高校球児の素顔を追う、私の見た高校野球(その35)
こんにちは、
拙作ブログをご覧いただきありがとうございます。
今回は、
「私の見た高校野球(その35)」です。
今後もこのシリーズを続けるつもりです。
私がやってきた野球取材の総括です。
取材期間 :
2000年~2014年(15年間)
その間に撮りためた写真が、
100万枚を超えました。
その写真1枚1枚は、
高校球児たちの歴史と同時に、
私の歴史でもあります。
写真ですので、
その瞬間、
高校球児たちと同じ場所にいなければなりません。
その時間と空間の中から、
私の感性で切り取ったのが、
この写真集です。
だから、
その写真の中には
私の気持ちが入っています。
それは「こだわり」と
いったほうがよいかもしれません。
その「こだわり」を集大成したものが、
今回のシリーズ「私の見た高校野球」です。
なお、素材は下記HPからの抜粋となります。
- 1.ベースランニング
- 2.その一途な真面目さがいい
- 3.笑顔のかわいいマネージャーさん
- 4.桜咲き春到来
- 5.貴重な練習試合だ、グラウンドが悪くたって
- 6.雨の公式戦
- 7.まとめ
- 【関連記事】
- ※更新履歴※
- ※CMリンク※
1.ベースランニング
志学館(木更津)にお邪魔しました。
今日の練習メニューはランニング練習のようです。
ベースランニングです。
もちろん、実戦さながらです。
特にベースを回るのが大変です。
ベースを踏む位置と、足の向き・・。
これを、
できるだけスピードを落とさずに行います。
そしてコーチャーの指示も見なければなりません。
「回れ」、「止まれ」
もちろん、
相手の守備位置でボールの位置を自分で判断します。
耳、目、足、腕・・
そう、
五感と体全体で状況を把握しながら走る。
ここがベースランニングの難しいところです。
(写真) 2003年2月22日 志学館にて撮影
2.その一途な真面目さがいい
君津高校にお邪魔しました。
守備練習のようです。
しかしミスをしたのでしょうか?
監督に注意を受けています。
その注意を聞く態度が私の心を動かしました。
選手の愚直さが伝わってきたのです。
その素直さがたまらなくいい。
高校野球はこれでなくては。
学ぶ気持ちを忘れたら
高校野球はただの野球になります。
ボールと「遊ぶ」のではない。
ボールと「学ぶ」でなければなりません。
(写真) 2004年2月14日 君津高校にて撮影
3.笑顔のかわいいマネージャーさん
君津商業にお邪魔しました。
そこに笑顔のかわいいマネージャーさんがいました。
いつも丁寧に挨拶をしてくれるマネージャーさんです。
きっと部員さんたちにも好かれているのでしょうね。
この笑顔のおかげでつらい練習も乗り切れます。
マネージャーさんの仕事は、
ボールや道具の片付けだけではないのですね。
マネージャーさんは心の支えです。
だから、
マネージャーさんには感謝しても
感謝し尽くすことはありません。
(写真) 2005年1月29日 君津商業にて撮影
4.桜咲き春到来
やっと春が来ましたね。
ここ拓大紅陵の桜も満開です。
桜と高校球児、よく似合います。
もうじきすると、
新入生が入ってきます。
そうすると、
グラウンドはますます賑やかになります。
活気が出てきます。
さあみんな楽しく、元気よく野球をやろう。
しかし、
怪我をしないように気をつけるんだよ。
春の出だしでつまずくと大変だよ。
春の県大会や夏の大会と公式戦が詰まっています。
チームに迷惑をかけるし、
だいいち、
本人が一番面白くないからね。
(写真) 2004年4月4日 拓大紅陵にて撮影
5.貴重な練習試合だ、グラウンドが悪くたって
君津青葉高校です。
四街道との練習試合です。
この日は雨まじりのあいにくの天気でした。
グラウンドはご覧のようにぬかるんでいます。
ユニフォームも泥んこです。
でも、貴重な練習試合です。
やめるわけにはいきません。
選手たちも必死です。
もうじき県大会がはじまります。
その次は夏の大会です。
レギュラーの座がかかっています。
監督にアピールする絶好のチャンスです。
グラウンドが悪いとか、
ユニフォームが汚れるとか、
そんなことをいっている暇はありません。
とにかく全力だ。
結果だ。
とにかく結果が欲しい。
(写真) 2004年3月25日 君津青葉にて撮影
6.雨の公式戦
袖ヶ浦球場です。
ここで千葉県の春季大会(予選)が行われていました。
しかし、あいにくの雨です。
4月といってもまだ肌寒い日が続きます。
指先が雨に濡れて、
いうことをきいてくれません。
あとは気合いだけです。
サードのキャプテンがチームに気合いを入れていました。
それは、
自分自身に言っているようにも見えました。
負けたらそこで春の大会は終わりです。
長い冬を乗り越えてきたではないか。
待ちに待った久し振りの公式戦だ。
簡単に負けるわけにはいかない。
雨がなんだ。
寒さがなんだ。
上等じゃないか。
こうなったら
とことんやってやろうじゃないか。
(写真) 2003年4月15日 袖ヶ浦球場にて撮影
7.まとめ
どうでしたか。
今回も厳粛な思いを込めて、
私の見た高校野球(その35)
をお届けしました。
どの写真も思い出深いものです。
写真ですので、
その瞬間に私(カメラマン)が
そこにいたことになります。
つまり、
球児達と、時間と場所を共有したのです。
しかも、
その瞬間は永遠に止まったきりです。
色あせることもありません。
その瞬間が永遠に存在するのです。
そう考えると、
そこに居合わせたことに感謝しなければ。
そう思いつつ、本稿を閉じます。
最後までお読みいただき、
ありがとうございました。
【関連記事】
※更新履歴※
【更新】2020年12月19日、2021年11月24日、2023年1月19日
少しだけ校正させていただきました。
※CMリンク※
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