空(から)元気でも元気は元気、そのうち本物になるよ
こんにちは、
拙作ブログをご覧いただきありがとうございます。
今回は、言葉のお話です。
身近な言葉を取り上げて、
深く掘り下げていきたいと思います。
今回の言葉は下記です。
空(から)元気
【意味】
実際には元気がないのに、
あるように見せかけること。
ですが、
この言葉には大きく2つの意見があります。
1)肯定的な意見。
空元気は良いことなので、
積極的にすすめる。
2)否定的な意見。
空元気は体によくないので、
おすすめできない。
いずれにしても、
「空(から)元気」には、
深い意味がありそうです。
では、
早速この言葉について考えていきましょう。
1.病は気から
昔から言われている言葉に、
「病は気から」があります。
これは、こういう意味です。
気持ちが落ち込んでいると、
病気になりやすい。
1-1.あえて気を強くする
この気を強くするために、
空(から)元気を出すことがあります。
早い話が、
自分に気合いを入れる
わけですね。
1-2.武士は食わねど高楊枝
これも空(から)元気のひとつです。
武士はお腹がすいて本当は何か食べたいのですが、
それを見せると武士の威信に関わるので、
楊枝をくわえて、
「食べた振り」をしているのですね。
見栄を張っているのですね。
やせ我慢をしているのですね。
これも、立派な空(から)元気です。
1-3.被災地の人
そういえば、
被災地の人がインタビューを受けたとき、
決まって笑顔を見せることがあります。
本当は、
つらくて大変なのでしょうが、
それを表に出しません。
空(から)元気を出しているのですね。
1-4.日本人の特徴か?
上記被災地の人の対応を考えるに、
我々日本人には困難な時でも、
明るく立ち向かおうとする意識が、
潜在的に備わっているようです。
それが、美徳
という考えがあるからでしょうか。
それとも、
礼儀作法と考えているのでしょうか。
2.笑う門に福来たる
元気な人のところには、
たくさんの人が集まります。
反対に、
暗い人のところには、
人が集まらないどころか、
人がどんどん遠ざかっていきます。
ということは、
下記の理屈がなりそうです。
①元気
↓
②笑う
↓
③大勢が集まる
↓
④幸福が来る
これも、
空(から)元気の肯定的意見
でしょう。
3.ムードメーカー
ムードーメーカーも空(から)元気に関係がありそうです。
ムードーメーカーは集団の中で発生します。
その集団を考えてみましょう。
①会社の職場
②学校のクラス
③野球などのスポーツチーム
④仲間同士の集まり
⑤近所の集まり
この集団には、
かならずといっていいほど、
「ムードーメーカー」がいます。
その人を中心に話が進みます。
とくに、
スポーツの世界では必要不可欠な存在となります。
①ピンチを救う。
②緊張をやわらげる。
③嫌なムードを変える。
④チームを元気にする。
3-1.ときには怒られ役にも
そのムードーメーカーは、
ときには「怒られ役」にもなります。
そのほうが、
全員を怒るより、
効果的、かつ効率的だからです。
だから、
ムードーメーカーは、
ときには「損な役」となります。
いずれにしても、
このムードーメーカーには空(から)元気が求められます。
周囲から期待されているからです。
たとえ元気がなくても、
元気に立ち回らなければならないのです。
ムードーメーカーは本当に損な役です。
4.やり過ぎは禁物
ただ、
周りから期待されているからといって、
無理をしてはいけません。
4-1.心身の限界を超えてしまう
人間の心や体は、ゴムやバネと同じです。
伸ばしきると切れてしまいます。
無理をしすぎると病気やケガをします。
4-2.ストレスがたまる
ムードーメーカーのような立場は、
ある意味、
みんなのストレスを、
一人で抱えているようなものです。
ですので、
ストレスが一人に集中します。
最悪時は「うつ」になることがあります。
◆周りが注意を。
上記のようなことにならないように、
周りが注意してみていることが大事です。
「なんだか顔色が悪いよ」
「大丈夫?」
◆自分自身も注意を。
同時に、
本人も無理をしないように注意しましょう。
自分の体調を周りに知らせることも大事です。
そうでないと、
「みんなに迷惑をかけてはいけない」
との思いが、
かえって、
周りに迷惑をかけることになります。
◆逃げ場も大切。
四六時中の「目一杯」は疲れます。
だから、
どこかで休みましょう。
音楽でも、読書でも、映画でもよいでしょう。
他のものに没頭できる、
時間と空間を設けてください。
5.まとめ
どうでしたか。
空(から)元気 って結構奥が深いでしょう。
しかも、
今の時代には必要に思えてなりません。
多種多様な人間関係が絡み合っている現代です。
本人が意識する/しないにかかわらず、
空(から)元気の必要な場面は多いように感じます。
とくに、
「人がよい」人ほど、
空(から)元気を出しやすいようです。
【結論】
1)空(から)元気は、
自分にも相手にも良い作用をします。
2)だから、
積極的に空(から)元気を出しましょう。
3)ただ、無理をしてはいけません。
4)どこかで「はけ口」を作っておきましょう。
最後に古くさい言葉で締めくくります。
『空(から)元気でも元気は元気』
『そのうち本物の元気がわいてきます』
これが分かったら、
さあ今日も元気でいきましょう。
最後までお読みいただき、
ありがとうございました。
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※更新履歴※
【更新】2019年12月15日、21日、2020年4月22日、9月2日、2021年5月9日、2022年6月5日
少しだけ校正させていただきました。
【更新】2019年9月21日
中身(文章)をマイナー修正しました。
【更新】2019年9月16日
CMリンク追加。
【更新】2019年8月16日
中身(文章)をマイナー修正しました。
【更新】2019年6月21日
「目次」を追加しました。
これで少しは読みやすくなったと思います。
※CMリンク※
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