職人さん、あなたはサラリーマンの鏡です
こんにちは、
拙作ブログをご覧いただきありがとうございます。
今回は、
仕事の流儀について考えてみたいと思います。
といっても、
決して堅苦しくないので、
おつき合いください。
掲載の写真は、
タイル職人さんの仕事ぶりを撮らせていただいたものです。
我が家では何度かリフォームをしたのですが、
その仕事ぶりが、
あまりにもあざやかだったので、
私は時が経つのを忘れ、
夢中で見ていました。
そしてふと気づいたのです。
職人さんは、
私たちサラリーマンの鏡ではないかと。
今回はその職人さんの仕事ぶりと対比させながら、
会社での仕事を再チェックしたいと思います。
題して、
『職人さん、
あなたはサラリーマンの鏡です』
- 1.職人さんの見習うべきところ
- 2.机の上をきれいに
- 3.引き出しのなかもきれいに
- 4.資料も整理整頓
- 5.プログラムもきれいに
- 6.まとめ
- 6-1.職人さんのほうが必死
- 6-2.お客さんと直結
- 6-3.毎日が真剣勝負
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1.職人さんの見習うべきところ
まず手始めに、
職人さんの見習うべきところを見ていきます。
以下、思い当たる点を列挙します。
※の項:特にサラリーマンにも有用と思われることです。
1)作業が丁寧。※
2)殆どしゃべらない。
3)服装が、ばしっと決まっている。
4)段取りにムダがない。※
5)道具が整理整頓されている。※
6)周りが片付けられている。※
7)切りの良いところで休憩を入れる。※
8)仕事が終わって帰るときは、ゴミひとつ残していない。※
以下順に見ていきましょう。
2.机の上をきれいに
机の上を見れば、
その人の性格や、仕事のできる、できないが分かります。
①机の上がきれいに整理されている。
⇒几帳面で仕事のできる人。
②机の上がちらかっている。
⇒あきやすい。気持ちにムラがある。
一見仕事ができるようですが、ポカが多い。
本当に仕事のできる人は、
机の上は整然と整理されています。
いえ、効率の良い仕事をていたら、
自然と机の上はきれいに整理されるのです。
3.引き出しのなかもきれいに
整理するのは机の上だけではありません。
引き出しの中も同じです。
引き出しの中には、小物が多いので、
整理しておかないと、
いざというときに
必要なものがすぐに出てきません。
①認印
②朱肉
③職印
④名刺
⑤名刺ホルダー
⑥ホッチキスのたま
⑦鉛筆、ボールペン
⑧口取り紙 ほか
上記を整然と整理しておきましょう。
1)目に見えるように。
小物はすぐに目に入るようにしておきます。
引き出しを開けたら、
すぐに確認できるようにです。
ですので、重ね置きは厳禁です。
すべてを平面上に置いておきましょう。
①目に見えるところに。
②決まった場所に。
これがキーワードです。
職人さんが、
道具類を決まった場所に整理しておくのと同じです。
4.資料も整理整頓
資料は仕事には不可欠なものですので、
整理整頓には注意しましょう。
1)いつも見えるとこに置いておく。
資料はいつも見えるところに置いておきます。
上述の引き出しの中と同じです。
よって、書類棚はガラス戸がベストです。
もし、ガラス張りがないときには、
中に保管されている資料のリストを扉に貼っておきます。
2)外見だけで中身が特定できること。
資料はキングファイルなどに綴じて、
そのキングファイルの背表紙には、
中身が分かるように見出し(下記例)を入れておきます。
・△△プロジェクト(計画書)
・△△プロジェクト(実行書01)
3)不要なものは捨てる。
資料はほっておくと貯まる一方です。
よって、不要なものはは捨てます。
◆PDF化
どうしてもとっておきたいものは、PDFにしましょう。
そのほうが、場所をとりませんし、参照もしやすくなります。
4)セキュリティにも注意を。
最後にセキュリティです。
保管庫には必ず施錠をしておきます。
◆机の上の資料にも注意を。
机の上の資料も注意が必要です。
帰社するときはもちろん、
会議などで席を外す場合は、
資料は閉じて起きましょう。
第三者がその資料を見ることも
考えられます。
5.プログラムもきれいに
私はSE(システムエンジニア)ですので、
プログラムにはひときわ厳しいほうです。
1)汚いプログラムには虫が、「うじょうじょ」。
実はプログラムのうまい/へたは、
ソースプログラムを見れば分かります。
当然ながら、
ヘタなプログラムには虫(バグ)が沢山内在します。
実行させると、あっという間にダウンします。
2)ヘタなプログラマーが書いたプログラムは汚い。
そのバグの有無を判別するもっとも簡単な方法が、
ソースプログラムを見ることです。
それは一見しただけで分かります。
①汚いプログラム⇒バグだらけ。
②美しいプログラム⇒バグが少ない。
理由は下記です。
3)ソースプログラムは思考過程を反映。
プログラムには、それを書くプログラマーの思考過程が
反映されています。
よって、断片的な思考で書いたプログラムは、
断片的な処理になってしまいます。
よって、処理の間違いや漏れが発生してしまいます。
これが「バグ(虫)」です。
このようなつぎはぎだらけのプログラムは最悪です。
一見して「汚くて」、「危ない」ということがよく分かります。
6.まとめ
どうでしたか。
職人さんの仕事ぶりは、
会社の仕事にも参考になりますよね。
たしかに、両方とも仕事ですので、
参考になるのは当たり前です。
ただ、違うところもあります。
6-1.職人さんのほうが必死
基本的には職人さんは個人経営です。
サラリーマンのようには恵まれていません。
①有給休暇がない。
②ボーナスがない。
よって、その分、職人さんのほうが必死です。
毎日が死活問題なのです。
だから、ミスや失敗は許されません。
そんなギリギリのなかで培ったものが、
職人さんの技や知恵なのです。
サラリーマンも見習わなければなりません。
6-2.お客さんと直結
職人さんの現場は個人のお宅です。
良くも悪くも、
お客さんの反応がすぐに返ってきます。
もちろん、
その分やり甲斐があるのでしょうが、
ミスや失敗が許されないことも事実です。
このように毎日が真剣勝負のなかですので、
おのずと職人さんの意識は高まります。
このへんも学ばなければなりません。
6-3.毎日が真剣勝負
上述したように、毎日が真剣勝負です。
①工期との戦い。
②品質との戦い。
しかも、相談相手はいません。
自分で考えて、
自分で判断するしかありません。
失敗の責任も自分でとるしかありません。
そんな毎日を過ごすわけですので、
職人さんに勝てるはずはありません。
職人さん、
あなたは我々サラリーマンの鏡です。
最後に良い仕事をするためのキーワードを・・
①ていねいに。
②確実に。
③美しく。
人間の生き方とおなじですね。
最後までお読みいただき、
ありがとうございました。
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※更新履歴※
【更新】2021年10月5日、2022年11月22日
少しだけ校正させていただきました。
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