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こんにちは、拙作ブログのご紹介です。このブログは河原健次がお届けしています。大分市出身、木更津市在住です。すでに半世紀以上も生存しています。その長い歴史から、日常生活や人生に参考になりそうな情報を提供しています。読者のみなさんに役立つことを願っています。

LDL(悪玉コレステロール)との闘い、実録を一挙紹介

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LDL(悪玉コレステロール)の推移

こんにちは、

拙作ブログをご覧いただきありがとうございます。

 

今回は、LDLを下げる闘いのお話です。

 

LDL

 

すなわち「悪玉コレステロール」が、

一時期高かったのですが、

それを適正値まで下げることができました。

 

いろいろと試行錯誤した結果です。

 

約10年間の闘いでした。

 

10年前:160mg/dL
   ↓
現在:100mg/dL未満へ

 

これで、
動脈硬化性疾患(心筋梗塞など)のリスクを

大幅に減らすことが出来ました。

 

下記1-1)のデータによると、

心筋梗塞の発生率が70~80%縮小

したことになります。

 

とにかくLDLは恐いものです。

 

それを改めて認識していただくために、

この記事を書きました。

 

 

 

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1.LDLの怖さ

まずLDLの怖さを認識してもらいましょう。

 

1-1.LDLとは?

血液中にはコレステロールなどの脂肪が、
蛋白質に結合して存在しています。

これを「リポ蛋白」と呼んでいます。

 

この一つに、

低比重リポ蛋白(low-density lipoprotein;LDL) 

があります。


このLDLは、
リポ蛋白の中でも、
最終的に細胞などにとりこまれやすい脂肪です。

 

したがって、

このLDLの量が多いと、
動脈硬化を起こしやすくなります。

 

そのことから、


LDLコレステロールは、

悪玉コレステロールとよばれています。


LDL-コレステロールが10mg/dl増加すると、

心筋梗塞の発生が10~15%増加します。

 

1-2.脂質異常症*1

脂質異常症」とは、
血液中の悪玉コレステロール(LDLコレステロール)や、
中性脂肪(トリグリセライド)が過剰であったり、
善玉コレステロール(HDLコレステロール)が
不足している状態のことです。

 

具体的な数値は下記の通りです。

悪玉コレステロール(LDLコレステロール) 140mg/dL以上

善玉コレステロールHDLコレステロール) 40mg/dL未満

中性脂肪(トリグリセライド) 150mg/dL以上

 

*1 「脂質異常症
高LDL血症、高トリグリセライド血症、

HDLコレステロール血症といった

血液中の脂質の異常を総称して脂質異常症といいます。
(上述)

 

以前は、高脂血症といっていましたが、


HDL-コレステロールは、

高値の方が望ましいため、

病名が変更になりました。

 

1-3.寿命が縮む

日本では脂質異常症患者は206万人います。


しかも、増え続けています。

 

この脂質異常症の最大の問題は、

症状が何もないという点です。

しかし、

血管の壁にはコレステロールが蓄積して、

プラーク(こぶ)となり、

血液の通り道がふさがれ、
動脈硬化におちいります。

 

脳の血管が詰まれば、脳梗塞に、

心臓の血管なら、心筋梗塞なるリスクがあります。

数値に異常があり、
再検査と言われても症状がないために、
放置している方も少なくありません。

 

しかし、
それは寿命を縮める自殺行為と言えます。

 

脂質異常症のケアは、
10年20年先を見据えて、
寿命を長くするために必要な治療なのです。

あなたも、

症状がないから気付いていないだけで、

本当は突然死に続くレールの上を

歩いているのかもしれません。

 

2.LDLはどうしたら下がるか?

脂質異常症になる背景には下記があります。

①遺伝的要因
②生活環境
③女性ホルモンとの関連など

 

様々な要因が挙げられますが、

脂質異常症と診断されたら、

まずは、

下記の3つを試してみましょう。

 

2-1.食事療法

まず、食事チェックです。


下記が当てはまるようであれば、
食事が原因と考えられます。

 

下記を出来るだけ、
改善するようにしてください。

 

①揚げ物や肉料理を毎日食べる。
 ⇒揚げ物や肉料理を減らす。

②お酒が好きで飲みすぎることも多い。
 ⇒お酒の量を減らす。

③水分はあまり摂らない。
 ⇒水分を多く摂る。

④野菜は苦手。
 ⇒野菜を多く摂る。

⑤魚よりも肉料理の方が多い。
 ⇒魚料理とバランス良く。

⑥夜食や間食を摂る。
 ⇒夜食や間食を避ける。

⑦早食いである。
 ⇒出来るだけいよく噛んで、ゆっくり食べる。

⑧ジュースや甘い缶コーヒーなどを良く飲む。
 ⇒ジュースや甘い缶コーヒーはほどほどに。

⑨ケーキや菓子など甘いものが好き。
 ⇒ケーキや菓子など甘いものはほどほどに。

⑩主食+主食(ごはん+麺のセット)を良く食べる。
 ⇒どっちかにして、トータル量を減らす。

⑪卵は1日1個以上食べる。
 ⇒卵を1日1個未満とする。

 

2-2.運動療法

運動療法のおすすめは、有酸素運動です。

ダンベルを持ち上げるような、
いわゆる筋トレというよりは、
お話を笑顔でできる程度のペースでする
ウォーキングや、遅めのランニング、
水中ウォーキングがおすすめです。

 

それらの有酸素運動を1日30分くらい、
週3回程度できればよいでしょう。

無理に激しい運動を目標にしてしまうと
身体に負担をかけることになり、
逆効果になることもあります。

最寄り駅まで自転車を使っていたという方は
歩いていくようにしたり、

エスカレーターをやめて、
階段を使うようにするなど、

無理なく続く方法を選択してください。

 

2-3.薬物療法

最後の手は薬物療法です。

 

虚血性心疾患の既往がなく、

危険因子(高齢、家族の心筋梗塞、喫煙、高血圧、HDL-コレステロールが低い、

糖尿病、30%以上過剰の肥満)が0ないし1つの人で、

LDL-コレステロールが190mg/dl以上の人。


虚血性心疾患の既往があるか、

他の危険因子を2つ以上もっている人で、

LDL-コレステロールが160mg/dl以上の人。

 

いずれも、

最低6ヶ月以上の食事・運動療法をしても、

LDL-コレステロールが下がらない場合に

薬物療法をおこないます。

 

3.私の実績

次に私の実績をご紹介します。

 

3-1.LDLの異常所見

LDLの異常が見つかったのは約10年前です。

2009年4月 会社の定期健康診断にて

LDL:160mg/dL

 

3-2.3年間は食事療法と運動療法

2009年5月~2012年5月
この間、運動をしながら、食事に気をつけました。

①運動:ほぼ毎日、約1時間のジョギング。


②食事:肉類を避けて、野菜を多く摂る。


規則正しい食事に心がける。

 

3-3.LDLは下がらず

ところが、LDLは下がりませんでした。
血液検査の結果(年1回の定期検査)

LDL:160mg/dL前後

 

◆近くの医院に通院。

この間、1週間ほど医者にかかりました。

そこで、血液検査をし、薬をもらいました。

薬:リピトール錠10mg(詳細後述)

効果あり:1週間ほどで、LDLは100以下に
下がりました。

 

まずは、薬の効果はあることが分かりました。

 

一安心です。

 

3-4.結局は薬物療法

とにかく、食事と運動療法は全滅でした。


効果無しです。

 

◆原因は体質だと観念。

ということで、
私の高LDLは体質だと観念しました。

 

上記の通り、薬を1週間ほど服用しただけで、

効果てきめんでしたので、


これは、食事や運動よりは、

薬に頼らなければダメだ。

 

と悟りました。

 

3-5.リピトール錠10mg

 

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リピトール錠10mg


商品名:リピトール錠10mg
主成分:アトルバスタチンカルシウム水和物(Atorvastatin calcium hydrate)
剤形:白色の錠剤、直径6.1mm、厚さ2.7mm

 

【作用と効果】
肝臓のコレステロール合成を阻害することにより、
血液中のコレステロールを低下させます。


通常、高コレステロール血症、
家族性高コレステロール血症の治療に用いられます。

 

3-6.薬の効果

 下記は薬の効果をしめす血液検査結果です。


見事な効果です。

 

写真上)2012年5月検査、LDL=153

写真下)2012年7月検査、LDL=89

 

その後のLDLの推移は冒頭のグラフを参照してください。


ほぼ80~100で安定しています。

 

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LDLの高いころの血液検査結果 2012年5月

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薬の効果でLDLが下がった検査結果 2012年7月

 

4.薬物療法の限界に挑戦

薬の効果が実証されましたので、
その限界値に挑戦しました。

 

絶対に適正値(量)があると思ったからです。

 

◆標準の服用頻度

標準値 : 1日に1錠

 

4-1.私の服用頻度値

 

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薬の服用を2日に1錠にしたときの検査結果(判定○) 2018年11月

少しずつ薬の服用頻度を下げていきました。

 

もちろん、医者には内緒です。

 

あくまでも「自己責任」です。

 

1回目のトライ :

     3日中、1日だけ服用をやめる。

   ⇒ これを約1.5年続けました。

 

2回目のトライ :

      服用を止める日を増やす。

      2日に1日、服用を止める。

    ⇒ これを約1年間続けました。

     この間、血液検査を計2回受けました。

 

その結果、
私の薬の適正量は下記と分かりました。

 

薬の適正量:2日に1錠

 

LDL値:過去1年間でLDLは90前後で安定しています。
(直近の検査結果は、上手を参照してください)


検査:その間、2回ほど血液検査をしました。

※私の場合、年2回が標準の検査頻度となっています。

 

考察:
もっと追い込むことが出来るかと思います。
(たとえば、1錠/2日を1錠/3日に)

ただ、そこまで追い込むメリットを感じませんでした。

 

それより、デメリットのほうを心配しました。

 

動脈硬化への影響です。

 

一度出来た動脈硬化は、

簡単には、もとに戻すことは出来ませんので。

 

5.まとめ

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どうでしたか。

LDL悪玉コレステロールについて、
ご理解できましたでしょうか。

 

1)まずは血液検査を。

まずは、血液検査を受けてください。
出来れば毎年1回の定期検査が良いでしょう。

 

2)あとは摂生。

あとは摂生ですね。
暴飲暴食は厳禁です。

 

規則正しい生活と食事。

 

これを心がけてください。

 

3)食事はよく噛んで、腹八分目。

「がつがつ」な食事はよくありません。


食べ過ぎもよくありません。

 

腹八分目です。

 

これに心がけてください。

 

4)最後は、薬の力を。

最後は、薬の力を借りましょう。


これは効果てきめんです。

 

体質が原因のときは、

薬しか選択肢はありません。

 

少しお金と手間がかかりますが、

健康のためです。


長生きのためです。

 

ということで、
LDLに気をつけて、

充実した毎日をお過ごしください。

 

最後までお読みいただき、

ありがとうございました。

 

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※更新履歴※

【更新】2020年1月14日、5月25日、10月11日、2021年7月21日、2022年8月6日
少しだけ校正させていただきました。

【更新】2019年9月13日
CMリンク追加。

【更新】2019年8月28日-2
【関連記事】を追加しました。

【更新】2019年8月28日
「目次」を追加しました。
これで少しは読みやすくなったと思います。

 

※CMリンク※

 

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