知って得・あなたの生活をもっと豊かに!

こんにちは、拙作ブログのご紹介です。このブログは河原健次がお届けしています。大分市出身、木更津市在住です。すでに半世紀以上も生存しています。その長い歴史から、日常生活や人生に参考になりそうな情報を提供しています。読者のみなさんに役立つことを願っています。

何気ない暮らしの中に人々の営みが、私流の写真撮影(その35)

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こんにちは。

拙作ブログをご覧いただきありがとうございます。

 

今回は、

私流の写真撮影(その35)」です。

 

今後もこのシリーズを続けるつもりです。

 

私はカメラが大好きです。

 

カメラというより、
写真といったほうが正解でしょうね。

 

今、手元にはデジイチ(デジタル一眼)が2台あります。

 

1)昔は銀塩カメラ

昔はデジタル一眼とかはなかったので、

銀塩カメラでした。

 

いわゆるフィルムカメラですね。

 

その「フィルムカメラ」を持って、

よく写真を撮りにいったものです。

 

2)被写体は何でも。

被写体ですか?

被写体は何でもありです。

 

風景から、そのへんに咲いている草花など・・。

 

とにかく何でも撮りまくりました。

 

3)フィルム時代が懐かしい。

ただ、フィルムですので、

その場で確認できないのがつらかった。

 

お店で現像、焼き付けをしてもらっていましたので、

最低でも1週間ぐらいはかかっていました。

 

その間の長いこと。

 

しまいには、

シャッターを押したときの感動が、

薄くなっていきます。

 

ただ、

その待つ時間も悪くはありませんでした。

 

出来上がりを見たときに、

別の感動がわき上がってくるのです。

 

あるいは、


「なあんだ、
ちっともよくないじゃん」

 

となることもあります。

 

冷めた気持ちで被写体を見るからでしょうね。

 

4)デジイチは勝負が早い。

その点、デジイチは勝負が早い。

 

その場で確認ができるからです。

 

ただし、カメラのモニターは小さいので、

確認するといっても、

写っているかどうかぐらいです。

 

それでも、

家に帰ればPCモニターで確認できますので、

ピントの精度まで見ることができます。

 

おかげで、

デジイチになって、

撮影枚数は飛躍的に増えました。

 

その膨大な写真のなかで、

私なりにピックアップさせていただきました。

 

しかも解説付きです。

 

5)小難しいのは大嫌い。

ここでお断りしておきます。

私、小難しいのは嫌いです。

というか、

性(しょう)に合っていません。

 

だから、

このシリーズも「普段着」のままでいきます。

 

 

 

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1.泥くさいところがたまらない

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2008年9月6日 袖ヶ浦球場にて

すみません。

また高校野球です。

ショートの選手に注目しました。

「何故ショートの選手か」って?

それは、
あの泥んこのユニフォームが目についたからです。

 

あの泥んこのユニフォームに、
選手の「ひたむき」さを感じたからです。

 

そのボールを捕りに行く姿からも、
「ひたむき」さが感じられました。

 

無心にボールを追う。

まさに練習のときと同じです。

 

少しでも早くボールに追いつき、
少しでも早くボールを捕り、
少しでも早く1塁へ投げる。

 

アウトカウントをかせぐのがオレの仕事だ。

 

走者を出さないのがオレに仕事だ。

それを一つずつやる。

 

格好ではない。

 

ただ一つずつ、

基本に忠実にやるだけだ。

 

そんな姿がたまらなくいい。

やっぱり人間は寡黙さだ。

 

基本に忠実だ。

 

(写真) 2008年9月6日 袖ヶ浦球場にて撮影


2.ブラスバンド、選手たちを元気づける魔法の音

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2011年7月25日 千葉マリンスタジアムにて

高校野球といえばブラスバンドですね。

 

チアガールもよいのですが、
ブラスバンドの迫力にはかないません。

 

写真は習志野高校のブラバンです。

 

習志野高校といえば、

全国的にも有名ですよね。

 

コンクールでも、

優勝をするぐらいの力を持っています。

 

そのトップクラスの演奏を、

「生」で聞けるのですからたまりません。

 

では、
ブラバン演奏を聞くときのベストポジションを

教えしましょう。

 

それは反対側のスタンドです。

 

たとえば、

ブラバンが一塁側にいるときには、

三塁側に行きましょう。

 

と、わざわざ行く人も少ないと思いますが。

 

習志野高校の場合は、

楽器数が多いだけでなく、

演奏技術の高いのが特徴です。

 

そうですよね。

全国優勝するぐらいですからね。

 

音の「出だし」と音の「強弱」。

 

このタイミングが全楽器揃っているのです。

 

専門用語では、

「ピッチが揃っている」といいます。

 

しかも、
金管楽器の「きらびやかさ」が、

群を抜いています。

 

とくに低音は地響きがするほどです。

 

腹をえぐられる感じです。

 

私も何度か、

その音を聞いて、

「ドキッ」としたことがあります。

 

撮影中に演奏が始まると、

思わず手が止まってしまいます。

 

神経が、目と指先から「耳」にいきます。

 

つい聞き惚れてしまいます。

 

「いいなあ」

 

「コレ聞くと元気が出るなあ」

 

そうなんです。

 

グラウンドの選手もこの音を聞くと、

「よし、やるど」となるのです。

 

魔法の音なんですね。

 

(写真) 2011年7月25日 千葉マリンスタジアムにて撮影


3.応援中の水かぶり、気持ちは分かるがちょっとね

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2005年7月16日 袖ヶ浦球場にて

ちょっと変わった風景を。

変わった高校野球の応援風景です。

これ、夏の大会でよく見かける光景です。

 

自陣の攻撃がラッキーセブン、

(つまり、7回)を迎えると、

応援団の一人が水をかぶるのです。

 

水といっても、

通のバケツではありません。

 

超特大バケツです。

 

普通のバケツの30杯以上はあるでしょうか。

これをご覧のように一気にかぶるのです。

 

暑気払い?


景気づけ?

 

理由はよく分かりません。

 

これを見て私は、

これは応援ではなく、

「おもしろ半分だな」と思いました。

 

この「おもしろ半分」は、
この1校だけではありません。

 

ほかの学校もやっていました。

 

いやー、たしかに楽しい。

 

応援を盛り上げるのに、

もってこいかも知れません。

 

でも、ちょっと待てよ。

 

この水は水道水ではないのか。

 

みんなが飲み水にする水道水だ。

 

これを、

「おもしろ半分」にやってよいのか。

 

「節水」はどこにいったのか。

 

しかも、相手は高校生だ。

 

教育にもよくない。

 

はしゃぐのもほどほどにして欲しい。

 

それこそ節水どころか、
節度ある応援をしてもらいたいものだ。

 

このブログを見ている高校生諸君。

 

今年の夏からこんなことは止めよう。

 

(写真) 2005年7月16日 袖ヶ浦球場にて撮影


4.記念写真、死闘のあとの素敵な笑顔

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2005年7月16日 青葉の森野球場(千葉市)にて

あの試合は壮絶だった。

 

その試合振りは別のブログに譲るとして、
本稿では試合後の写真に触れよう。

 

※試合内容の紹介記事は下記へ。

壮絶な死闘、

もうこうなったら勝ちも負けもない。

 

写真は両校の記念写真である。

 

わずか10分前までは、

死闘を繰り広げた両校である。

 

千葉商大付属vs志学館である。

 

スコアは、13対12。

 

千葉商大付属のサヨナラ勝利である。

 

この点数を見ただけで、
そのすさまじさが分かるであろう。

 

そして、
12対12の同点で迎えた最終回。

 

9回の裏。

 

千葉商大付属がサヨナラ勝ちしたのである。

 

そのサヨナラヒットを放ったのが、
千葉商大付属の四番バッター。

 

打ったほうも「さすが」ながら、

最後まで投げ抜いた、

志学館のピッチャーもさすがだ。

 

両選手に拍手を送ろう。

 

いえ、闘い抜いた全員にも拍手だ。


もちろん応援団にもだ。

 

そこで、
私は我慢できずに頼んだ。

 

「両校の記念写真を撮らせてください」

 

「いいですよ」

 

となって実現したのが冒頭の写真である。

 

私のお願いを気持ちよく受けてもらいました。

 

その気持ちに感謝感激です。

 

私なんかまったくの部外者です。

 

その部外者の私のお願いを、

快く聞いてくれました。

 

高校野球の関係者でもなければ、

新聞社の者でもないのに・・。

 

でも、心が通じたのでしょうね。

 

嬉しかったです。

ちなみに、
真ん中で肩を抱き合っているのが、
両校のキャプテンです。

 

千葉商大付属・井関主将
志学館・亀山主将

 

こういうポーズを作ってくれるなんて、

嬉しいですよね。

 

あっ、マネージャーさんまで写ってる!

 

みんな、いい顔しているなあ。

 

高校野球は最高だ!

 

高校野球バンザイだ!

 

(写真) 2005年7月16日 青葉の森野球場(千葉市)にて撮影

 


5.こんな写真はいかがでしょうか?

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2010年7月19日 袖ヶ浦球場にて

ちょっと変わった写真をご紹介します。

 

球場での応援風景をシルエットにしました。

 

高校野球です。

 

まともな写真でなくてすみません。

 

通常は被写体を真正面から撮るものですが、

こういう「影絵」みたいなのもたまにはいいでしょう。

 

普通の応援風景だと、

応援の音がうるさいほど聞こえてきそうですが、

シルエットにすると不思議と音がなくなります。

 

シルエット イコール サイレントですね。

 

しかも、涼しさが伝わってきます。

 

高校野球といえば、夏の風物詩ですが、

たまには、

こういう写真もいいですよね。
(と、勝手に思っています)

 

参考までに、
こういう写真が撮りたくていい場所を探し回りました。

 

しかも、太陽の位置も関係しますので、

撮影には大変苦労しました。
(おっと、とんだ苦労話になりました)

 

私の本職は高校野球の取材です。

 

その本職の合間に撮った写真です。

 

(写真) 2010年7月19日 袖ヶ浦球場にて撮影


6.フェンスくんたちの会話

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2011年7月19日 袖ヶ浦球場にて

雨で試合が中止になりました。

 

楽しみにしていた夏の高校野球です。

 

朝から雨模様でしたので、
少しは覚悟はしていたのですが・・。

 

選手たちはがっかりです。

 

がっかりしたのは選手たちだけではありません。

 

応援団や高校野球のファンもがっかりです。

 

もちろん、取材にきた私もです。

 

そこで、上の写真です。

 

いつも、応援スタンドの最前列で、

グラウンドを眺めている「フェンスくんたち」です。

 

そうこうしているうちに、

「フェンスくんたち」の会話が聞こえてきました。

 

「今日は雨で試合がなくなったね」

 

「そうだね」

 

「でも、たまには雨も降ってくれないとね」

 

「そうだね」

 

「毎日あの暑さではたまんないもんね」

 

「でも、夏は暑いに決まっているよ」

 

「しかも高校野球は、かんかん照りが一番だよ」

 

「暑いほうが選手や応援団も燃えるよね」

 

「そうだね、やっぱり暑いほうがいいね」

 

「ほらブラバンの女の子、肩を落として帰って行くよ」

 

「悪いね、遠くから来てくれたのに」

 

「でも明日はあるよ」

 

「きっと明日は、かんかん照りの青空が戻ってくるよ」

 

「だから、また明日来てね」

 

「待ってるよ」

 

そろそろオイラ(カメラマン)も帰るか。

 

がっかりだ。

 

(写真) 2011年7月19日 袖ヶ浦球場にて撮影

 

 

7.まとめ

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どうでしたか。

 

 へたな写真と解説では、

面白くなかったでしょう。

 

ごめんなさいね。

 

7-1.普段の生活

私がいつも狙っているのは、

「普段の生活」です。


その「普段の生活」を、

写真というかたちに切り取っています

 

写真ですので、

 

動きもなければ、
音も声もありません。

 

その一瞬の中から、
生活感を出すのです。

 

簡単そうですよね。

 

でも、実際は難しいんですよ・・。

 

7-2.大事なのは写す人の感性

写真はカメラのシャッターを押せば、 

誰でも、なんでも写せます。

 

 露出も、ピントもすべて「自動(オート)」です。


いわゆる「バカチョン」です。

 

だから誰でも写せます。

 

あとは、
何を、どのように写すかです。

 

そこに、

写す人の「感性」が必要になってきます。

 

7-3.生活密着型

私の場合は、冒頭にもご紹介したように、
普段の生活が被写体になっています。

 

この「普段」「生活」がキーワードです。

 

ようするに、

「かたぐるしい話抜き」の世界です。

 

「泥臭い」

 

これが、私の目指すものです。

 

「ああ、今生きている」

 

と実感できる光景が好きなのです。

 

今回ご紹介した写真からも、

そのような「泥臭さ」感じられたら
嬉しい限りです。

 

最後までお読みいただき、

ありがとうございました。

 

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高校球児の素顔を追う、私の見た高校野球(その42)

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こんにちは。

拙作ブログをご覧いただきありがとうございます。

 

今回は、

「私の見た高校野球(その42)」です。

 

今後もこのシリーズを続けるつもりです。

 

私がやってきた野球取材の総括です。

 

取材期間 :
 2000年~2014年(15年間)

 

その間に撮りためた写真が、
100万枚を超えました。

 

その写真1枚1枚は、

高校球児たちの歴史と同時に、

私の歴史でもあります。

 

写真ですので、

その瞬間、

高校球児たちと同じ場所にいなければなりません。

その時間と空間の中から、

私の感性で切り取ったのが、

この写真集です。

 

だから、

その写真の中には、

私の気持ちが入っています。

 

それは「こだわり」と、

いったほうがよいかもしれません。

 

その「こだわり」を集大成したものが、

今回のシリーズ「私の見た高校野球」です。

 

なお、素材は下記HPからの抜粋となります。

 

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1.マネージャーさんには、いつも頭が下がる

 

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2012年8月6日 拓大紅陵にて

拓大紅陵にお邪魔しました。


利根実業高校を迎えての練習試合です。

 

上の写真は、
その利根実業高校のシートノックの1シーンです。

 

マネージャーさんがボールを沢山かかえていますよね。


ノッカーへボールを供給する役目なんですよね。

 

この光景は、

どこのチームでもよく見かけます。

 

私の写真集にも、

この光景が多いのですが、

それには理由があります。

 

マネージャーさんの姿が、

「けなげ」だからです。

 

手にはボール。

 

しかも、
そのボールを大事にかかえています。

 

そして、
目はノッカーを見つめています。

 

ボールを出すタイミングを、

見計らっているのです。

 

手と目。

 

その必死さが「けなげ」に映るのです。

 

その「けなげ」さを伝えたいと思って、

シャッターを押しています。

 

ところで、

野球部の部員は、
どうしてマネージャーさんを手伝わないのでしょうか。

 

一人でやっている姿を見て、

何も思わないのでしょうか。

 

チームによっては、

新人選手や負傷者が手伝っているところもあります。

 

手伝うのが恥ずかしいかもしれません。

 

それはそれで分かりますが、

でも何だか変ですよね。

 

もし手伝うのが恥ずかしければ、

声だけでもかけてあげてください。

 

「いつもありがとう」

 

それだけでも嬉しいものです。

 

マネージャーさんがシートノックを手伝う。

 

それは、

決して当たり前のことではありません。

 

やっぱり、

「ありがとう」

のひと言が欲しいところです。

 

それに気づいて欲しくて、

同じような写真を何枚も撮っています。

 

(写真) 2012年8月6日 拓大紅陵にて撮影


2.ランニングも隊列を作り足を上げてリズムよく

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2008年12月28日 拓大紅陵にて

野球に限らず、

スポーツにとってランニングは大切です。

 

写真は拓大紅陵野球部のランニング風景です。

 

早朝練習が終わった、

最後のランニングです。


いわゆるクールダウンというやつです。

 

しかし、
クールダウンといっても、
ランニングには変わりはありません。

 

ランニングの基本は「リズム」です。


その「リズム」を保つために、

「隊列」が必要となります。

 

 

その「隊列」で、
「リズム」を維持するのです。

 

ここで大事なのは、
前後、左右の間隔を保つことです。

 

そして、
走りの基本は、

「足を上げる」ことです。

 

足は第二の心臓と呼ばれています。

 

足を上げることによって、

血の巡りが良くなります。

 

血行が良くなると、
血液にたまった老廃物の排出がよくなり、
筋肉への酸素量も増えます。

 

もちろん、
「足を上げる」ほかに「呼吸」も大事です。

 

その「足」、「呼吸」は、
「リズム」が基本になっています。

 

だから、

「リズム」は大事です。

 

何でもそうです。
野球でもサッカーでもリズムが大切です。

 

リズム感のない人は野球も上達しません。


つねに、

「リズム良く」です。

 

(写真) 2008年12月28日 拓大紅陵にて撮影


3.期待を一身に背負って

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2012年7月19日 袖ヶ浦球場にて

一打同点の場面です。


木更津高校の攻撃です。

 

チームの期待を一身に背負って、
打者がバッターボックスに立ちます。

 

スタンドには、

学校のクラスメートや両親、OBなどが、

力一杯の応援をしてくれています。

 

みんなの目が、

打者の一振りに注目しています。

 

ここで打たなければ、

チームの勝利はない。

 

この期待を重圧と思うか、

励みと思うか。

 

それは気持ちのもちようだ。

 

この一瞬のために練習をしてきた。


ここで結果を出せなければ意味がない。

 

「よーし、やってやる」

 

あの汚れたユニフォームが、

そう叫んでいるように感じた。

 

一方、

相手チームだって同じだ。


写真には写っていないが、

相手のピッチャーも必死だ。


この一瞬のために苦しい練習をしてきた。

 

スタンドにも大勢の応援がいる。

 

みんな固唾(かたず)をのんで、
オレの一投に注目している。

 

「よし、やってやる」


投げるのも必死。

 

打つのも必死。

 

みんなドキドキ。

 

一瞬、

すべての声援が消える。

 

そのとき、

打者は思いっきりバットを振った。


打球は内野の頭を越えた。

 

見事な同点打だ。

 

1塁側は、歓喜に沸き、
3塁側は、ため息がもれる。

 

野球の展開によっては、

これが逆になることもある。

 

試合の行方は誰にも分からない。

 

だから、応援するのだ。


だから、味方を信じるのだ。

 

ちなみに、

この試合は、
木更津高校の負けに終わった。

 

同点に追いついたあと、

相手校に勝ち越し点を取られた。

 

この瞬間、

木更津高校の「夏」が終わった。

 

ちょっとせつない「夏」であった。

 

(写真) 2012年7月19日 袖ヶ浦球場にて撮影


4.捨て身の捕球

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2009年5月9日 大分西高校にて

大分西高校のシートノックを取材させていただきました。


ここ大分西には、

「山本監督」がいらっしゃいます。


目の鋭い、

しかし気持ちの穏やかな監督さんです。

 

その監督さんに対して、

選手たちは一目を置いているようです。


それは選手たちに聞いた話ではありません。


彼らのプレーを見ていると分かるのです。

 

彼らのプレーには、

一切の「手抜き」がありません。


いつも「100%」なのです。


いえ「200%」というべきでしょう。

 

写真もその一つです。


打球に飛びつこうとするのです。


いわゆる「ダイビングキャッチ」です。

 

いえ、
私にはそんな生ぬるい表現ではピンとこないのです。


サバンナで獲物を襲うヒョウやライオンです。


獲物(ボール)に飛びつくのです。

 

地面には、

小さな石ころがゴロゴロころがっています。


そこで体をこすると、

痛いというもんじゃありません。

 

それを、何度も、何度も飛びつくのです。


それも、

まったく「躊躇」もせずに・・。

 

これには参りました。

 

「そこまでやるか」

 

こういう姿を見て、

何も感じない人はいないでしょう。

 

私も大きな勇気をもらいました。

 

監督さん、選手たち、ありがとうございました。

 

(写真) 2009年5月9日 大分西高校にて撮影


5.左手だけの高校球児

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2005年10月29日 千葉学芸高校にて

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2005年10月29日 千葉学芸高校にて

たまたまです。

 

ホントに偶然なんです。

 

こんな光景に接したのは。

 

千葉学芸高校のグラウンド。

 

公式戦の取材に行ったときのことです。

 

長生(ちょうせい)高校のピッチャーに、

左手だけの選手がいました。

 

体が不自由でも野球をやっている選手を、

新聞やテレビで見たことはありましたが、

実際に見るのは初めてです。

 

ご覧のように右手がききません。

 

右手ではボールを持つことも、

投げることもできないようです。

 

だから、
左手だけで野球をやっています。

 

グローブは、

その都度「左手」にはめます。

 

「右手」が不自由な理由?

 

そんなのは分かりません。

 

そんなことが分かっても、

仕方がないことなんです。

 

それより、
目の前にプレーしていることが大事なのです。

 

その現実を見ることにしました。

 

本人もそうですが、
周りのチームメートも、
ごく普通に野球をやっていました。

 

ごく普通の野球です。

 

そこには、

同情もなければ、

言い訳めいたこともありません。

 

なるほど。

 

これが本当の接し方なんだ。

 

普通に接する。

 

これがなんと素晴らしいことか。

 

これがなんと難しいことか。

 

(写真) 2005年10月29日 千葉学芸高校にて撮影


6.ここで燃えないわけがない

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2008年7月19日 習志野秋津球場にて

夏の千葉大会です。


ここ習志野秋津球場も暑さ真っ盛りです。

 

攻撃する東海大市原望洋のチャンスです。


バッターがタイムリ三塁打を打ちました。

 

その三塁の近くには、
味方の応援団が陣取っています。

 

その応援団は、

ここぞとばかりに盛り上がります。


拍手喝采です。

 

その応援を受けて、
三塁打を放った選手も盛り上がります。

 

この試合一番のチャンスです。


ここで燃えないなはずがありません。

 

「いけいけ」の場面です。

 

一方、守る方も真剣です。


何とか流れを変えたい。

 

ここは冷静に行こう。


浮き足立つと相手の思うつぼだ。

 

まずは、深呼吸。

 

さあ行こう。

 

真っ向勝負だ。

 

俺たちだって、

大応援団がいるんだ。

 

対決の火花は、

グラウンドだけではない。


スタンドでも繰り広げられています。

 

(写真) 2008年7月19日 習志野秋津球場にて撮影

 

7.まとめ

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どうでしたか。

 

今回も厳粛な思いを込めて、

私の見た高校野球(その42)

をお届けしました。

 

どの写真も思い出深いものです。

 

写真ですので、

その瞬間に私(カメラマン)が、

そこにいたことになります。

 

つまり、

球児達と時間と場所を共有したのです。

 

しかも、

その瞬間は永遠に止まったきりです。

 

色あせることもありません。

 

その瞬間が永遠に存在するのです。

 

そう考えると、

そこに居合わせたことに感謝しなければ。

 

そう思いつつ、

本稿を閉じます。

 

最後までお読みいただき、
ありがとうございました。

 

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球児に響く言葉力


白球の世紀 高校野球100回秘史

 

高校球児の素顔を追う、私の見た高校野球(その41)

f:id:kawa2496:20191114160758j:plain

 

こんにちは。

拙作ブログをご覧いただきありがとうございます。

 

今回は、

「私の見た高校野球(その41)」

です。

 

今後もこのシリーズを続けるつもりです。

 

私がやってきた野球取材の総括です。

 

取材期間 :
 2000年~2014年(15年間)

 

その間に撮りためた写真が、
100万枚を超えました。

 

その写真1枚1枚は、

高校球児たちの歴史と同時に、

私の歴史でもあります。

 

写真ですので、

その瞬間、

高校球児たちと、

同じ場所にいなければなりません。

 

その時間と空間の中から、

私の感性で切り取ったのが、

この写真集です。

 

だから、

その写真の中には、

私の気持ちが入っています。

 

それは、

「こだわり」といったほうが、

よいかもしれません。

 

その「こだわり」を集大成したものが、

今回のシリーズ「私の見た高校野球」です。

 

なお、

素材は下記HPからの抜粋となります。

 

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1.緑に囲まれて野球に打ち込む

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2004年4月18日 君津青葉高校にて

君津青葉高校にやって来ました。

 

ここは、
その名のとおり、

「青葉」に囲まれた学校です。

 

中でも春から初夏にかけて、

緑が輝きます。

 

片側が山です。


もう片側は田んぼです。

 

山と田園風景。

 

その間をローカル線が走っています。

 

それだけで「絵」になります。

 

そんな環境で野球です。


普段よりリラックスします。

 

のびのびと野球ができます。

 

選手たちの表情をみてください。


嬉しそうですよね。

 

ギスギス、ガツガツしていません。

 

野球を楽しんでいます。

 

こんな環境で、

毎日野球ができることに、

感謝しなければ。

 

「ど田舎」

 

最高じゃないですか。

 

(写真) 2004年4月18日 君津青葉高校にて撮影


2.走ることは何事にも

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2004年8月1日 拓大紅陵にて

走ることは大事です。

 

足腰が強くなければ野球はできません。

 

それは野球に限ったことではありません。

 

スポーツは何でも走ることから始まります。

 

走ることから始まって、

走ることで終わる。

 

といっても過言ではないでしょう。

 

練習開始時のウォーミングアップ。


練習終了時のクールダウン。

 

これらを思い出してみればお分かりでしょう。

 

走ることによって、

足腰の筋肉が鍛えられます。

 

鍛えられるのは筋肉だけではありません。

 

心肺機能も鍛えられます。

 

心肺機能は、筋肉と一緒になり、

「スタミナ」のもとになります。

 

同時に「復活力」が強くなります。

 

わずかの休息で、
すぐに100%の力に戻すとができます。

 

この「スタミナ(持久力)」と「復活力」は、

スポーツだけに限ったはなしではありません。

 

普段の生活にも必要なものです。

 

ですので、普段から走りましょう。

 

走るのが大変だったら歩きましょう。

 

必要なのは、筋肉と心肺に負荷をかけることです。

 

この負荷のかけ方にも個人差があります。

 

スポーツの場面では、

限界ギリギリまで負荷をかけます。

 

そのためには、
複数による「競争形式」がよいでしょう。

 

ちょうど写真のように・・。

 

とにかく走ることです。


歩くことです。

 

駅やデパートでは、

エスカレーターは使わないようにしましょう。

 

エスカレーターではなく、階段を使いましょう。

 

すべては自分の健康のためです。

 

勝つためです。

 

長生きするためです。

 

「楽あれば苦あり」


です。

 

(写真) 2004年8月1日 拓大紅陵にて撮影


3.敗戦に立ちつくす少女

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2011年7月13日 袖ヶ浦球場にて

夏の千葉大会です。

 

夏の高校野球は、負けると、そこで終わりです。

 

一発勝負という壮絶な試合です。

 

そんな試合が今日も繰り広げられていました。

 

試合前は両校とも晴れやかな顔をしていたのに、
試合が終わると、明暗が分かれてしまいました。

 

この明暗がくることは分かっていたことですが、
負けることは、誰も考えていませんでした。

 

ただ、勝つことしか頭になかったのです。

 

そうでしょう。
誰が負けることを予想して戦えますか。

 

ゲームセットのサイレンが鳴るまで、
味方の勝利を信じていました。

 

負けるはずがない。


勝って、次の試合に行く。

 

これしか頭の中にはなかったのです。

 

負けた今でも、その気持のままなのです。
だから、今は何も考えられません。

時間が止まったままです。

戦った選手も、
スタンドで精一杯応援した者も。

ただゲームセットのまま、
時間が止まったままです。

 

(写真) 2011年7月13日 袖ヶ浦球場にて撮影


4.守備の基本は低い姿勢

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2014年3月8日 拓大紅陵にて

これは野球に限った話ではないと思います。


守備の基本のことです。

 

守備の基本は低い姿勢です。
どっしり腰を落とすことです。

そうすることによって、
体の芯がぶれずに、
打球に確実に反応できます。

 

そういう私は、野球のド素人です。
(ごめんなさい)

 

しかし、
ファインダー越しに彼らを見ていると、
「うまい」、「へた」が分かります。

 

「うまい」選手は、腰が低く、
体の芯ができています。

 

見た目にも「きれい」なのです。


「機能美」というのでしょうか。

 

目的に合致した「無駄」のない姿勢です。


それが「きれい」に見えるのでしょうね。

 

それは、守備だけではありません。
バッティング、ピッチングもそうです。

 

そういえば、
職人たちの仕事も野球と同じで、
決まっている職人さんは、すべてが「格好いい」。

 

服装や、
やることが合理的なのです。

 

家庭の主婦だって同じです。


会社の仕事だって同じだと思います。

 

「腰を低く」、「芯がぶれずに」

 

人生の基本かもしれませんね。

 

(写真) 2014年3月8日 拓大紅陵にて撮影


5.球拾いも楽じゃない

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2004年5月9日 君津商業にて

君津商業の古い(前の)グラウンドです。

 

今でこそ、

開けた立派なグラウンドになっていますが、
昔は山の中にありました。

 

まさに、
山を切り開いた感じのグラウンドでした。


バックネット裏から一塁ベンチにかけては、
後ろが切り立った山でした。

 

ですので、
そこにファウルボールが飛んで行くものなら、
さあ大変。

 

ボール一つでも何百円はします。


おろそかにはできません。

 

何とか回収しようと必死です。


大袈裟に言うと「命がけ」です。

 

君津商業の場合は、
このへんは良く分かっているもんで、
あらかじめ「見張り」が立っています。

 

そこで、
ファウルボールの行方を見て、
落ちた場所を見当つけるのです。

 

はいそうなんです。

猟師と一緒に走る「犬」と同じです。

 

猟銃で撃ち取った獲物を回収する

あの「猟犬」と同じです。

 

記憶が新しいうちに、
獲物(ボール)の落ちた場所へまっしぐら。

 

野球も楽しいですが、
ファウルボールの回収のほうも楽しい。

私が見たところでは、
7割ぐらいが回収出来ました。

 

ということは、
残り3割はまだ林の中?

 

(写真) 2004年5月9日 君津商業にて撮影


6.その汗の一滴一滴が君を成長させる

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2013年12月15日 拓大紅陵にて

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2013年12月15日 拓大紅陵にて


拓大紅陵野球部の朝練です。


練習場所はグラウンドではなく屋内です。

 

真冬ですが、この練習場だけは、
異様な熱気に包まれていました。

 

すでに、
選手たちの額には汗が噴き出していました。

 

その噴き出した汗が床にポタポタと落ちていきます。

 

真冬なのにこの汗。

信じられない光景です。

 

選手たちは無心です。


ただひたすらに、
目の前のメニューをこなすだけです。

 

流れ落ちる汗に気にもせずに・・。

 

でも、私には分かっています。

この汗の一滴一滴が彼らの力になることを。

本人は忘れても、この汗は覚えています。

 

これからの人生、
いくつかの困難に直面することでしょう。

 

そのときに、
あのときに流した汗が君を励まします。

 

「なんだこれっきしのことで」

「あの朝練のきつさに較べたら大したことはない」

 

そうなんです。

流れ落ちた汗は、床だけではありません。

 

君の体に、
そして、
君の心にしみ込んでるのです。

 

君には見えないでしょうが、
間違いなく、君の中に残っています。

 

(写真) 2013年12月15日 拓大紅陵にて撮影

 

7.まとめ

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どうでしたか。

今回も厳粛な思いを込めて、
私の見た高校野球(その41)
をお届けしました。

 

どの写真も思い出深いものです。

写真ですので、
その瞬間に私(カメラマン)が
そこにいたことになります。

 

つまり、
球児達と、時間と場所を共有したのです。

 

しかも、
その瞬間は永遠に止まったきりです。

色あせることもありません。

その瞬間が永遠に存在するのです。

そう考えると、
そこに居合わせたことに感謝しなければ。

そう思いつつ、本稿を閉じます。

 

最後までお読みいただき、

ありがとうございました。

 

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球児に響く言葉力


白球の世紀 高校野球100回秘史

 

男はつらいよ第10作、八千草薫がきれいで可愛いい、しかも役がうますぎ

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こんにちは。

拙作ブログをご覧いただきありがとうございます。

 

今回は、

「寅さん」について考えてみたいと思います。

 

といっても、

私からみた寅さん像です。

 

その寅さん像を、

具体的な映画を通して、

見ていきたいと思います。

 

1)映画「男はつらいよ

映画「男はつらいよ」の概要は下記です。

◇原作、監督:山田洋次

◇脚本:山田洋次ほか

◇撮影:高羽哲夫(たかは てつお)*1

◇概要:渥美清(あつみ きよし)さん演じる

「寅さん」が主人公の下町人情コメディ映画です。

 

全48作からなり、

『一人の俳優が演じたもっとも長い映画シリーズ』として、

ギネス認定もされている名作中の名作です。

 

*1 撮影(カメラマン)についてひとこと。
私もカメラマンですので、

男はつらいよのカメラワークについてひとこと。

 

◆脇役を同時に入れる。

男はつらいよのカットには主役だけでなく、

必ず脇役を入れています。

 

脇役は人間に限ってはいません。

 

動物、植物などと、いろいろです。

 

場合によっては、

家具や道具も入れます。

 

それらの脇役から、

画面に立体感奥行きを持たせています。

 

◆ピント位置にも配慮。

さらにスゴイのは、

ピント位置に神経を使っていることです。

 

被写界深度を浅くしたり、
深くしたりして、

主役と脇役の関係を強調しているのです。

 

このへんのカメラワークは、

さすが「高羽」さんです。

 

 

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1.映画の歴史

まずは、映画「男はつらいよ」を振り返ります。

全部で48作品あります。

この映画の前にはテレビドラマもあったようですが、
私は、ほとんど見ていませんので、
映画だけを取り上げさせていただきます。

 

映画は全作品のDVDを持っています。


もちろん、すでに5~6回は見ています。

 

下記一覧には、

マドンナ役も入れておきます。

 

太字は今回取り上げた作品です。

 

1.男はつらいよ(1969年)光本幸子
2.続・男はつらいよ(1969年)佐藤オリエ
3.男はつらいよ・フーテンの寅(1970年)香山美子
4.新・男はつらいよ(1970年)栗原小巻
5.男はつらいよ・望郷篇(1970年)長山藍子
6.男はつらいよ・純情篇(1971年)若尾文子
7.男はつらいよ・奮闘篇(1971年)榊原るみ
8.男はつらいよ・寅次郎恋歌(1971年)池内淳子
9.男はつらいよ・柴又慕情(1972年)吉永小百合
10.男はつらいよ・寅次郎夢枕
(1972年)八千草薫

11.男はつらいよ・寅次郎忘れな草(1973年)浅丘ルリ子
12.男はつらいよ・私の寅さん(1973年)岸恵子
13.男はつらいよ・寅次郎恋やつれ(1974年)吉永小百合
14.男はつらいよ・寅次郎子守唄(1974年)十朱幸代
15.男はつらいよ・寅次郎相合傘(1975年)浅丘ルリ子
16.男はつらいよ葛飾立志篇(1975年)樫山文枝
17.男はつらいよ・寅次郎夕焼け小焼け(1976年)太地喜和子
18.男はつらいよ・寅次郎純情詩集(1976年)京マチ子檀ふみ
19.男はつらいよ・寅次郎と殿様(1977年)真野響子
20.男はつらいよ・寅次郎頑張れ!(1977年)大竹しのぶ藤村志保
21.男はつらいよ・寅次郎わが道をゆく(1978年)木の実ナナ
22.男はつらいよ・噂の寅次郎(1978年)大原麗子
23.男はつらいよ・翔んでる寅次郎(1979年)桃井かおり
24.男はつらいよ・寅次郎春の夢(1979年)香川京子林寛子
25.男はつらいよ・寅次郎ハイビスカスの花(1980年)浅丘ルリ子
26.男はつらいよ・寅次郎かもめ歌(1980年)伊藤蘭
27.男はつらいよ・浪花の恋の寅次郎(1981年)松坂慶子
28.男はつらいよ・寅次郎紙風船(1981年)音無美紀子、岸本加世子
29.男はつらいよ・寅次郎あじさいの恋(1982年)いしだあゆみ
30.男はつらいよ・花も嵐も寅次郎(1982年)田中裕子
31.男はつらいよ・旅と女と寅次郎(1983年)都はるみ
32.男はつらいよ・口笛を吹く寅次郎(1983年)竹下景子
33.男はつらいよ・夜霧にむせぶ寅次郎(1984年)中原理恵
34.男はつらいよ・寅次郎真実一路(1984年)大原麗子
35.男はつらいよ・寅次郎恋愛塾(1985年)樋口可南子
36.男はつらいよ・柴又より愛をこめて(1985年)栗原小巻
37.男はつらいよ・幸福の青い鳥(1986年)志穂美悦子
38.男はつらいよ・知床慕情(1987年)竹下景子
39.男はつらいよ・寅次郎物語(1987年)秋吉久美子五月みどり
40.男はつらいよ・寅次郎サラダ記念日(1988年)三田佳子
41.男はつらいよ・寅次郎心の旅路(1989年)竹下景子
42.男はつらいよ・ぼくの伯父さん(1989年)後藤久美子檀ふみ
43.男はつらいよ・寅次郎の休日(1990年)後藤久美子夏木マリ
44.男はつらいよ・寅次郎の告白(1991年)後藤久美子吉田日出子
45.男はつらいよ・寅次郎の青春(1992年)風吹ジュン
46.男はつらいよ・寅次郎の縁談(1993年)松坂慶子
47.男はつらいよ・拝啓車寅次郎様(1994年)小林幸子、かたせ梨乃、牧瀬里穂
48.男はつらいよ・寅次郎紅の花(1995年)浅丘ルリ子

 

2.今回の作品

今回取り上げるのは下記作品です。

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【概要】
第10作 1972年12月29日に公開

男はつらいよ 寅次郎夢枕

 

【スタッフ】
監督:山田洋次
脚本:山田洋次朝間義隆
音楽:山本直純 

【キャスト】
志村千代:八千草薫
岡倉金之助:米倉斉加年
旧家の奥様:田中絹代

 

.あらすじ

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寅次郎が旅先から帰ってみると、

幼馴染の千代(八千草薫)が美容院を開業していた。

 

「お千代さん」と再会した寅次郎は、

その美しさにたちまち友達以上の感情を抱くようになり、

暇を見つけては千代との逢瀬を楽しんだ。

 

ところが、

例によって寅次郎と入れ替わりに

とらやの間借り人となった

東京大学素粒子物理学専攻の助教

米倉斉加年、御前様の甥)も

密かに「お千代さん」に好意を抱いていたことが発覚。

 

寅次郎とは初対面のとき、

礼に則って的屋流、

話はどんどんややこしくなっていく。

 

「私、寅ちゃんとなら
一緒に暮らしてもいい」

 

とプロポーズされるが・・。

 

今回のマドンナは八千草薫です。


若いですねえ。

バツイチの美容師・千代という設定。


ちょっぴり漂うくたびれ感が、

かわいいです。

 

世間ではこれを「艶っぽい」と
いうようですが、

私には子供っぽさが残る

「かわいい」

がぴったりでした。

 

このことは、
最後の「まとめ」でも述べます。

 

 

4.大学の先生が、お千代坊に一目惚れ

寅 「お千代坊が先生のことを褒めてたよ」

  「まじめそうだって」

先生 「・・・」

 

これを聞いた先生は天にも昇った気持ちです。

 

気持ちが頭にのぼってしまったようです。

 

寅 「先生に好感もってるんじゃないの」

先生はごはんのおかずと間違って、

タバコの吸い殻を箸でつまんで、口の中へ。

 

先生 「ゴホン、ゴホン」

みんな 「先生、大丈夫ですか?」

先生 「はい。致死量ではありませんから」

 

と、ここでもインテリっぽさを出す。

 

5.お千代坊の美容院で

さくら 「お兄ちゃんのこと許してね。
    乱暴なことばっかり言って・・」

千代 「そんなことないわよ。
   本当に助かってるのよ。

   照れ屋なのよ、
  あなたのお兄さんは。

   小さい時からそうだったわ。

   人が見てるといじめたり、
   悪口を言ったりするけど、

   二人っきりになるととっても親切よ。

   さくらちゃんだってそうでしょ」

 

6.江戸川の土手で子供を見送る

胸にじーんとくるシーンを一つ。

 

江戸川の土手で千代の子供「さとし」と会います。

 

「さとし」から遊びに来たと、
千代のお店(美容院)に電話があったからです。

 

千代 「よく電話をかけてくれたね」

   「ママ、夢かと思った」

   「ぼく、大きくなったね」

   「もう言っちゃうの」

   「急だったので何も用意してないわ」

 

と財布からお金を取り出す。

 

   「これ、みんなでおわがりがなさい」

さとし 「じゃ行く」

 

見送る千代の後ろ姿が映る。

 

同時に千代の泣く声が・・。

 

◆ここがうまい。

千代の泣く姿は見せずに、

泣く声だけが聞こえます。

 

そのあと、
さくらが寅さんに、そのときの様子を話します。

 

美容院の従業員から聞いた話だと・・。

 

息子さんからの電話で飛び出した千代が、

30分ほどで戻って来た。

 

そのときに目を真っ赤にしていた、


と。

 

つまり、
観客に千代の様子を想像させるのです。

 

見事な演出です。

 

 

7.とらやでお千代坊を慰める

千代と、千代の子供さんのことを聞いた、

とらやのみんなは、

なんとか慰めてあげようと、

その夜、千代を晩御飯に呼びます。

 

一切、子供の話題はしないようにといいながら・・。

 

ところが、新聞やテレビで子供の話題が・・。

 

「母親が子供を置き去りに・・」

 

寅さんは新聞はぐしゃぐしゃにしたり、

テレビのスイッチを消させたり大慌て。。

 

それを見て、千代が泣き出す。

 

千代 「寅ちゃん、本当にありがとう」

   「私、寅ちゃんのやさしい気持ちが分かるの」

 

と、また「大泣き」するのです。

 

8.公園でプロポーズ

寅さんがお千代坊を呼び出して、

プロポーズをするシーンです。

 

クライマックスです。

 

といっても、
寅さんは大学の先生に代わって、

お千代坊にプロポーズするのですが、

 

肝心なお千代坊は、
寅さんからのプロポーズと勘違いします。

 

千代 「寅ちゃん、用があるって何のこと?」

 

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寅 「お千代坊は、勘がいいから察しがつくだろう」

 

千代 「何となく」

 

千代は、

寅さんからの「求婚」、「愛の告白」

と思っているのです。

 

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寅 「お千代坊もいつまでも一人じゃなあ」

  「ここらあたりで身を固めたら」

  「イヤだったらいいんだよ。イヤと言えば・・」

 

千代はうれしそう。

 

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寅 「じゃあいいんだね」

千代 「随分と乱暴なプロポーズね

 

といいながら、

嬉しそうな表情。

 

ふっと肩を落とす千代の姿が、
少しほっとした様子。

 

まるで子供のようなしぐさが愛(いと)おしい。

 

寅 「と分かったら、あいつに電話しなくっちゃ」

千代 「寅ちゃん、『あいつ』って誰のこと」

寅 「例の大学の先生だよ」

千代 「ええっ?」

千代 「私、勘違いしていた」

寅 「誰と?」

千代 「寅ちゃんと」

 

びっくりした寅が腰砕けになる。

 

千代 「私ね、寅ちゃんと一緒にいると、
   なんだか気持ちがホッとするの。


   寅ちゃんと話をしてると、
  ああ、私は生きているんだなぁーって、

   そんな楽しい気持ちになるの。


   寅ちゃんとなら
  一緒に暮らしてもいいって。


   今、フッとそう思ったんだけど」

 

寅 「じょ、じょうだんじゃないよ

千代 「冗談じゃないわ

 

という千代の真剣なまなざしが印象的。

 

そこで千代は寅さんの表情を見る。

 

寅さんの困った様子を見て・・

 

千代 「やっぱり、冗談よ

 

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と笑うお千代坊だが、

同時にさびしさが漂う。

 

この表情がたまらなくいい。

 

「ふられてしまった」

「しかたがないわ」

「こんな私が恥ずかしいわ」

「どうしよう」

「でも寅ちゃんと一緒になりたかったなあ」

「また独りぼっちか」

 

そんな気持ちが錯綜しているようです。

 

ほんの数秒間で、
このような気持ちを出せるんなんて・・。

 

八千草薫は、すごい女優です。

  

9.まとめ

 

f:id:kawa2496:20190312064925j:plain

 

どうでしたか。

 

お千代坊と寅さんの会話。

 

これが本作のすべてです。

 

先生の片思いなんて、
たんなる「付け足し」です。

 

1)見るたびに印象が変わっていく。

最初に本作を見たときの印象はこうでした。

 

「寅さん、かっこいいなあ」

「こんな女性に好かれて」

「寅さんがうらやましい」

 

と、寅さんのことばかり考えていました。

 

2)そして今の印象は。

そして、今の印象はこうです。

 

「お千代坊(八千草薫)がかわいい」

「役がうまい」

「切なさをよく出している」

 

一方で、
寅さん(渥美清)はワンパターンで
つまんない。

 

すべてがワンパターンです。

 

気持ちが伝わってきません。

 

3)お千代坊の気持ち。

最後にお千代坊の気持ちを考えてみました。

①寅さんとは友だち付き合い。

そうなんです。
寅さんに好意を持ったのは友だち感覚です。

世間でいう男と女の関係ではありません。

「話していると楽しい」

ただ、それだけの関係でした。

あの公園でも言っていましたよね。

「フッとそう思った」と。

②寅さんがそのことに気づいていれば・・。

そうなんです。

このお千代坊の気持ちが分かっていれば、
一緒になれていました。

寅さんは一方的に、
「熱い恋」と思い込んでいたのですね。

 

自分がそう思うように、
相手(お千代坊)も「熱い恋」と思っているのでは、
と勘違いしたのですね。

 

寅さんは、

自分が相手にする「熱い恋」は、

得意(?)ですが、

相手からの「熱い恋」は苦手です。

 

よって、今回も成就しませんでした。

 

ということで、


今回は八千草薫の勝ちです。

 

 最後までお読みいただき、

ありがとうございました。

 

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少しだけ校正させていただきました。

 

 

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何気ない暮らしの中に人々の営みが、私流の写真撮影(その34)

f:id:kawa2496:20200305160643j:plain

 

こんにちは。

拙作ブログをご覧いただきありがとうございます。

 

今回は、

私流の写真撮影(その34)」です。

 

今後もこのシリーズを続けるつもりです。

 

私はカメラが大好きです。

 

カメラというより、
写真といったほうが正解でしょうね。

 

今、手元にはデジイチ(デジタル一眼)が2台あります。

 

1)昔は銀塩カメラ

昔はデジタル一眼とかはなかったので、

銀塩カメラでした。

 

いわゆるフィルムカメラ

ですね。

 

その「フィルムカメラ」を持って、

よく写真を撮りにいったものです。

 

2)被写体は何でも。

被写体ですか?

被写体は何でもありです。

 

風景から、そのへんに咲いている草花など・・。

 

とにかく何でも撮りまくりました。

 

3)フィルム時代が懐かしい。

ただ、フィルムですので、

その場で確認できないのがつらかった。

お店で現像、焼き付けをしてもらっていましたので、

最低でも1週間ぐらいは、かかっていました。

 

その間の長いこと。

 

しまいには、

シャッターを押したときの感動が、
薄くなっていきます。

 

ただ、

その待つ時間も悪くはありませんでした。

 

出来上がりを見たときに、

別の感動がわき上がってくるのです。

 

あるいは、


「なあんだ、
ちっともよくないじゃん」

 

となることもあります。

 

冷めた気持ちで被写体を見るからでしょうね。

 

4)デジイチは勝負が早い。

その点、デジイチは勝負が早い。

 

その場で確認ができるからです。

 

ただし、カメラのモニターは小さいので、


確認するといっても、

写っているかどうかぐらいです。

 

それでも、

家に帰ればPCモニターで確認できますので、

ピントの精度まで見ることができます。

 

おかげで、

デジイチになって、

撮影枚数は飛躍的に増えました。

 

その膨大な写真のなかで、

私なりにピックアップさせていただきました。

 

しかも解説付きです。

 

5)小難しいのは大嫌い。

 

ここでお断りしておきます。

 

私、小難しいのは嫌いです。

 

というか、

性(しょう)に合っていません。

 

だから、

このシリーズも「普段着」のままでいきます。

 

 

 

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1.生徒たちの憩いの場、校内の新緑

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2012年5月12日 志学館にて

上の写真は、

高校野球の取材の帰りに撮りました。

 

取材の帰りに、

ふと振りかえると新緑が、

まぶしく輝いていました。

 

思わずパチリです。

 

そういえば、

もう初夏なんですね。

 

梅雨入りも間近です。

 

ここは志学館の校内です。

 

普段は生徒たちが往来しています。

 

この木の葉のおかげで、

夏は、暑さをしのぐ木陰になります。

 

しかも風の通り道です。

 

この木の下で、

いろんな会話が生まれるのでしょう。

 

そういえば、

秋は黄色に色づいていました。

 

イチョウ並木が、

秋を彩っていました。

 

いまは緑の並木です。

 

緑は成長を表しています。

 

まさに、

成長著しい高校生にぴったりの色です。

 

高校生のみんな、

すくすく育って欲しいなあ。

 

新緑を見ながら、

ふとそういう思いにさせられました。

 

(写真) 2012年5月12日 志学館にて撮影

 

2.外は雨、くさるな!やることはたくさんある

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2006年5月14日 志学館にて

いよいよ梅雨のシーズンです。

 

昨夜から降り始めた雨は、

やむ気配はありません。

 

通常であればグラウンドで、

思いっきり走れるのに、

今日はそうはいきません。

 

といっても、

専用の雨天練習場なんてあるわけがない。

 

狭い屋根付きの駐車場。

 

ここが今日の練習場です。

 

狭い上に大勢の部員が密集。

 

その熱気による蒸し暑さは、

半端ではありません。

 

おまけに、

この日に限って風がありません。

 

蒸し蒸しです。

 

あ~あ、外に出たいな。

 

外は涼しそうだなあ。

 

外で思いっきり走りたいな。

 

雨に打たれる木の葉が涼しそう。


あの木の葉になりたいな。

 

額から流れ落ちる汗を見ながら、

ふとそんな気持ちになりました。

 

ちょっと待てよ。

 

あと1ヶ月で夏の大会が始まる。

 

去年の夏を思い出してみてごらん。

 

去年の夏を思い出したら、

今なにをすべきかが分かるよね。

 

時間は待ってくれない。

 

今しかできないことがあるよ。

 

しかもやることが一杯ありすぎて、

時間が足らないぐらいだよ。

 

雨だとか、

蒸し暑いとかいっている暇はないよ。

 

そうだろう。

 

だったらやるしかない。

 

そうだろう。

 

(写真) 2006年5月14日 志学館にて撮影


3.神が宿る大木、少年たちを見守る

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2011年12月4日 昭和小(袖ヶ浦)にて

たまたま、

昭和小(袖ヶ浦)に来たときに見かけた風景です。

たまたまといいながら、

手には、しっかりとカメラを持っていました。

 

白状します。

 

実は、

近くの袖ヶ浦球場へ、

高校野球の取材に行ってきました。

 

その帰りに見かけたのがこの風景です。

 

とにかく、

最初に目に入ったのが、

「超でかーい」大木でした。

 

イチョウの木です。

 

初めて見ました。

 

こんな大木(たいぼく)。

 

その大木(たいぼく)が、

グラウンドを見下ろしていました。

 

グラウンドでは子供たちが、

サッカーの練習をしていました。

 

大木と少年たち。

 

この二つを対比させたのが上の写真です。

 

何か象徴的だとは思いませんか。

 

大人と子供

 

親と子

 

神と人間

 

このイチョウの木は、

何年ものあいだ、

グラウンドを見てきたのでしょう。

 

しかも、四季を通して。

 

寒い冬も、暑い夏も。

 

そう考えると感慨深いものがあります。

 

大木(たいぼく)さん。

 

どうぞ、
いつまでも子供たちを、

見守ってあげてください。

 

お願いします。

 

(写真) 2011年12月4日 昭和小(袖ヶ浦)にて撮影


4.円陣、男同士が手をつなぐ

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2009年7月12日 袖ヶ浦球場にて

高校野球の一コマです。

 

夏の千葉大会にお邪魔しました。

 

外房の雄・長狭高校が試合開始に際し、

円陣を組んでいます。

 

同校の習慣でしょうか。

 

試合前の儀式なんでしょうか。

 

ベンチ入りした20名が、

手をつなぎ合っています。

 

この状態で1分は経過したでしょうか。

 

その間、何もしゃべりません。

 

ただ沈黙の時間が流れるだけです。

 

彼らは何を考えているのだろうか。

 

本番を迎えた、

この日までの道のりを

振り返っているのだろうか。

 

苦しかったこと。


楽しかったこと。


泣きそうになったこと。


自分がイヤになったこと。

 

人によっては、
野球を止めようと、

そんなことを思ったこともあっただろう。

 

ケガで練習ができなくて、

くさったこともっただろう。

 

今こういうふうに、

みんなと手を握っていると、

不思議と落ち着く。

 

過去の嫌なことを忘れて前向きになれる。

 

何だかワクワクしてきた。

 

今なら、何でもできる。

 

そんな自信さえわいてきた。

 

こうなったら、
もう先輩も後輩もない。

 

1年生も3年生も同じだ。

 

レギュラーも非レギュラーも関係ない。

 

自分にまかせられたことをやるだけだ。

 

そうしているうちに、

だんだんと手のひらが暖かくなってきた。

 

みんなの手のぬくもりが伝わってきたのだ。

 

これが「熱い血潮」というものなのか。

 

ならば、

存分に燃えてやろうぜ。

 

我ら黒潮軍団!

 

(写真) 2009年7月12日 袖ヶ浦球場にて撮影


5.こういうの好きです、控え選手の温かみが・・

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2007年7月16日 袖ヶ浦球場にて

これも友情というのでしょうか。

 

高校野球の一コマです。

 

チェンジのときです。

 

守備につく仲間を控えの選手が、

世話をしています。

 

水やタオル。


グローブも(後ろの選手)。

 

戦うナインに、

余計なエネルギーを消耗させない心遣いです。

 

助け合いですね。

 

思いやりですね。

 

こういうシーン大好きです。

 

たしかに、

試合には関係ないのでしょうが、

私は、

こういうところについ目がいってしまいます。

 

プロのカメラマンは、

こんなところは撮りません。


一銭にもならないからです。

 

しかし、私は撮ります。

 

だって、
こんなシーンこそが、

高校生らしいと思っているからです。

 

思いやりの気持ち。

 

この思いやりの気持ちがあってこそ、

高校野球です。

 

そして、
その思いやりの気持ちは相手に伝わります。

 

私にも。

 

柏日体

そう、あのシーンのチームです。

 

この試合、

その柏日体が勝ちました。

 

仲間の献身的な世話が通じたのでしょう。
(そう思いたい)

 

おめでとう、柏日体

 

(写真) 2007年7月16日 袖ヶ浦球場にて撮影


6.ずぶ濡れの三塁ベース、これじゃ野球できないね

f:id:kawa2496:20200319080542j:plain

2008年9月21日 袖ヶ浦球場にて

野球が中断しました。

 

激しい雨になったからです。

 

選手と審判団は走って待避しました。

グラウンドに取り残されたのは、
三個のベースだけ。

 

せめてビニールシートでもかけてあげればいいのに・・。

 

ところで、
こんなどしゃ降りと泥んこだらけのグラウンド。

 

こういうのを見ると、
なぜか私の心が躍り出すのです。

 

無性であそこへ飛び出していき、
走りたくなるのです。

 

そうなんです。

 

私の体の中には「ラグビーの血」が流れているのです。

もう分かりましたよね。

 

ラグビーは雨が降っても、雪が降っても、
試合は最後までやります。

 

やるといったら、必ずやります。

 

紳士のスポーツだからです。

というのはあまり関係がないようです。

 

とにかく、
約束を重んじるスポーツだからです。

 

と、話しているうちに、
ますます雨がひどくなりました。

 

結局、この試合はノーゲームとなりました。

 

グラウンド上のベースくんたち。

 

本日は最後までありがとうございました。

 

また明日もヨロシクね。


また来るよ。

 

(写真) 2008年9月21日 袖ヶ浦球場にて撮影

 

 

7.まとめ

f:id:kawa2496:20200227110931j:plain


どうでしたか。

 

 へたな写真と解説では、
面白くなかったでしょう。

 

ごめんなさいね。

 

7-1.普段の生活

私がいつも狙っているのは、

「普段の生活」です。


その「普段の生活」を、

写真というかたちに切り取っています

 

写真ですので、

 

動きもなければ、
音も声もありません。

 

その一瞬の中から、
生活感を出すのです。

 

簡単そうですよね。

 

でも、実際は難しいんですよ・・。

 

7-2.大事なのは写す人の感性

写真はカメラのシャッターを押せば、 

誰でも、なんでも写せます。

 

 露出も、ピントもすべて「自動(オート)」です。


いわゆる「バカチョン」です。

 

だから誰でも写せます。

 

あとは、
何を、どのように写すかです。

 

そこに、

写す人の「感性」が必要になってきます。

 

7-3.生活密着型

私の場合は、冒頭にもご紹介したように、
普段の生活が被写体になっています。

 

この「普段」「生活」がキーワードです。

 

ようするに、

「かたぐるしい話抜き」の世界です。

 

「泥臭い」

 

これが、私の目指すものです。

 

「ああ、今生きている」

 

と実感できる光景が好きなのです。

 

今回ご紹介した写真からも、

そのような「泥臭さ」感じられたら
嬉しい限りです。

 

最後までお読みいただき、

ありがとうございました。

 

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何気ない暮らしの中に人々の営みが、私流の写真撮影(その33)

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よく写真を撮りにいったものです。

 

2)被写体は何でも。

被写体ですか?

被写体は何でもありです。

 

風景から、そのへんに咲いている草花など・・。

 

とにかく何でも撮りまくりました。

 

3)フィルム時代が懐かしい。。

ただ、フィルムですので、

その場で確認できないのがつらかった。

 

お店で現像、焼き付けをしてもらっていましたので、

最低でも1週間ぐらいはかかっていました。

 

その間の長いこと。

 

しまいに、

シャッターを押したときの感動が、

薄くなっていきます。

 

ただ、

その待つ時間も悪くはありませんでした。

 

出来上がりを見たときに、

別の感動がわき上がってくるのです。

 

あるいは、


「なあんだ、
ちっともよくないじゃん」

 

となることもあります。

冷めた気持ちで被写体を見るからでしょうね。

 

4)デジイチは勝負が早い。

その点、デジイチは勝負が早い。

その場で確認ができるからです。

ただし、カメラのモニターは小さいので、


確認するといっても、

写っているかどうかぐらいです。

 

それでも、

家に帰ればPCモニターで確認できますので、
ピントの精度まで見ることができます。

 

おかげで、

デジイチになって
撮影枚数は飛躍的に増えました。

その膨大な写真のなかで、
私なりにピックアップさせていただきました。

しかも解説付きです。

 

5)小難しいのは大嫌い。

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というか、性(しょう)に合っていません。

 

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1.ブラスバンド、こんな難しい楽譜を吹いているんだ

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(写真) 2010年7月21日 袖ヶ浦球場にて

 

高校野球です。

 

応援スタンドにお邪魔しました。

 

ブラスバンドです。

 

しかも、
その楽譜まで撮らせていただきました。

 

過去に彼ら(彼女ら)の演奏は、

何回も聴いてきましたし、

あの華やか格好も、

何度も見てきましたが、

その楽屋裏(楽譜)を見るのは初めてです。

 

なるほど・・。

 

こうなってるのか。

 

この楽譜を見ていると、

ここまでの練習の軌跡が見えて来ます。

 

放課後、

夜遅くまで練習してきたのでしょう。

 

休日も返上で練習をしてきたのでしょう。

 

それもこれも、

この本番のためです。

 

しかし、
練習の時の「室内」とわけが違います。

 

気温37℃

 

猛暑日です。

 

この猛暑の中で約2時間。

 

楽器を吹き続けます。

 

グラウンドの選手たちに、

頑張ってもらうために。


グラウンドの選手たちに力を届けるために。

 

私たちも精一杯やります。

 

暑さがなんだ。

 

みんな頑張っているんだ。

 

(写真) 2010年7月21日 袖ヶ浦球場にて撮影


2.プレーボールのサイレンが、夏の高校野球勝戦

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2008年7月26日 千葉マリンスタジアムにて

 

夏の千葉大会です。

 

接戦を勝ち抜いたチーム同士の頂上対決です。

 

天気も上々。

 

両校の応援団も駆けつけてくれました。

 

舞台は整いました。

 

こんな広い球場で試合ができるなんて。

 

しかも、
ブラバンもチアもクラスメートも、
みんな、みんな来てくれました。

 

ここで盛り上がらなくて、
いつ盛り上がるんだ。

 

確かに暑い。

 

ここマリン球場は人工芝なので、

地表温度は40℃を超える。

 

上と下からの挟み撃ちである。

 

しかも、風がない。

 

まさに「蒸し風呂」である。

 

熱いのは体だけではない。

 

心までが燃えている。

 

スタンドの応援者も同じ心境だ。

 

さあ、

これから鮮烈なドラマが始まる。

 

そのドラマの最後は、

どうなっているのだろう。

 

できれば、勝って、笑っていたい。

 

でも、負けたらどうしよう。

 

少し弱気になってしまう。

 

そんな強気と弱気が同居する中で、

プレーボールのサイレンが鳴り響く。

 

(写真) 2008年7月26日 千葉マリンスタジアムにて撮影


3.夏近し、グラウンドではブラバンも練習

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2009年5月25日 大分西高校にて

 

大分西高校にお邪魔しました。

 

平日でしたので、
放課後の部活を見させていただきました。

 

お目当ては野球部でしたが、

グラウンドでは、

ブラバンブラスバンド)が陣取っていました。

 

グラウンドは、

体育部が使う場所と思っていたのですが、

なんと、

そのソフトボール部や野球部を押しのけて、

ブラバンが練習していたのです。

 

多分この学校は、

ブラバンに力を入れているのでしょう。

 

というか、

体育部の大会にはブラバンは欠かせません。

 

ブラバンの応援には、

いつも助けられています。

 

だから、
ブラバンのためだったら、
すべてを譲るのでしょう。

 

ちなみに、
グラウンドで練習しているのは、
「マーチングバンド」でしょう。

 

普通のブラバンは、
座って(止まって)演奏しますが、

「マーチングバンド」は立って演奏します。

 

しかも、行進もしますので、

音楽を聴かせるだけでなく、

音楽を見せる(魅せる)のです。

 

この「マーチングバンド」のなかで、

もっとも格好いいのが「ドラム」です。

 

ちなみに、私はトロンボーンでした。
(関係ないか)

 

おっと、

ブラバンに見とれて、

野球の取材を忘れていました。

練習、がんばってね。

 

夏の高校野球の応援もよろしくね。

 

(写真) 2009年5月25日 大分西高校にて撮影


4.気合い一発、さあ行こう!

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2013年7月26日 袖ヶ浦球場にて

 

夏の千葉大会です。

 

守備につく前に、

ピッチャーマウンドに内野手が集まりました。

 

「さあ、いくぞーっ」

 

このかけ声で、

一気に興奮が高まります。

 

チームの結束が高まります。

 

そこで頭を見てください。

 

みんな「丸坊主」です。

 

聞くところによると、
大会前にみんなで頭を刈ったらしい。

 

これも一つの「儀式」でしょうか。

 

何かを変えて、気分を新たにする。

 

入学式、入社式でもそうですよね。

 

新調した洋服を身につけると、

気が引き締まる。

 

それと同じです。

 

これで頭がスッキリしました。

 

頭がスッキリすると、

気が引き締まります。

 

この調子で締めていこう。

 

とにかく、
普段の自分たちの試合をしよう。

 

全力だ!


完全燃焼だ!

 

ちなみに、この試合、
9対1でコールド勝ちしました。

 

相手校には悪いのですが、
気合いで袖ヶ浦高校のほうが優っていました。

 

両校ともお疲れさま。

 

(写真) 2013年7月26日 袖ヶ浦球場にて撮影


5.スカッとする写真、こういうのも高校野球らしいな

 

高校野球の醍醐味を一つ。

 

2対2の同点で迎えた8回の表です。

 

志学館の攻撃です。

 

ランナーを1塁において、

バッターがライトスタンドへ、

2点ホームランを放ちました。

 

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2004年9月25日 袖ヶ浦球場にて

 

逆転2点ホームランです。

 

しかも打ったのは1年生です。

 

2アウトからの一振りで逆転。

 

これで喜ばないはずがありません。

 

押しかけた志学館のお母さんたちは、

やんややんやの大騒ぎです。

 

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2004年9月25日 袖ヶ浦球場にて

 

次の回、守備についた逆転の立役者が、

応援スタンドを見て笑っています。

 

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2004年9月25日 袖ヶ浦球場にて

 

こういうシーンはなかなかありません。

 

勝ったチームはスカッとしたでしょう。

 

おめでとう。

 

負けたチームには悪いことをしました。


市立稲毛さん、お疲れさん。

 

(写真) 2004年9月25日 袖ヶ浦球場にて撮影


6.敗者、黙って見つめる先は?

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20011年7月17日 袖ヶ浦球場にて

 

夏の千葉大会を取材させていただきました。

 

この取材で一番つらいのは、
敗戦チームと向き合うことです。

 

試合前は、あんなに笑ったり、

しゃべったりしていたのが、

今は別人のようです。

 

もう何も出ません。

 

出るのは汗だけです。

 

フェンスにもたれているのは、
負けたチームのエースでしょうか。

 

負けたのは、

君のせいではありません。

 

エースのせいで負けたのではないのに、

なぜか自分のせいだと思ってしまう。

 

なにがいけなかったのだろうか?

 

あんなに練習をしたのに。

 

あんなに苦しい思いをしたのに。

 

まだ足りないものがあったというのか?

 

それはなんなのか?

 

これ以上やるべきことがあったというのか?

 

でも、負けたのは事実だ。

 

みんなに悪いことをしてしまった。

 

自分のふがいなさがイヤになってしまう。

 

結局、彼は涙は見せなかった。

 

少なくとも他人に涙は見せなかった。

 

悔しさをぐっとこらえていた。

 

涙をじっと噛みしめていた。

 

自分が自分に納得するまで・・。

 

しかし、

そんな納得、できるわけがない。

 

それが承知で野球をしてきたのだ。

 

そうだろう。

 

(写真) 20011年7月17日 袖ヶ浦球場にて撮影

 

7.まとめ

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どうでしたか。

 

 へたな写真と解説では、

面白くなかったでしょう。

 

ごめんなさいね。

 

7-1.普段の生活

私がいつも狙っているのは、

「普段の生活」です。


その「普段の生活」を、

写真というかたちに切り取っています

 

写真ですので、

 

動きもなければ、
音も声もありません。

 

その一瞬の中から、
生活感を出すのです。

 

簡単そうですよね。

 

でも、実際は難しいんですよ・・。

 

7-2.大事なのは写す人の感性

写真はカメラのシャッターを押せば、 

誰でも、なんでも写せます。

 

 露出も、ピントもすべて「自動(オート)」です。


いわゆる「バカチョン」です。

 

だから誰でも写せます。

 

あとは、何を、どのように写すかです。

 

そこに、

写す人の「感性」が必要になってきます。

 

7-3.生活密着型

私の場合は、冒頭にもご紹介したように、
普段の生活が被写体になっています。

 

この「普段」「生活」がキーワードです。

 

ようするに、

「かたぐるしい話抜き」の世界です。

 

「泥臭い」

 

これが、私の目指すものです。

 

「ああ、今生きている」

 

と実感できる光景が好きなのです。

 

今回ご紹介した写真からも、

そのような「泥臭さ」感じられたら
嬉しい限りです。

 

最後までお読みいただき、

ありがとうございました。

 

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高校球児の素顔を追う、私の見た高校野球(その40)

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こんにちは。

拙作ブログをご覧いただきありがとうございます。

 

今回は、

「私の見た高校野球(その40)」です。

 

今後もこのシリーズを続けるつもりです。

 

私がやってきた野球取材の総括です。

 

取材期間 :
 2000年~2014年(15年間)

 

その間に撮りためた写真が、
100万枚を超えました。

 

その写真1枚1枚は、

高校球児たちの歴史と同時に、

私の歴史でもあります。

 

写真ですので、

その瞬間、

高校球児たちと同じ場所に、

いなければなりません。

 

その時間と空間の中から、

私の感性で切り取ったのが、

この写真集です。

 

だから、

その写真の中には、

私の気持ちが入っています。

 

それは「こだわり」と、

いったほうがよいかもしれません。

 

その「こだわり」を集大成したものが、

今回のシリーズ「私の見た高校野球」です。

 

なお、素材は下記HPからの抜粋となります。

 

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1.応援席にひとこと「みんな、ありがとう」

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2009年5月26日 市原臨海球場にて

春の県大会(千葉県)です。


市原臨海球場です。


袖ヶ浦高校です。

 

県大会ともなると、

地方予選を勝ち抜いてきた強豪校ばかりです。

 

夏のシードも兼ねています。

 

みんな、生き生きしています。


冬の練習の成果を発揮して、
夏につなげる大事な大会です。

 

そして、
元気なのは、

グラウンドだけではありません。

 

スタンドも熱気に包まれています。


嬉しさもグラウンドと「共有」です。

 

とくに、
袖ヶ浦高校は父母会も熱心なチームです。


みんなが一つにまとまっています。

 

だから、

本番には練習以上の力が出るのです。


その「ミラクル」がたまりません。

 

この試合も勝ちました。

 

「ミラクル」チーム健在です。

 

写真は、

選手が応援席に挨拶しているシーンです。

 

それにしても素晴らしい笑顔です。

 

うれしさが満ちあふれています。

 

(写真) 2009年5月26日 市原臨海球場にて撮影


2.今は我慢、本当は出たかったのに

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2012年4月15日 袖ヶ浦球場にて

春の千葉県大会です。


袖ヶ浦球場です。

 

写真は、

袖ヶ浦高校の三塁コーチャーをとらえました。


腕の包帯が気なったからです。

 

背中を見ると「6番」とあります。


本来なら、

レギュラーのショートということでしょうか。

 

大会直前に負傷したため、

「6番」をつけてのプレーはできませんでした。

その背番号・6番が痛々しく、

泣いています。

 

痛いのはチームだけでなく、

本人にとっても同じことです。

 

本当は自分もプレーしたかったのに・・。

 

その気持ち、よく分かります。


でも今は我慢するしかありません。

 

夏に向けて今は完治することが先決です。


つらいでしょうが今は我慢です。


ただ待つことです。

 

ひたすら待つことです。

 

(写真) 2012年4月15日 袖ヶ浦球場にて撮影


3.縁の下の力持ち、野球を支えることだって大事な仕事

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2009年9月27日 君津高校にて

津高校にお邪魔しました。


今日は練習試合のようです。

 

朝早くから試合の準備に余念がありません。


ホームグラウンドである君津高校の選手たちが
グラウンドの準備をしていました。

 

そんななかで目にとまったのが上の写真です。

 

誰から指示されることもなく、
みずから率先して「とんぼ」を運んでいました。

 

私は、こういう姿には敏感です。


すぐに目にとまるのです。

 

一目見ただけで、
その選手の人柄や普段の生活までが見通せます。

 

人がやりたがらないことを率先してやる。

 

いわゆる「縁の下の力持ち」ってやつです。

 

どこのチームにも一人や二人はいるでしょう。


目立ちませんが、大事な役割です。

 

誰も見ていなくても、

自分の役割を果たす。

 

その気持ちが嬉しい。

 

見返りを期待しない。

 

その気持ちや行動は、きっと実を結びます。

 

誰が見ていなくても、
一番身近に見ている人がいる。

 

そうです。


それは、あなた自身です。

 

私は、そんな人を応援しています。


私は、そんな人を撮り続けています。

 

良いことは、
誰が見ていなくてもやるんだよね。

 

(写真) 2009年9月27日 君津高校にて撮影


4.シートノックの仕上げはコレだっ!

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2011年5月18日 新大分球場にて

大分西高校の練習風景を取材させてもらいました。


場所は「新大分球場」です。

 

毎年、
この球場で夏の地方予選が行われます。

 

きれいな球場です。


グラウンドもよく整備されています。

 

それもそのはず、
この球場は「県営」です。

昔は、
ここに「大分空港」がありました。
(今は国東(くにさき)半島に移設)

 

この旧空港には(新空港も)、
私はよく通ったものです。

 

ごめんなさい。
写真に戻りましょう。

 

大分西高校が、
この球場を借り切っての練習です。
(夏に備えての特別練習です)

 

シートノックが中心のようです。

 

そのシートノックの最後(仕上げ)は、

キャッチャーフライです。

 

この「キャッチャーフライ」、
捕るのも難しいのですが、
ノックするほうも大変なようです。

 

へたをすると、
打球が明後日の方向に飛んで行きます。

 

やっと、打球が真上にあがりました。

 

さあ、

キャッチャーはこの打球が捕れるでしょうか。

 

みんなの目が釘付けです。

 

なかには笑っている人もいます。(笑)

 

和気あいあいのうちに、
シートノックは終了です。

 

お疲れさまでした。

 

(写真) 2011年5月18日 新大分球場にて撮影


5.グラウンド整備を監督が手伝う

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2012年5月27日 志学館にて

志学館です。


試合前のグラウンド整備です。

 

時間がないときには、

「専用車」でグラウンド整備をします。


「車」ですので生徒たちは出来ません。

 

ここは運転免許を持っている「大人」の出番です。

 

志学館では、

この「専用車」の運転を監督さんみずからが行います。


川俣監督さんです。

 

ただ車の運転といっても、
普通の道路を走るようにはいきません。

 

グラウンドをムラなく走るには、
それなりのテクニックが必要です。

 

しかも、

最短時間で行わなければなりません。

 

基本的には、
外野から内野のへ行うようです。


広ところから狭いところへの要領ですね。

 

私は、このグラウンド整備を見るのが好きです。


まるで「職人さん」を見ているような気がするからす。


段々グラウンドがきれいになっていくのは、

見ていても気持ちがよいものです。

 

野球は野球だけの技術ではないのですね。


ここにも立派な技術がありました。

 

監督さんの温かい気持ちも。

 

監督さん、ありがとうございます。

 

(写真) 2012年5月27日 志学館にて撮影


6.シートノックをマネージャーさんが手伝う

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2014年5月5日 君津高校にて

津高校に来ました。


今日は京葉高校を迎えての練習試合です。

 

京葉高校のシートノックが始まりました。


ノッカーにボールを渡すのはマネージャーさんのようです。

 

頭にはしっかりとヘルメットをかぶっています。

 

このボールの供給。

 

簡単そうで難しいようです。
ノッカーとの息が合わないといけません。

 

流れというかリズムがあります。

 

限られた時間のなかで、
効率良くノックしなければなりません。

 

その流れのなかで、

ノッカーにテンポ良くボールを渡すのです。

①マネージャーさんがボールをノッカーへ。


②そのボールをノッカーがノックする。


③ノックされたボールを野手が捕って返す。

 

この3つがうまく回って一つのノックが完成するす。

 

だから、

マネージャーさんの役割は大事なのです。

マネージャーさんの必死な表情をご覧ください。


本当にお疲れさまです。

 

(写真) 2014年5月5日 君津高校にて撮影

 

7.まとめ

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どうでしたか。

 

今回も厳粛な思いを込めて、

私の見た高校野球(その40)

をお届けしました。

 

どの写真も思い出深いものです。

 

写真ですので、
その瞬間に私(カメラマン)が
そこにいたことになります。

 

つまり、
球児達と時間と場所を共有したのです。

 

しかも、
その瞬間は永遠に止まったきりです。

 

色あせることもありません。

 

その瞬間が永遠に存在するのです。

 

そう考えると、
そこに居合わせたことに感謝しなければ。

 

そう思いつつ、本稿を閉じます。

 

最後までお読みいただき、

ありがとうございました。

 

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