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こんにちは、拙作ブログのご紹介です。このブログは河原健次がお届けしています。大分市出身、木更津市在住です。すでに半世紀以上も生存しています。その長い歴史から、日常生活や人生に参考になりそうな情報を提供しています。読者のみなさんに役立つことを願っています。

高校球児の素顔を追う、私の見た高校野球(その50)

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こんにちは。

拙作ブログをご覧いただきありがとうございます。

 

今回は、

「私の見た高校野球(その50)」です。

 

今後もこのシリーズを続けるつもりです。

 

私がやってきた野球取材の総括です。

 

取材期間 :
 2000年~2014年(15年間)

 

その間に撮りためた写真が、

100万枚を超えました。

 

その写真1枚1枚は、

高校球児たちの歴史と同時に、

私の歴史でもあります。

 

写真ですので、

その瞬間、

高校球児たちと同じ場所にいなければなりません。

 

その時間と空間の中から、

私の感性で切り取ったのが、

この写真集です。

 

だから、その写真の中には、

私の気持ちが入っています。

 

それは「こだわり」と、

いったほうがよいかもしれません。

 

その「こだわり」を集大成したものが、

今回のシリーズ「私の見た高校野球」です。

 

なお、素材は下記HPからの抜粋となります。

 

 高校野球私設応援団

 

 

 

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1.ノーサイドラグビーだけだと思っていたら、高校野球にもあるんだ

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2003年7月16日 千葉県野球場にて

気持ちの良い光景をお見せしたいと思います。


高校野球です。

 

津高校と拓大紅陵です。

 

君津と拓大紅陵といえば隣町同士です。

拓大紅陵は君津のとなりの木更津市です)

 

よって、
普段から付き合いの深い学校同士です。

 

だからというワケではないのでしょうが、

戦いが終わると和気あいあいの雰囲気になりました。

 

まず、冒頭の写真です。

 

津高校(敗者)から拓大紅陵(勝者)への千羽鶴の贈呈です。

 

このシーンはこの試合に限ったことではありません。

 

よく見かけるシーンです。

 

しかし、

何となく「雰囲気」が出ていますよね。


「お友だち」って感じです。

 

普段からつきあっている、って感じです。

 

しかし、試合中はこんな表情はありませんでした。

(当然)


真剣そのものでした。

 

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2003年7月16日 千葉県野球場にて

 

どうですか、両校の応援。

 

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2003年7月16日 千葉県野球場にて

 

気合いが入っているでしょう。


えっ?、そんな感じしないって?


何だか人懐っこそうだって?

 

そういえば、両校とも楽しそうですね。


「殺気」なんか感じません。

 

まさに「人懐っこい」、そんな感じです。

 

その「人懐っこさ」の極めつけが最後の写真です。

 

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2003年7月16日 千葉県野球場にて

 

両校揃っての「記念写真」です。


私が無理やりに頼んだのですが、

全然抵抗なしにOKしてくれました。

 

しかも、
両校の選手たちが、

交互に並んでくれているじゃありませんか。

 

そこまで指示した覚えはないんだけどなあ・・。

 

やっぱり仲がいいんだ。

 

ちなみに、ラグビーの「ノーサイド」とは、

試合終了と同時に「敵味方なし」と言う意味です。

 

まさに、今日の両校のようです。

 

(写真) 2003年7月16日 千葉県野球場にて撮影


2.キャプテンがひとり一人をねぎらう

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2003年7月19日 市原臨海球場にて

 

負けた直後のチームは見たくはありませんよね。

 

しかし、

私は極力この負けた直後のシーンを撮り続けています。

 

なぜなら、

そこに真の人間らしさが表れるからです。

 

写真は、天羽高校のロッカールームです。


この試合は7回コールドで負けました。

 

得点0(ゼロ)の完敗です。

 

不完全燃焼です。

 

悔いは残るでしょう。

 

でも、負けは負けです。

 

そのロッカールームではキャプテンの澤城くんが、

みんなと握手しながら、

ねぎらいの言葉をかけていました。

 

「ありがとう」

 

「よくやったな」

 

そういわれるたびに、

相手の目から大粒の涙が。。

 

そして、

私が立派と思ったのはキャプテンの澤城くんの姿だ。

 

結局彼は、この場面で涙を流すことはなかった。

 

試合が終わっても、

キャプテンはキャプテンだったのである。

 

チームメートを気遣うことを優先したのだ。


それがキャプテンシーなのだ。

 

そうだよな澤城くん。

 

澤城くんのやさしさは応援席にも届いていたよ。

 

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2003年7月19日 市原臨海球場にて

 

(写真) 2003年7月19日 市原臨海球場にて撮影


3.スクイズ、敵も味方もハラハラドキドキ

 

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2003年7月13日 袖ヶ浦球場にて

 

スクイズについてご紹介します。


野球ファンならご存じだと思います。

 

打者がバントをして、

走者をホームに帰すことです。

 

通常はバントした打者は

ファーストでアウトになります。

 

よって、
このスクイズはツーアウトからでは難しい。

 

よほど打者のバントがうまいか、

足が速くなければ、

ファーストでセーフになることはないからだ。

 

しかも、スクイズは予告なしで行う。

 

もちろん、攻撃側にはスクイズのサインはある。

 

ただし、

サインなので相手(守備)側はそのサインは分からない。

(何となく分かるときもあるようだが)

 

しかも、

カウントによって、スクイズの有利/不利がある。

 

ストライクカウントが少なく、

ボールカウントの多い方が有利である。

 

たとえば、

スリーボール、ノーストライクが、

もっともスクイズの有利となる。

 

ただ、ここでも「駆け引き」がある。

 

守備側は、

「絶好のスクイズカウント」と呼んできたときに、

わざとバントできない球

(ストライクゾーンから大きく外れた球)を

投げるのである。

 

つまり、

打者の四球を犠牲にして、

三塁走者のアウトを狙うのである。

 

スクイズをどこでやってくるか。

 

これは双方の読みあいだ。

 

しかも、

打者がバントをミスればチャンスはいっぺんになくなる。

 

守備側はスクイズを過剰に警戒すると、

ボールカウントを増やしてしまい、

自分の首を絞める形になる。

 

おっと、長くなってしまった。

 

写真に戻ろう。

 

これは見事にスクイズが決まったシーンである。

 

打者と走者の息がぴったりだ。

 

ホッとした瞬間だ。

 

サインを出した監督も、

「やったー」でしょう。


相手監督は、

「やられたー」というところでしょうか。

 

ちなみに、

スクイズの撮影ポジションを紹介しておきます。

 

スクイズは下記の位置がベストです。

 

バックネット裏の少し一塁側に寄ったところです。

 

三塁走者と打者を一直線に結んだ位置です。

 

そうなんです。

 

スクイズは、

カメラマンも緊張する場面なのです。

 

(写真) 2003年7月13日 袖ヶ浦球場にて撮影


4.泥だらけのユニフォームがみんなをひきつける

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2003年7月20日 市原臨海球場にて

 

いやあー、高校野球は、

この泥だらけのユニフォームが最高ですね。

 

写真は、志学館が8回に一挙4点を入れて、

試合を決めたときのものです。

 

場所は市原臨海球場。

 

打ったのは須賀くんです。


2点タイムリ二塁打です。

 

私は打った姿より、

彼のユニフォームに見とれていました。


いやー、見事なユニフォームだ。

 

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2003年7月20日 市原臨海球場にて

 

そして、ホームを踏んだのは保坂くんです。

 

保坂くんも泥だらけです。

 

彼は1塁にヘッドスライディングしたのです。

 

そういえば、このビッグイニングは、

彼のヘッドスライディングから始まったのだ。

 

そのときの泥ユニフォームのままホーム生還だ。

 

泥だらけのユニフォームが打ち、

泥だらけのユニフォームが帰る。

 

気持ちの良い光景だ。

 

高校野球はこれでなくっちゃ。

 

スタンドのお嬢さんたちも大喜びです。

 

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2003年7月20日 市原臨海球場にて

 

(写真) 2003年7月20日 市原臨海球場にて撮影

 


5.一人ひとりに問う「味のある野球とは」(拓大紅陵・小枝監督)

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2003年6月8日 袖ヶ浦球場にて

 

拓大紅陵の小枝(こえだ)監督の言葉です。

 

な小枝監督は、

今年(2019年)1月にご逝去されました。


謹んでご冥福をお祈りします。

 

なお、小枝監督の追悼記事は下記をご覧ください。

 

kawa2496.hatenablog.com

 

千葉県南部地区大会/決勝で、

志学館に負けた直後のベンチでのことです。

 

監督はこう言いました。

 

「味のある野球とは?」

 

拓大紅陵の野球とは?」

 

一人ひとりに、

そう問いかけていました。

 

それ以上のことは言いませんでした。

 

問いかけだけで、

答えは言いませんでした。

 

監督は、いつもこうです。

 

答えは自分で考えさせるのです。

 

「味のある」、「拓大紅陵らしい」

 

その答えは何なのでしょうか?

 

①「内容のある野球」

②「中身の濃い野球」

③「次につながる野球」

④「自分で考える野球」

⑤「支え合う野球」

⑥「一丸となった野球」

⑦「高校生らしい野球」

⑧「負けても得るものがある野球」

 

う~ん、どれもあてはまりそうですが、

どれが「正解」なのか、

と問われれば自信はありません。

 

多分、

この答えを考えることが大事なのだと、

おっしゃりたかったのではないでしょう。」

 

それが「考える野球」へ通じるのだと。

 

その「考える野球」で、

普段の生活が変わるし、

練習にも活かされる。

 

監督は、

そう考えたのではないでしょか。

 

(写真) 2003年6月8日 袖ヶ浦球場にて撮影

 

 

6.まとめ

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どうでしたか。

 

今回も厳粛な思いを込めて、
私の見た高校野球(その50)をお届けしました。

 

どの写真も思い出深いものです。

 

写真ですので、

その瞬間に私(カメラマン)が、

そこにいたことになります。

 

つまり、

球児達と、時間と場所を共有したのです。

 

しかも、

その瞬間は永遠に止まったきりです。

 

色あせることもありません。

 

その瞬間が永遠に存在するのです。

 

そう考えると、

そこに居合わせたことに感謝しなければ。

 

そう思いつつ本稿を閉じます。

 

最後までお読みいただき、

ありがとうございました。

 

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【更新】2022年1月4日
少しだけ校正させていただきました。

 

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