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こんにちは、拙作ブログのご紹介です。このブログは河原健次がお届けしています。大分市出身、木更津市在住です。すでに半世紀以上も生存しています。その長い歴史から、日常生活や人生に参考になりそうな情報を提供しています。読者のみなさんに役立つことを願っています。

高校球児の素顔を追う、私の見た高校野球(その45)

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こんにちは。

拙作ブログをご覧いただきありがとうございます。

 

今回は、

「私の見た高校野球(その45)」

です。

 

今後もこのシリーズを続けるつもりです。

 

私がやってきた野球取材の総括です。

 

取材期間 :
 2000年~2014年(15年間)

 

その間に撮りためた写真が、

100万枚を超えました。

 

その写真1枚1枚は、

高校球児たちの歴史と同時に、

私の歴史でもあります。

 

写真ですので、

その瞬間、

高校球児たちと同じ場所にいなければなりません。

 

その時間と空間の中から、

私の感性で切り取ったのが、

この写真集です。

 

だから、
その写真の中には、

私の気持ちが入っています。

 

それは、

「こだわり」といったほうがよいかもしれません。

 

その「こだわり」を集大成したものが、

今回のシリーズ「私の見た高校野球」です。

 

なお、

素材は下記HPからの抜粋となります。

 

 高校野球私設応援団

 

 

 

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1.鳥肌が立つ勝利

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2004年9月19日 袖ヶ浦球場にて

 

秋季千葉県大会です。


鳥肌が立つ試合をご紹介しましょう。

 

津高校が対戦するのは、
甲子園の常連である強豪・千葉経済附属。

 

下馬評では、

圧倒的に千葉経済附属でした。

 

案の定、

6回終了まで千葉経済附属が4点リードしていました。

 

残り3イニングです。


残り3イニングで、

4点を返すのは難しいことではありません。

 

しかし、相手が悪すぎます。

 

このままゲームセットになるのは、

誰もが予想するパターンです。

 

ところが、
7回に1点差までに追いつき、

8回には一挙に4点を入れて、

一気に逆転したのです。

 

これには驚きました。

 

多分、

本人たちも驚いたことでしょう。

 

こうなると、

面白いのが高校野球です。

 

いくら強豪校といっても「浮き足立ち」ます。


力を出せずにゲームセットです。

 

金星をもらった君津高校は、

飛び上がって嬉しさを表現しています。

 

負けた千葉経済附属・松本監督の弁です。

 

「全然、力が足りん」

 

そうなんです。

 

高校野球は、

やってみないと分からないのです。


勝敗は運・不運ではありません。


力は紙一重なのです。

 

だから、
どこの学校にも勝つチャンスがあるのです。

 

津高校は、
そのことを教えてくれました。

 

ありがとう、君津高校。


そして、おめでとう。

 

(写真) 2004年9月19日 袖ヶ浦球場にて撮影


2.「あとを頼むぞ」、ピッチャー交代

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2011年7月17日 袖ヶ浦球場にて

 

ピッチャーの交代シーンです。


背番号から推測するに、

控えのピッチャーから、

エースピッチャーへ交代するようです。


リリーフするエースピッチャーとしては、

エースの意地があります。


このピンチは絶対に抑えなければなりません。


交代を余儀なくされた、

控えのピッチャーは、

自分が作ったピンチをなんとしてでも抑えて欲しい。

 

マウンドを降りるピッチャーから渡されるボール。

 

「頼む」

 

「よっしゃ」

 

ボールと一緒に気持ちのバトンタッチです。

 

リリーフしたエースナンバーはピンチを切り抜け、

残り4イニングを無失点に抑えた。

 

見事なリリーフである。

 

降板した背番号10番も喜んでいるだろう。

 

一方で、
エースを攻略できなかった相手チームとしては、

悔いが残るところであるが、

これも力の差である。

 

ここは、相手を褒めよう。

 

(写真) 2011年7月17日 袖ヶ浦球場にて撮影


3.キャッチャー同士が激突

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2009年7月12日 袖ヶ浦球場にて

 

野球の醍醐味はホームでのクロスプレーです。


いきおい、
写真撮影もこのクロスプレーに力が入ります。


とくに高校野球は、

手抜きなしの全力プレーです。

 

なかでも、「夏」は特別です。

 

夏の大会は、

見てるほうも「どきっ」とします。

 

高校球児の目標である、

「甲子園」がかかっているからです。

 

3年生にとっては、

負けたら終わりの「退部」が待っています。

 

そこで、上の写真です。

 

ホームでのクロスプレーです。

 

これを3塁側から撮りました。

 

ホームでのクロスプレーは、

通常1塁側というのが「定番」です。

 

走者の表情がよく分かるからです。

 

それを、
あえて定番に逆らい、

3塁側にしたのは理由(わけ)があります。

 

ホームの最後の要(かなめ)、

キャッチャーに注目したかったのです。

 

その写真を今一度よく見てください。

 

まさに、
キャッチャーが身体(からだ)をはって、

ホームを死守しています。

 

そして、

これは偶然ですが(本当に偶然ですが)、

走者もキャッチャーなのです。

 

そうなんです。


双方のキャッチャー同士が激突したのです。

 

タイミング的には「アウト」でした。

 

それを無謀にも、

走者のキャッチャーが突っ込んでいったのです。

 

ごめんなない。

 

無謀ではありません。


「果敢」に攻めていったのです。

 

この走者はキャッチャーですので、

キャッチャーの怖さを知り尽くしています。

 

その知り尽くした上での「突っ込み」です。

 

しかも、

ここは追加点が欲しかった。


なにがなんでも「だめ押し」が欲しかった。

 

一方守る方としては、

ここで追加点をやってしまうと、

勝負が決まってしまう。


なにがなんでも追加点は阻止したかった。

 

その瀬戸際が、

あの激突につながったのです。

 

意地と意地。


闘志と闘志。

 

このぶつかり合いが、

「夏」を熱くします。

 

そして私は思う。

 

「夏」は熱くなければ。

 

(写真) 2009年7月12日 袖ヶ浦球場にて撮影


4.泣いたっていいだろう

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2006年7月9日 袖ヶ浦球場にて

 

かろうじてつかんだ勝利だ。


7回裏まで2点差に負けていた東海大市原望洋

 

このまま、

ずるずるいってもおかしくない試合の流れであった。


そのイヤなムードを変えたのが、

キャプテンの一振りであった。

 

8回裏、
一死満塁からキャプテンの放った打球は、

右中間を真っ二つ。

 

走者一掃の二塁打だ。

 

この回、一気に3点を入れ逆転した。


まさに「起死回生」のビッグイニングである。

 

生き返った東海大市原望洋は、

次の9回を無失点に抑えた。

 

見事な逆転勝利である。

 

そこで冒頭の写真だ。

 

冒頭の写真は、
勝った東海大市原望洋が、

応援スタンドに向かって、

勝利のお礼をしているシーンです。

 

そこで泣いているのが、

監督とキャプテンです。


よほど嬉しかったのでしょう。

 

ここで監督の名前だけ出しておこう。

 

キャプテンの名前も知っていますが、

ここでは伏せておきます。

 

いや言ってもいいか。


鯨井(くじらい)くんです。


弟のほうです。

 

監督は相川監督です。

 

へー、

鬼のように見えて涙を流すんだ。

 

というのは冗談。

 

根は優しい監督です。

 

だから、
あの場面で涙を流したのです。


監督らしいです。

 

気持ちがストレートに出たのでしょう。

 

普通は、
みんなの前であんなに泣きませんよ。


しかも大勢の応援スタンドに向かってですよ。

 

相川監督さんだから泣くのです。

 

あういう監督さん好きだなぁ。


絶対に好き!。


大、大好き!!


いい監督さんだ。

 

(写真) 2006年7月9日 袖ヶ浦球場にて撮影


5.きわどいタイミングはアウト

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2008年9月27日 千葉県野球場にて

 

千葉県野球場です。


秋季千葉県大会の3回戦、成田vs木更津総合

 

木更津総合は2点差を追っかけていた。

 

そのあせりもあったのだろう。


強引にホームへ突っ込んだ走者は、

わずかの差で「アウト」になった。

 

強引過ぎたと言えばそれまでだ。

 

しかし、

ここは「行け行け」の場面であった。

 

走者としては、

ここは「行く」しかなかった。


運を天に任せて突っ込むしかなかった。

 

アウトになった走者を、

誰も責めることはできない。

 

結果論をいうのは、

誰でもできる。

 

ここは、果敢に攻めた走者を褒めよう。

 

案の定、

木更津総合の勢いはまだ続いていた。

 

9回裏、2点を入れ同点に追いついた。

 

そして、延長10回の裏、

サヨナラ勝ちをおさめた。

 

それもこれも、

8回裏の、あの「思いっきり」が生きていた。


私の目にはそう見えた。

 

そう。

 

野球には「勢い」というのがある。

(野球に限らないだろうが)

 

その「勢い」を産むのは、

いつも決まって「思いっきり」なのだ。

 

これが、

高校野球はメンタル勝負だといわれる、

「ゆえん」だ。

 

(写真) 2008年9月27日 千葉県野球場にて撮影


6.雨でぬかるんだグラウンドで

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2008年9月21日 袖ヶ浦球場にて

 

試合の途中から雨が降り出しました。


それも「どしゃ降り」です。

 

何とか試合を続けていたが、

雨は止みそうにない。

 

それどころか、

ますますひどくなるばかりだ。

 

ピッチャーも踏ん張りがきかない。

 

打者も足場が定まらない。

 

走者は、止まろうとしても、

すべってブレーキがきかない。

 

そんな中で撮ったのが上の写真です。

 

打球をとりにいったショートだったが、

踏ん張りがきかない。

 

それどころか、

足を取られてしまった。

 

それで、ボールはというと、

ご覧のように途中で止まってしまう始末。

 

これじゃ、かってがちがいすぎる。

 

もう野球ができる状態ではない。

 

と思っていたら、

ノーゲームとなった。

 

両校とも今日の試合はお預けだ。 

 

そうだよね。

 

このまま続けても、

勝った方も、

けた方もスッキリしないもんね。

 

やっぱり、
野球は青空のもとでやりたいよね。

 

(写真) 2008年9月21日 袖ヶ浦球場にて撮影

 

 

7.まとめ

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どうでしたか。

 

今回も厳粛な思いを込めて、

私の見た高校野球(その45)

をお届けしました。

 

どの写真も思い出深いものです。

 

写真ですので、
その瞬間に私(カメラマン)が、

そこにいたことになります。

 

つまり、
球児達と時間と場所を共有したのです。

 

しかも、
その瞬間は永遠に止まったきりです。

 

色あせることもありません。

 

その瞬間が永遠に存在するのです。

 

そう考えると、
そこに居合わせたことに感謝しなければ。

 

そう思いつつ、本稿を閉じます。

 

最後までお読みいただき、
ありがとうございました。

 

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