存在するのです。

 

そう考えると、

そこに居合わせたことに感謝しなければ。

 

そう思いつつ本稿を閉じます。

 

最後までお読みいただき、

ありがとうございました。

 

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球児に響く言葉力


白球の世紀 高校野球100回秘史

 

高校球児の素顔を追う、私の見た高校野球(その53)

f:id:kawa2496:20200411104346j:plain

 

こんにちは。

拙作ブログをご覧いただきありがとうございます。

 

今回は、

「私の見た高校野球(その53)」です。

 

今後もこのシリーズを続けるつもりです。

 

私がやってきた野球取材の総括です。

 

取材期間 :
 2000年~2014年(15年間)

 

その間に撮りためた写真が、

100万枚を超えました。

 

その写真1枚1枚は、

高校球児たちの歴史と同時に、

私の歴史でもあります。

 

写真ですので、

その瞬間、

高校球児たちと同じ場所にいなければなりません。

 

その時間と空間の中から、

私の感性で切り取ったのが、

この写真集です。

 

だから、
その写真の中には、

私の気持ちが入っています。

 

それは「こだわり」といったほうが

よいかもしれません。

 

その「こだわり」を集大成したものが、

今回のシリーズ「私の見た高校野球」です。

 

なお、素材は下記HPからの抜粋となります。

 

 高校野球私設応援団

 

 

 

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1.打者が燃え、応援が燃える

f:id:kawa2496:20200704070340j:plain

2005年7月9日 千葉マリンスタジアムにて

 

千葉マリンスタジアムです。

 

夏の千葉大会の初戦です。

 

開会式直後なので、
まだその余韻が残っています。

 

その中で最初の試合が行われました。

 

柏西 対 専大松戸です。

 

しかも、1点差となる好ゲームでした。

 

さて、その写真です。

 

写真は、
専大松戸が一気に3点を入れて、

同点に追いついた場面です。

 

7回の裏、
五十嵐くんが、

センターオーバの3点タイムリ三塁打を放ちました。

 

私が感動したのは、

その一打ではありません。

 

下の2枚の写真を見てもらおう。

 

f:id:kawa2496:20200704070404j:plain

2005年7月9日 千葉マリンスタジアムにて

f:id:kawa2496:20200704070427j:plain

2005年7月9日 千葉マリンスタジアムにて

 

どうでしょうか。

 

同点に沸く専大松戸の応援団。

 

その応援団にお辞儀をする五十嵐くん。

 

「すがすがしい」ではないか。

 

これぞ高校野球だ。

 

気持ちがいいよ。

 

勝った専大松戸、おめでとう。

 

(写真) 2005年7月9日 千葉マリンスタジアムにて撮影


2.同点から逆転へのドラマは執念の三塁打から始まった

 

f:id:kawa2496:20200704070605j:plain

2008年7月24日 千葉マリンスタジアムにて

 

印象に残る試合を紹介しよう。


2008年7月26日、千葉マリンスタジアム


夏の千葉大会、準決勝である。


試合は、沼南 対 敬愛学園

 

試合の流れは敬愛学園が有利であった。

 

8回を終わって、
3対2と敬愛学園がリードしていた。

 

1点を追う沼南は最後の攻撃を迎えた。

 

しかし、ドラマはここから始まった。

 

9回の表、一死。

 

田頭くんが放った打球は左中間を破った。

 

田頭くんは懸命に走った。

 

その勢いはとまらず、二塁を蹴り、三塁へ。

 

彼は最初から三塁を狙っていたのだ。

 

最後はヘッドスライディング。
(上の写真)

 

田頭くんの、
このガッツポーズ(下の写真)で、

沼南の勢いに火がついた。

 

f:id:kawa2496:20200704070627j:plain

2008年7月24日 千葉マリンスタジアムにて

 

このあと、

三塁打とシングルヒットが出て2点を入れた。


同点においつき、一気に逆転だ。

 

この勢いがそのまま続き、
9回裏を0点に抑えて勝利した。

 

湘南高校といえば公立高校だ。


公立高校が私学を破るのは気持ちがよい。

 

湘南は決勝で千葉経済附属(私学)と戦い、

わずか1点差で涙をのんだ。

 

甲子園にあと一歩届かなかった。

 

しかし、
その見事な試合振りは、

私の記憶に永遠に残っている。

 

よくやった湘南。

 

(写真) 2008年7月24日 千葉マリンスタジアムにて撮影


3.逆転3ランホームラン

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2004年7月14日 袖ヶ浦球場にて

 

夏の高校野球千葉大会です。


逆転ホームランが飛び出しました。

 

高校野球ですので、

ホームラン自体が珍しいことです。


それも逆転ホームランですから貴重です。

 

その再現です。

 

長狭vs君津商業、2004年07月14日、袖ヶ浦球場

 

6回表です。


君津商の攻撃です。

 

それまでは、
3対5と君津商が負けていた。

 

ここで飛び出したのが3ランホームランです。


打ったのは、

6番レフトの地引(じびき)くんです。

 

 

f:id:kawa2496:20200704070905j:plain

2004年7月14日 袖ヶ浦球場にて

 

二塁を回る姿が嬉しそうです。


してやったりです。

 

一気に3点を入れて、

試合をひっくり返しました。

 

f:id:kawa2496:20200704070943j:plain

2004年7月14日 袖ヶ浦球場にて

 

応援スタンドも嬉しそうです。

 

いえ、嬉しいというもんじゃありません。


もう、お祭り騒ぎです。

 

このホームランで一気に勢いがつきました。


次の7回にも3点を入れて、試合を決めた。

 

あの一発は大きかった。

 

地引(じびき)くんにとっても、
君津商にとっても「値千金」の一発だった。

 

野球とは分からないものです。

 

一つのホームランで流れが変わります。

 

だから一投一打を大事にしなければなりません。

 

それは分かっているはずなのですが・・。

 

(写真) 2004年7月14日 袖ヶ浦球場にて撮影

 


4.さよならホームラン、しかもバックスクリーンへ

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2005年5月3日 千葉県野球場にて

 

高校野球では、

「さよならホームラン」

は滅多に見られるものではあるません。

 

その「さよならホームラン」を再現しよう。

 

まずホームランを放ったのは、前橋くんです。


東海大市原望洋高校です。

 

2005年5月3日 千葉県野球場

 

この日は春の県大会・決勝戦でした。

 

戦う相手は、名門・習志野高校だ。

 

両校とも好投手をようした投手戦となった。

 

9回を終わっても1:1のまま勝負がつかず、
延長戦となった。

 

そして、
「さよならホームラン」が飛び出したのは、
11回の裏。

 

この回は前橋くんから始まった。


東海大市原望洋高校の4番打者である。

 

f:id:kawa2496:20200704071225j:plain

2005年5月3日 千葉県野球場にて

 

その落ち着き払った打席から、

私は「ひょっとしたら」と、

心に感じるものがあった。

 

そして飛び出したのがホームランである。

 

f:id:kawa2496:20200704071309j:plain

2005年5月3日 千葉県野球場にて

 

打球は一直線にバックスクリーンに吸い込まれていった。

 

f:id:kawa2496:20200704071336j:plain

2005年5月3日 千葉県野球場にて

 

思った通りの「どでかい一発」であった。

 

この試合の長い投手戦は、

前橋くんの一発で決着がついた。

 

f:id:kawa2496:20200704071407j:plain

2005年5月3日 千葉県野球場にて

 

終わってみれば最後はあっけないものだった。

 

勝負とは、試合とは、

こういうものだろう。

 

それにしても、

前橋くんの一発には驚いた。

 

その一方で、
この一発に泣きはしたものの、

好投を続けた習志野の横沢くんにも拍手を送ろう。

 

見事な投げっぷりであった。

 

(写真) 2005年5月3日 千葉県野球場にて撮影

 

 

5.まとめ

f:id:kawa2496:20200411104444j:plain


どうでしたか。

 

今回も厳粛な思いを込めて、

私の見た高校野球(その53をお届けしました。

 

どの写真も思い出深いものです。

 

写真ですので、
その瞬間に私(カメラマン)が、

そこにいたことになります。

 

つまり、
球児達と、時間と場所を共有したのです。

 

しかも、
その瞬間は永遠に止まったきりです。

 

色あせることもありません。

 

その瞬間が永遠に存在するのです。

 

そう考えると、
そこに居合わせたことに感謝しなければ。

 

そう思いつつ本稿を閉じます。

 

最後までお読みいただき、

ありがとうございました。

 

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球児に響く言葉力


白球の世紀 高校野球100回秘史

 

高校球児の素顔を追う、私の見た高校野球(その52)

f:id:kawa2496:20191203105832j:plain

 

こんにちは、

拙作ブログをご覧いただきありがとうございます。

 

今回は、

「私の見た高校野球(その52)」です。

 

今後もこのシリーズを続けるつもりです。

 

私がやってきた野球取材の総括です。

 

取材期間 :
 2000年~2014年(15年間)

 

その間に撮りためた写真が、
100万枚を超えました。

 

その写真1枚1枚は、

高校球児たちの歴史と同時に、

私の歴史でもあります。

 

写真ですので、

その瞬間、

高校球児たちと同じ場所にいなければなりません。

 

その時間と空間の中から、
私の感性で切り取ったのが、

この写真集です。

 

だから、
その写真の中には、
私の気持ちが入っています。

 

それは「こだわり」と、
いったほうがよいかもしれません。

 

その「こだわり」を集大成したものが、
今回のシリーズ
「私の見た高校野球」です。

 

なお、素材は下記HPからの抜粋となります。

 

 高校野球私設応援団

 

 

 

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1.よく走った、それが甲子園の切符を逃したとしても

f:id:kawa2496:20200611085736j:plain

2003年7月28日 千葉マリンスタジアムにて

 

2003年の千葉大会(夏の甲子園)決勝は凄かった。


木更津総合志学館という木更津市同士の決勝となった。

 

両校ともエースが頑張っていた。

 

小泉くんと金子圭輔くん(志学館→ダイエー)であった。

 

2点を追う志学館は、9回の裏チャンスを迎えた。

 

2アウトながらランナー一・三塁である。

 

ここで志学館が動いた。

 

一塁走者に代走を起用した。

 

盗塁させたかったのだろう。


走者二・三塁にして一打同点を狙ったのだろう。


このほうが相手チームへのプレッシャーともなる。

 

同時に、
二塁でのフォースアウトが回避できる。

 

代走・大塚くんは監督の思惑通り?二盗を試みた。
(上の写真)

 

しかし、

キャッチャーからのボールの方が早かった。


二盗はならなかった。

 

ここでゲームセットだ。

 

f:id:kawa2496:20200611085757j:plain

2003年7月28日 千葉マリンスタジアムにて

 

甲子園の夢は絶たれた。


アウトになった大塚くんは、
暫く起き上がれなかった。

 

しかし、
誰も大塚くんを責めることはできないであろう。

 

盗塁はサインなのか、

それとも自己判断なのか。

 

それは分からない。

 

ただ言えることは、
あの「押せ押せ」の場面では、
「盗塁」しかなかった。

 

結果はどうであれ、
その「盗塁」を決断し、
決行した大塚くんを褒めよう。

 

でも、あの盗塁は本当に良かったのだろうか。

 

本人は今でも結論は出ていないだろう。

 

それでいいんだ。

 

それは君の一生の宿題だ。


それが高校野球をやってきた宝ものなんだ。


大切にしまっておこう。

 

それで、いいんだ。


私もしっかり見届けたよ。

 

ありがとう、大塚くん。

 

ありがとう、高校野球

 

(写真) 2003年7月28日 千葉マリンスタジアムにて撮影

 


2.勝手おごらず、負けてくさらず

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2004年7月17日 袖ヶ浦球場にて

 

夏の千葉大会です。


高校野球はこうでなくっちゃという記事を紹介します。

 

志学館vs市川戦です。

 

この試合は志学館が勝ちました。
(冒頭の写真)

 

負けた市川は悔しそうです。


涙を流している選手もいます。

 

その後、
球場の外に出た両校は再び会いました。

 

市川のキャプテンが千羽鶴を、
志学館に渡しに持って来たのです。
(下の写真)


市川のキャプテンは田中くんです。
(背番号7番)

 

 

f:id:kawa2496:20200611090042j:plain

2004年7月17日 袖ヶ浦球場にて


このとき、
志学館の選手は全員深々と頭を下げて、
お礼の気持ちを表しました。(写真)

 

それは、
どっちが勝者から分からないほどの、
頭の下げようです。

 

これを気持ちが良い光景と言わずして、
何を気持ちが良いと言おうか。

 

両校とも試合の結果を忘れて、
相手の戦い振りをたたえあう。

 

高校野球は、勝ち負けではないのです。

 

もちろん、
試合ですので、

勝ったほうが良いに決まっていますが。

 

それよりも、
試合のあとの態度が大事なのです。

 

こういう光景を見ると、
その思いがますます強くなります。

 

本当に気持ちの良い試合でした。

 

両校ともありがとう。

 

(写真) 2004年7月17日 袖ヶ浦球場にて撮影

 


3.劇的!逆転サヨナラ勝ち

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2004年7月19日 千葉マリンスタジアムにて

 

劇的な幕切れでした。


2004年7月19日、千葉マリンスタジアム


夏の千葉大会、4回戦である。

 

拓大紅陵vs志学館。


兄弟対決だ。

 

勝ったら準々決勝進出だ。

 

9回表まで、拓大紅陵が1点差で勝っていた。
(4対3)

 

ドラマは9回裏に起きた。


2点差を追う、志学館の最後の攻撃だ。

 

志学館は力こそ劣っていたが、
全員野球の持ち前の元気さで勝ち抜いてきた。

 

この回もその底力を見せつけた。

 

一死満塁である。

 

 

菅沼くんの打った打球は、
右中間を破った。

 

逆転サヨナラ2点タイムリーである。


ここで勝負が決まった。

 

f:id:kawa2496:20200611090321j:plain

2004年7月19日 千葉マリンスタジアムにて

 

f:id:kawa2496:20200611090413j:plain

2004年7月19日 千葉マリンスタジアムにて

 

私はこのとき思った。

 

元気だけで試合に勝てるとは思っていません。

 

しかし、
勝つには元気が必要だと思っています。

 

ましてや猛暑の中の一発勝負です。

 

元気がなくては勝てるはずがありません。

 

てらいを気にしない

 

『がむしゃら』

 

バカにしてはなりません。

 

その『がむしゃら』が志学館を勝たせたのです。

 

高校野球って不思議です。

 

『がむしゃら』が勝負を決めるんです。

 

(写真) 2004年7月19日 千葉マリンスタジアムにて撮影


4.夏の千葉大会、君津商業高校の健闘に捧ぐ

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2005年7月19日 市原臨海球場にて

 

2005年7月19日、君津商は4回戦で敗退した。
(上の写真)


市川高校と対戦し、1対2の惜敗だった。

 

しかし、

4回戦まで進んだだけでも立派であった。


全員野球の成果であった。

 

なかでも、エースの永嶌くんが頑張った。
(下の写真)

 

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2005年7月19日 市原臨海球場にて

 

永嶌くんのことはよく知っている。


何度か練習に行かせてもらった。


取材もし話もさせてもらった。

 

当時、

拙作HPでこの試合を紹介したところ、
多くの応援メッセージが届いた。

 

その一部を紹介しよう。

 

*** ここから

君商野球部の皆さん本当にお疲れ様でした。

私の記憶が正しければ、
4回戦進出は実に15年ぶりだと思います。

どうぞ胸を張ってください。

怪我を克服し、
最後まで投げ続けられた事は、本当に素晴らしい事だと思います。

どれだけ苦しみ、我慢をし、歯を食いしばって来た事でしょうか。

私も21年間の野球人生の中で、肘、膝の手術をし、
野球を続けて来た者として、永嶌くんの気持ちが良く分かります。

「生涯現役」
この言葉は、昨年野球を引退した時に、
このホームページの河原さんから戴いた言葉です。

今も、その言葉を胸に日々頑張っています。

永嶌くんを初め、
君商3年生の皆さんもこの言葉を生涯持ち続けてください。

そして、
高校3年間の野球が、
いつかきっと皆に何かを与えてくれる筈です。

今までお世話になった方々へ感謝し、
最後まで夢を与え続けてくれた“甲子園”に
“ありがとう”を忘れないでください。 -

- 君商OB・小林様 -

*** ここまで

 

試合の後、
永嶌くんは人知れず涙を流して
堂々と球場を去っていった。(下の写真)

 

f:id:kawa2496:20200611090811j:plain

2005年7月19日 市原臨海球場にて



完全燃焼であっただろう。


そうあることを願っている。

 

そうじゃないと本人は浮かばれないじゃないか。

 

おつかれさん、永嶌くん。

 

(写真) 2005年7月19日 市原臨海球場にて撮影

 

 

5.まとめ

f:id:kawa2496:20191203110347j:plain


どうでしたか。

 

今回も厳粛な思いを込めて、

私の見た高校野球(その52

をお届けしました。

 

どの写真も思い出深いものです。

 

写真ですので、
その瞬間に私(カメラマン)が、
そこにいたことになります。

 

つまり、
球児達と、時間と場所を共有したのです。

 

しかも、
その瞬間は永遠に止まったきりです。

 

色あせることもありません。

 

その瞬間が永遠に存在するのです。

 

そう考えると、
そこに居合わせたことに感謝しなければ。

 

そう思いつつ本稿を閉じます。

 

最後までお読みいただき、

ありがとうございました。

 

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白球の世紀 高校野球100回秘史

 

何気ない暮らしの中に人々の営みが、私流の写真撮影(その41)

f:id:kawa2496:20200528072846j:plain

 

こんにちは。
拙作ブログをご覧いただきありがとうございます。

 

今回は私流の写真撮影(その41)」です。

 

今後もこのシリーズを続けるつもりです。

 

私はカメラが大好きです。

カメラというより、
写真といったほうが正解でしょうね。

 

今、手元にはデジイチ(デジタル一眼)が2台あります。

 

1)昔は銀塩カメラ

昔はデジタル一眼とかはなかったので、

銀塩カメラでした。

いわゆるフィルムカメラですね。

その「フィルムカメラ」を持って、
よく写真を撮りにいったものです。

 

2)被写体は何でも。

被写体ですか?

被写体は何でもありです。

風景から、そのへんに咲いている草花など・・。

とにかく何でも撮りまくりました。

 

3)フィルム時代が懐かしい。

ただ、フィルムですので、その場で確認できないのがつらかった。

お店で現像、焼き付けをしてもらっていましたので、

最低でも1週間ぐらいはかかっていました。

その間の長いこと。

しまいに、

シャッターを押したときの感動が
薄くなっていきます。

 

ただ、

その待つ時間も悪くはありませんでした。

 

出来上がりを見たときに、

別の感動がわき上がってくるのです。

 

あるいは、


「なあんだ、
ちっともよくないじゃん」

 

となることもあります。

冷めた気持ちで被写体を見るからでしょうね。

 

4)デジイチは勝負が早い。

その点、デジイチは勝負が早い。

その場で確認ができるからです。

ただし、カメラのモニターは小さいので、


確認するといっても、

写っているかどうかぐらいです。

 

それでも、

家に帰ればPCモニターで確認できますので、
ピントの精度まで見ることができます。

 

おかげで、

デジイチになって
撮影枚数は飛躍的に増えました。

その膨大な写真のなかで、
私なりにピックアップさせていただきました。

しかも解説付きです。

 

5)小難しいのは大嫌い。

ここでお断りしておきます。

私、小難しいのは嫌いです。

というか、性(しょう)に合っていません。

 

だから、このシリーズも「普段着」のままでいきます。

 

 

 

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1.ヘッドスライディング、ユニフォームから砂が

 

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2005年7月17日 袖ヶ浦球場にて

夏の甲子園千葉大会です。


秀明大八千代の選手が、

ヘッドスライディングしたとことろを撮りました。

 

ヘッドスライディングのシーンではなく、

ヘッドスライディングの直後です。

 

どうでしょうか?

 

写真を見ただけで、

ヘッドスライディングの凄さが、

お分かりになるかと思います。

 

「どうだーっ」

 

という顔の表情。

 

ユニフォームから滴り落ちる砂。

 

その一発にかける執念には恐れ入った。


人間はこうでなくては。

 

あとさき考えずに突っ走るのが、

高校生のいいとこだ。

 

見事だったよ。


凄かったよ。

 

チームが奮い立ったよ。

 

(写真) 2005年7月17日 袖ヶ浦球場にて撮影


2.ピチピチギャル、ひときわ映える

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2008年7月26日 千葉マリンスタジアムにて

 

千葉マリンスタジアムです。

 

夏の千葉大会も大詰めを迎えました。

 

勝戦です。

 

大会も大詰めになると、

ここ千葉マリンスタジアムのみで試合が行われます。

 

ここ千葉マリンスタジアムは、

ロッテの本拠地でもあるので、

大きさが半端ではありません。

 

応援団が少々いても全然見応えはしません。

 

しかし、今日は違います。

 

千葉経済附属の大応援団です。

 

中でもチアガールは超目立っています。

(写真)

 

華麗です。

 

チャーミングです。

 

ほれぼれします。

 

これを見て燃えない選手はいないでしょう。

 

勝てば甲子園。

 

選手だけでなく応援も燃えています。

 

(写真) 2008年7月26日 千葉マリンスタジアムにて撮影


3.キャッチャーへのシートノック、これは難しい

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2013年7月14日 袖ヶ浦球場にて

面白い写真が撮れましたので掲載させていただきます。

 

袖ヶ浦球場です。

 

君津商業です。

 

シートノックです。

 

ノッカーの一瞬を捉えました。

 

さて、

これは誰にノックしているシーンでしょうか?

 

私が察するにキャッチャーでしょう。

 

高いキャッチャーフライを打つところですね。

 

このキャッチャーフライは大変なんですよね。

 

打球を「真上」に上げなければなりません。

 

キャッチャーに捕らせるわけですから。

 

それが角度が変わると、

「内野フライ」や「外野フライ」になります。

 

でも何とかシートノックが終わりました。

 

見事、キャッチャーフライを上げることができました。

 

さてこれから試合開始です。

 

その試合結果ですが・・。

 

この試合、君商が勝ちました。

 

監督さんのシートノックがきいたようです。

 

おめでとうございます。

 

そして、お疲れさま。

 

(写真) 2013年7月14日 袖ヶ浦球場にて撮影


4.フェンスに激突!

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2005年5月3日 千葉県野球場にて

まず写真を見てもらおう。

 

「なんじゃ、このざまは」

 

と、言わないで欲しい。

 

キャッチャーフライを捕りに行ったあとの姿なのです。

 

柵を恐れず、
果敢にボールを捕りに行ったのです。

 

そのキャッチャーを褒めてあげて欲しい。

 

東海大市原望洋高校の佐野くんです。

 

佐野くんはキャプテンでもあります。

 

そうなんです。

 

キャプテン自身が、

闘志むき出しでチームを鼓舞したのです。

 

この試合、

東海大市原望洋高校は延長11回、

さよならホームランで勝利しました。

 

私はホームランを打った選手以上に、

この佐野くんの功績が大きかったと思っています。

 

あのガッツあふれたプレーがこの勝利を呼んだのです。

 

それだけキャプテンの存在は大きいのです。

 

あの姿を見ると目頭が熱くなります。

 

元気が出るのです。

 

(写真) 2005年5月3日 千葉県野球場にて撮影


5.その真面目さにシャッター

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2002年9月21日 君津高校にて

 

津高校で出会った1枚です。

 

その日は練習試合でした。

 

写真の選手は君津高校のキャプテンだったと思う。

 

監督さんに指導を受けていました。

 

マンツーマンの指導です。

 

キャプテンとして監督さんも期待していたのだろう。

 

それ以上に本人も自覚をしていたと思います。

 

30人以上もいる部員と、

マネージャーさんをまとめるのは、

容易なことではありません。

 

いつも自分のことを二の次に考える。

 

チームのことを真っ先に考えます。

 

チームのことが一番なのです。

 

彼の表情から、

その気持ちが読み取れました。

 

真面目な性格です。

 

きっとみんなも信頼しているのでしょう。

 

その信頼が彼の真面目さを生む。

 

彼の真面目さがみんなの信頼を生む。

 

まさに高校野球とは人間形成なのだ。

 

人間育成の場なのです。

 

(写真) 2002年9月21日 君津高校にて撮影


6.まぐれではない、野球も写真も

 

高校野球の超ファインプレーを見てもらいましょう。

 

たまたま撮影した写真です。

 

袖ヶ浦球場です。

 

千葉県秋季大会です。

 


写真①:センターへ抜ける打球(ゴロ)を
ショートがダイビングキャッチ。

 

f:id:kawa2496:20200626093219j:plain

2006年9月16日 袖ヶ浦球場にて



写真②:その態勢からセカンドへパス。

 

f:id:kawa2496:20200626093320j:plain

2006年9月16日 袖ヶ浦球場にて

 

 

写真③:そのボールをセカンドが捕り、
一塁走者がフォースアウト

 

f:id:kawa2496:20200626093246j:plain

2006年9月16日 袖ヶ浦球場にて

 

ショートの見事なファインプレーです。

 

それをカバーしたセカンドも見事です。

 

この一連のプレーを「連写」で捉えました。

 

こういう写真が撮れるのも、

デジイチデジタル一眼レフ)の強みです。

 

と、カメラを自慢しても仕方がありません。

 

それより、

この超ファインプレーはまぐれではありません。

 

日頃の練習の成果です。

 

捕れるか捕れないかのギリギリの打球を、

普段からダイビングキャッチしているのでしょう。

 

その成果が実を結んだのです。

 

だから練習はウソをつきません。

 

練習で出来ないことは、

本番で出来るわけがありません。

 

当たり前です。

 

そう、
その当たり前なのが野球であり人生なのです。

 

写真もその当たり前の一つです。

 

(写真) 2006年9月16日 袖ヶ浦球場にて撮影

 

7.まと

f:id:kawa2496:20200528072824j:plain

 


どうでしたか。

 

 へたな写真と解説では、
面白くなかったでしょう。

 

ごめんなさいね。

 

7-1.普段の生活

私がいつも狙っているのは、

「普段の生活」です。


その「普段の生活」を、

写真というかたちに切り取っています

 

写真ですので、

 

動きもなければ、
音も声もありません。

 

その一瞬の中から、
生活感を出すのです。

 

簡単そうですよね。

 

でも、実際は難しいんですよ・・。

 

7-2.大事なのは写す人の感性

写真はカメラのシャッターを押せば、 

誰でも、なんでも写せます。

 露出も、ピントもすべて「自動(オート)」です。
いわゆる「バカチョン」です。

 

だから誰でも写せます。

あとは、
何を、どのように写すかです。

 

そこに、

写す人の「感性」
必要になってきます。

 

7-3.生活密着型

私の場合は、冒頭にもご紹介したように、
普段の生活が被写体になっています。

 

この「普段」「生活」がキーワードです。

 

ようするに、

「かたぐるしい話抜き」の世界です。

 

「泥臭い」

 

これが、私の目指すものです。

 

「ああ、今生きている」

 

と実感できる光景が好きなのです。

 

今回ご紹介した写真からも、

そのような
「泥臭さ」感じられたら
嬉しい限りです。

 

最後までお読みいただき、
ありがとうございました。

 

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何気ない暮らしの中に人々の営みが、私流の写真撮影(その40)

f:id:kawa2496:20200502075529j:plain

 

こんにちは、

拙作ブログをご覧いただきありがとうございます。

 

今回は、

私流の写真撮影(その40)」です。

 

今後もこのシリーズを続けるつもりです。

 

私はカメラが大好きです。

 

カメラというより、

写真といったほうが正解でしょうね。

 

今、手元にはデジイチ(デジタル一眼)が2台あります。

 

1)昔は銀塩カメラ

昔はデジタル一眼とかはなかったので、

銀塩カメラでした。

いわゆるフィルムカメラですね。

 

その「フィルムカメラ」を持って、

よく写真を撮りにいったものです。

 

2)被写体は何でも。

被写体ですか?

被写体は何でもありです。

 

風景から、そのへんに咲いている草花など・・。

 

とにかく何でも撮りまくりました。

 

3)フィルム時代が懐かしい。

ただ、フィルムですので、

その場で確認できないのがつらかった。

 

お店で現像、焼き付けをしてもらっていましたので、

最低でも1週間ぐらいはかかっていました。

 

その間の長いこと。

 

しまいに、

シャッターを押したときの感動が、

薄くなっていきます。

 

ただ、

その待つ時間も悪くはありませんでした。

 

出来上がりを見たときに、

別の感動がわき上がってくるのです。

 

あるいは、


「なあんだ、
ちっともよくないじゃん」

 

となることもあります。

 

冷めた気持ちで被写体を見るからでしょうね。

 

4)デジイチは勝負が早い。

その点、デジイチは勝負が早い。

 

その場で確認ができるからです。

 

ただし、カメラのモニターは小さいので、


確認するといっても、

写っているかどうかぐらいです。

 

それでも、

家に帰ればPCモニターで確認できますので、

ピントの精度まで見ることができます。

 

おかげで、

デジイチになって、

飛躍的に撮影枚数が増えました。

その膨大な写真のなかで、

私なりにピックアップさせていただきました。

 

しかも解説付きです。

 

5)小難しいのは大嫌い。

ここでお断りしておきます。

私、小難しいのは嫌いです。

 

というか、

性(しょう)に合っていません。

 

だから、

このシリーズも「普段着」のままでいきます。

 

 

 

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1.ピッチャープレート、ここは神聖な場所

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2007年7月18日 千葉県野球場にて

 

うーん。

私は思わず  うなって しまった。

 

見事なマウンドマナーではないか。

 

二松学舎沼南の古居(ふるい)くんです。

 

攻守交代のマウンドを降りるときに、

毎回ピッチャープレートを丁寧に拭いていました。
(写真)

 

この日は、
マウンドはたしかにぬかるんでいました。

 

いきおい、

ピッチャープレートに泥がつきます。

 

その泥がついた状態で、

相手ピッチャーに譲るのは、

失礼と思ったのでしょう。

 

えっ?

どうせ汚れるって?

 

それは違います。

 

汚れるとか汚れないとか、

そんなの関係ないのです。

 

自分が使ったものを相手に渡すときに、

少しでも「気持ちよく」と渡すのが礼儀です。

 

しかも、ここは神聖なところなのです。

 

それがマナーなのです。

 

それが礼儀なのです。

マナーとは、相手の気持ちになることです。

 

相手の気持ちのよいことをするのがマナーです。

 

だって、自分が相手だったら、

そうしてもらうと気持ちが良いか分かるでしょう。

 

この試合、

古居(ふるい)くんは負け投手となりました。

 

しかし、

私には試合の勝負なんかどうでも良かったのです。

 

こういう選手に出会えたのが嬉しいのだ。

 

(写真) 2007年7月18日 千葉県野球場にて撮影


2.敗戦のシーン、私も泣いた

f:id:kawa2496:20200618160300j:plain

2003年7月28日 千葉マリンスタジアムにて

 

夏の地方予選はいつも壮絶な戦いを繰り広げる。

 

2003年の決勝もそうであった。

 

同じ木更津市同士の戦いとなった。

 

木更津総合志学館である。

 

結果は4対2で木更津総合が勝った。


志学館が2点を追う戦いは、

僅差で木更津総合が甲子園の切符を手にした。

 

負けた志学館は全員がグラウンドに泣き崩れた。
(上の写真)

 

そのなかで、
一人だけ大泣きしている選手がいた。

 

山下くんである。
(下の写真、泣きくずれている選手)

 

f:id:kawa2496:20200618160315j:plain

2003年7月28日 千葉マリンスタジアムにて

 

この大会は、

背番号2を付けていたものの、

試合中にマスクをかぶることはなかった。

 

大会前のケガが響いたのである。

 

キャッチャー代行を務めた岩本くん(左、背番号5)と、

泣きながら何か言葉を交わしていた。

 

周りの音でその会話を聞き取ることができなかった。

 

多分、山下くんのことだから、

岩本くんへ詫びていたのだろう。

 

岩本くんは1年下である。

 

その岩本くんにキャッチャーをさせてしまった。

 

キャッチャーは大変なポジションである。

 

その大役を後輩に任せてしまった。

 

それを悔やんでいたのだろう。

 

あのやさしい山下くんのことだ。


きっとそうに違いない。

 

ちくしょう。


俺も泣けてきたではないか。

 

(写真) 2003年7月28日 千葉マリンスタジアムにて撮影


3.これは痛い!、硬球が頭に

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2010年7月11日 袖ヶ浦球場にて

 

デッドボールの瞬間を捉えました。

 

ちょうどバントをしているときです。

 

前のめりになっていたので、

ボールをよけることができなかったのでしょう。

 

頭に直撃です。

 

ヘルメットが吹っ飛びました。

 

ボールが写っているので、
ますます迫力がありますね。

 

おっとあまり写真のことばかりいうと、
ボールがあたった打者に悪いですね。

 

ちなみに、このデッドボール、

たいしたことはなかったようです。

 

打者は元気に一塁へ走って行きました。

 

ケガがなくて良かった。

 

ほっとしました。

 

なお、写真は、

1/1000(秒)のシャッタースピードで撮りました。

 

これぐらいの早さでないとボールは止まりません。


最後は写真の自慢でした。

 

デッドボールを喰らった選手くん、

ごめんなさいね。

 

(写真) 2010年7月11日 袖ヶ浦球場にて撮影


4.チアガール、彼女たちの表情が試合を映す

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2004年7月11日 袖ヶ浦球場にて

 

高校野球です。

 

夏の大会です。

 

その高校野球で、
必ず撮影するのは応援スタンドです。

 

とりわけチアガールは欠かせません。

 

喜怒哀楽がハッキリしているからです。

 

特に「喜び」の表情は尋常ではありません。

 

子供のような喜びようです。

 

上の写真を見てください。

 

本当に嬉しそうですよね。

 

心底、喜んでいます。

 

200%の喜びです。

 

その喜びの裏には、
学校愛や野球愛があるのでしょう。

 

本番に向けての血のにじむ練習があったのでしょう。

 

その練習の成果が、
本番でしかも得点シーンで爆発したのです。

 

いいですよね。


こんな純粋な姿。

 

だから、
私はグラウンドだけにカメラを向けることはしません。

 

応援スタンドのほうが、

高校野球らしいときがあるのです。

 

(写真) 2004年7月11日 袖ヶ浦球場にて撮影


5.開会式を撮る、入場行進のポイント

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2005年7月5日 千葉マリンスタジアムにて

 

夏の高校野球が始まった。

 

千葉大会である。

 

千葉マリンスタジアムである。

 

この年は、181校が参加した。

 

千葉は全国でも屈指のマンモス県である。

 

この入場行進だけでも1時間はかかる。

 

私はその入場行進を全校とも撮影した。

 

長い取材生活でも初めての試みであった。

 

目と腕が、かなり疲れたのを記憶している。

 

さて、写真であるが、
写真は安房高校の入場行進である。

 

見事な行進である。

 

不思議です。

 

入場行進には学校の「性格」が出ます。

 

安房は文武両道の学校です。

 

特に剣道、柔道がさかんで、
そのせいもあって礼儀を重んじています。

 

その礼儀作法が野球にも出ています。

 

ここで写真の撮り方を・・。

 

入場行進は右手が前に出たところが狙い目です。

 

右手が前に出ると、
ユニフォームの胸が前にでます。

 

学校名が一番見やすくなるのですね。

 

顔も腕に隠れることなく、
全身がベストポジションな位置にきます。

 

入場行進は、「右手が前」

 

これだけは覚えておきましょう。

 

(写真) 2005年7月5日 千葉マリンスタジアムにて撮影

 

6.まと

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どうでしたか。

 

 へたな写真と解説では、

面白くなかったでしょう。

 

ごめんなさいね。

 

6-1.普段の生活

私がいつも狙っているのは、

「普段の生活」です。


その「普段の生活」を、

写真というかたちに切り取っています

 

写真ですので、

 

動きもなければ、
音も声もありません。

 

その一瞬の中から、

生活感を出すのです。

 

簡単そうですよね。

 

でも、実際は難しいんですよ・・。

 

6-2.大事なのは写す人の感性

写真はカメラのシャッターを押せば、 

誰でも、なんでも写せます。

 

 露出も、ピントもすべて「自動(オート)」です。


いわゆる「バカチョン」です。

 

だから誰でも写せます。

 

あとは、
何を、どのように写すかです。

 

そこに、

写す人の「感性」必要になってきます。

 

6-3.生活密着型

私の場合は、冒頭にもご紹介したように、

普段の生活が被写体になっています。

 

この「普段」「生活」がキーワードです。

 

ようするに、

「かたぐるしい話抜き」の世界です。

 

「泥臭い」

 

これが、私の目指すものです。

 

「ああ、今生きている」

 

と実感できる光景が好きなのです。

 

今回ご紹介した写真からも、

そのような「泥臭さ」感じられたら

嬉しい限りです。

 

最後までお読みいただき、

ありがとうございました。

 

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高校球児の素顔を追う、私の見た高校野球(その51)

f:id:kawa2496:20200417154529j:plain

 

こんにちは、

拙作ブログをご覧いただきありがとうございます。

 

今回は、

「私の見た高校野球(その51)」です。

 

今後もこのシリーズを続けるつもりです。

 

私がやってきた野球取材の総括です。

 

取材期間 :
 2000年~2014年(15年間)

 

その間に撮りためた写真が、
100万枚を超えました。

 

その写真1枚1枚は、
高校球児たちの歴史と同時に、

私の歴史でもあります。

 

写真ですので、

その瞬間、

高校球児たちと同じ場所にいなければなりません。

 

その時間と空間の中から、

私の感性で切り取ったのが、

この写真集です。

 

だから、

その写真の中には、

私の気持ちが入っています。

 

それは「こだわり」

いったほうがよいかもしれません。

 

その「こだわり」を集大成したものが、

今回のシリーズ「私の見た高校野球」です。

 

なお、素材は下記HPからの抜粋となります。

 

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1.監督の指導を受けるその姿が人を惹きつける

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2002年9月1日 君津高校にて

 

津高校の練習にお邪魔しました。


そこには熱血監督の塙(はなわ)監督がいました。

 

そこには、
熱い視線と念入りな指導がありました。

 

監督が必死なら、選手も必死です。

 

二人の差し向かいを見ていると、
「真剣勝負」を思い出します。

 

まさに「必死」の勝負です。

 

指導するほうは、
自分の知っているものをすべて教え込もうとする。

 

聞くほうは、

監督のすべてを学び取ろうとする。

 

そこには、
信頼という言葉に裏付けされた師弟関係があります。

 

マンツーマン指導を受けている選手の目を見てください。

 

真剣です。


真面目です。


素直です。


貪欲です。


謙虚です。

 

私の高校野球を愛する理由がそこにあります。

 

(写真) 2002年9月1日 君津高校にて撮影


2.わずか4時間で野球とお別れ

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2004年7月10日 千葉マリンスタジアムにて

 

2003年の夏の千葉大会だ。


この年の開幕試合は匝瑳対市川南だった。

 

開会式直後に、
開会式と同じ会場の千葉マリンスタジアムで行われた。

 

試合は延長戦となった。


両校譲らず、試合は12回まで続いた。

 

結局12回の表に1点を追加した市川南が、
その裏を0点に抑えて、
重苦しい死闘に終止符をうった。

 

途中まで、
元気いっぱいだった匝瑳の応援はご覧の状態だ。

 

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2004年7月10日 千葉マリンスタジアムにて

 

開会式からわずか4時間で野球ともお別れだ。

 

短かすぎる夏であった。

 

この現実がまだ信じられない。

 

この現実が・・。

 

悲しみの涙は、
応援スタンドだけでなく、
グラウンドでも流れていた。

 

そこは、
夢を胸一杯膨らませて入場行進した場所だ。

 

わずか4時間前だ。

 

現実を信じたくないまま、

夏が終わっていく。

 

 

(写真) 2004年7月10日 千葉マリンスタジアムにて撮影


3.ユニフォームは泥んこが最高

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2003年7月14日 千葉県野球場にて

 

千葉県野球場です。


夏の千葉県予選です。

 

木更津総合の試合を取材させていただきました。

 

この学校の特徴は、
ユニフォームを泥だらけにするところです。

 

全員とはいいません。

 

それでも、最低3人はいます。


その3人には共通点があります。

 

それは「闘志むき出し」です。

 

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2003年7月14日 千葉県野球場にて



まず上の写真は、作田(さくた)くんです。

 

2ランホームランを放ってベンチに迎えられるシーンです。

 

いつもの全力プレーがホームランを呼んだのです。

 

そして、その泥んこユニフォームとなったのです。

 

次が藤松くんです。


こちらのユニフォームは、
同じ泥んこでも乾いています。

 

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2003年7月14日 千葉県野球場にて

 

 

折からの陽射しでカラカラに乾いてしまいました。

 

このままでは、
動くたびに「パリパリ」と音がします。

 

この姿では野球というより「ラグビー」です。

 

でも、私はこういう姿、大好きです。

 

闘志むき出し。

 

格好は気にしない。

 

高校生はこうでなくっちゃ。

 

(写真) 2003年7月14日 千葉県野球場にて撮影


4.大応援団に「力」をもらう

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2004年7月16日 袖ヶ浦球場にて

 

千葉敬愛です。


袖ヶ浦球場です。

 

夏の千葉大会です。

 

千葉敬愛といえば四街道市です。


袖ヶ浦球場までは1時間以上もかかります。

 

その四街道市から大勢の応援が駆けつけました。


大応援団です。

 

ご覧のように内野席だけでは入りきれなくて、
外野席まで埋まるほどの大応援団です。

 

こうなると、
選手たちは燃えないわけにはいきません。

 

この日は、
取るも取ったり8点も取って快勝しました。

 

勝利の校歌斉唱のあとは、
応援団への挨拶です。

 

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2004年7月16日 袖ヶ浦球場にて

 

今日の勝利は大応援団のおかげです。

 

四街道から1時間以上もかけてよく来てくれました。

 

ありがとうございます!

 

おかげで勝つことができました!

 

(写真) 2004年7月16日 袖ヶ浦球場にて撮影


5.応援スタンドへ凱旋

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2013年7月16日 袖ヶ浦球場にて

 

袖ヶ浦高校が強豪・敬愛学園を破った。

 

見事な勝利だ!

 

写真からも彼らの喜びようが分かるであろう。

 

「やったーっ」

 

「勝ったぞーっ」

 

もともと元気いっぱいのチームだが、
今回の勝利は格別であろう。

 

なんと横綱相撲を発揮したのだから。

 

頭を短く切った成果が表れたというものだ。

 

いや、普段の練習の成果だと言おう。

 

彼らは真面目で、

我慢のかたまりみたいなものだ。

 

それが実を結んだのだ。


それを喜ばずして何を喜ぶ。

 

よくやった。


よく頑張った。

 

おめでとう。

 

(写真) 2013年7月16日 袖ヶ浦球場にて撮影


6.三塁からのタッチアップが勝敗を分ける

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2007年7月28日 千葉マリンスタジアムにて

 

野球の劇的なシーンの一つに、
三塁からのタッチアップがある。

 

打者が外野へ犠牲フライを放ち、
外野手がボールをキャッチした瞬間に、
三塁ランナーが三塁を蹴ってホームに突進する。

 

ここからが、面白い。
(というと叱られそうだが)

 

外野手と三塁走者との一騎打ちである。

 

外野手の返球が早いか、走者の足が早いか。

 

外野手の肩と、走者の足の勝負である。

 

しかも、

この1点が勝負を決めるとあれば、
両校とも必死にならざるを得ない。

 

さて、写真に移ろう。

 

写真は安房市立船橋の試合だ。

 

夏の千葉大会(2007年)の準決勝だ。

 

勝ったほうが決勝進出だ。


そこで甲子園をかけて戦う。

 

この試合(準決勝)は7回まで2対2の同点だった。

 

8回の裏、市立船橋がチャンスをつかんだ。

 

1死一、三塁だ。

 

そこで、

バッター・早川くんがセンターへ犠牲フライを放った。
(冒頭の写真)

 

さあ、ここからが勝負だ。

 

センターと三塁走者との一騎打ちだ。

 

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2007年7月28日 千葉マリンスタジアムにて

 

走者とボール、どっちが早いか。

 

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2007年7月28日 千葉マリンスタジアムにて

 

判定は?

 

セーフかアウトか?!

 


セーフ!

 

 

走者の足(手)のほうがわずかに早かった。

 

市立船橋は貴重な勝ち越し点をもらった。

 

試合はそのまま終わった。

 

負けた安房もよくやった。

 

いい試合であった。

 

あの場面は、

今でも私の脳裏に焼き付いている。

 

(写真) 2007年7月28日 千葉マリンスタジアムにて撮影

 

 

7.まとめ

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どうでしたか。

 

今回も厳粛な思いを込めて、

私の見た高校野球(その51をお届けしました。

 

どの写真も思い出深いものです。

 

写真ですので、
その瞬間に私(カメラマン)が
そこにいたことになります。

 

つまり、
球児達と、時間と場所を共有したのです。

 

しかも、
その瞬間は永遠に止まったきりです。

 

色あせることもありません。

 

その瞬間が永遠に存在するのです。

 

そう考えると、
そこに居合わせたことに感謝しなければ。

 

そう思いつつ本稿を閉じます。

 

最後までお読みいただき、

ありがとうございました。

 

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