知って得・あなたの生活をもっと豊かに!

こんにちは、拙作ブログのご紹介です。このブログは河原健次がお届けしています。大分市出身、木更津市在住です。すでに半世紀以上も生存しています。その長い歴史から、日常生活や人生に参考になりそうな情報を提供しています。読者のみなさんに役立つことを願っています。

職人さんたちに見る作業の基本(その1)

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タイル貼り

こんにちは、

拙作ブログをご覧いただきありがとうございます。

 

今回は、

作業の基本について考えてみたいと思います。

 

といっても決して堅苦しいものではありません。

 

上の写真は、

我が家でリフォームをしたときのものです。


リフォームは、

過去に5~6回ほど行ったのですが、

そのたびに、いろいろな職人さんを見て来ました。

 

①大工さん

②土木やさん

左官やさん

④塗装やさん

⑤配管やさん

 

どの職人さんたちも、

自分の仕事に誇りをもっていました。

 

それは当然といえば当然なのですが、

それがとにかく、

やることなすこと、

まさにプロなのです。


私はその職人さんの作業じっと見てきました。

 

ずっとみていても飽きないのです。


1日中見ていても飽きないのです。

 

なぜなんでしょうね。

 

その作業の一部始終が、

感心の連続なのです。

 

そこで、

ある共通点を見つけました。

 

①服装が作業にぴったり。

②道具を丁寧に扱う。

③作業の途中でこまめに清掃する。

④使った道具は、
その都度きちんと整理整頓する。

 

いやー、実に勉強になりました。


職人さんのやることは、

日常の生活にも活用できる

のではと思いました。

 

というか、
見習うべき

だと思ったのです。

 

そのへんのところを書いてみたいと思います。

 

◆職人さんの見習うべきところ。

 

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門扉の撤去

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土間のコンクリ張り

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コンクリート流し込んだところ

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仕上げ(刷毛引き)

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仕上げ(鏝さばき)

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タイルの目地仕上げ

どうですか。


上の写真を見て気づくことがありませんか?

 

1)作業が丁寧。

2)殆どしゃべらない。

3)服装が、ばしっと決まっている。

4)段取りにムダがない。

5)道具が整理整頓されている。

6)周りが片付けられている。

7)切りの良いところで休憩をする。

8)仕事が終わって帰るときは、

ゴミひとつ残していない。

 

以下順に見ていきます。

 

※5)~8)は「その2」で記載しています。

職人さんたちに見る作業の基本(その2) - 知って得・あなたの生活をもっと豊かに!

 

 

 

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1.作業が丁寧

プロですので当然でしょうが、
職人さんの作業は丁寧です。


ホント、これにはほれぼれします。


私も仕事を40年以上もやっていますが、

あんな風にはいきません。

 

なぜなんでしょうか。


その理由を考えてみました。


1-1.個人経営

私が見た職人さんは、
みんさんが個人経営のようです。


元請けの工務店さんと契約しており、
その下請けとして派遣されているようです。


つまり、

従業員のいない個人事業なのです。

 

自分の腕一本で生活しているのです。

 

だから、

必然的に仕事に責任を持っているのです。

 

それが、

あの真面目さに表れていると思います。

 

1-2.腕に自信あり

次に腕ですが、

私のような素人には腕の善し悪しまでは分かりませんが、

少なくとも自分の腕に自信を持っているようです。


親から引き継いだ腕もあるでしょう。

 

自力で培った腕もあるでしょう。


少なくとも下記が言えるのではと思っています。

 

人に教わったのではなく、

自分で覚えた。

 

だから職人さんには、

年輪を感じるのです。

 

2.殆どしゃべらない

職人さんは、作業中は殆どしゃべりません。

 

でも、休憩中はよくしゃべります。

 

しかし、作業中はしゃべりません。


作業中にしゃべるのは、
私が質問したときぐらいです。

 

「ここの養生もお願いします」

 

「はい分かっています。
最後の最後だね」

 

と会話したあとに、

「しまったー」

といつも後悔するのは私です。

 

つまらない質問をしてしまった。


仕事の邪魔をしてしまった。

 

あの寡黙さは宝です。

 

とうてい私なんか真似ができません。

 

私、1分も黙っていられないたちです。(笑)

 

3.服装がびしっと決まっている

どうでしょうか。


写真をみてお分かりだと思いますが、

服装が決まっていますよね。

 

決しておしゃれではありませんが、

(失礼)

なぜか決まっているのです。


私なんかのスーツ姿より、

何倍も格好いいです。

 

3-1.作業のしやすい服装

服装が決まっていますよね。


作業のしやすい服装です。


ズボンの太もも辺りは余裕をもたせて、

かがみやすくしています。


通気性もよいようです。


ポケットの数が多いことと、

その大きさが複数あるなど、

工夫のあとが見られます。


そこに、
小物やボールペンなどが納められています。

 

3-2.安全に配慮

安全にも気を配っています。


暑いからといって、

「腕まくり」などはしていません。


安全第一ですね。


ケガでもしたら大変です。


サラリーマンのような、

「有給休暇」はありません。

 

3-3.はいている靴も、ばっちり

びっくりしたのは靴です。


基本は運動靴です。


しかも底の薄いやつです。


地下足袋(じかたび)のようなものです。


底が薄いと釘を踏んづけたときに危険では、

と思ったのですが、

このほうが動きやすいのでしょうね。


まさに機能性を重視しています。

 

もちろん、
水回りやコンクリート張りは長靴となります。


この長靴も格好いいのです。

 

4.段取りにムダがない

次に私が感心したのは段取りです。


もちろん個々の作業にも年輪を感じますが、

作業の手順(段取り)がすごいのです。

 

彼らは、図面やメモは見ません。


すべて頭に入っているようです。


事務所(工務店)を出るときに、
頭にたたき込むのでしょうね。

 

というか、
体に覚え込ませているのでしょうね。

 

ここが、まさに職人さんです。

 

私は、職人さんが現場で、

図面を見ているところを、

一度も見たことがありません。

 

4-1.まずは測定

職人さんが、まずやることは現場の測定です。


測定にはスケールを使います。


このスケールの使い方が手際よいのです。


そしてポイント(コーナー)ごとに印をつけます。


目印に杭を打つこともあります。

 

4-2.糸張り

次に、ポイント(コーナー)間を結んで、
直線を出しをします。


ここで使うのが「糸」です。


材質は普通の糸のようです。


昔のたこ糸のようです。


ただ、その糸を杭にくくるのが早いのです。


なんか格好いいのです。

そのほか、水切りのように、傾斜を出すときには、
水準器のようなものを使っているようです。

 

4-3.作業は遠いところから

作業は遠いところから行います。


しかも、真ん中ではなく、端からです。


このへんは、素人の私でも見当はつきました。
(と自慢するほどのものではありませんが)

 

4-4.コンクリート打ちの基本手順

参考までに、
土間のコンクリート打ちの基本手順を紹介しておきます。


①土を掘削する。
  ↓
②砕石を敷き詰める。
  ↓
③砕石を固める。
  ↓
④ 型枠を設置する。
  ↓
⑤ワイヤーメッシュ(溶接金網)を設置する。
  ↓
⑥コンクリートを流し込む。
  ↓
⑦表面を仕上げる。

5.~8.: 「その2」に記載しています。

職人さんたちに見る作業の基本(その2) - 知って得・あなたの生活をもっと豊かに!

 

9.まとめ

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屋根の防水処理

どうでしたか。

見れば見るほど職人さんてすごいですよね。


私もこの記事を書きながら、
そのすごさを再認識しています。

 

9-1.徹底したプロ

職人さんは基本的には個人経営です。
ボーナスもなければ、有給休暇もありません。
自分の腕だけが頼りなのです。

 

9-2.急がば回れを地でいく

職人さんは、
効率化の本質を分かっているようです。


一見遠回りのようなことを、
こつこつとするのです。

 

私なんかのド素人が見ていると、
イライラするようななことを、
こつこつとやります。


たとえば、地ならしです。


もうそのへんで止めたら、
と思うのですが、
何度も何度も地ならしをしています。


そこで聞いてみみました。


すると、
こんな返事が返ってきました。

 

「地ならしをきちんとやっておかないと、
表面がひび割れなどをおこして、
やり直しになることがあるんです」

 

なるほど、だから入念にするのですね。


先を見て、今の作業をするのですね。

 

そのほうが、

長い目でみたときに効率的になるのですね。

 

9-3.頭が下がるほど寡黙

作業中は殆どしゃべりません。


決められたことを淡々とします。


作業は、基本的には一人です。


ですので、
話す相手もいないからでしょう。


仮に相手がいても、
集中しないと、
できない作業ばかりですので、
自然と寡黙になるのでしょう。

 

というか、
寡黙な人が職人さんに向いているようです。


私の勝手な憶測です。

 

9-4.すべてが、さりげない

職人さんが、
途中で首をかしげるところを見たことがありません。


すべてを淡々とやってのけるのです。


やることが頭に入っているのでしょう。


いえ頭に入っているのではなくて、

体にしみこんでいるのでしょう。


だから、
次から次とやることが出てくるのでしょう。


しかし、
たまに失敗することもあるようです。


愛嬌ですね。


そのとき、私はほっとします。


普通の人でよかった、と。

 

最後までお読みいただき、

ありがとうございました。

 

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※更新履歴※

【更新】2020年2月4日、6月17日、11月7日、2021年8月17日、2022年10月11日
少しだけ校正させていただきました。

【更新】2019年10月18日
「目次」を追加しました。
これで少しは読みやすくなったと思います。

【更新】2019年5月13日
中身をマイナー修正しました。
(リンク張り)

 

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