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こんにちは、拙作ブログのご紹介です。このブログは河原健次がお届けしています。大分市出身、木更津市在住です。すでに半世紀以上も生存しています。その長い歴史から、日常生活や人生に参考になりそうな情報を提供しています。読者のみなさんに役立つことを願っています。

終活その3、本人も家族も納得することが大事

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こんにちは、

拙作ブログをご覧いただきありがとうございます。

 

今回は、終活その3です。


終活する本人と、

その家族について考えてみたいと思います。

 

もちろん、

終活の主役はあなた本人です。

 

その本人が終活を決心し、

企画し、実行することになります。

 

例えば、

生前整理のしかたや、

それをどのように行うか、

その段取りを決めて、

実行していきます。

 

また、

エンディングノート(終活ノート)の書式や、

書く内容、書く時期も決めていきます。

 

映画やテレビドラマでいう、

脚本と監督、主演を本人一人で行います。

 

「1人3役」です。

 

1)シナリオが大事。

このときのシナリオが大事になります。

 

シナリオとは本人の意志です。

 

本人(映画でいう3役)が納得しないと、

前に進みません。

 

いい映画やドラマ(終活)はできません。

 

 2)脇役も。

同時に脇役も重要になってきます。


終活では、

この脇役は”家族”になります。


本人(終活の主役)に、

その日がきたときに

(そんな場面はきて欲しくないでしょうが)、

残された家族は、

葬儀の手配、火葬、埋葬、各種手続きと大変です。

 

だから、

終活をするのですが、

それでも家族の協力や助けは不可欠です。

 

万が一のときは、

悲しみの絶頂期のうえに、

葬儀など、不慣れなことばかりです。

 

用意周到といっても限界があります。


だから、

終活を脇役というべき、

家族と事前に確認しておくことが

大切になってきます。

 

いざというときに、

少しでも慌てなくて済むからです。

 

この事前の確認をとおして、

本人だけでなく、

家族も心の整理ができます。

 

終活を行う上で、

家族の支え(サポート)は大事です。

 

この本人と家族との関係に焦点をあてて、

終活を考えてみましょう。

 

 

 

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1.残された家族の負担


終活は、「死」が前提 となるため、

死の恐怖が先に立ってしまいます。

 

ゆえに、

死を直視することができません。

 

死を受けいれることができません。

 

特に日本人は昔から死をタブー視してきました。


学校の教育でもそうです。

 

「いかに、よりよく生きるか」

 

は学校でも教えます。

 

 でも、

「いかに、よりよく死ぬか」

 

は、聞いたことがありません。

 

昔から日本人は死を受け容れるのが苦手なようです。


そういう教育を受けていないのが、

背景にあるようです。

 

1-1.まず現実をみましょう

確かに「こころの整理」は必要です。


自分が納得がいかないと、

終活は始まりません。

 

仮に始まったしても長続きしません。

 

でも、

内面的なものばかりに囚われていたら、

現実が見えてきません。

 

残された家族は、

むしろ、この現実のほうが大変なのです。

 

1-2.葬儀、お墓、手続き、生活費・・

本人が亡くなると何が大変かを考えてみます。


この大変さが分かると、

終活の中身が見えてきてます。

 

いきおい、”やる気” が出てきます。

 

というか、「やらなければ」

という気持ちになります。

 

ここで、

本人が亡くなった場合に必要になる、

最低限のことを列挙しておきましょう。


① 葬儀
葬儀社、葬儀の規模(費用)、参列者の選択・案内、遺影の写真など


② お墓、お仏壇
遺骨の収納方法、お仏壇・お位牌の手配など


③ 遺産相続
財産、資産、不動産の相続など
(借金のよう負の相続もあるので注意)


④ 手続き
死亡通知、年金・健康保険等の停止手続き、各種名義変更など


⑤ 生活費
故人が一家の大黒柱のときは、即生活に影響します。


⑥法要、墓守
初七日、四十九日、一周忌、三回忌、七回忌、お墓参り・清掃など

 

どうですか、
大変なことがお分かりになったでしょう。

 

これらを、
残された家族や親族でしなければいけません。

 

しかも、

限られた時間のなかでするのです。

 

2.家族の役割


終活は、来るべき最期の日に備えて、

本人だけでなく、家族全員が行うものです。

 

その本人と家族の関係は、

家族構成によって違ってきます。

 

家族関係によって、

終活の役割分担が変わってきます。

 

2-1.本人が高齢者

本人が高齢者で、最年長の場合です。

 

世間一般では、もっとも多いケースです。

 

基本は一般的な終活と同じで、

高齢者の本人が主役となります。

 

本人が主体的に終活を行います。

 

ただ、高齢ですので、

肉体的に力仕事(生前整理)が

できないことがあります。


認知症になっていることもあります。

 

その時は、周りが手伝います。


エンディングノート(終活ノート)を代筆したり、

遺言書の下書きも、ときには必要になってくるでしょう。

 

2-2.家族が高齢者

本人は、まだ比較的若くて(就業中もあるでしょう)、

家族に高齢者がいるケースです。


本人が一家の大黒柱で、

両親と同居(別居)しているケースです。

 

この場合、本人がすべてを行います。


家族には、
そのことを(終活することを)知らせるだけで良いでしょう。

 

2-3.本人、家族とも若い(60歳未満)

家族みんなが若いケースです。


このケースでは、本人を含めて、

家族全員で話し合って、

役割分担を決めます。

 

3.家族のサポート

 

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終活は本人だけでなく、

家族と一緒に行えば、より効果的で、

しかも充実したものになります。

 

というのは、

終活は残された家族が負担することを整理して、

少しでもその負担を減らすことだからです。

 

この家族のサポート(支援)は、

生前整理やエンディングノート(終活ノート)作りのように、

目に見えるものだけではありません。

 

心の問題(内面的な問題)も含まれています。

 

むしろ、

心の問題のほうが大きいと

いってよいでしょう。

 

3-1.生前整理やエンディングノート(終活ノート)作り


家族のサポートのなかで、

もっとも分かりやすいのが、

生前整理やエンディングノート(終活ノート)作りです。

 

勿論、主役は本人です。

 

家族はあくまでも、サポート(脇役)です。

 

ただ、

家族が先導して生前整理をすることもあります。


本人がお年寄りで、

処分の可否が判断できないときや、

体力的な問題で、整理ができないケースです。

 

エンディングノート(終活ノート)作りは、

相手がお年寄りのときは、質問形式で行います。

 

「お葬式は、どれにする?」、

「宗派は○○だよね」、

「連絡先は、これでいい?」、

「お墓は?」

 

3-2.心のサポート

家族のサポートで大事なのが、
「心のサポート」です。

 

死を意識した本人は、

いろいろなところで悩みます。

不安がります。


その本人の気持ちに寄り添って、

理解してあげるのが、

「心のサポート」です。


ここでは、

アドバイスは殆ど要りません。

ただ「聞いてあげる」だけでよいのです。


本人の悩みや不安を根気よく聞いてあげましょう。


そうするだけで、

本人は不安から解消されます。


救われます。

 

ここに、

ホスピス・ボランティア」

という言葉を紹介しておきます。

 

延命治療を自ら断ち、

死を待つ末期患者に寄り添う

ボランティアのことです。

 

終活者への”こころのサポート”と、

共通点が多いことに気づくでしょう。

 

家族の大きな味方になります。


参考にされてください。

 

4.充実した人生

終活は、本人と家族の二人三脚です。

 

「おんぶに、だっこ」ではありません。

 

どちらが支えて、

どちらかが支えられる、

そんなものではありません。

 

勿論、年齢的な理由で、

どちらかが一方的に支える場合もあるでしょうが、

それは表面的なものであって、


実は両方とも支え合っているのです。
(心の中で)

 

その支え合う過程から、

「充実した人生」が

生まれてくるのです。

 

4-1.ゴールを目指す

 

人生の終着点(ゴール)は誰にもあります。


それを、

まず本人と家族が認め合いましょう。

 

終着点(ゴール)があることを、

家族みんなで話し合いましょう。

 

ゴールが分かると、

(勿論、それがどこか(いつか)は分かりませんが)、


気が楽になります。

 

前向きな気持ちになります。

 

準備(終活)にも身が入ります。

 

4-2.ゴールの先にあるのは

 そしてゴールの先には、

悲しい別れが待っています。

(本人にも、家族にも)


というと、

暗い気持ちになりますが、

実は本人にとってはゴールではなく、

新しいスタートでもあるのです。

 

あの世への”旅立ち”なのです。

 

現世の旅人が、

あの世への旅人になったのです。

 

だから、悲しくあっても、

暗い気持ちはありません。

 

本人は用意周到な終活という

「置きみやげ」を置いて、

旅立だっていくのです。

 

4-3.大事なのは

 

大事なのは

「充実した人生」です。

 

実は、
このことが終活の究極の目的です。

 

もちろん、

残された家族が大変なのは

よく分かります。

 

そのために終活をします。

 

そのことは否定しません。

 

でも考えてみてください。

 

人生1回しかないのです。


その1回の人生の最後に、

終活に追われるのでは、

何のための人生か分かりません。


終活は手段であって、

目的ではありません。


終活をとおして、

「充実した人生」を見出すのです。

 

そして、

生き生きと過ごすのです。

 

5.肩の荷がおりる


用意周到な終活は、本人を楽にします。

 

まさに肩の荷が下りた状態です。

 

それは、

本人だけではありません。

 

家族も同様です。


生前整理で、身のまわりのものを、

必要なものと、必要でないものに分けました。

 

必要のないものは、処分しました。

 

おかげで、

家の中がスッキリしました。

 

エンディングノート(終活ノート)を作成すると、

過去を振り返ることができました。

 

自分のやりたかった夢、

希望が再確認できました。

 

また、

やり残したものも分かりました。

 

終活前には「何となく」おぼろげに

見えていたものが、

ハッキリしたのです。

 

目の前のもやもやが晴れた気分です。

 

家族もそうでしょう。

 

ハッキリしたことによって、

スッキリしたのです。

 

5-1.見えてくるもの

終活によって、

今まで、ぼやっとしていたことが

ハッキリします。

 

これも終活の大きなメリットです。

 

今まで自分が保管していた本や服の中で、

本当に必要なものが見えてきます。

 

そうすると、

積極的に整理、処分します。

 

家の中がスッキリすると、

もっと家の中が見えてきます。

 

身辺整理に拍車がかかります。

(身辺整理の好循環)


それだけでなく、

自分が旅だっていったあとに、

何が必要かが(お金、手続きなどが)

見えてきます。

 

そうすると、

残された家族に負担をかけまいと、

出来るだけ生前に何とかしようとします。

 

残された家族のための生活費の積み立て、

生命保険の見直し、

お墓の手配、葬儀社との事前契約などが、

それです。

 

5-2.生きる活力に

 この
「ハッキリ、スッキリ」

が人生に活力を与えます。

 

これも終活のメリットです。


メリットというと打算的に聞こえますね。


「副次的効果」といったほうが

適切かも知れません。


いずれにしても、本人にとっても、

家族にとっても良いことです。


また、

この「ハッキリ、スッキリ」が、

気持ちに余裕を持たせます。

 

その余裕が、

新しい発見をもたらします。

 

それが、

人生への新しい目標や

生きがいとなります。

 

6.まとめ

 

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どうでしたか。


終活の意義、素晴らしさが分かっていただけたでしょうか。


「終活」イコール「死」という、

暗いイメージが少しは払拭されたでしょうか。


たしかに、

死は暗くマイナスのイメージを持っています。

 

しかし、

死は暗いものでも、

悲しいものでもないのです。


それは、

終活をすれば分かります。


終活は、

死への準備ではありますが、


同時に、

 

「死の理解、死の受け容れ」


でもあります。


終活をもっと前向きに

とらえていきましょう。


そのとき、

心身の支えになるのが家族です。


家族との二人三脚が、

終活をもっと素晴らしいものにします。

 

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そこには、暗い影はありません。

 

この二人三脚の主役はあなたです。

 

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二人三脚の足並みが乱れないように、

声をかけるのもあなたです。

 

だから、

あなたが終活の目的、意義を理解して

納得しましょう。

 

そして、

家族にも相談して、

協力してもらいましょう。

 

そうすれば、

見事な終活になって、

家族との絆は、もっと深まることでしょう。

 

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最後までお読みいただき、

ありがとうございました。

 

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※更新履歴※

【更新】2019年11月4日、2020年1月3日、5月13日、9月26日、2021年6月27日、2022年7月16日
少しだけ校正させていただきました。

【更新】2019年8月27日
一部構成を見直しました。
中身(文章)をマイナー修正しました。

【更新】2019年7月12日
「目次」を追加しました。
これで少しは読みやすくなったと思います。

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