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こんにちは、拙作ブログのご紹介です。このブログは河原健次がお届けしています。大分市出身、木更津市在住です。すでに半世紀以上も生存しています。その長い歴史から、日常生活や人生に参考になりそうな情報を提供しています。読者のみなさんに役立つことを願っています。

高校球児の素顔を追う、私の見た高校野球(その57)

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こんにちは。

拙作ブログをご覧いただきありがとうございます。

 

今回は、

「私の見た高校野球(その57)」です。

 

今後もこのシリーズを続けるつもりです。

 

私がやってきた野球取材の総括です。

 

取材期間 :
 2000年~2014年(15年間)

 

その間に撮りためた写真が、
100万枚を超えました。

 

その写真1枚1枚は、
高校球児たちの歴史と同時に、

私の歴史でもあります。

 

写真ですので、

その瞬間、

高校球児たちと同じ場所にいなければなりません。

 

その時間と空間の中から、
私の感性で切り取ったのが、

この写真集です。

 

だから、
その写真の中には
私の気持ちが入っています。

 

それは「こだわり」
いったほうがよいかもしれません。

 

その「こだわり」を集大成したものが、
今回のシリーズ
「私の見た高校野球」です。

 

なお、素材は下記HPからの抜粋となります。

 

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1.スーパーキャッチ

 

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2003年9月7日 袖ヶ浦球場にて

 

センターのスーパーキャッチです。
ジャンプ一発。
あわや後方に抜けようとする飛球を好捕しました。

君津商業の三木くんです。2003年秋
主将です。

見事なジャンプです。
見事なタイミングです。

私はジャンプの前からシャッターを押し続けました。
思いっきり連写をぶっ飛ばしました。

私はどうしてもこの飛球は、
三木くんに捕って欲しかったのです。

というのも、
三木くんには夏の大会で大きな借りがあったのです。

この夏の千葉大会。

東京学館戦で手痛いエラーをしてしまったのです。

外野の浅いフライを一度はグラブに入れたものの、
落球し逆転を許してしまったのです。

そして君津商業は負け、
先輩たちの3年生たちは悔しい思いのまま、
野球部を去って行ったのです。

あの光景が私にも残っていました。

だから、
ここは何としてでも捕って欲しかったのです。

その私の気持ちが通じたのでしょうか。

 

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2003年9月7日 袖ヶ浦球場にて

 

見てください。


三木くん(写真右)のほっとした顔を。

これで夏の借りが返したのかな?

 

いえ、夏の嫌な思い出は、
彼の中には一生残っていると思います。

 

それはそれでいいのです。

 

その嫌な思いが彼を大きくするのです。

 

高校野球とはそういうものなのです。

 

 

(写真) 2003年9月7日 袖ヶ浦球場にて撮影

 


2.サヨナラはおあずけ、タッチアップが早かった

 

 

ちょっと珍しいシーンをご紹介したいと思います。

9回の裏、千葉高校の攻撃です。

 

それまでは、5対5の同点でした。
千葉高校が1点入れればサヨナラの場面でした。

 

1死満塁(2者敬遠)から北野くんの打球はセンターへ。


犠牲フライには十分な飛球であった。

 

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2006年7月14日 袖ヶ浦球場にて

 

この打球を見て、誰もがサヨナラを確信した。

 

タッチアップした三塁走者・吉澤くんが、
ホームへヘッドスライディングだ。

 

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2006年7月14日 袖ヶ浦球場にて

 

ゆうゆうセーフである。

 

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2006年7月14日 袖ヶ浦球場にて

 

これでゲームセットだ。

 

ところが、

ここでクレームがついた。


三塁走者の離塁が早かったようだ。

 

三塁の塁審は相手校(津田沼)のクレームを認めた。

 

アウトだ。


ホーム生還は認められなかった。

 

サヨナラは「おあずけ」となった。

延長戦である。

 

結局、この試合は相手校(津田沼)の勝利となった。

 

千葉高校としては、
あの9回裏のタッチアップが悔やまれる。

 

もう少し離塁を遅くしていれば・・。


といっても今さら遅いか。

 

気持ちがあせっていたのだろう。

それにしても相手チームの三塁手はよく見ていたものだ。

これも、三塁手のファインプレーと言ってもよいだろう。

野球は分からないものです。


最後の最後まで気を抜いてはいけません。

 

(写真) 2006年7月14日 袖ヶ浦球場にて撮影

 


3.全力疾走がサヨナラを呼ぶ

 

今回もサヨナラ試合をご紹介したいと思います。

 

2006年7月、千葉マリンスタジアム
準々決勝、横芝敬愛 vs 習志野

 

この日は「準々決勝」でした。

「準々決勝」ですので、試合数は計4試合ですね。

その4試合を1日で行ったのです。

しかも同じ球場です。

今では信じられない日程です。

おかげで取材するほうも疲れました。

1日4試合を休まず写真を撮る。

その撮った写真をその日のうちに整理する。

あのときは、寝る暇もありませんでした。

しかし、必死に戦う高校球児のためです。

こっちも死にものぐるいでした。

ホント、死ぬかと思いました。

 

さて、話を野球に戻しましょう。

 

サヨナラシーンです。

1対1の同点で迎えた、延長10回裏。
習志野の攻撃です。

2死三塁から安達くん(主将)が、

ショートへゴロを放ちました。

 

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2006年7月25日 千葉マリンスタジアムにて

 

 

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2006年7月25日 千葉マリンスタジアムにて

 

一塁へ懸命に走る安達くん。

とにかく必死です。

全力疾走です。

サヨナラがかかっています。

 

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2006年7月25日 千葉マリンスタジアムにて

 

その懸命の走りが奏功しました。

一塁はセーフとなり、
三塁からサヨナラの走者(上の写真)が帰り、
ゲームセットになったのです。

 

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2006年7月25日 千葉マリンスタジアムにて

 

いやーっ、疲れる試合でした。

 

私の一番長い一日でした。

お疲れさまでした。

フーっ。

 

(写真) 2006年7月25日 千葉マリンスタジアムにて撮影


4.追いつ追われつ市立柏と習志野

 

秋の千葉大会です。(2008年)

 

市立柏 vs 習志野、千葉県野球場

 

この試合は両校のエースが絶好調でした。

まさに投手戦です。

とにかく1点を取った方が勝ちの、

緊迫した試合展開でした。

その先取点を再現しよう。

4回の裏、市立柏の攻撃。

 

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2008年10月4日 千葉マリンスタジアムにて

 

走者三塁において、レフト線にタイムリーを放つ。

 

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2008年10月4日 千葉マリンスタジアムにて

 

三塁走者がホームに帰ってくる。

 

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2008年10月4日 千葉マリンスタジアムにて

 

 

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2008年10月4日 千葉マリンスタジアムにて

 

貴重な先取点です。

 

しかし、試合は分からないものです。

 

習志野も5回の裏に1点を入れ、

延長戦にもつれ込んだ。

 

こうなったら後攻の有利さも味方して、
習志野がサヨナラ勝ちしたのです。

 

先取点を取りながら逃げ切れなかった市立柏。

この試合ほど悔しい試合はなかったでしょう。

 

しかし、
こんな接戦した敗戦から選手たちは力を付けるのです。

 

(写真) 2008年10月4日 千葉マリンスタジアムにて撮影

 


5.最後の夏がベンチとは、これも神様が与えた試練なのか

 

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2005年7月16日 袖ヶ浦球場にて

 

こういう不運な選手もいるのですね。

 

最後の夏だというのにグラウンドでプレーできません。

 

ベンチの中で過ごさなければいけないのです。

写真の秀明大八千代・横山くんもその一人です。

(2005年7月)

 

その横山くんに試合前に聞きました。

 

大会が始まる2週間前にケガをしたようです。

 

そのギブスの状態からみても重傷のようです。

右腕を骨折したようです。

 

しかし、
笑顔で話してくれたので安心しましたが、
内心はきっとさびしかったのでしょう。

 

しかし、
試合ではベンチからひときわ大きな声を出していました。

それが痛々しくて・・。

 

でも、
その応援の甲斐あって、

秀明大八千代は勝つことが出来ました。

 

横山くんも大きな声で校歌を斉唱していました。
(下の写真、右奥から5人目)

 

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2005年7月16日 袖ヶ浦球場にて

 

こんな不運は、

横山くんに限った話ではありません。

 

ケガや病気でベストで出られない選手は

毎年各学校に1名はいます。

 

かわいそうですがこれも考えようです。

 

ベンチに入れるだけで「良し」としましょう。

 

なかにはベンチに入れない選手もいます。

 

応援スタンドから応援するよりは、
まだ「まし」だと考えるべきです。

 

ものは考えようです。

 

でも、

本人にとってはやっぱりつらいか。

 

これも神様が与えた試練なのか。

 

神様も時には非情だ。

 

(写真) 2005年7月16日 袖ヶ浦球場にて撮影

 

 

6.まとめ

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どうでしたか。

 

今回も厳粛な思いを込めて、

私の見た高校野球(その57)をお届けしました。

 

どの写真も思い出深いものです。

 

写真ですので、
その瞬間に私(カメラマン)が、
そこにいたことになります。

 

つまり、
球児達と、時間と場所を共有したのです。

 

しかも、
その瞬間は永遠に止まったきりです。

 

色あせることもありません。

 

その瞬間が永遠に存在するのです。

 

そう考えると、
そこに居合わせたことに感謝しなければ。

 

そう思いつつ本稿を閉じます。

 

最後までお読みいただき、

ありがとうございました。

 

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球児に響く言葉力


白球の世紀 高校野球100回秘史

 

何気ない暮らしの中に人々の営みが、私流の写真撮影(その44)

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こんにちは。

拙作ブログをご覧いただきありがとうございます。

 

今回は、

私流の写真撮影(その44)」です。

 

今後もこのシリーズを続けるつもりです。

 

私はカメラが大好きです。

 

カメラというより、
写真といったほうが正解でしょうね。

 

今、手元にはデジイチ(デジタル一眼)が2台あります。

 

1)昔は銀塩カメラ

昔はデジタル一眼とかはなかったので、

銀塩カメラでした。

いわゆるフィルムカメラですね。

その「フィルムカメラ」を持って、
よく写真を撮りにいったものです。

 

2)被写体は何でも。

被写体ですか?

被写体は何でもありです。

 

風景から、そのへんに咲いている草花など・・。

 

とにかく何でも撮りまくりました。

 

3)フィルム時代が懐かしい。

ただ、フィルムですので、その場で確認できないのがつらかった。

お店で現像、焼き付けをしてもらっていましたので、

最低でも1週間ぐらいはかかっていました。

その間の長いこと。

しまいには、

シャッターを押したときの感動が、
薄くなっていきます。

 

ただ、

その待つ時間も悪くはありませんでした。

 

出来上がりを見たときに、

別の感動がわき上がってくるのです。

 

あるいは、


「なあんだ、
ちっともよくないじゃん」

 

となることもあります。

 

冷めた気持ちで被写体を見るからでしょうね。

 

4)デジイチは勝負が早い。

その点、デジイチは勝負が早い。

その場で確認ができるからです。

ただし、カメラのモニターは小さいので、


確認するといっても、

写っているかどうかぐらいです。

 

それでも、

家に帰ればPCモニターで確認できますので、

ピントの精度まで見ることができます。

 

おかげで、

デジイチになって
撮影枚数は飛躍的に増えました。

 

その膨大な写真のなかで、
私なりにピックアップさせていただきました。

しかも解説付きです。

 

5)小難しいのは大嫌い。

ここでお断りしておきます。

私、小難しいのは嫌いです。

というか、性(しょう)に合っていません。

 

だから、

このシリーズも「普段着」のままでいきます。

 

 

 

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1.ちびっ子応援団は遊んでばかり

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2003年6月7日 袖ヶ浦球場にて

 

野球の試合で見かけた光景です。

 

野球の応援に来たのでしょうが、
まったく野球を見ていません。

 

グラウンドとは反対の方向を見て遊んでばかりです。

 

多分、お母さんに連れて来られたのでしょうが、
でも、本人は野球には興味がなさそうです。

 

応援に来たということは、
お兄ちゃんが野球をしているのでしょうか。

 

まあ仕方がないか。

 

まだ小っちゃいもんね。

 

もう少し大きくなったら野球に興味をもつと思うよ。

 

そうしたら今度はスタンドではなく、
グラウンドでプレーだね。

 

(写真) 2003年6月7日 袖ヶ浦球場にて撮影

 


2.草刈り、これもマネージャーさんの仕事?

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2002年9月21日 君津高校にて

 

津高校にやってきました。

 

今日は練習試合の取材でやってきたのですが、
グラウンドを見てびっくりです。

 

マネージャーさんが、

草刈り機を操作しているではないですか。

 

しかも慣れた手つきです。

 

へぇー、
マネージャーさんって何でもやるって聞いていたけど、
草刈り機まで操作するんだ。

 

これには驚きました。

 

練習試合の写真より、

こちらのほうが収穫です。

 

マネージャーさん、
いつもありがとうございます。

 

選手の世話だけでなくグラウンド整備まで。

 

選手たちが気持ちよく、
かつ安全にプレーできるように、
気遣ってくれているんですね。

 

この目配り、気配りは大したもんです。

 

普段から、自分そっちのけで、
選手たちのことを考えてくれているのですね。

 

ありがたいことです。

 

感謝しなければ。

 

(写真) 2002年9月21日 君津高校にて撮影

 


3.最後まであきらめず

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2006年7月14日 袖ヶ浦球場にて

 

手に汗握る試合を見てもらいましょう。

 

ご覧のように、

延長戦になって値千金の1点をもぎ取った津田沼

 

実はそれまでに一度死にかけたことがあったのです。

 

9回裏、
相手校(千葉)にサヨナラ負けを喫するところまで、
追い詰められたのです。

 

そのときは、
辛くも相手校の走塁ミスに救われました。

 

だから、
この10回の1点は何としても守り切りたかった。

 

10回の裏。

 

この回を無失点に抑えれば勝ちが決まる。

 

なんとしても抑えなければ・・。

 

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2006年7月14日 袖ヶ浦球場にて

 

応援スタンドのマネージャーさんも祈っています。

 

そうなんです。


最後は神頼みなんです。

 

そして最後のバッターを打ち取りました。

 

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2006年7月14日 袖ヶ浦球場にて

 

思わず出てくるピッチャーのガッツポーズ。

 

やっと、やっと得た勝利。

 

まさに薄氷を踏む勝利です。

 

一度は負けを覚悟したこの試合。

 

あきらめずに良かった。

 

本当にあきらめずに良かった。

 

そうなんだ。

 

最後まであきらめてはいけないんだ。

 

それを実感した、
いえ体得した試合でした。

 

(写真) 2006年7月14日 袖ヶ浦球場にて撮影

 


4.夏の準々決勝、4試合全部を取材

 

これほどの壮絶な試合は見たことがありません。


とにかく疲れました。

 

2006年の夏は、

1日で4試合を消化したのです。
(準々決勝)

 

その第4試合が壮絶だったのです。

 

2006年7月25日、千葉マリンスタジアム
横芝敬愛 1 vs 習志野 2

 

延長10回、習志野がサヨナラ勝利しました。


試合が終わったのは夜8時頃だったと記憶しています。

 

もちろんナイターです。

 

照明がともりました。

 

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2006年7月25日 千葉マリンスタジアムにて

 

 

照明がともっても、昼のようにはいきません。

 

暗いレンズ(F5.6)だったので、
撮影には厳しい状況だったのです。

 

やむを得ず、
ノイズ覚悟でISOを1,600まで上げました。

 

少しでも感度をかせぎたかったのです。

 

さて写真に戻りましょう。

 

写真は、サヨナラ打を放った選手です。

 

安達くんです。

 

キャプテンです。

 

その安達くんが懸命に一塁に走って、
セーフになりました。

 

おかげで、
三塁走者が生還し待望の1点が入りました。

 

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2006年7月25日 千葉マリンスタジアムにて

 

その三塁走者の生還を見て、

安達くんは地面に倒れ込んだまま喜んだのです。
(上の写真)


応援スタンドも大喜びです。

 

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2006年7月25日 千葉マリンスタジアムにて

 

 

 

しかし、

1日4試合を一人で取材するのは大変です。

 

だって、帰宅してから、

この4試合分の写真を整理するのですから。

 

 

まだ、準決勝、決勝が残っています。

 

倒れそうですが、

倒れるわけにはいきません。

 

(写真) 2006年7月25日 千葉マリンスタジアムにて撮影

 


5.笑顔、るんるんでベンチへ

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2008年8月26日 市原臨海球場にて

 

高校野球のひとこまです。

 

ベンチに戻る姿が、

あまりにも嬉しそうだったので、

パチリと一枚撮らせていただきました。

 

喜んでいる理由は、

ピンチをしのいだからです。

 

自らファインプレーをして

ピッチャーを助けたのです。

 

でも、いいですよね。

 

こんなに喜怒哀楽が表に出せるなんて・・。

 

こういうの好きですよ。

 

勝負時には感情を表に出すな、
と言いますが、

たかが高校野球ではありませんか。

 

悔しければ、心から悔しがって、
嬉しければ、大いにはしゃぐ。

 

これでいいんですよ。

 

こんな人間っぽいチーム、

大好きです。

 

これからも、

もっとるんるんが増えるといいね。

 

ちなみに、

この試合るんるんチームが勝ちました。

 

おめでとう。

 

良かったね。

 

るんるんくん。

 

(写真) 2008年8月26日 市原臨海球場にて撮影

 


6.乙女の祈り、チアガールはいつも選手と一緒

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2005年7月21日 千葉県野球場にて

 

 

高校野球の応援風景です。

 

高校野球はほかのスポーツと違って、
選手と応援の一体感があります。

 

いえ、応援が、

グラウンドの選手たちを後押しするのです。

 

その力ははかり知れないものがあります。

 

さて写真です。

 

写真は成東高校のチアガールです。

 

どうですか。

 

元気に満ちあふれています。

 

ホント「疲れを知らない」って感じです。

 

ところが、
味方がピンチになりました。

 

すると、
途端に表情が変わります。

 

今度は祈る姿に。

 

その姿が何とも言えない表情に。
(下の写真)

 

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2005年7月21日 千葉県野球場にて

 

結局この試合は成東高校が勝ちました。

 

しかも延長戦の末の勝利です。

 

乙女の祈りが届いたのです。

 

チアガールのおかげです。

 

おめでとう。

 

そして、応援ありがとう。

 

(写真) 2005年7月21日 千葉県野球場にて撮影

 

 

 

7.まと

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どうでしたか。

 

 へたな写真と解説では、
面白くなかったでしょう。

 

ごめんなさいね。

 

7-1.普段の生活

私がいつも狙っているのは、

「普段の生活」です。


その「普段の生活」を、

写真というかたちに切り取っています

 

写真ですので、

 

動きもなければ、
音も声もありません。

 

その一瞬の中から、
生活感を出すのです。

 

簡単そうですよね。

 

でも、実際は難しいんですよ・・。

 

7-2.大事なのは写す人の感性

写真はカメラのシャッターを押せば、 

誰でも、なんでも写せます。

 

 露出も、ピントもすべて「自動(オート)」です。


いわゆる「バカチョン」です。

 

だから誰でも写せます。

 

あとは、
何を、どのように写すかです。

 

そこに、

写す人の「感性」が必要になってきます。

 

7-3.生活密着型

私の場合は、冒頭にもご紹介したように、
普段の生活が被写体になっています。

 

この「普段」「生活」がキーワードです。

 

ようするに、

「かたぐるしい話抜き」の世界です。

 

「泥臭い」

 

これが、私の目指すものです。

 

「ああ、今生きている」

 

と実感できる光景が好きなのです。

 

今回ご紹介した写真からも、

そのような「泥臭さ」感じられたら

嬉しい限りです。

 

最後までお読みいただき、

ありがとうございました。

 

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高校球児の素顔を追う、私の見た高校野球(その56)

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私がやってきた野球取材の総括です。

 

取材期間 :
 2000年~2014年(15年間)

 

その間に撮りためた写真が、
100万枚を超えました。

 

その写真1枚1枚は、

高校球児たちの歴史と同時に、

私の歴史でもあります。

 

写真ですので、

その瞬間、

高校球児たちと同じ場所にいなければなりません。

 

その時間と空間の中から、

私の感性で切り取ったのが、

この写真集です。

 

だから、
その写真の中には、
私の気持ちが入っています。

 

それは「こだわり」といったほうがよいかもしれません。

 

その「こだわり」を集大成したものが、

今回のシリーズ「私の見た高校野球」です。

 

なお、素材は下記HPからの抜粋となります。

 

 高校野球私設応援団

 

 

 

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1.ラッキーなサヨナラ、野球はメンタルな勝負でもある

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2004年9月26日 千葉県野球場にて

 

少しラッキーなサヨナラゲームを紹介しましょう。

 

勝ったのは二松学舎沼南(2004年秋)。

 

8対8で迎えた延長10回の裏。

 

西村くんが打った打球は、二塁の後方に上がった。

 

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2004年9月26日 千葉県野球場にて

 

このフライを、
センターとショート、セカンドの3選手が交錯した。


その交錯のはずみで落球してしまったのだ。

 

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2004年9月26日 千葉県野球場にて

 

その間、二塁からランナーがホームインし、
サヨナラ勝ちにつながった。(冒頭の写真)

 

では、この試合を少し解説しておこう。

 

二松学舎沼南は8回の表まで4点差で負けていた。


この4点差に追いついたのが8回の裏である。

 

この回、一気に4点を入れたのである。

 

しかも、

同点の8点目はスクイズでもぎ取った。

 

これで、流れは二松学舎沼南に傾いた。

 

しかも、二松学舎沼南は後攻である。

 

この同点のときに、私はサヨナラを予期していた。

 

10回裏のフライも、

ラッキーと言えばラッキーかもしれないが、

そのラッキーを、

二松学舎沼南の勢い(流れ)が呼び込んだと

いってもよいだろう。

 

「流れ」とはそういうものだ。

 

そして、デリケートなんだ。

 

だから、その流れは恐いともいえるが、
その流れを変えることも出来る。

 

大事なのは、その流れを察する冷静さと、
その流れを変えようとする強靱な精神力である。

 

野球もメンタルなスポーツなのだ。

 

(写真) 2004年9月26日 千葉県野球場にて撮影

 


2.サヨナラのチャンスに空振り三振、でもここは相手のピッチャーを褒めよう

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2005年7月8日 千葉県野球場にて

 

千葉県野球場にきました。


夏の大会たけなわです。

 

連日熱戦が繰り広げられています。

 

今日も9回で決着がつかずに延長戦となりました。

 

延長10回。

 

後攻の君津高校にチャンスがやってきました。
(上の写真)

 

二死満塁です。

 

バッターは3番の水野くんに打順が回ってきました。


一打、サヨナラです。

 

ところが、三振に倒れてしまいました。(下の写真)

 

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2005年7月8日 千葉県野球場にて

 

残念がるベンチの仲間たち。

 

しかし、ここは相手のピッチャーを褒めよう。

 

この土壇場のなかでよく投げた。

 

あの冷静さは大したものだ。

 

水野くんもよくやった。

 

ただ、
少しだけ相手ピッチャーが優っていただけなのだ。

 

あのプレッシャーのなかでの勝負。

 

よく投げた。


よくバットを振った。

 

写真だと結果だけしか残らないが、

私の心の中には両者の熱戦が今でも残っています。

 

いい試合だった。


ありがとう。

 

(写真) 2005年7月8日 千葉県野球場にて撮影

 

 

3.高層ビルをバックに高校野球、しかもサヨナラ試合

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2006年9月3日 幕張総合高校にて

 


高校野球の写真としては少し変わったのをご紹介します。

場所は千葉の幕張です。
幕張は新副都心と呼ばれているところです。

高層ビルが建ち並んでいます。

こういう都会での試合は滅多にありません。

貴重な記録です。

 

幕張総合高校での秋の公式戦です。

 

3006年9月3日、幕張総合高校 vs 千葉北

 

では、その試合のハイライトを見ていきましょう。

 

2対2で迎えた、延長10回の裏。

千葉北の攻撃です。

 

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2006年9月3日 幕張総合高校にて

 

一死走者なしで、坂下くんの放った打球は右中間へ。

 

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2006年9月3日 幕張総合高校にて

 

ボールが転々としている間に、三塁を回ってホームへ。

 

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2006年9月3日 幕張総合高校にて

 

セーフとなり、千葉北がサヨナラ勝利をおさめました。

 

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2006年9月3日 幕張総合高校にて

 

喜んだのは選手たちだけではありません。

 

外野の奥深くから応援していた、

千葉北の保護者さんたちです。

 

遠くからだったので、
今ひとつ迫力には欠けたと思いますが、
その熱の入った応援はここまで届きましたよ。

 

高層ビルが建ち並ぶ都会での試合でした。

 

いつもとは少し雰囲気が違いますが、

こういう試合もたまにはいいですよね。

 

お疲れさまでした。

 

(写真) 2006年9月3日 幕張総合高校にて撮影

 


4.やっぱり応援の力は大きい

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2002年7月13日 袖ヶ浦球場にて

 

高校野球はなんてたって応援です。


この応援で勝負が決まるといっても過言ではありません。

 

学校によっては全校生徒が詰めかけます。

 

写真の志学館も同じです。

 

 

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2002年7月13日 袖ヶ浦球場にて

 

その人数が半端ではありません。

 

対面の三塁側から見れば、
その人数と声に圧倒されます。

 

とくに、ここ袖ヶ浦球場は狭いので、
内野席だけでは収容しきれず、
外野席まで一杯になるほどです。

 

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2002年7月13日 袖ヶ浦球場にて

 

この大勢の応援のなかで、
プレーできる選手たちは幸せ者です。

 

この日は志学館は4点を取って勝ちました。

 

この4点の半分以上は、

応援団が勝ち取ったようなものです。

 

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2002年7月13日 袖ヶ浦球場にて

 

それだけ価値があります。


それだけ応援は重要なのです。

 

(写真) 2002年7月13日 袖ヶ浦球場にて撮影

 


5.間一髪セーフ、ホームのクロスプレー

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2006年6月12日 袖ヶ浦球場にて

 

ホームでのクロスプレーを

低いアングルから撮らせていただきました。

 

しかも、

走者もキャッチャーも顔の表情がうまく撮れています。

 

両者の表情が写るのは偶然です。
まぐれです。

 

神様が与えてくれたシャッターチャンスです。
感謝です。

 

ただ言えることは、
ホームのクロスプレーを撮るときは

一塁側に限ることです。

 

このほうが走者の表情が捉えやすいからです。

 

さて、写真です。

走者は頭から滑り込みました。

 

これは危険なプレーですが気持ちは分かります。

 

気があせっているので、
足より頭から行きたくなるものです。

 

幸い返球もわずかにそれたようです。

 

その返球がそれた分だけ、
走者のほうが早くなりました。

 

早いと行っても、

わずかコンマ何秒です。

 

しかし、

カメラはその瞬間を逃しませんでした。

 

肉眼ではこうはいきません。

 

やっぱりカメラの力は偉大です。
(写したカメラマンは大したことはありませんが)

 

(写真) 2006年6月12日 袖ヶ浦球場にて撮影

 

 

6.まとめ

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どうでしたか。

 

今回も厳粛な思いを込めて、

私の見た高校野球(その56)をお届けしました。

 

どの写真も思い出深いものです。

 

写真ですので、
その瞬間に私(カメラマン)が
そこにいたことになります。

 

つまり、
球児達と、時間と場所を共有したのです。

 

しかも、
その瞬間は永遠に止まったきりです。

 

色あせることもありません。

 

その瞬間が永遠に存在するのです。

 

そう考えると、
そこに居合わせたことに感謝しなければ。

 

そう思いつつ本稿を閉じます。

 

最後までお読みいただき、

ありがとうございました。

 

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球児に響く言葉力


白球の世紀 高校野球100回秘史

 

何気ない暮らしの中に人々の営みが、私流の写真撮影(その43)

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こんにちは。

拙作ブログをご覧いただきありがとうございます。

 

今回は、

私流の写真撮影(その43)」です。

 

今後もこのシリーズを続けるつもりです。

 

私はカメラが大好きです。

 

カメラというより、
写真といったほうが正解でしょうね。

 

今、手元にはデジイチ(デジタル一眼)が2台あります。

 

1)昔は銀塩カメラ

昔はデジタル一眼とかはなかったので、

銀塩カメラでした。

いわゆるフィルムカメラですね。

その「フィルムカメラ」を持って、
よく写真を撮りにいったものです。

 

2)被写体は何でも。

被写体ですか?

被写体は何でもありです。

風景から、そのへんに咲いている草花など・・。

とにかく何でも撮りまくりました。

 

3)フィルム時代が懐かしい。

ただ、フィルムですので、その場で確認できないのがつらかった。

お店で現像、焼き付けをしてもらっていましたので、

最低でも1週間ぐらいはかかっていました。

その間の長いこと。

しまいに、

シャッターを押したときの感動が
薄くなっていきます。

 

ただ、

その待つ時間も悪くはありませんでした。

 

出来上がりを見たときに、

別の感動がわき上がってくるのです。

 

あるいは、


「なあんだ、
ちっともよくないじゃん」

 

となることもあります。

冷めた気持ちで被写体を見るからでしょうね。

 

4)デジイチは勝負が早い。

その点、デジイチは勝負が早い。

その場で確認ができるからです。

ただし、カメラのモニターは小さいので、


確認するといっても、

写っているかどうかぐらいです。

 

それでも、

家に帰ればPCモニターで確認できますので、
ピントの精度まで見ることができます。

 

おかげで、

デジイチになって
撮影枚数は飛躍的に増えました。

 

その膨大な写真のなかで、
私なりにピックアップさせていただきました。

しかも解説付きです。

 

5)小難しいのは大嫌い。

ここでお断りしておきます。

私、小難しいのは嫌いです。

というか、性(しょう)に合っていません。

 

だから、このシリーズも「普段着」のままでいきます。

 

 

 

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1.応援団旗

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2005年7月15日 袖ヶ浦球場にて

 

野球の試合中に、

団旗を持っているのを見たことがありますか。

 

あれってかなり大変なのですよ。

 

あの大きな応援団旗、
20キロはあると思います。

しかも風が吹いていたらもっと大変。

 

夏の大会では、気温は35℃にもなります。

 

風が吹いてくれれば涼しいのですが、
その分、重たくなります。

 

さて、いよいよ試合開始です。

 

試合も大事ですが、
この応援団旗も大事。

 

スタンドの最上段から選手を見ています。

 

応援しています。

 

(写真) 2005年7月15日 袖ヶ浦球場にて撮影


2.負けたチームの姿、こんなところにも注目して

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2005年7月14日 袖ヶ浦球場にて

 

夏の高校野球です。

こういう写真はいかがでしょうか。

 

敗戦校が応援スタンドに挨拶をしている光景です。

普通の人はこんなところまでは撮りません。

 

ましてやプロの新聞社やマスコミは完璧に「無視」です

 

真っ先に勝ったチームに行きます。

 

いわゆる「勝利インタビュー」ってやつです。

しかし私は違います。

 

高校野球にはいろいろなドラマがあります。

そのドラマは、むしろ負けたチームに多いのです。

さてその写真に戻りましょう。

 

挨拶の先導はキャプテンでした。

 

監督さんをさしおいて、
キャプテンが先導しています。

 

最後の挨拶。

 

これもキャプテンの仕事だ、

と思ったのでしょう。

 

キャプテンは3年生です。

この大会で引退(退部)です。

その3年間の思いを込めてました。

 

その万感の思いが、
あの深々とした挨拶になりました。

 

その姿を見ただけで、
キャプテンの性格が分かります。

 

よく頑張ったね。

 

よくチームを引っぱってくれたね。

 

ありがとう。

私からもお礼を言わせていただくよ。

 

ありがとう。

そしてお疲れさん。

 

(写真) 2005年7月14日 袖ヶ浦球場にて撮影


3.試合前のシャドーバッティング

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2004年9月5日 袖ヶ浦球場にて

 

面白い光景が撮れましたのでご紹介したいと思います。

「面白い」というと本人たちに失礼ですね。

野球の試合です。

 

相手ピッチャーの投球練習に合わせて、
ベンチ前でバッティング練習をしていました。

 

「シャドーバッティング」というのでしょうか。

 

野球の試合ではよく見かける光景ですよね。

 

それを低いアングルから狙いました。

 

低いアングルですので選手の表情が見えます。

 

みんな真剣な表情です。

 

好球必打を狙っているのですかね。

 

いいですねこんな表情。

 

さあ、試合開始です。

 

練習の成果が表れればいいのですが。

 

ちなみに、この学校が勝ちました。


「シャドーバッティング」がきいたようです。

 

(写真) 2004年9月5日 袖ヶ浦球場にて撮影


4.いい笑顔だ

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2005年7月18日 習志野秋津球場にて

 

習志野秋津球場にやってきました。

夏の千葉大会の取材です。

電車に乗り継いで2時間近くかかります。

しかも連日の猛暑です。

私、自分で言うのも変ですが、
高校野球が好きなんです。

 

そこで冒頭の写真です。

 

勝利の校歌を斉唱した直後を撮りました。

 

応援スタンドに挨拶にいくところです。

 

どうですか。

みんな嬉しそうでしょう。

それもそのはずです。

 

接戦を制しての勝利です。

 

しかも猛暑のなかで手に入れた勝利です。

勝つと不思議ですね。

 

こんな暑さもどこかに吹き飛んで行きました。

選手も応援団も。

 

それを見ていると、
こっちまで疲れが吹っ飛びます。

 

みんないい笑顔だ。

 

本当にいい笑顔だ。

 

(写真) 2005年7月18日 習志野秋津球場にて撮影


5.夫婦、相合い傘で野球の応援

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2007年9月21日 袖ヶ浦球場にて

 

上の写真をご覧いただきたいと思います。

 

高校野球の公式戦で目にした光景です。

 

この日は小雨まじりのあいにくの天気でした。

 

でも試合は実施されました。

 

しかし観客は極端に少なく、
さびしいものでした。

 

ですので、
写真のような光景が印象深く目にとまったのです。

夫婦のようですね。

多分、旦那さんが野球が好きなんでしょうね。

 

よくみると、旦那さんは杖(つえ)をもっています。

足が悪いのでしょうか。

 

奥さんは、
その旦那さんの「付き添い」のようです。

見ただけで、
なんとなくほほえましくなりました。

 

しかし、
旦那さんはよっぽど野球が好きなんですね。

 

こんな天気なのにわざわざ足を運んでくれるとは。

ここまで応援してもらえると嬉しいですよね。

 

こんな熱心な高校野球ファンもいるんだ。

がんばれ高校球児。

 

(写真) 2007年9月21日 袖ヶ浦球場にて撮影


6.勝利の校歌、吹きすさぶ砂塵の中で

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2007年7月14日 袖ヶ浦球場にて

 

こういうこともあるのですね。

高校野球、夏の千葉大会の出来事です。

試合開始前から強風が吹いていました。

台風の影響でしょうか。

 

おかげで暑さはしのげたのですが、

水分を含んだ生ぬるい風は、

気持ちのよいものではありません。

 

さて、写真ですが勝ったチームの校歌斉唱です。

 

ですが、
この時もまだ強風は止まず、
土煙が巻き上がっていました。

 

試合の途中、何度か水をまいたのですがダメでした。

この暑さと風ですからねえ。

焼け石に水」とはよくいったものです。

 

水をまいた後からグラウンドは乾いていきました。

選手たちに土煙が容赦なく吹き付けます。

 

その土煙は、またたくまに、

濡れた選手たちの体やユニフォームにこびりつきます。

 

顔は土だらけ。

もともと日焼けした顔なので、
どこまでが素顔で、


どこまでが土なのか見分けがつきません。

 

とんだ校歌斉唱になりました。

 

でも、
勝ったことには違いはありません。

 

こういうのも思い出になるのでしょう。

お疲れさまでした。

 

(写真) 2007年7月14日 袖ヶ浦球場にて撮影

 

 

7.まと

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どうでしたか。

 

 へたな写真と解説では、
面白くなかったでしょう。

 

ごめんなさいね。

 

7-1.普段の生活

私がいつも狙っているのは、

「普段の生活」です。


その「普段の生活」を、

写真というかたちに切り取っています

 

写真ですので、

 

動きもなければ、
音も声もありません。

 

その一瞬の中から、
生活感を出すのです。

 

簡単そうですよね。

 

でも、実際は難しいんですよ・・。

 

7-2.大事なのは写す人の感性

写真はカメラのシャッターを押せば、 

誰でも、なんでも写せます。

 

 露出も、ピントもすべて「自動(オート)」です。


いわゆる「バカチョン」です。

 

だから誰でも写せます。

あとは、何を、どのように写すかです。

 

そこに、

写す人の「感性」が必要になってきます。

 

7-3.生活密着型

私の場合は、冒頭にもご紹介したように、
普段の生活が被写体になっています。

 

この「普段」「生活」がキーワードです。

 

ようするに、

「かたぐるしい話抜き」の世界です。

 

「泥臭い」

 

これが、私の目指すものです。

 

「ああ、今生きている」

 

と実感できる光景が好きなのです。

 

今回ご紹介した写真からも、

そのような
「泥臭さ」感じられたら
嬉しい限りです。

 

最後までお読みいただき、

ありがとうございました。

 

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高校球児の素顔を追う、私の見た高校野球(その55)

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私の感性で切り取ったのが、

この写真集です。

 

だから、
その写真の中には、
私の気持ちが入っています。

 

それは「こだわり」
いったほうがよいかもしれません。

 

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今回のシリーズ
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なお、素材は下記HPからの抜粋となります。

 

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1.最後のキャプテンが倒れ、夏が終わる、次は受験モードだ

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2004年7月14日 袖ヶ浦球場にて

 

高校野球、夏の大会です。


負けたら最後の厳しい戦いです。


とくに3年生は即引退です。

 

だから、
1試合でも長く野球を続けていたい。

 

どのチームもそう思っているはずだ。

 

さて、写真です。

 

上総高校のキャプテン・沢部くんです。(2004年)

 

不運(?)にも、

9回裏二死で打席が回って来ました。


点差は3点です。

 

しかし、チャンスはまだあります。


しかも、沢部くんは「四番打者」です。

 

ここは「四番打者」の意地を見せて欲しいところです。


ナインみんながキャプテンの一打に期待しています。


応援スタンドもだ。

 

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2004年7月14日 袖ヶ浦球場にて

 

しかし、かれの打球はレフトフライに終わった。


これで、ゲームセットだ。

 

3年生の夏は終わりだ。

 

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2004年7月14日 袖ヶ浦球場にて

 

二塁を回って戻ってくる沢部くんの後ろ姿が悲しそう。

 

でも、よくやったよ。

 

私はずっと沢部くんのキャプテン振りを見てきました。

 

よくチームをまとめてくれました。

 

ありがとう。

 

チームのみんなもそう思っているよ。

 

君の野球は終わりだ。

 

この瞬間から受験モードに切り替えよう。

 

(写真) 2004年7月14日 袖ヶ浦球場にて撮影

 


2.サヨナラ勝利に沸く

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2005年7月10日 袖ヶ浦球場にて

 

それは9回の裏に起きました。

3対3の同点で迎えた最終回。

津高校がサヨナラ勝ちしたのである。

 

その場面を再現しよう。

 

二死満塁で迎えた打者は水野くん。

その水野くんはフルカウントの末、
思い切って振ったボールが三遊間を抜けた。

 

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2005年7月10日 袖ヶ浦球場にて

 

三塁から鬼海(きかい)くんが帰り、

ゲームセットとなった。

 

君津ベンチは大喜びだ。(冒頭の写真)

 

大応援団も興奮しまくり。

 

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2005年7月10日 袖ヶ浦球場にて

 

やっぱり、同点の場合は後攻めが有利だ。

 

こういう、サヨナラが出来るからだ。

 

このサヨナラを意識するだけで、
相手ピッチャーはプレッシャーになる。

 

しかし、
有利/不利だけで勝負が決まるほど野球は甘くはない。

 

当たり前だが、
最後は実力だということを付け加えておこう。

 

(写真) 2005年7月10日 袖ヶ浦球場にて撮影

 


3.しびれるサヨナラ試合

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2005年7月8日 習志野秋津球場にて

 

またしてもサヨナラ試合の紹介です。


この試合も、

最後はこうなることを予感していました。

 

負けたチームには悪いのですが、
サヨナラは一瞬のうちに勝負が決まり、
打ち上げ花火のような爽快感があります。

 

野球の醍醐味ですね。

 

それではその試合を再現しましょう。

 

2005年7月8日、習志野秋津球場
日大習志野 vs 拓大紅陵

 

9回の表を終わって、4対4の同点。


試合の流れとしては、
前半は日大習志野ペースであった。

 

後半から徐々に拓大紅陵が追い上げて、

同点まで追いついた。

 

この流れからすると、
拓大紅陵有利の展開であった。

 

9回の裏、

まず1番の小坂部(こさかべ)くんが出塁した。

 

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2005年7月8日 習志野秋津球場にて

 

その小坂部(こさかべ)くんは、
送りバントで二塁へ進塁した。

 

ここから両チームが動いた。

 

次の3番・大前(おおまえ)くんは敬遠となった。

 

それを目の前で見ていた4番の佐藤くんが燃えた。


佐藤くんは4番打者であり主将でもある。

 

「大前よりオレのほうが打ち取りやすいのか」


「ふざけるな!」

 

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2005年7月8日 習志野秋津球場にて

 

怒った佐藤くんは、

レフト線へ鋭い打球を放った。

 

二塁から小坂部(こさかべ)くんが悠々生還した。

 

サヨナラ勝ちだ。

 

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2005年7月8日 習志野秋津球場にて

 

劇的な幕切れだ。

 

う~ん、この試合は興奮したな。


あのシーンを今でも鮮明に覚えています。

 

あの日はとにかく暑かった。

 

西日をまともに浴びるとヤケドをしそうであった。

 

あの猛暑のなかでの死闘だ。

 

意地と意地のぶつかり合いだ。

 

こうなると、最後は精神力だ。


気合いだ。

 

この試合ほど、それを感じたことはない。

 

見事な試合であった。

 

両校ともお疲れさん。

 

(写真) 2005年7月8日 習志野秋津球場にて撮影

 


4.たかが送りバント、しかしこのプレーは違っていた

 

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2005年7月15日 袖ヶ浦球場にて

送りバントです。


野球の試合では、よくあるシーンです。

 

自分が犠牲(アウト)になって、
走者を進塁させる役目です。

 

だから、
走者を進塁させれば自分の役割は終わりです。

 

それで仕事は大成功なのです。

 

と、そこまでは普通の「送りバント」ですが。

 

しかし、この「送りバント」は違っていました。

 

普通の送りバントは、
自分の役割が終わったとわかれば、
普通は一塁へはゆっくり走ります。

 

プロ野球でもよく見かける光景です。

 

しかし、この打者は違っていました。

 

一塁まで全力疾走なのです。

 

しかも、最後はヘッドスライディング。

 

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2005年7月15日 袖ヶ浦球場にて

 

これには驚きました。

 

こんな選手、見たことがありません。

 

でも、これが本当なのでしょう。

 

結果が出るまで、全力でプレーする。

 

だって、
守備側にエラーが出るかも知れないじゃないですか。

 

全力疾走で、

そのエラーを誘発することだってあります。

 

だから、いつも一生懸命なのです。

 

いやー、気持ちの良いプレーを見せてもらいました。

 

送りバントくんの全力疾走に乾杯だ。

 

気持ちの良いプレーを見せてもらった。

 

(写真) 2005年7月15日 袖ヶ浦球場にて撮影


5.恒例のバケツかぶり、応援席の熱狂は最高潮に

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2005年7月10日 袖ヶ浦球場にて

 

志学館高校のバケツかぶりです。


毎年の夏の風物詩です。

 

ことしの「かぶり役」は誰になったのでしょうか。

 

写真をよくみてください。

 

後ろのチアガールは「キャーっ」と叫んでいます。
でもうれしそう。

 

おっと、そばにいるのは先生でしょうか。


その先生も大喜びです。

 

では、そのバケツかぶりが始まるまでを、
時系列で見ていきましょう。

 

まず2回の裏に先制点をあげます。

 

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2005年7月10日 袖ヶ浦球場にて

 

なおも、志学館は攻撃の手を緩めません。

 

5回の裏にも、5,6点目を入れました。

 

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2005年7月10日 袖ヶ浦球場にて

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2005年7月10日 袖ヶ浦球場にて

 

 

 

喜ぶ志学館の応援スタンド。

 

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2005年7月10日 袖ヶ浦球場にて

 

このあとに、

例のバケツかぶりが出たというわけです。

 

いやーっ、良かったね。

 

おめでとう。

 

えっ?なにが、って。

 

試合とバケツかぶりですよ。

 

(写真) 2005年7月10日 袖ヶ浦球場にて撮影

 

 

6.まとめ

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どうでしたか。

 

今回も厳粛な思いを込めて、
私の見た高校野球(その55をお届けしました。

 

どの写真も思い出深いものです。

 

写真ですので、
その瞬間に私(カメラマン)が、
そこにいたことになります。

 

つまり、
球児達と、時間と場所を共有したのです。

 

しかも、
その瞬間は永遠に止まったきりです。

色あせることもありません。

その瞬間が永遠に存在するのです。

 

そう考えると、
そこに居合わせたことに感謝しなければ。

 

そう思いつつ本稿を閉じます。

 

最後までお読みいただき、

ありがとうございました。

 

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球児に響く言葉力


白球の世紀 高校野球100回秘史

 

何気ない暮らしの中に人々の営みが、私流の写真撮影(その42)

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こんにちは。

拙作ブログをご覧いただきありがとうございます。

 

今回は、

私流の写真撮影(その42)」です。

 

今後もこのシリーズを続けるつもりです。

 

私はカメラが大好きです。

 

カメラというより、

写真といったほうが正解でしょうね。

 

今、手元にはデジイチ(デジタル一眼)が2台あります。

 

1)昔は銀塩カメラ

昔はデジタル一眼とかはなかったので、

銀塩カメラでした。

いわゆるフィルムカメラですね。

その「フィルムカメラ」を持って、
よく写真を撮りにいったものです。

 

2)被写体は何でも。

被写体ですか?

被写体は何でもありです。

風景から、そのへんに咲いている草花など・・。

とにかく何でも撮りまくりました。

 

3)フィルム時代が懐かしい。

ただ、フィルムですので、

その場で確認できないのがつらかった。

お店で現像、焼き付けをしてもらっていましたので、

最低でも1週間ぐらいはかかっていました。

 

その間の長いこと。

しまいに、

シャッターを押したときの感動が
薄くなっていきます。

 

ただ、

その待つ時間も悪くはありませんでした。

 

出来上がりを見たときに、

別の感動がわき上がってくるのです。

 

あるいは、


「なあんだ、
ちっともよくないじゃん」

 

となることもあります。

冷めた気持ちで被写体を見るからでしょうね。

 

4)デジイチは勝負が早い。

その点、デジイチは勝負が早い。

その場で確認ができるからです。

ただし、カメラのモニターは小さいので、


確認するといっても、

写っているかどうかぐらいです。

 

それでも、

家に帰ればPCモニターで確認できますので、
ピントの精度まで見ることができます。

 

おかげで、

デジイチになって
撮影枚数は飛躍的に増えました。

その膨大な写真のなかで、
私なりにピックアップさせていただきました。

しかも解説付きです。

 

5)小難しいのは大嫌い。

ここでお断りしておきます。

私、小難しいのは嫌いです。

というか、性(しょう)に合っていません。

 

だから、このシリーズも「普段着」のままでいきます。

 

 

 

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1.ピンクのタオル、これで勝利を呼ぶ

 

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2004年7月12日 袖ヶ浦球場にて

 

高校野球の応援ともなると、
各校趣向を凝らします。

 

ご覧の写真は木更津高校の応援です。

 

夏の千葉大会です。

 

生徒たちは揃いのタオルを首に巻いていました。

 

しかも「ピンク」です。

 

派手です。

 

目立ちます。

 

でも、男子生徒で、

ピンクのタオルを巻いているところは、

見かけませんでした。

 

やっぱり恥ずかしいのでしょうか。

このピンクのタオル。

かなり徹底されていました。

 

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2004年7月12日 袖ヶ浦球場にて

 

ご覧のようにブラバンのメンバーも着けていました。

 

「げんかつぎ」もここまでくれば大したものです。

 

その「げんかつぎ」のせいもあってか、

木更津高校が勝利しました。

 

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2004年7月12日 袖ヶ浦球場にて

 

これも、応援のおかげだね。

 

感謝しようね。

 

応援のみなさん、

それとピンクのタオル、

ありがとうございました。

 

(写真) 2004年7月12日 袖ヶ浦球場にて撮影


2.高校野球を激写、撮るほうも死にものぐるい

 

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2004年9月4日 市原臨海球場にて

 

高校野球の劇的なシーンです。

 

サヨナラ試合の瞬間です。

 

このようなシーンは、
できる限り低いアングルから撮影するのがコツです。

 

選手たちの表情が見えるからです。

 

この写真も低いアングルから撮ることができました。

 

しかも光も若干の逆光気味です。

立体感が増します。

サヨナラといっても、
そうたやすく勝たせてくれません。

 

最後はクロスプレーとなりました。

 

走者が早いか送球が早いか。

「足」と「ボール」の一騎打ちです。

 

ここは、
「足」のほうが早かったようです。

 

ユニフォームはご覧のように泥んこです。

 

戦いのものすごさを物語っています。

 

闘志と闘志のぶつかり合い。

 

選手たちが必死なら、
こっちも死にものぐるいです。

 

まさに「激写」です。

 

(写真) 2004年9月4日 市原臨海球場にて撮影


3.心を撮る、包帯のまま夏を迎えるのか

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2003年7月5日 袖ヶ浦球場にて

 

高校野球です。

 

何回も言います。

 

3年生にとって、
夏の大会(選手権)が最後の大会になります。

 

3年生には、
「夏」が高校野球の集大成の場なのです。

 

人生で最後の高校野球なのです。

 

何が何でもベストコンディションで臨みたい。

誰もが思うことです。

 

本人はもちろん、
親御さんもそう思っているでしょう。

 

それなのに、
ベストで夏を迎えられない高校生がいます。

君商の斎藤くんです。(2003年)

 

いえ、ベストで夏を迎えられないのは、
斎藤くんだけではありません。

 

全国に何人もいるでしょう。

私も毎年、何人ものの「斎藤くん」を見てきました。

 

それを見るたびに涙が出てきます。

その悔しさが分かるからです。

 

口には出さないが、

「なぜ自分だけが」

と思っているでしょう。

 

写真は、
夏の大会前の「最後の練習試合」を終えたシーンです。

 

グラウンド整備に徹した斎藤くんの痛々しさが、

伝わって来ます。

 

その痛々しさとは、
手首のケガではありません。

 

心の痛みなのです。

 

ファインダーをのぞきながら、

その痛みをひしひしと感じたことを今でも覚えています。

 

(写真) 2003年7月5日 袖ヶ浦球場にて撮影


4.最後は気持ち良く

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2005年7月10日 袖ヶ浦球場にて

 

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2005年7月10日 袖ヶ浦球場にて


 

夏の千葉大会です。

地元高校同士の対戦ということで、
観客はご覧のように満員です。

 

木更津 vs 君津、袖ヶ浦球場

 

高校球児たちも、
こんな満員の観客のなかで試合が出来ることを、

嬉しく思っていることでしょう。

 

張り切りようが違います。

 

試合も接戦となる好試合となりました。

 

9回表まで。3対3の同点です。

しかし、

 

最終回(9回の裏)に大きな出来事が起きました。

 

後攻の君津がサヨナラ勝ちをおさめたのです。

 

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2005年7月10日 袖ヶ浦球場にて

 

よろこぶ君津ナインに対し、

肩を落とす木更津のエース・瀧くん(主将)。

 

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2005年7月10日 袖ヶ浦球場にて

 

しかし、試合が終わった瞬間、

敵も味方もありません。

 

ラグビーでいう「ノーサイド」です。

 

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2005年7月10日 袖ヶ浦球場にて

 

瀧くん(主将)は君津ナインに駆け寄って、

相手主将(山浦くん)と抱き合って祝福し、

健闘をたたえ合ったのです。

 

素晴らしい光景です。

 

これが高校野球です。

 

高校野球は試合が終わってもドラマが待っています。

 

だから、最後の最後まで気が抜けません。

 

美しい光景です。

 

(写真) 2005年7月10日 袖ヶ浦球場にて撮影


5.暑い日の芝刈り、マネージャーさんが一人で

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2002年9月21日 君津高校にて

 

津高校の練習試合に行って来ました。

試合前にマネージャーさんが芝刈りを行っていました。

熱い陽射しのなかです。

 

首に巻いたタオルがその暑さを物語っています。

 

それにしても慣れた手つきです。

野球部のマネジャーさんって何でもやるんですね。

いえ、何でも出来るんですね。

感心しました。

 

しかも、
自分たちで率先してやっています。

 

今日はあっちの草取り、
明日はこっちのネットの補修。

もう毎日が大忙しです。

何でもよく気がついて、
自分たちで率先してやる。

 

しかも、
それを自慢するどころか黙って黙々とやる。

 

そうなんです。

まさに人間の鏡なのです。

 

だから、
私は学校へ取材にいったときには、
真っ先にマネージャーさんに挨拶します。

「おはよう」

「今日もがんばってるね」

「ご苦労さん」

マネージャーさんは素晴らしい!

 

(写真) 2002年9月21日 君津高校にて撮影


6.変なカメラマン、こんなの撮るの

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2008年8月9日 木更津二小にて

 

 

少年野球チームの練習風景です。

 

シートノックでしょうか。

 

外野の選手が打球を捕り損ねたようです。

 

いわゆる「後逸」っていうやつですね。

 

後ろには守っている人はいません。

 

ボールは転々ところがっていきます。

 

それを追っかける少年がちょっぴりかわいそう。

 

この暑い中ですもんね。

 

大変ですがこれも練習です。

 

練習というより「修行」と言ったほうが

いいかも知れません。

 

自分の失敗は自分で処理する。

 

そのことを覚え込ませたいのでしょう。

 

誰も手伝いません。

本人に責任を取らせるのです。

 

おっと、やっと帰ってきました。

 

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2008年8月9日 木更津二小にて

 

随分と遠くまで行った見たいですね。

 

お疲れさん。

 

こうして、
子供ながらに自己責任というものを学ばせるのです。

 

と、ここまで考えるのはやり過ぎか?

 

しかし、
こんな写真を撮ったカメラマンって、
変わってますよね。

 

ごめんなさい。

 

(写真) 2008年8月9日 木更津二小にて撮影

 

  

7.まと

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どうでしたか。

 

 へたな写真と解説では、
面白くなかったでしょう。

 

ごめんなさいね。

 

7-1.普段の生活

私がいつも狙っているのは、

「普段の生活」です。


その「普段の生活」を、

写真というかたちに切り取っています

 

写真ですので、

 

動きもなければ、
音も声もありません。

 

その一瞬の中から、
生活感を出すのです。

 

簡単そうですよね。

 

でも、実際は難しいんですよ・・。

 

7-2.大事なのは写す人の感性

写真はカメラのシャッターを押せば、 

誰でも、なんでも写せます。

 

 露出も、ピントもすべて「自動(オート)」です。


いわゆる「バカチョン」です。

 

だから誰でも写せます。

あとは、何を、どのように写すかです。

 

そこに、

写す人の「感性」が必要になってきます。

 

7-3.生活密着型

私の場合は、冒頭にもご紹介したように、
普段の生活が被写体になっています。

 

この「普段」「生活」がキーワードです。

 

ようするに、

「かたぐるしい話抜き」の世界です。

 

「泥臭い」

 

これが、私の目指すものです。

 

「ああ、今生きている」

 

と実感できる光景が好きなのです。

 

今回ご紹介した写真からも、

そのような「泥臭さ」感じられたら
嬉しい限りです。

 

最後までお読みいただき、

ありがとうございました。

 

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高校球児の素顔を追う、私の見た高校野球(その54)

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こんにちは。

拙作ブログをご覧いただきありがとうございます。

 

今回は、

「私の見た高校野球(その54)」です。

 

今後もこのシリーズを続けるつもりです。

 

私がやってきた野球取材の総括です。

 

取材期間 :
 2000年~2014年(15年間)

 

その間に撮りためた写真が、
100万枚を超えました。

 

その写真1枚1枚は、

高校球児たちの歴史と同時に、

私の歴史でもあります。

 

写真ですので、

その瞬間、

高校球児たちと同じ場所にいなければなりません。

 

その時間と空間の中から、
私の感性で切り取ったのが、

この写真集です。

 

だから、
その写真の中には、
私の気持ちが入っています。

 

それは「こだわり」といったほうがよいかもしれません。

 

その「こだわり」を集大成したものが、

今回のシリーズ「私の見た高校野球」です。

 

なお、素材は下記HPからの抜粋となります。

 

 高校野球私設応援団

 

 

 

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1.アンビリーバブル、こんな信じられないことがあるんだ!

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2004年4月25日 袖ヶ浦球場にて

 

もう一つ鳥肌の立つ試合を紹介しよう。

 

2004年4月25日、袖ヶ浦球場
検見川 vs 志学

 

8回裏まで志学館が3対1と2点リードしていた。

 

9回の表、検見川最後の攻撃である。

 

しかも、ツーアウト。

 

検見川、絶体絶命である。

 

しかし、ここから奇跡が起きた。


いえ、「起こした」といったほうが正確だろう。

 

検見川は、しぶとく二死1,2塁とした。


まだあきらめていない証拠だ。

 

ここで検見川の監督が動いた。

 

まず、一塁走者に代走を出した。
大塚くんだ。

 

更には、バッターを代打に代えた。
村山くんだ。

 

ここで、村山くんが監督の期待に応えた。


イムリ二塁打である。

 

一塁から代走の大塚くんも帰ってきた。

 

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2004年4月25日 袖ヶ浦球場にて

 

同点だ。


監督の代走がきいた。

 

二塁打を放った村山くんが喜ぶ。

 

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2004年4月25日 袖ヶ浦球場にて

 

ベンチも大騒ぎだ。

 

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2004年4月25日 袖ヶ浦球場にて

 

このあと、3点を追加して試合を決めた。
(冒頭の写真)

 

最終回、二死からの「逆転劇」である。


しかも、この回一気に「5点」を入れた。

 

あと一人でゲーム終了という瀬戸際から、

大量の「5点」である。


信じられない。


まったく信じられない。

 

相手チーム・志学館も信じられなかったであろう。

 

しかし、これが現実なのだ。

 

野球は終わるまで何があるか分からない。

 

それを証明した検見川に拍手を送ろう。

 

うーん、しびれる試合だ。


まったく、しびれる試合だ。

 

こういう試合もあるんだ、

と改めて思った。

 

(写真) 2004年4月25日 袖ヶ浦球場にて撮影

 


2.奇跡のサヨナラ、合い言葉は「あきらめない!」

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2004年7月13日 千葉県野球場にて

 

しびれる試合を再現しよう。


冒頭の写真は、その主役である、

土気(とけ)高校(千葉市)ナインである。

 

なんと、

延長14回まで戦ってやっと終止符を打ったのだ。

 

しかも、

14回の表に勝ち越し点を入れられた後に、

それをひっくり返してのサヨナラ勝利である。

 

試合を少しだけ振り返ろう。

 

2003年4月26日、千葉県野球場
安房 vs 土気

 

試合は1対1のまま延長戦になった。

 

安房は14回の表に1点を追加した。


このまま、

裏を守り切れば勝利を得るところまで来ていた。

 

ところが、現実はそう甘くはなかった。

 

14回の裏。

土気はしぶとく食い下がった。

 

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2004年7月13日 千葉県野球場にて

 

まず、関口くんがホームに頭から滑り込んだ。


同点だ。

 

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2004年7月13日 千葉県野球場にて

土壇場で追いついたのだ。


これには応援団も座ってはいられない。

 

思わず立ってしまったのである。

 

このあと、土気は一気に追加点を入れた。

 

気がついて見れば、

その追加点がサヨナラ勝利となったのだ。

 

流れというのは恐ろしいものだ。

 

14回の表に勝ち越し点を入れて、

勝利を確信していながら負けてしまった安房

 

今でも信じられないだろう。

 

しかし、この試合で学ぶことは多かった。

 

試合は最後まで分からない。

 

勝っていても、負けていても・・。

 

気を緩めるな。


あきらめるな。

 

(写真) 2004年7月13日 千葉県野球場にて撮影

 


3.勝利の喜びよ天まで届け!

 

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2004年7月13日 袖ヶ浦球場にて

 

夏の千葉県大会です。


高校球児にとって一番はじけるときです。

 

写真は、

勝った柏井高校(千葉市)の喜びのシーンです。

 

理屈抜きで喜んでいます。

 

極端な喜びようは相手チームには悪いのですが、

このときばかりは、許してあげましょう。

 

だってまだ子供ですもん。

 

そういえば。

校歌斉唱もユニークでした。

 

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2004年7月13日 袖ヶ浦球場にて

 

何やらキャプテンが指示していますね。

 

「普通の校歌斉唱じゃつまんない」

「打合せどおりこれでいくよ」

 

といって、実現したのが下の写真です。

 

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2004年7月13日 袖ヶ浦球場にて

 

ユニークな校歌斉唱です。

 

こういうのもアリですよね。


高校生らしくていいですね。

 

嬉しさの表れです。

 

勝って良かったね。

 

(写真) 2004年7月13日 袖ヶ浦球場にて撮影

 


4.『がむしゃら』が試合を決める、やっぱり『がむしゃら』は大事だ!

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2004年7月19日 千葉マリンスタジアムにて

 

 

再び記憶に残る試合です。

 

2004年7月19日、千葉マリンスタジアム
拓大紅陵 vs 志学

 

志学館が後攻めで始まったこの試合は、

8回の表を終わって、

拓大紅陵が4対1と一方的にリードしていた。

 

しかし、野球は分からないもので、

ここから形勢が逆転したのだ。

 

3点を追う志学館は、

まず8回裏に2点を返した。

 

1点差だ。

 

そして、そのまま最終回を迎えた。

 

その逆転サヨナラの火ぶたを切ったのが、
代打の鹿島くんである。

 

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2004年7月19日 千葉マリンスタジアムにて

 

会心二塁打を放ったのだ。

 

代打といえば、
普段でも緊張するものである。

 

それが、
1点を追う最終回という土壇場で、
会心二塁打である。

 

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2004年7月19日 千葉マリンスタジアムにて

 

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2004年7月19日 千葉マリンスタジアムにて

 

この試合は、この二塁打で決まりだ。


と、そのときにこの試合の結末を予感した。

 

価値ある二塁打だ。

 

後日、鹿島くんのファンからメッセージをもらった。
(下記抜粋)

 

『中学の時からいつも頑張っていて、
辛い時期もめげずに弱音をはかない
鹿島くんが大好きでたまらなかったです!
ワンプレーでこんなに感動を与えてくれて
本当にありがとう!!』

 

私もメッセージを・・。


元気だけで試合に勝てるとは思っていません。
しかし、勝つには元気が必要だと思っています。

 

ましてや、猛暑の中の一発勝負です。


元気がなくて勝てるはずがありません。


「てらい」を気にしない。


その『がむしゃら』をバカにしてはなりません。

 

おめでとう志学館。


根性の勝利だ。


これぞ、志学館だ。

 

(写真) 2004年7月19日 千葉マリンスタジアムにて撮影

 


5.9回裏、クロスプレーはサヨナラに

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2004年9月4日 市原臨海球場にて

 

 

もう一つ、サヨナラゲームを紹介しよう。

 

サヨナラのシーンはいつ見ても興奮します。

 

カメラマンである私自身が、

その現場にいたわけですので、

興奮するのは当然です。

 

では、その試合を振り返ろう。

 

2004年9月4日、市原臨海球場
拓大紅陵 vs 志学

 

この試合は、

両者譲らず、

点を入れては入れられる「シーソーゲーム」でした。

 

先攻の拓大紅陵は9回の表に、

1点を入れて、再度同点に追いついた。

 

5対5だ。

 

振り出しだ。

 

このまま9回の裏を0点にしのげば、

延長戦にもつれ込む展開であった。

 

しかし、志学館も譲らなかった。

 

一死二塁のチャンスを迎えた。

 

打席は廣瀬くん。

 

その廣瀬くんが、

センター前にはじき返した。

 

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2004年9月4日 市原臨海球場にて

 

二塁走者の浅利くんが、

三塁を蹴って一気にホームへ帰ってくる。

 

送球が早いか、

浅利くんの足が早いか?

 

キャッチャーとの一騎打ちである。

 

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2004年9月4日 市原臨海球場にて

 

間一髪で浅利くんのほうが早かった。

 

これでゲームセットだ。

 

志学館のサヨナラ勝利だ。

 

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2004年9月4日 市原臨海球場にて

 

応援団も歓喜の総立ちだ。

 

劇的なサヨナラ勝利だ。

 

三塁側のベンチ横で見ていた私も鳥肌がたった。

 

手に汗握る、暑い、熱い試合だった。

 

気がつけば、

少し涼しい風がほおを通り抜けていった。

 

そうか、もう秋なのか。

 

あの土煙と秋風。

 

今でもあの光景があざやかによみがえる。

 

すごい試合だった。

 

両校の健闘をたたえよう。

 

(写真) 2004年9月4日 市原臨海球場にて撮影

 

6.まとめ

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どうでしたか。

 

今回も厳粛な思いを込めて、

私の見た高校野球(その54をお届けしました。

 

どの写真も思い出深いものです。

 

写真ですので、
その瞬間に私(カメラマン)が、

そこにいたことになります。

 

つまり、球児達と、時間と場所を共有したのです。

 

しかも、
その瞬間は永遠に止まったきりです。

 

色あせることもありません。

 

その瞬間が永遠に存在するのです。

 

そう考えると、

そこに居合わせたことに感謝しなければ。

 

そう思いつつ本稿を閉じます。

 

最後までお読みいただき、

ありがとうございました。

 

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