「よく生き よく笑い よき死と出会う」アルフォンス・デーケン、終活時に読みたい本
こんにちは。
拙作ブログをご覧いただきありがとうございます。
今回は、本のご紹介です。
書名：よく生き よく笑い よき死と出会う
著者：アルフォンス・デーケン
出版社：新潮社
定価：1,512円（税込）
私が終活のなかで出会った本です。
著者のデーケン先生は、
ドイツ生まれですが、
日本語がペラペラです。
この本も自らが、
日本語で執筆しています。
しかも、
文章が簡潔で、
分かりやすくなっています。
私は、内容もさることながら、
文章の書き方まで、
本書で学びました。
１．人生は旅、人間は旅人
この言葉は、
この本の中でよく出てくる言葉です。
永い人生のなかで出会ったことや、
人生の転機が「旅」であり、
その転機によって、
人間が形成されると、
おっしゃっています。
これも先生自らの体験から得られた言葉です。
２．死の体験
デーケン先生みずからが、
身内の死を体験しています。
この死の体験から「死生観」が生まれたようです。
先生は、こうもおっしゃっています。
「日本人は生の教育は受けるが、
死の教育を受けることが少ないようです」
「私は、死の準備をおすすめしたい」
「死の準備ができると、
よりよく生きるようになります」
３．ホスピス
本書の後半によく出てくる言葉が「ホスピス」です。
余命わずかな人への看護の話です。
ここでは、
延命治療はしません。
豊かな「生」を、
まっとうさせることに、
力を注ぎます。
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４．ユーモアのすすめ
生物のなかで笑うことができるのは人間だけです。
しかも、
怒りながら笑うことはできません。
本書では看取られるときに、
ユーモアで旅だった話が出てきます。
私はこんな最期って素晴らしいなぁ、
と思いました。
５．まとめ
本書は「死」をテーマにしていますが、
決して暗くはありません。
それは、
著者が温かい心の持ち主だからでしょう。
文章が簡潔で分かりやすく、
すらすらと読んでいけます。
ひさしぶりに出会った、
感動の本です。
最後までお読みいただき、
ありがとうございました。
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※更新履歴※
【更新】2019年11月3日、2020年2月29日、7月5日、12月26日、2022年2月19日
少しだけ校正させていただきました。
【更新】2019年9月15日
「目次」を追加しました。
これで少しは読みやすくなったと思います。
【更新】2019年4月27日
タイトルと中身（文章）をマイナー修正しました。
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