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こんにちは、拙作ブログのご紹介です。このブログは河原健次がお届けしています。大分市出身、木更津市在住です。すでに半世紀以上も生存しています。その長い歴史から、日常生活や人生に参考になりそうな情報を提供しています。読者のみなさんに役立つことを願っています。

初めての外壁塗装、注意すべき6つのポイント

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拙宅の外観

こんにちは、

拙作ブログをご覧いただきありがとうございます。

 

今回は、

「外壁塗装」について考えてみたいと思います。

 

 

拙宅ではいろいろとリフォームをしてきました。


そのうちの外壁塗装について、

経験談をご紹介します。

 

外壁塗装は、

外観こそ素人でも分かりますが、

施工内容とか、使用する塗料とかになると、

とたんに専門的になってしまい、
お手上げとなります。

 

よって、見積どころか、
どこの業者に頼んでよいのかさえ分かりません。

 

そこで、私の経験から、
塗装業者の選びかたから、
見積のチェックポイントを
伝授したいと思います。

 

題して、

初めての外壁塗装、
注意すべき6つのポイント

です。

 

 

 

 

1.拙宅の外壁塗装

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拙宅外壁塗装の見積書

まずは拙宅の外壁塗装を紹介しておきます。

①施工時期 : 2011年4月
※ちょうど東日本大震災の直後です。
塗料の調達などで苦労したことを覚えています。

②工期 : 約1週間

※このとき、同時に屋根のウレタン防水工事もしました。

 

2.かしこく塗装業者を選ぶ

外壁塗装の塗装業者を選ぶのは大変です。


車のような完成品でさえも、
デザイン、色、性能、内装などで悩みます。


外壁塗装は未完成な上、
途中の施工過程がよく見えません。

しかも、その施工過程によって、
仕上がりが大きく変わってきます。

①塗装表面に艶があるとか、ないとか。

②塗り跡の有無など。

 

上記のような、
見た目だけの差だけではありません。


耐久性(耐用年数)にも影響が出てきます。

 

つまり、塗装によって、
完成品(塗装)の品質が
大きく変わってくるのです。

 

同じ塗料を使っても、
希釈のしかた(薄め方)や、
塗り方で、
結果(完成品)が変わってきます。

 

悪徳業者にかかると、
途中工程や塗料の選択で手抜きをしてきます。

 

しかも困ったことに、
その手抜きは素人では分からないのです。

 

そうなれば、
払ったお金が無駄になるどころか、
雨漏りなどの家本体に悪影響が出てきます。

 

3.塗装業者の種類

塗装業者の種類は、大きく3つに分類されます。


①大手ハウスメーカー
②地域の工務店
③地域の塗装業者


「大手ハウスメーカー」は信頼性は高いですが、
その分、コストも割高になります。

いわゆる中間マージンが発生するからです。

また、施工がメーカー自身ではなく、
下請け、孫請けになることがあります。

そうなると品質面の問題が出ることがあります。

つまり、費用が高いうえに、
品質が落ちることになるのです。 


「地域の工務店」は比較的安心できます。

 

過去に同じ工務店にリフォームを依頼したことがあれば、
なお安心です。

また、外壁塗装と合わせてリフォームすることによって、
全体を安く出来て、満足度の高いものにすることが出来ます。

 

ただ、注意したいのは、
この外壁塗装の技術がどのくらいあるかです。

 

その工務店が最初から外壁塗装をしていたり、
外壁塗装から工務店を立ち上げたのであれば安心ですが、
途中から外壁塗装をはじめた工務店は、注意が必要です。

 

経験や技術が未熟工務店が多いからです。


一方、
「地域の塗装業者」は安心です。


お奨めです。

 

技術力もあります。

 

人件費も安く抑えられますので、
費用が安くなります。

また、業者の数も多いので、
選択肢が増えます。

 

ただ、選択肢が多い分、
当たり外れがありますので注意が必要です。

 

だから、どの業者を選ぶかが難しく、
かつ重要になってくるのです。

 

4.塗装業者の選び方

まず注意しておきたいのは、


「訪問販売」には飛びつかないで欲しいということです。


「訪問販売」は”押し売り”のようなもので、
あちらこちらでトラブルが起きています。


一番安心なのは、
その業者の”実績”を見ることです。

 

この実績調査の手っ取り早いのが、
インターネットです。

そこで、実績や相場(㎡あたりの単価)を調べます。

また、
友だち、知人、近所での実績も聞きましょう。

出来れば、実績(塗装の出来映え)や、
評判をじかに確認します。

 

現地調査や、
経験者からの聞き取りです。


そこで、
おおよその候補を、3社程度にしぼり込んで、
見積もりを取ります。

この複数業者から見積もりをとることを、
「相見積もり」といいます。

 

5.見積もり依頼時の注意

 

見積もり依頼時には、
出来れば複数案を提案してもらいましょう。


①品質重視
(とにかく見栄えが良くて、
耐久年数の長い案)

②コスト重視(とにかく安い案)
③折衷案
(品質とコストがバランスのとれた案)


また、当然ですが、
現地調査にも来てもらいましょう。


そこで、施工範囲を明確にします。


特に忘れがちなのが、
雨戸、雨樋、軒天(軒下)、屋根

をどうするかです。


業者によっては、
これを勝手に範囲に入れてきたり
意識的に外してくることがあります。


そうすると、
正確な見積比較が出来なくなります。

 

よって、見積もり条件として、
こちらから明確に提示するか、


もし、明確な提示が出来なければ、
その部分だけ、
別に見積もってもらいましょう。

そうすると、
あとから簡単に出し入れが出来ます。

 

6.見積もりチェックのポイント

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見積明細書(複数案の見積が記載されている)

見積書で、まず見るのが合計金額です。

 

この合計金額が他社と大きく
(たとえば数10万円程度)違っていると注意です。

 

高くても安くても問題です。

 

◆見積額が他社より高いとき。

見積額が他社より高いときには、下記に注意です。

①不当に請求されている。
②見積範囲に、過剰なものが含まれている。

 

◆見積額が他社より安いとき。

見積額が他社より安いときには、下記に注意です。

①手抜きがある。
②見積範囲に、大事なことが抜けている。
(要求仕様通りになっていない)


そのためにも、
明細を入念にチェックしましょう。

 

明細は工程別になっているはずです。

 

下記が主な分類(工程)です。

①仮設工事(足場工事)
②洗浄工事
③養生
④部分塗装
⑤外壁塗装

最後の⑤外壁塗装は、「○円/㎡」という単価に、
面積(㎡)を掛けて、費用が積み上げられています。
(その他の工程は1式となっているのが普通です)


また、
外壁塗装の単価(○円/㎡)は塗料によって違ってきます。

 

次に大事なのが、見積条件です。

その大事な項目をあげておきます。

 

※注意すべき
6つのポイントです。


1) 数量、㎡、長さなどが正確か。

外壁は開口部は抜いて(除外して)計算しているか。
ぶっこみで計算していることがありますので、
要注意です。

2)洗浄作業は水だけでなく、
洗剤を使っているか。

水だけの高圧洗浄では、汚れが完全に落ちません。

よって、洗剤を使うようにしましょう。


3)塗装回数は。

塗装回数は下記が標準と考えていたほうがよいでしょう。

下塗り×2回
上塗り×2回

4) 移動物、脱着物は明確か。

エアコンカバー、テラス屋根などがどうなっているかを
確認しましょう。

できれば、
見積範囲に入れておいた方が無難です。

そうでないと、
あとで追加請求されます。


5)下地処理の詳細は。

下地処理として、下記を確認しましょう。

◇シーリングやひび割れ処理方法や材料を明記しているか。

6) 足場は「クサビ式緊結足場」か。

下記足場は要注意です。
安全性に問題があります。
できれば、やめていたほうがよいでしょう。

①「短管抱き足場」
②「ブラケット足場」

 

◆補足。

更に細かいことですが、
下記もチェックしておきましょう。

・保証書の有無、期間、条件
・アフターメンテナンス(期間、周期など)
・近隣対応(挨拶回り)は、
 業者単独でやってもらえるか。

 

7.まとめ

 

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塗装業者選びは大変です。


しかし、

その当たり外れが費用(金額)だけでなく、
できあがり(品質)にも影響します。

 

「高いお金をかけたのに満足度がいまいち」

 

そうならないよう、

契約前に十分時間をかけましょう。

 

事前見積もりは必須です。

 

出来れば3社程度の ”相見積もり” を
とりましょう。

 

見積もり依頼時は必ず現場調査に来てもらい、

見積もり範囲を出来るだけ詳細に提示しましょう。

 

見積もり比較(業者の絞り込み)には、

総額比較ではなく、明細や条件を確認しましょう。

 

塗装工事は高い買い物です。

 

あとで後悔しないように、
いろいろなところから情報を集めて、
発注者自身がかしこくなりましょう。

 

最後までお読みいただき、

ありがとうございました。

 

※更新履歴※

【更新】2021年11月23日、2023年1月18日
少しだけ校正させていただきました。

 

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