「人のせいにしない」を考える
こんにちは。
拙作ブログをご覧いただきありがとうございます。
今回は、諺・格言・言葉のお話です。
といっても、
あくまでも私見ですので、
そのへんはご了承ください。
今回のテーマは
「人のせいにしない」です。
かなり重い言葉です。
人間は弱いものです。
自分の失敗を人のせいにしがちです。
でもそうしたとたんに、
誰も信用してくれなくなります。
これは人間の根源にかかわっているようです。
難しく重い言葉です。
今回は、
この重い言葉に迫ってみたいと思います。
- 1.本日の諺・格言・言葉
- 2.この言葉を取り上げた理由
- 3.少しだけ経緯を
- 4.会社でのできごと
- 5.初めての経験
- 6.そのときに言われた言葉
- 7.これで吹っ切れた
- 8.恐れるものは何もない
- 9.まとめ
- 【関連記事】
- ※更新履歴※
- ※CMリンク※
1.本日の諺・格言・言葉
「人のせいにしない」
2.この言葉を取り上げた理由
この言葉は重たく、
ここで書くのも気が引けるほどです。
なぜなら、
ここで書くこと自体が、
「人のせいにしない」に反している
と思えてならないからです。
ちょっと考えすぎかもしれませんが、
私の中では重たく、
大事な言葉 なのです。
3.少しだけ経緯を
この言葉に似たものとして下記があります。
「言い訳をしない」
じつは、この二つの言葉は、
かつての上司に言われた言葉です。
そのときは、
かなりショックでしたので、
30年も経った今でも鮮明に覚えています。
4.会社でのできごと
それは、
大手の鉄鋼会社に勤めているときでした。
その会社は、
業界でも有数な大企業でした。
その会社で、
私はコンピュータの仕事をしていました。
そうです、
バリバリの「技術屋」だったのです。
ところが、
ある日、人事から辞令が出ました。
ホント突然でした。
といっても、
少しだけ思い当たるフシがありました。
人事室長と酒を飲んだときに、
かなり言いたい放題をぶちまけたことがありました。
それがきっかけだったのかなあ、
と思っています。
異動先は、
ばりばりの事務屋の職場でした。
「プロジェクト調整室」
新設する工場のプロジェクト調整を行う部署です。
1件数百億円という桁違いな大きなプロジェクトです。
そのプロジェクトの建設部隊とユーザ(製鉄所)との調整役です。
当然、予算や工期などで問題が出ます。
かたや、コスト重視(安くしたい)、
かたや、設備重視(いいものが欲しい)・・。
メーカーとユーザのような関係ですので、
そう簡単にはいきません。
そんなプロジェクトが、
同時に10件以上も立ち上がっていました。
ホント、死ぬ思いでした。
5.初めての経験
そこへ配属になった私の心境を察してください。
一介のコンピュータ屋さんですよ。
いままでは、
コンピュータを相手にしていれば良かったのに、
今度は人間さんの相手です。
しかも、
所長や工場長や部長さんという偉い人ばかりです。
とにかくびびりました。
6.そのときに言われた言葉
そのときに配属先の上司から言われ言葉です。
「初めてで何をして良いか分かりません」
というと、
「心配するな」
「ただこれだけは守っておけ」
「言い訳をしない」
「人のせいにしない」
「そうしないと、
誰も信用してくれない」
7.これで吹っ切れた
私はこの言葉で吹っ切れました。
それからは、
分からないことは素直に聞くことにしました。
そして、
教えてもらった恩返しとして、
それをしっかり自分のものにしました。
つまり、
自分のなかで「考え」、「そしゃく」しました。
それを仕事に活かすようにしました。
7-1.今思えば・・
当時を思い出すと、
そのときには考えもしなかったことが思い出されます。
ただ一ついえることは、
とにかく自分で考えたということです。
常識や思い込みを廃して。
◇何故そうなっているのか。
◇もし、それがなかったらどうなるのか。
◇こうではダメなのか。
◇こういう考え方もあるのでないか。
と、ものごとを複数の角度から見るようにしました。
そのように考えていると、
いつの間にか、
それが習慣になるようになりました。
不思議です。
しかも、そのような考え方が、
この職場に合っていたのです。
ということは、
私をこの職場に異動させた人事も、
見る目があったということか。
あの日の飲み会は、
ムダではなかったということか。
とにかく、
人間、
どこでどう変わるか分からないものです。
8.恐れるものは何もない
そうすると不思議ですね。
新しい職場では私は新米ですし、
相手は立派な肩書きのある人ばかりですが、
「ものおじ」しなくなりました。
自分で言うのもおかしいのですが、
何か自信にようなものがついてきました。
まあこれも私の性格なんでしょうが、
少し自信がつくと、
物怖じしないのですね。
それが良い方向に回転しはじめました。
と、いまでこそ安易に書いていますが、
当時は必死でした。
とにかく、弱気のどん底でした。
よく、あそこから這い出したものだと、
今でも感心することしきりです。
9.まとめ
ということで、
自分自身のことを、
ぐだぐだと書かせていただきました。
私の生き方を変えてくれた上司は、
すでにお空の上です。
器の大きな人でした。
その上司には、
いまでも手を合わせています。
本当にありがとうございました。
最後までお読みいただき、
ありがとうございました。
【関連記事】
※更新履歴※
【更新】2019年11月22日、2020年3月29日、8月5日、2021年3月11日、2022年4月20日
少しだけ校正させていただきました。
【更新】2019年9月16日
「目次」を追加しました。
これで少しは読みやすくなったと思います。
【更新】2019年6月13日
文章を加筆修正しました。
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