急がば回れ、仕事に、運動に、人生に
こんにちは、
拙作ブログをご覧いただきありがとうございます。
今回は言葉のお話です。
といっても、
あくまでも私見ですので、
そのへんはご了承ください。
今回のテーマは、
「急がば回れ」
です。
この言葉の意味は、
急いでいるときほど、
「あえてゆっくり」
ということですね。
先人の教えです。
慌てるとケガをするし、
予期しないことで遅くなることがあります。
だから、
急いでいるときほど、
「ゆっくりしなさい」
と言うことです。
何となく分かっているのですが、
それがなかなか出来ません。
やっぱり、
気持ちに余裕がないからでしょう。
この教訓(いましめ?)は、
どんな場面でも使えます。
仕事や運動・・。
極めつけは「人生」です。
そんなありがたい言葉、
「急がば回れ」について考えてみます。
1.本日の言葉
「急がば回れ」
2.意味
「急がば回れ」の意味は下記です。
『急いで物事をなしとげようとするときは、
危険な近道を行くよりも、
安全確実な遠回りを行くほうが、
かえって得策だということ』
ここで、
いくつかの疑問がわいてきました。
2-1.これって当たり前なの?
「危険な近道より、安全な遠回り」
そうだよね。
そんなの当たり前だよね。
でも、
危険とか安全とかいうけど、
それって、どうしたら分かるのでしょうか?
2-2.深い意味が隠されているの?
急がば回れって、
例文では「歩く道」でしたが、
必ずしも「道」に限らないのではないでしょうか。
①仕事
②出世
③勉強
④進学
⑤生活
⑥子育て
う~ん、
何でも当てはまりそう。
2-3.人生でも使えるの?
そういえば、
生き方にも使えそうですよね。
①人生の最短距離を歩む
②回り道をする
③引き返してみる(時間を戻すことはできませんが)
3.まずは基礎から
「急がば回れ」が少しずつ分かって来ました。
これって、
実行する前が大事
ということなのでしょうか。
3-1.家にたとえるなら
大事なことで思い出すのは、
家の基礎でしょう。
基礎がしっかりしていないと、
いくら、柱や屋根がしっかりしていても、
すぐに壊れてしまいますよね。
壊れてしまうと、また建て直しです。
結局、時間がかかってしまいます。
お金も余分にかかってしまいます。
だから、
多少時間がかかっても、
お金がかかっても、
基礎をしっかりということですね。
3-2.運動でも
たとえば、野球にしましょうか。
野球のし始めは、すぐに試合に出たがりますが、
その前にやることが沢山あります。
①ボールの投げ方
②ボールの捕り方
③バットの握り方
④バットの振り方
この基礎をやっているのと、
やっていないのとでは、
技術の伸び、進歩の早さ
が違います。
基礎をしっかりしていると、
最初こそ、伸びは遅いものの、
そのあとは、急速に伸びます。
3-3.仕事でも
仕事だって同じです。
基礎が大事です。
①文章の書き方
②社内ルール
③就業規則
④組織構成 など
仕事する上での、
基本的なことが沢山あります。
これらを適当にやって仕事に取り組むと、
最初こそ、
「こいつ、できるな」となりますが、
あとはミスの連続です。
よって、
ここでも急がば回れが生きてきます。
4.計画を立てて実行
実行する前に計画を立てましょう。
いわゆる「予定の策定」ですね。
そうすれば、
確実な実行ができるからです。
急がば回れ、ですね。
4-1.計画とは?
計画とは、下記を決めることです。
①やること(やる内容)
②その手順(順番)
③やる人と役割(複数でやるとき)
④マイルストーン(いつまでやるか)
これらを決めるには、
やることを理解していなければなりません。
しかし、
やることを完全に理解しておくのは、
現実的には難しいので、
走りながら考えることになります。
すなわち、
試行錯誤しながらの実行です。
こうなると、
急がば回れ(試行錯誤)も、
何回か繰り返すことになります。
4-2.進捗確認も
計画&実行では、
途中の進捗管理が重要です。
①進捗度の把握(+10%とか-5%など)
②遅れている(進んでいる)中身の把握
③遅れている(進んでいる)原因は?
上記を定期的に行います。
(毎日や週1回など)
その結果(進捗)を受けて対策を打ちます。
計画の見直しですね。
5.中身をじっくり理解して実行
実行する前に中身をじっくり理解しましょう。
そのことは前項で記述ずみです。
5-1.仕事の中身、勉強の中身
まず大事なのが、
やること(仕事、勉強)の中身を理解することです。
もしやることを、
上司や先生に言われた(指示された)とすると、
その上司や先生に確認することが大事です。
とくに下記を明確にしておきましょう。
①いつまでするのか?
②結果だけでいいのか?(途中報告の要否)
③O/P(アウトプット)は?(その媒体は?)
5-2.何をもって完成なのか?
完成のイメージを確認しておくことは大事です。
登山でいうと、
頂上の確認ですね。
走りでいうと、
ゴールの確認ですね。
5-3.それはいつまでしなければいけないのか?
その完成すべき期限の確認です。
具体的な期限は下記となります。
①日時
ここで注意したいのは、
下記のようなケースです。
「できるだけ早く」、
「可及的速やかに」
これでは、ハッキリしていませんね。
現実にはこんな抽象的な指示が多いのです。
これではダメです。
この場合には、
下記のように確認しておきます。
遅くとも、いつまでですか。
6.危険予知も
実行時の危険予知も大事です。
極端な話、
この危険予知がどこまでできるかで、
成功可否が決まります。
6-1.お金は足りるか?
プロジェクトでは予算が大事です。
その予算が足りるかを見通します。
もちろん、
事前に試算していますが、
いろいろな環境変化で(たとえば物価変動で)
予算の消化予定が変化していきます。
よって、
その都度予算の見直しを行います。
①やるべきことに変化がないか?
②やりかたに変化がないか?
③やる体制は大丈夫か?
6-2.時間は大丈夫か?
次に心配なのが時間です。
完成期限に間に合うかです。
この時間に影響する因子は下記です。
①天候、災害
②突発事故
③経済情勢
上記はいずれも予測の難しいものばかりです。
よって、危険予知がしにくくなります。
そのときは、最後の手として、
リソース(人、金、時間)に、
余裕をもっておきます。
(10%前後)
7.途中で立ち止まる
実行途中で、
一旦立ち止まることも大切です。
休憩ではありません。
少し冷静になって、
今の状態を見つめ直すのです。
7-1.このまま実行して大丈夫か?
仕事でも山登りでも同じです。
今のやりかた(登山ルート)で大丈夫か?
を冷静に判断するのです。
これを節目節目でやるようにしましょう。
7-2.ほかの方法はないのか?
現状確認と同様に大事なのが方法の見直しです。
①仕事の進め方(登山方法など)
②体制(装備など)
これらを、
現状とは違う方法を考えてみるのです。
そうすると、
今以上の良いアイデアが
生まれることがあります。
現状が必ずしもベストではない。
いつも、
そういう疑う気持ちが大切です。
謙虚な姿勢が大切です。
8.まとめ
どうでしたか。
「急がば回れ」
これって、
なかなか意味深い言葉ですよね。
急いでいるときこそ、
ゆっくり、じっくりと。
あわてると失敗します。
かえって遅くなります。
やっぱり、
この言葉「急がば回れ」は、
人生にも使えそうです。
慌てず、
ぼちぼちってとこでしょうかね。
何でも、
余裕が大事です。
最後までお読みいただき、
ありがとうございました。
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※更新履歴※
【更新】2019年12月25日、2020年5月3日、9月15日、2021年6月6日、2022年6月27日
少しだけ校正させていただきました。
【更新】2019年9月18日
CMリンク追加ほか。
【更新】2019年8月7日
「目次」を追加しました。
これで少しは読みやすくなったと思います。
※CMリンク※
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