考えてから行動、行動してから考える、いずれも人間だけの知恵
こんにちは、
拙作ブログをご覧いただきありがとうございます。
今回は、言葉のお話です。
といっても、あくまでも私見ですので、
そのへんはご了承ください。
今回は行動について考えてみましょう。
人間、
つねに何らかの行動をしています。
その行動は意識的に行ったり、
無意識のうちに行うこともあります。
いずれにしても、
大事なことは考えることです。
行動の途中で考える。
行動した後で考える。
この考えることが大事なのです。
この考えることが自分自身を成長させるのです。
今回は、
この「行動」と「考える」ことについて考えてみます。
1.本日の言葉
「百の理屈より、一つの行動」
2.意味
「百の理屈より、一つの行動」の意味は下記です。
『頭で考えたり、机上の空論を繰り返すより、
実践、実行、行動の方が大事』
早い話はこうです。
頭ばかりじゃなくて、
体を使いなさい。
2-1.理屈を否定しているわけではない
ただ、ここで注意したいのは、
行動は大事ですが、
理屈、
すなわち考えることを
否定しているわけではないということです。
考えることも大事です。
むしろ、
両者のコンビネーション(組合せ)が
大事だと思っています。
2-2.かたよりは良くない
そうなんですね。
理屈だけとか、
行動だけはよくありません。
何事もバランスが大事です。
そこで、
この理屈や行動の特徴、長短、
その活かし方について考えてみたいと思います。
3.行動の中に答えが真実が
私はどっちかというと、「行動派」ですね。
考えることが苦手だということもありますが、
実際にやってみないと気がすまない
ほうなのです。
そこで、
行動することの効果、利点を考えてみます。
3-1.行動の中に答えが
行動の効果として、まず考えられるのが「答え」です。
一番分かりやすいのが「実験」かと思います。
水は100℃で沸騰する。
これも理屈では分かっていても、
実際にやってみないと、正しいどうかは分かりません。
実際にやってみて「答え」が見いだせるのですね。
その付随効果として、次のことも分かりました。
気圧によって沸騰温度が変わる。
つまり、
行動(実験)の中に答えがあるのですね。
3-2.行動の中に真実が
これも大事なことです。
真実は、実際にやってみないと分かりません。
◆新薬の臨床試験
たとえば新薬が開発されたとします。
その効果は実際に試してみないと、
真実かどうかは分かりません。
それも、いくつかのケースで試してみなければなりません。
実は、この「いくつかのケース」を考えることが、
理屈、理論です。
よって、両者のコンビネーションが大事なのです。
このへんは後述します。
3-3.行動のなかに納得が
やっぱり、行動、イコール納得ですね。
理屈で分かっていても、どうも納得感が今ひとつありません。
最後は行動で納得するのですね。
理論の「うら(証拠)」をとるのですね。
◆新車の安全試験
新車の安全試験で考えてみましょう。
新車の開発時には、安全試験をします。
ボディーの剛性チェックですね。
これは実際に車を障害物に衝突させて、
その破損具合を確認します。
人間の命がかかっていますので、
そこまでしないと、安全とはいえません。
4.考えなくて良いのか?
ただ、一方で考えることも大事です。
やってみた結果を考えるのです。
やってみた結果の一種の反省です。
4-1.実験結果を考察する
実験結果が得られたとします。
上述の水の沸騰でもよいでしょう。
その結果を考えるのです。
①沸騰するまでの過程
②沸騰した後の挙動など
つぶさに観察して、その理由を考えるのです。
4-2.実験のやりなおし追加も
沸騰の実験では、
気圧が関係ありそうなことが分かれば、
気圧を変えた実験をしてみましょう。
このように実験結果に対して考察することが大事です。
つまり、
実験結果が偶然なのか必然なのか
を考えるのです。
ここまでくると、科学の領域となります。
5.行動と理屈のバランス
そろそろ分かって来たようですね。
そうです。
行動と理屈のバランスです。
5-1.行動だけではダメ
確かに行動は大事です。
しかし、行動だけではダメです。
行動した結果に考察(反省)を加えないと、
間違った理解をするかもしれません。
だいいち、自分の力になりません。
「あっそうか」
で終わってしまいます。
「こういう理由でこうなるんだな」
ここまでいかないとダメです。
不十分です。
5-2.理屈だけでもダメ
理屈だけではダメなことは、
既に説明したとおりです。
理屈だけでは、
正解かどうかも、真実かどうかも分からないからです。
しかも、その答えがひとつでないかもしれません。
だから、行動と理屈の両方が必要なんです。
①考えてから行動する。
↓
②行動してから考える。
この繰り返しで、
真実に近づくのです。
自分が成長するのです。
中でも大事なのが行動です。
百の理屈より、一つの行動です。
6.まとめ
どうでしたか。
行動の大切さがお分かりになったでしょうか。
同時に、
理屈の大切さもお分かりになったでしょう。
6-1.新発見、新発明
実は新発見や新発明には、
この理屈と行動の両者がうまく絡み合っています。
考えてから行動する。
行動してから考える。
これは、
新発見や新発明に限った話ではありません。
人間の知恵にもあてはまります。
知恵というより、
本能といってもよいでしょう。
この人間の知恵や本能を、
仕事や勉強、生活に
ぜひ活かしたいものです。
最後までお読みいただき、
ありがとうございました。
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※更新履歴※
【更新】2020年1月18日、5月29日、10月17日、2022年9月6日
少しだけ校正させていただきました。
【更新】2019年9月17日
「目次」を追加しました。
これで少しは読みやすくなったと思います。
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