「言い訳をしない」を考える
こんにちは。
拙作ブログをご覧いただきありがとうございます。
今回は、諺・格言のお話です。
といっても、
あくまでも私見ですので、
そのへんはご了承ください。
今回の言葉は、「言い訳」です。
言い訳ってよくしますよね。
本人は、
言い訳のつもりではないのですが、
聞いた相手は、
言い訳のように聞こえます。
というのは、
言い訳は、行動した結果が、
うまくいかなかったときに使う言葉だからです。
・１００点がとれなかった。
・予定どおりに終わらなかった。
・1番になれなかった。
・あいつに負けた。
・遅刻した。
こういうマイナスな結果のときに、
何らかの理由をつけるのが、
言い訳です。
しかし、
そんな言い訳をしても、
何にもならないのですが、
何とか自分を正当化するために、
なにかと理由を並べるのです。
ある意味、
人間の性（さが）なんでしょう。
それだけ、
人間は弱いということです。
だとすれば、
それを克服すれば、
もっと大きい人間になれるかも・・。
ということで、
この「言い訳をしない」を考えてみます。
１．本日の諺・格言
「言い訳をしない」
２．意味
この意味はお分かりですよね。
ポイントは「言い訳」です。
この言い訳は、
うまくいかなかったときや、
できなかったときに使います。
１）初めてだったので。
２）説明がなかったので。
３）前例がなかったので。
４）こんなはずではなかった。
うまくいかなかったときや、
できなかったときの理由にするわけですね。
つまり、
自分は悪くない
が言いたいのでしょうね。
３．分かり安くいうと
１）逃げ根性。
失敗理由を自分以外にすること。
２）自分の正当性を主張。
自分は悪くないと主張すること。
４．自分を振り返って
では、自分はどうだったのか・・。
簡単に振り返ってみます。
基本的には、
ネガティブなケースが該当します。
４－１．仕事がうまくいかなかったとき
仕事がうまくいかないときって、
結構あります。
◇想定していた結果が出なかった。
◇完成時期が遅れた。
こんなとき、
報告の理由を探すわけですが、
往々にして、
「自分」意外なところに理由を持っていきます。
◇前提条件が変わったから結果が出なかった。
◇途中で人事異動があったため遅れた。
◇予算が足りなくなったため遅れた。
４－２．自分のいうとおりに相手が動いてくれなかったとき
部下や現場の作業員に仕事の内容を説明するときに、
相手がなかなか理解してくれなかったり、
間違った意味に理解するときです。
こんなときも、
◇相手が真面目に聞いていなかったから。
◇相手の理解不足、能力不足だから。
と、ここでも自分以外なところに理由を持って行きがちです。
４－３．相手が約束を破ったとき
これは仕事だけではありませんが、
決まった期限までに、
ものを作るとか返すとか、
こういう約束をしていながら、
その約束を守れなかったときに、
相手のせいにしてしまいます。
５．それで、どうなの？
それで私が気がついたのは、
他人のせいにしても何も解決しない
ということです。
自分は成長しない
ことです。
そこなんです。
人のせいにしても、
何も解決しないのです。
しかも、
本人は成長しません。
だってそうでしょう。
自分の正当性ばかり主張するからです。
自分が悪くないと思うと、
真剣になって解決しようとしません。
真剣になって解決しようとしないと、
自分は成長しません。
つまり、
人のせいにして、
いいことはありません。
ただ、
「その場しのぎ」になるだけ
です。
これではダメです。
こういう「逃げ」のクセがつくと終わりです。
自分が成長しないどころか、
誰もついてきてくれません。
誰も信用してくれません。
本人が孤立するだけです。
しかも小さく、暗く、惨（みじ）めになるだけです。
６．まとめ
「言い訳をしない」
実はこの言葉は、
私が上司に言われた言葉です。
その上司はすでに他界されましたが、
私が新しい部署に入って、
右も左も分からないときに、
失敗ばかり繰り返していました。
「だって何もマニュアルなんかないんですよ」
というと、
「言い訳をしない」
「だったら、自分で調べて、
自分で確かめなさい」
いやー、
厳しい人もいるんだ。
と、
そのときに初めて目が覚めました。
よーし、
それならやってやろうじゃないか。
それ以来、
とことん勉強しました。
私の負けん気に火がついたのです。
（というか、その上司は、
私の性格まで読んでいたのでしょう。
こいつなら、
落ち込まずに向かってくる・・と。
その点でも素晴らしい上司と思っています）
そこで徹底的に勉強しました。
分からないことは人に聞いたり、
自分でも調べました。
そして、そこで知ったことは、
決して”うのみ”にせず、
かならず、自分で確かめる
ようにしました。
そうすると不思議ですね。
仕事に自信が
ついてきたのです。
と同時に、
ものの考え方や、
人との接し方までが変わってきたのです。
私がこうなることを、
上司は読んでいたのです。
こんな素晴らしい上司はいません。
今でも感謝しています。
やっぱり、
人のせいにしてはいけないのですね。
言い訳をしてはいけません。
天国の上司に感謝です。
合掌！！
最後までお読みいただき、
ありがとうございました。
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※更新履歴※
【更新】2019年11月21日、2020年1月12日、3月28日、8月5日、2021年3月10日、2022年4月19日
少しだけ校正させていただきました。
【更新】2019年9月16日
「目次」を追加しました。
これで少しは読みやすくなったと思います。
【更新】2019年6月12日
文章を加筆修正しました。
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