上杉鷹山、あの大統領も絶賛！
こんにちは。
いつも拙作ブログを見ていただきありがとうございます。
今回は、上杉鷹山のお話です。
上杉 鷹山（うえすぎ ようざん）は、
赤字続きの藩の財政を救った人物です。
あのケネディ大統領（米国）をして、
「私のもっとも尊敬する人」
と、言わしめた人物です。
１．上杉鷹山のプロフィール
◆誕生
上杉鷹山は、宝暦元年(1751年)、
日向国(ひゅうがのくに～宮崎県)、
高鍋藩主｢秋月種美(たねみつ)｣の次男として、
江戸で生まれました。
◆１６歳で養子に
宝暦10年(1760年)に、
八代目米沢藩主｢上杉重定(しげさだ)｣の養子となり、
元服(成年の儀式)の際に名を｢治憲(はるのり)｣とします。
◆1７歳で藩主に
明和4年(1767年)に、
家督を継いで、
弱冠17歳で九代目米沢藩主となった治憲(鷹山)は、
傾いた米沢藩を救うため、
まず｢大検約令｣発し、
役人の贅沢や無駄を正すことから、
藩政改革への第一歩を踏み出します。
２．上杉鷹山の偉大なエピソード
上杉鷹山には幾つかのエピソードが残されています。
その幾つかをご紹介します。
２－１．家臣がミスをおかして・・
ミスをした家臣が、
切腹を覚悟しているシーンでは・・
「北沢殿、君命です」
「よもやと思うが、この宿場でのお迎えの件につき、
切腹など絶対にまかりならぬ。」
「これはお屋形様のお言葉です」
「いいですね、北沢殿。
そういうことですよ。
絶対にそういうことですよ」
それを聞いた家臣（北沢）は、
涙して地面に伏すのです。
２－２．荒れ地を耕す家臣達を前に・・
「私のせいで苦労をかけてすまぬ」
と、みなに酒をつぐ。
２－３．家臣が「それでは武士の威信にかかわる」と言うと・・
では聞くが、武士の威信とは何か？
今の武士達は、
農民の年貢で食べさせてもらっている。
いわば「徒食の身」ではないか。
３．民の父母（たみのちちはは）とは？
「受次ぎて国の司の身となれば
忘るまじきは民の父母」
上杉鷹山が、
１７歳で第９代米沢藩主となったときの決意を込めた言葉です。
現代訳は、
『藩主としての自分の仕事は、
父母が子を養うごとく、
人民のために尽くすこと』
という意味です。
わずか１７歳の若者がそこまで自分を律したのです。
４．伝国の辞（でんこくのじ）とは？
一、国（藩）は先祖から子孫へ伝えられるものであり、我（藩主）の私物ではない。
一、領民は国（藩）に属しているものであり、我（藩主）の私物ではない。
一、国（藩）・国民（領民）のために存在・行動するのが君主（藩主）であり、
“君主のために存在・行動する国・国民”ではない。
この三ヶ条を心に留め忘れることなきように。
「藩主としての心得」
です。
５．まとめ
どうでしたか。
上杉鷹山って「すごい人」ですよね。
私は、
以後、上杉鷹山の本などを買いあさりました。
間違いなく上杉鷹山は、
「理想の政治家」です。
残念ながら、
今の政治家にはこんな人物はいません。
少しでも学んでもらいたいと思っていますが、
無理なようです。
これから政治家を志す人、
あるいは、
人の上に立とうとしている人は、
是非学んで欲しいと願っています。
最後までお読みいただき、
ありがとうございました。
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※更新履歴※
【更新】2020年3月5日、7月12日、2021年1月12日、2022年3月5日
少しだけ校正させていただきました。
【更新】2019年11月8日
「目次」を追加しました。
これで少しは読みやすくなったと思います。
【更新】2019年5月6日
文章をマイナー修正しました。
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