「転ばぬ先の杖」は大事な生活の知恵
こんにちは、
拙作ブログをご覧いただきありがとうございます。
今回は、諺・格言のお話です。
といっても、
あくまでも私見ですので、
そ のへんはご了承ください。
今回のテーマは、
「転ばぬ先の杖」です。
つまり、
不測の事態に備えて準備することです。
といえば、
みなさんもよく分かっているし、
普段から実行していると思います。
ただ、
その中身と言えば人それぞれでしょう。
そこで、
この「備える」を整理しました。
さあみんなで、
この「備える」を考えてみましょう。
1.本日の諺・格言
「転ばぬ先の杖」
2.意味
「転ばぬ先の杖」の意味は下記です。
『失敗しないように、
万が一に備えて、
あらかじめ十分な準備をしておくこと』
つまり、
下記の関係をいいます。
① 万が一 ⇒ ころぶ
② 備える ⇒ 杖(つえ)
3.分かり安くいうと
さらに、
分かりやすく例をあげて説明します。
1)仕事・・みんなの前で発表する。
仕事でみんなの前で発表することがありますよね。
①新製品の発表
②実験や研究成果の発表
③プロジェクト報告 など
こういうときに、
用意周到な準備をするのが、
転ばぬ先の杖です。
このケースでの準備とは、
下記が考えられます。
①想定問答
②バックデータ
③ケーススタディ など
2)生活面・・ケガ、病気などに備える。
毎日の生活の中での不測な事態として下記が考えられます。
①ケガ、病気
②冠婚葬祭
③地震、水害などの自然災害
このような不足な事態に備えて下記を準備します。
①お金(貯蓄)
②保険
③非常食の備蓄
④防災用具(簡易トイレほか) など
これも、転ばぬ先の杖ですね。
4.「備える」を掘り下げる
ここで、
「備える」を掘り下げてみましょう。
4-1.データのバックアップ
大事なデータが消えたり、
読めなくなると大変ですよね。
具体的には下記のようなケースです。
①パソコンのなかに入れていたデータを
誤って消してしまった。
②そのパソコン自体が故障して、
データを読むことができなくなった。
このような事態に備えて下記を行っておきます。
データのバックアップ
つまり、
データのコピー(複写)ですね。
4-2.システムの二重化
この例ではデータだけでなく、
システムが故障したときのことを考えます。
システムとは下記をさします。
①コンピュータ本体
②記憶装置
③通信回線
④電源装置
上記①~④の、どれが故障しても、
システムは機能しなくなります。
その対策としては下記があります。
システムの二重化
つまり、各装置を二重に持つのです。
【補足】
二重化には次の二種類があります。
A.常時稼働方式:
2つの装置が同時に運転している状態です。
非常時に瞬時に切り替えられるメリットがあります。
(ダウン時間の最小化)
B.スタンバイ方式:
片方(本番機でない方)は非稼働状態にしておきます。
本番機がダウンしたときに、
このスタンバイ機を稼働させて切り替えます。
そのため、
切替に多少の時間を要しますが、
1台のスタンバイ機で、
複数の本番機を バックアップができるので、
コストを抑えることができます。
ちょっと難しくなりましたね。
ごめんなさい。
4-3.パスワードの更新
パスワードや暗証番号もそうですね。
ずっと同じものを使っていると、
他人に知られたり、
盗まれたりします。
ここも「転ばぬ先の杖」で、
こまめに更新しましょう。
4-4.口座の複数化(危険分散)
次に危険分散の話をしましょう。
①貯金
たとえば、貯金です。
貯金を管理する点では口座はひとつの方が良いのですが、
ひとつだとリスク(危険)が多すぎます。
銀行の倒産や、他人による不正引き出しです。
そのためには、
複数の銀行に分散して預けることが重要です。
このように、
お金のような大事なものを複数に分散することを、
危険分散といいます。
②会社などの団体旅行
会社などの団体旅行で飛行機を使うときに、
飛行機を複数に分けることがあります。
これも危険分散のひとつです。
万が一の時のダメージを分散するのですね。
これで、
100%の被害を2分の1、3分の1にできます。
4-5.予備品の買い置き
次に予備品です。
分かりやすいのが次のような例です。
①車のスペアキー、スペアタイヤ
②電球の買い置き
③非常食の備蓄 など
これらについては、説明は不要でしょう。
ただ、注意して欲しいのは、
予備を持ちすぎると、
「ムダ」になることです。
つまり、予備品を多く持ちすぎて、
出番がない(使うことがない)のでは、
もったいないということです。
予備品は、
適度な量にしておきましょう。
5.死への準備は備えの究極
最後に、
備えの究極を紹介しておきます。
それは「死への準備」です。
1)家族が困らないように。
本人が亡くなって困るのは、
遺された家族の生活です。
具体的には下記の心配が出てきます。
①住むところ
②お金(生活費)
2)家族に負担をかけないように。
遺された家族の負担で一番思いつくのが、
葬儀です。
できれば、
生前に本人が葬儀予約をしておけば、
家族の負担が減ります。
3)家族が争わないように。
この争いの典型は下記です。
①遺産相続
②財産分与
その争いを避けるために、
「遺言書」を残しておきましょう。
因みに、遺産には借金のような、
「負」の遺産があることに注意が必要です。
この借金についても、
家族に伝えておきましょう。
上記一連の情報(記録)は、
エンディングノートに記載しておきましょう。
エンディングノートは市販されています。
電子版はネットからダウンロードできます。
6.まとめ
どうでしたか。
転ばぬ先の杖は、
自分たちが生きていく上で非常に参考になります。
先人たちの知恵が、
この諺に盛り込まれているからです。
とくに、
「死」への備えは大事です。
それを、
「終活(しゅうかつ)」と呼ぶ人もいますが、
呼び方はどうでも良いのです。
大事なのは中身です。
遺された家族に、
負担をかけないように。
最低限の準備
をしておきましょう。
最後までお読みいただき、
ありがとうございました。
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※更新履歴※
【更新】2019年12月24日、2020年5月2日、9月14日、2021年6月4日、2022年6月25日
少しだけ校正させていただきました。
【更新】2019年8月10日
「目次」を追加しました。
これで少しは読みやすくなったと思います。
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